トップ > 3月の最新ニュース
1月分へ 2月分へ
最新ニュース

2021/03/31(水)
☆3台体制で(BSB)
○イギリスで行われているブリティッシュ・スーパーバイク(BSB)にフル参戦しているHonda Rcingから発表があり,昨シーズンはSBKにフル参戦していたJRRにおける元JSB1000クラスチャンピオンである高橋巧を新たに起用することになりました。BSBにおけるホンダは,既に水野涼とG.アーウィンを起用することを発表していましたが,今回の高橋起用により今季は3台体制で臨むことになります。3台体制とはいえ,高橋と他の2人とは状況が違っていて,当初発表されていた2人は,次世代のトップライダー育成を目的とした『Honda Superbike Challenge Program』の一環としての参戦ですが,今回発表された高橋については,HRC契約ライダーとしての参戦となります。つまり,BSBルーキーながら,高橋が同選手権のエースライダーとなるわけです。昨シーズンの高橋は,日本国内でのレースをようやく卒業し,ついにSBKにフル参戦して世界に進出しました。しかし,駆ったマシンが投入間もないCBR1000RR-Rということもありましたが,所属したMIEレーシング・ホンダ・チームのチーム力不足によるところが影響していたことも間違いなく,最高順位が14位,獲得ポイントが6,ランク22位というこれまでの高橋の実績を考えると惨敗ともいえる結果に終わってしまっていました。初めて走るサーキットばかりですが,ぜひ昨年の鬱憤を晴らす走りを展開していってもらいたいものです。なお,今回の発表と合わせてSBKについても発表があり,昨年高橋が所属したMIEレーシング・ホンダ・チームは今季もSBKにフル参戦することになっていて,今季はL.メルカドを起用することになりました。先日発表されたSBKにおけるエントリーリストでは,同チームは2台体制となっていました。今回発表されたのは1名だけでしたが,果たしてこのままいくのか,もう一人採用するのかについては分かりません。
2021/03/30(火)
☆復活(WRC)
○当初第10戦としてラリー・チリが予定されていましたが,コロナ禍の渡航制限等の影響から開催が中止となっていました。そのような中,この点に関して発表があり,ラリー・チリの代替として,以前ギリシャを舞台に開催されていたアクロポリス・ラリーが復活することになりました。開催日は9月9日(木)〜12日(日)となっています。岩だらけの曲がりくねった山の中を走るコースレイアウトに加え,暑さと砂埃に見舞われる過酷なラリーの1つとして人気のあった同ラリーですが,2013年にカレンダーから外れてしまっていました。この度WRCのプロモーターとギリシャ政府との間で複数年契約が成立し,チリのキャンセルもあって今季からの復活となったようです。今回の発表により,最終戦ラリー・ジャパンを含めて全12戦で今シーズンは戦われることになります。
2021/03/29(月)
☆4年ぶり(MotoGP)
○開幕戦カタールGPの決勝レースが,前日に続いてやや強い風が吹くロサイル・インターナショナル・サーキットで行われました。
MotoGPクラスは,レース序盤ドゥカティ勢がトップ3を独占する状態で始まりました。レースが進むに連れてポジションを上げていったのが,今季ヤマハのエースライダー的立場にあるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPM.ビニャーレスでした。残り11周となったところでトップに立つと,徐々に後続との差を広げて行き,最終的に2位に1秒以上の差をつけてトップチェッカーを受けました。ビニャーレスが開幕戦を制するのは4年ぶりとなります。2位争いは,昨年のチャンピオンであるチーム・スズキ・エクスターのJ.ミルとプラマック・レーシングのJ.ザルコ,そしてドゥカティ・レノボ・チームのF.バグナイアの3台によるバトルとなりました。ファイナルラップでミルが集団の先頭に立ったものの,最終コーナーでラインを外してしまって2位の座を譲ることになり,2,3位にはそれぞれザルコ,バグナイアが入っています。今季から最新型を駆っているLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,17位走行中の9周目に転倒を喫してリタイアに終わっています。ヤマハとドゥカティ,スズキに対して,ホンダとKTMはレースウィークを通じて奮わず,ホンダはレプソル・ホンダ・チームのP.エスパルガロの8位が,KTMはレッドブルKTMファクトリーレーシングのM.オリベイラの13位が最高位でした。
