『レンゲの花を思わせるさわやかな香りと甘み、そして苦みの三味のバランスが良く調和し、舌触り、のどごしもなめらかです。又、酸味が旨味に変わりながらコクを感じさせ、余韻が楽しめます。肉料理、油料理にも良く合います。』
佐賀県小城市小城町の天山酒造株式会社の「純天山」。
会社の同僚の家に遊びに行った時に土産にもらいました。奥さんの実家がある佐賀の酒。「純天山」の名前通り、スキー場などがある天山の近くで造られている。ラベルには「名水と蛍の里に銘酒あり」と書かれている。佐賀は米どころだし、蛍は水のきれいな所に住むので、酒造りに向いた場所なのでしょう。
その日は2人で、純天山ともうひとつの酒合わせて1升以上呑んでしまったが、結構旨い酒だと思った。もらった1本を家でゆっくり呑む。グイグイ呑んだ時には分からなかった味わいに気付く。甘みや口当たりの良さに加えて乳酸を感じる。優しいが、平坦な味の酒ではない。
さて、最近このサイトの更新をかなりさぼっていました。この酒をもらったのも、もう半年以上前。残していた酒を今呑んでいます。乳酸はもう感じない。十分に“熟成”しています(笑)。さらに、酒蔵の薦め通り燗をつけると、香りを楽しめるし、雑味が消えてシャープになる。私は常温でちびちび呑むのが好きですが、これはこれでいいですね。
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