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2006年8月8日(火)
下級武士の食日記(青木直己)

『時は幕末、万延元(1860)年。紀州和歌山藩の勤番侍・酒井伴四郎が、江戸での単身赴任中に書き記した詳細な日記帳を元に、江戸グルメを紙上再現! 安価ないわしや豆腐で節約しつつも、宴会ではかつお相手に腕をふるい、中秋の名月には月見団子を手作りする。時に大路権現の料亭に贅沢し、浅草で寿司、麹町で牡丹餅に舌鼓』

和歌山から単身赴任した下級武士「酒井さん」が大都会・江戸を楽しんでいる様子がよく分かる。「酒井さん」は食べることが好きなのですね。名所見学に訪れた所で名物料理に舌鼓を打っています。自炊にもこだわりが感じられます。

江戸時代は現在と比べても豊かだったのでは? もちろん東京には世界中の旨いものが集まるのでしょうが、それを楽しめるのは一握りの人間だけ。対して江戸の人々は豊かな江戸前の新鮮な魚介類や近隣から運ばれてくる無農薬(たぶん)野菜を安価で味わうことができた。江戸は高度なリサイクル社会だったらしいし、ゆっくりとした暮らしががうらやましい。

それにしても「酒井さん」はよくお酒を呑んでます。しかも昼間から。江戸時代の酒の味はどうだったのでしょうか。きっとおいしいのでしょうね。(生活人新書、700円+税)