Moto2クラスは,ポールからスタートしたエルフ・マークVDSレーシング・チームのS.ロウズが,レースウィークを通して速さを見せ,最終的に2位に入ったレッドブルKTMアジョのR.ガードナーに2秒以上の大差をつける独走で見事開幕戦をポールトゥーフィニッシュで制しています。フェデラル・オイル・グレシーニMoto2のF.ディ.ジャンアントニオが,ファイナルラップでスカイ・レーシング・チームVR46のM.ベツェッキを逆転して3位表彰台を獲得しています。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,ポイント圏外ではあるものの,このクラス最初のレースで17位完走を果たしています。
Moto3クラスは,いつものようにこのクラスらしく最後まで複数台によるトップ争いが展開されていき,レッドブルKTMアジョのJ.マシアがトップで,そのチームメイトのP.アコスタがわずか1000分の42秒遅れで2位に入りました。3位には,ポールからスタートしたペトロナス・スプリンタ・レーシングのD.ビンダーがトップからこちらもわずか1000分の94秒遅れで入っています。最後尾からのスタートSIC58スクアドラ・コルセの鈴木竜生でしたが,どんどんポジションアップを果たしていき,トップ争いの集団には入れませんでしたが,最終的に8位でチェッカーを受け,見事トップ10フィニッシュを果たしています。今大会で速さを見せていたCIPグリーン・パワーの鳥羽海渡は,その鈴木竜生に次ぐ9位でチェッカーを受けています。他のフル参戦日本人ライダー勢ですが,カーエキスパート・プルエステルGPの山中琉聖が14位でチェッカーを受けてポイントを獲得しています。ホンダ・チーム・アジアの國井勇輝は,16位でチェッカーを受けて惜しくもポイント獲得なりませんでした。レッドブルKTMテック3の佐々木歩夢は,一時トップに立つ活躍を見せていましたが,ファイナルラップの2コーナーで転倒してリタイアに終わっています。

☆初レース初ポイント(F1)
○開幕戦バーレーンGPの決勝レースが,ナイトレースとしてバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われました。ポールからスタートしたのがレッドブル・ホンダのM.フェルスタッペンでした。そのフェルスタッペンは,マシンの不調を訴える中でのスタートを切ったものの,レース途中までトップを守る走りを展開していきました。しかし,メルセデスAMGのL.ハミルトンが早めにピットに入ってアンダーカットを狙ったのに対し,レッドブルはステイアウトを実行。この作戦の違いがトップ交代劇を演じてしまいました。2位に落ちたフェルスタッペンは,ハミルトンとの差を縮めてテールトゥーノーズに持ち込みましたが,最後の最後までハミルトンをオーバーテイクできず,そのままの順位でチェッカーとなりました。レースウィークを通じて速さを見せていたフェルスタッペンだけに,何とも悔やまれるレースとなりました。3位には,メルセデスAMGのV.ボッタスが入り,チャンピオンチームの力強さを見せています。7年ぶりのフル参戦日本人F1ドライバーであるアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は,その最初のレースは13番グリッドからスタートしました。前日に行われたQ1を2位で通過するという活躍を見せた彼は,初レースとは思えないレースを展開していき,38周目にトップ10圏内に入り,さらにファイナルラップで見事1台オーバーテイクしてポジションをアップし,初レースで9位入賞を果たして初ポイントを獲得しています。日本人ドライバーが初レースでポイントを獲得するのは,今回の角田が史上初となります。他のホンダ製パワーユニット勢ですが,レッドブル・ホンダのS.ペレスは,コースインするフォーメーションラップでマシンがストップするというアクシデントに見舞われました。何とかピットまで戻ってピットレーンスタートといきなりハンデを負ってしまいましたが,ポジションをアップしていって何と5位でチェッカーを受けています。アルファタウリ・ホンダのP.ガスリーは,レース途中で接触したためマシンを修復してリスタートし,残念ながら17位でノーポイントに終わっています。
2021/03/28(日)
☆いきなり(MotoGP)
○開幕戦カタールGPの予選が,ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われました。
