『情報最先端の事象を紹介しつつ日本人の知らない日本と日本人を論じる。日本が世界に広めたハイブリッド車のように、異なる要素を組み合わせて新しいスタイルを創ろう、それこそが日本人の得意分野で、世界から「クールでヤバい」と評価されるはずじゃないか?』
筆者はこの本について日本人のライフスタイルと感性を広げる提言書だ、と書いている。テレビやインターネットの問題点と進む道。それを活用する国家戦略。日本の産業が国際競争力を持つにはどうすべきか書かれているが、ちょっと自分の生活には関係ないような気がして、それほど興味を持てなかった。
一方で、「情報ダイエット」と「ハイブリッド」という言葉には惹かれる。 人間の能力は大して上がっていないのに情報は洪水のように押し寄せる。そこでテレビ、携帯、パソコン(インターネット)のひとつでもやめてみる「情報ダイエット」。現実問題として仕事の関係でどれもやめることは出来ないのだが、テレビを見る時間を減らすことにした。増えた時間は読書と睡眠に当てることにする。
「ハイブリッド」とは何種類かの活動を組み合わせたライフ・スタイル。アマチュア・レーサー(レースはやってないけど)とサイト管理人(このサイトですが)と(しがない)サラリーマン。今の私はこんなところですが、これに農業などを加えられたらいいと密かに思っています。
「情報ダイエット」と「ハイブリッド」。簡単ではないですが、力を入れずに挑戦してみます。
(集英社新書、660円+税)
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