オートポリス500ラップへの道

    S15シルビアによるオートポリス走行記
Copyright (C) 500Lap All Rights Reserved.
S15シルビア     
サーキット日記     
本             
麺             
酒            
旅            
その他         
掲示板          
リンク          
このHPについて    

寄り道

<<前のページ | 次のページ>>
2005年6月8日(水)
歴代首相の経済政策全データ(草野厚)

『本書の目的は、歴代の内閣が計画し実施してきた経済政策確認し、その成果はいかなるものであったかを検証しようという、些(いささ)か大胆な試みである。歴代内閣が、どのような経済的課題に直面し、その解決、改善のために、どのようなことを試みようとしたかを整理することは、意味があるかもしれない』

戦後60年の間に、27人の首相が誕生している。この本では、「戦後処理」「国際社会への復帰」「高度経済成長」「経済大国・行財政改革」「乱連立」の5つの時代に分けて、時代背景と共に各政権の政策を記している。

単純に考えれば、1人当たり約2年程度政権を担当したことになる(もちろん、長期政権もあれば、短命内閣も存在する)。これでは政策を立案、実行しても、その効果が現れるのは、次、またはその次の内閣ということになる。

政策の連続性を保証するのは、“黒子”である官僚だ。特に戦後の混乱期を乗り切り、日本を復興させた政府の優秀さは評価していい。その官僚組織が時代の変化にうまく対応できなくなった今、政治家の力が要求されるが、日本の復興・発展を担った政治家たちと比べて、“質”は上がっているのだろうか。
(角川Oneテーマ21、税別・781円)