MotoGPクラスは,今シーズンからドゥカティワークスであるドゥカティ・レノボ・チームに昇格しているF.バグナイアが,これまでM.マルケスが持っていたレコードタイムをコンマ6秒以上更新する速さを見せ,ワークスライダーとしていきなり自身初となるポールを獲得しました。バグナイアから遅れはとったものの,ヤマハワークス勢が好調な走りを見せ,今シーズンからV.ロッシと入れ替わる形でヤマハワークスのモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPに所属してワークスライダーに昇格しているF.クアルタラロが2番手タイムをマークしています。さらに,クアルタラロのチームメイトであるM.ビニャーレスが3番手タイムをマークし,フロントローを2台のヤマハワークスが占める結果となりました。クアルタラロと入れ替わる形となったペトロナス・ヤマハSRTのロッシが4番グリッドを獲得し,まだまだ十分戦える印象を持たせています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,今シーズンから自身初となる最新型RC213Vを駆っていて,その最初の予選でQ3に進出し,ホンダ勢最高位の11番グリッドを獲得しています。
Moto2クラスは,初日総合トップタイムをマークしていたエルフ・マークVDSレーシング・チームのS.ロウズが,予選でもその速さを見せ,昨年の第12戦テルエルGP以来となるポールを獲得しました。レッドブルKTMアジョのR.フェルナンデスが2番グリッドを,3番グリッドをプルタミナ・マンデリカSAGチームのB.ベンスナイダーが3番グリッドを獲得しました。ベンスナイダーにとっては,予選における自身最高位となります。このクラス唯一のフル参戦日本人ライダーであるイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,Q1突破ならず,19番グリッド獲得で予選を終えています。
Moto3クラスは,これまでのレコードを更新する速さを見せ,ペトロナス・スプリンタ・レーシングのD.ビンダーが昨年第14戦バレンシアGP以来となるポールを獲得しました。昨シーズンのMVアグスタに替わって今シーズンからガス・ガスのマシン名で参戦しているアスパー・チームですが,そこからフル参戦しているI.グエバラが2番手タイムをマークしています。3番グリッドは,ビンダーのチームメイトであるJ.マクフィーが獲得しています。フル参戦日本人ライダー勢は,前日に総合トップタイムをマークしていたCIPグリーン・パワーの鳥羽海渡の6番グリッドが最高位でした。レッドブルKTMテック3の佐々木歩夢が15番グリッドを獲得し,鳥羽と佐々木の2人がQ2進出でした。Q1で敗退となったホンダ・チーム・アジアの國井勇輝が20番手,カーエキスパート・プルエステルGPの山中琉聖が21番手でした。SIC58スクアドラ・コルセの鈴木竜生は,Q1でノータイムとなったため,今日行われる決勝は最後尾からのスタートとなりました。

☆30年ぶり(F1)
○開幕戦バーレーンGPの予選がバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われました。前日総合トップのレッドブル・ホンダのM.フェルスタッペンは,予選でもその速さは衰えず,最速タイムを刻んで見事ポールを獲得しました。今季でF1を去るホンダですが,そのホンダが開幕戦でポールを獲得するのは30年ぶりとなります。フェルスタッペンから遅れはとったものの,チャンピオンチームであるメルセデスAMGもしっかり速さを見せ,ディフェンディングチャンピオンのL.ハミルトンが2番手,V.ボッタスが3番手タイムをマークし,しっかりとフェルスタッペンの後につけています。他のホンダ製パワーユニット勢は,アルファタウリ・ホンダのP.ガスリーはQ3まで進出して5番グリッドを獲得しています。今シーズンからレッドブル・ホンダに所属しているS.ペレスは,まさかのQ2敗退となり,11番グリッド獲得にとどまっています。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は,F1ドライバーとして初の予選に臨み,Q1を見事突破してQ2で敗退となり,13番グリッドを獲得しています。
2021/03/27(土)
☆ワンツー発進(MotoGP)
○昨日から2輪,4輪の最高峰がそれぞれ開幕し,どちらも2回のフリー走行が行われました。2輪の最高峰であるMotoGPの中でも最高峰クラスであるMotoGPクラスは,暗くなって行われたFP2では,今シーズンからドゥカティワークスであるドゥカティ・チームに移籍してきているJ.ミラーがこの日の総合トップタイムをマークしました。どのライダーもやはり2回目の走行でタイムアップを果たしていて,ミラーもその中の1人でした。そのミラーのチームメイトであるF.バグナイアがトップからわずか1000分の35秒差で2番手タイムをマークし,初日はドゥカティワークスのワンツー発進となっています。総合3番手には,今シーズンからV.ロッシと入れ替わる形でヤマハワークスに昇格しているモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのF.クアルタラロが入っています。唯一のフル参戦日本人ライダーであるLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,他のホンダ勢と奮わず総合14番手で初日を終えています。
