天気のいい朝。再び京都入り。大徳寺に向かう。
まず大仙院。お坊さんが寺について解説してくれる。5代前の住職が宮本武蔵に剣の指南をしたこと。千利休が豊臣秀吉にお茶をたてた部屋。庭は枯山水、川から大海に流れる水を表現している。廊下は防犯目的のウグイス張り。誰かが近づいたことを音で知らせる、昔の「セコム」だそうです。アントニオ猪木が言っていた「この道を行かば…」は一休さんの言葉らしい。
住職は昔テレビに出ていたという。関西では有名なのでしょうか。パンフレットにサインしてくれたが、私の名前を書きながら、「世界の人があなたの指示に従う」と言っていた。本当か???
大徳寺をちょっと出て今宮神社に参った後、参道にある「あぶりもち」の店に。ここは参道を挟んで「本家」かざりやと「元祖」一文字のライバル店が向かい合っている。今回はかざりやへ。甘いタレがかかっていておいしかった。
大徳寺に戻って「高桐院」。細川忠興の創建。利休が住んでいた家を移築した部屋もあって渋い。細川ガラシャのお墓も。
「瑞峯院」。大分の戦国大名、大友宗麟が造った枯山水の庭。石を並べることで十字架を表している。キリシタン大名、宗麟らしいですね。
大徳寺で一般に公開されているのは4つの寺だけ。あとは“参拝お断り”。今回ひとつだけ行かなかったが楽しみはとっておきます。歴史上の人物を近くに感じられるし。
京都市内を見渡せるポイントと本に書かれていた船岡山へ。信長を祀っている場所。大徳寺から歩いてすぐ。低い山だし木が茂っていることもあって京都の街を一望とまではいかなかった。でもかなり遠くまで見える。大阪も見えているのかも。
花街の上七軒、北野天満宮、釘抜地蔵、西陣をブラブラ歩く。この辺りは京都らしい街並みが続く。それまでもっていた天気が崩れ、雨が降ってきた。濡れた西陣の街もいいですね。
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