しかし、保護者や支援員、市の担当者から・・・「保育の質の向上や処遇改善について課題が多い。」という声もあり。
そこで、日田市にもクラブの困りを相談したり情報交換したりする場を
2017年11月、地域の方のご協力を頂いて、「親子ミニ四駆教室」を開催。 子どもと遊びながら保護者がつながる場として設定したが、人数に限りがあることや、保護者同士のつながりにまで発展しにくいことが課題に。そこで、市にお願いして連絡協議会に参加させて頂き、地域学習会や研究集会への参加・アンケート依頼・請願書の提出などについて呼びかけを始めました。
呼びかけを始めた当初は理解を得られませんでしたが、
保護者を対象にした学習会を開催。
@(「雇用と労働(講師:社会保険労務士)」、A「人材確保」「運営と人件費」と、課題別にテーマを設定し開催することで、保護者(父母会役員が主)が自主的に参加してくれるようになってきました。また、大分県放課後児童クラブ連絡協議会(以下県連協)主催のブロック別研修会や定期総会、研究集会等に、市の担当者が参加することで、他の地域とつながることや放課後児童クラブについて学ぶことについて理解を得られるようになりました。そのことが、市が主催する支援員研修の一つとして県連協が主催する学習会が位置付けられたり、研修講師の紹介を県連協に依頼されたりするようになりました。
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言下において、放課後児童クラブの開所が求められたことをうけ、2020年6月、日田市在住の県議会議員とお話しできる機会を得られました。そのことがきっかけとなり、現役の支援員・保護者、市議会議員等が集い、クラブが抱える様々な問題について意見が出しあうことでつながる意味が伝わり、「日田市放課後児童クラブ運営研究会」を発足することができました。
主に市内の3クラブの支援員・保護者、県連協会長、県議・市議が参加し、これまでに11回開催しています。そして、研究会で出た話題から学習会のテーマを設定し、「予算計画の立て方」(講師:年金事務所職員)について学習会(2021年1月)を行うと、人件費に関する学びを得て、実際に社会保険の体制を整えたクラブが出るなど、嬉しい成果が出てきています。また、議題に上がったことを市に伝え、回答を頂くなど連携がとれるようになってきました。ただ市の連絡協議会会長や、他のクラブからの参加が叶っておらず、運営研究会で出た意見が宙に浮くという課題があるので、研究会の立ち位置や、市・連絡協議会との連携の取り方について模索しているところです。
「日田市放課後児童クラブ運営研究会」の規約については、以下のファイルをご覧ください(^-^)