Moto2クラスは,開幕前に今回の会場であるロサイル・インターナショナル・サーキットで行われたオフィシャルテストで最速だったエルフ・マークVDSレーシング・チームのS.ロウズが,その速さを維持するかのように初日総合トップタイムをマークしました。総合3番手タイムは,イタルトランス・レーシング・チームのJ.ロバーツがマークしています。このクラス唯一のフル参戦日本人ライダーで,このクラスのルーキーライダーでもあるイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,25番手タイムで初日を得ています。
Moto3クラスは,所属チームは違うものの,2年前のここでの大会を制した実績のある鳥羽海渡が,今季から所属しているCIPグリーン・パワーのマシンを駆って初日総合トップタイムをマークしました。その鳥羽が去年所属していたレッドブルKTMアジョのJ.マシアが,鳥羽からわずか1000分の42秒差で総合2番手タイムでした。総合3番手タイムをマークしたのはインドネシアン・レーシング・グレシーニMoto3のG.ロドリゴで,こちらもトップから1000分の68秒差の僅差となっています。他のフル参戦日本人ライダー勢ですが,鳥羽と同じKTMのマシンを駆るレッドブルKTMテック3の佐々木歩夢が13番手,カーエキスパート・プルエステルGPの山中琉聖が16番手,ホンダ・チーム・アジアの國井勇輝が18番手,コロナ感染から復帰となるSIC58スクアドラ・コルセの鈴木竜生は24番手で初日を終えています。

☆両セッションとも(F1)
○4輪の最高峰であるF1の開幕戦バーレーンGPが,こちらもライトに照らされる中での走行となるバーレーン・インターナショナル・サーキットで開幕しました。初日に速さを見せたのは,ホンダ最終年で気合いの入っているホンダ勢のエースドライバーであるレッドブル・ホンダのM.フェルスタッペンでした。そのフェルスタッペンは,2回のセッション共にトップタイムでした。総合2番手タイムは,メルセデス製PU勢の1つであるマクラーレンのL.ノリスでした。そのメルセデス本家であるメルセデスAMGから今季もフル参戦しているディフェンディングチャンピオンのL.ハミルトンがしっかりと総合3番手につけていて,大本命は抜かりない走りを見せています。他のホンダ製パワーユニット勢ですが,今シーズン7年ぶりとなるフル参戦日本人F1ドライバーとなったアルファタウリ・ホンダの角田裕毅が,非凡な才能を発揮し,デビューレースの開幕戦でいきなり7番手発進を決めています。しかも,チームメイトであるP.ガスリーの9番手より上につける結果となっています。それだけでなく,ホンダ勢本家であるレッドブル・ホンダのS.ペレスの10番手をも上回っています。最後の年に新たなパワーユニットを投入しているホンダですが,それを使用している2チーム共にトップ10圏内で初日を終えています。
2021/03/26(金)
☆2日連続(JRR)
○今季の開幕を4月初めに控え,開幕前最後となる公開テストが,開幕戦の地であるツインリンクもてぎにおいて3月24日(水)から2日間にわたって行われました。
JSB1000クラスの初日の走行でトップタイムをマークしたのは,今季大本命と思われるYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行でした。先日ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われたプレシーズンテストに,ヤマハのテストライダーとして参加した中須賀ですので,今回の走行は2週間の隔離を受けてからのものでした。それでもトップタイムでしたので,やはり大本命という見方は間違いないと思われます。その中須賀は,この日の走行の最終盤で転倒を喫し,赤旗の原因となってしまいましたが,大きな怪我には繋がっていません。2番手タイムは,中須賀の最大のライバルと目されるAstemo Honda Dream SI Racingの清成龍一で,この2人が1分49秒台でした。3番手タイムは,今シーズンからこのクラスにステップアップしているMuSASHi RT HARC-PRO.Hondaの名越哲平でした。
昨日行われた2日目の走行でも中須賀の速さは変わりなく,2日連続してトップタイムをマークしています。しかも,初日のタイムをさらに更新し,この日唯一となる1分48秒台をマークしてのトップでした。2番手タイムは,前日3番手につけていた名越がマークしています。3番手タイムは,今シーズンもプレイングマネージャーとしてフル参戦を継続しているTeam KAGAYAMAの加賀山就臣でした。
ちなみに,他のクラスも今回のテストに参加していますが,昨シーズンから始まったST1000クラスでは,Astemo Honda Dream SI Racingの渡辺一馬が中須賀と同じく2日連続のトップタイムをマークしています。
20215(木)
☆同じメンバーが(SF)
○開幕前最後となる公式合同テスト最終日の走行が,好天に恵まれた富士スピードウェイで行われました。この日総合トップタイムをマークしたのはDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐で,そのタイムは午前の走行のトップタイムでした。牧野のタイムは,この日唯一となる1分21秒台でした。午前の走行で2番手タイムだったTCS NAKAJIMA RACINGの大湯都史樹が,そのタイムで総合2番手でした。午後の走行はかなり僅差となり,トップから1秒以内に16台がひしめくという状態でした。その中でトップタイムだったのがcarenex TEAM IMPULの平川亮で,このタイムがこの日の総合3番手となっています。奇しくも,順位こそ違いますが,初日のトップ3と同じメンバーとなっています。ちなみに,エンジン別で見ると,午前はホンダエンジンユーザー勢がトップ3を占め,午後はトヨタエンジンユーザー勢がトップ4を占めています。この結果を見ると,2週間後の開幕戦は両エンジンユーザーが入り乱れての展開が期待されますね。
2021/03/24(水)
☆欠場(MotoGP)
○3月22日(月)にホンダワークスであるレプソル・ホンダ・チームから発表があり,ホンダの絶対的エースであるM.マルケスがロサイル・インターナショナル・サーキットで行われる予定の開幕戦カタールGPと,引き続き翌週に行われる予定の第2戦ドーハGPを欠場することになりました。昨シーズンのマルケスは,第2戦(MotoGPクラスは開幕戦が開催中止)スペインGPで転倒し,右上腕骨を骨折する重傷を負ってしまいました。その後は,無理をして出場しようとしたりしたこと等が原因でさらに怪我が悪化してしまい,最終的に一度も決勝レースを走行できないままでシーズンを終えてしまいました。欠場の間に7月,8月,12月と3度の手術を受け,今シーズンからの復帰に向けて医療的措置をしてきました。今月に入ってからは,まずミニバイクで走行し,さらにカタルニア・サーキットとアルガルベ・インターナショナル・サーキットにおいてホンダの市販車であるRC213V-Sを走らせて回復具合を確認しました。その様子は動画で紹介されていて,膝はもちろん肘まで擦った走りを見せていて,開幕戦からの復帰が期待されていました。しかし,医療チームとの相談の結果,順調に回復はしているものの,MotoGPという激しいレースでのリスクを考えると,出場を見合わせた方がいいという結論に達したようです。今回の発表によると,4月12日(月)にあらためてメディカルチェックを受けることになっていますので,その結果によっては週末に開催される予定の第3戦ポルトガルGPには出場できることになるかもしれません。なお,昨シーズンと同じように,欠場するマルケスの代役としてテストライダーを務めているS.ブラドルが出場することが同チームから昨日発表がありました。

☆開幕前最後(SF)
○来月初めに開幕を迎えるSFは,その開幕前に2回の公式合同テストを行う予定になっています。その2回目となる合同テストが開幕戦の地である富士スピードウェイで始まりました。今回のテストも2日間にわたって行われる予定になっています。前回に引き続いて,今回も参加できないドライバーがいます。そのドライバーですが,まず昨シーズン終了後から体調を壊してずっと療養が続いているDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐で,笹原右京が前回に続いて代役を務めています。セブリング12時間レースに参戦するためKCMGの小林可夢偉が参加できないため,小高一斗が代役を務めています。さらに,こちらも前回に続いてコロナ禍の入国制限のためKONDO RACINGのS.フェネストラズが参加できないため,中山雄一が代役を務めています。ただ,前回は可夢偉と同じくWECのテストとの関係で参加できなかったKuo VANTELIN TEAM TOM’Sの中嶋一貴ですが,今回は参加して今季初走行を行いました。ちなみに,月日の経つのは早いもので,今季のフル参戦ドライバーの中では,その中嶋が最年長ドライバーとなっています。
初日の総合トップタイムをマークしたのは,午後の走行でトップだったTCS NAKAJIMA RACINGの大湯都史樹で,ラストアタックでマークしたものでした。その午後の走行でDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの福住仁嶺が2番手タイムをマークしましたが,それが総合でも2番手となっています。午前の走行では,carenex TEAM IMPULの平川亮がトップタイムでしたが,このタイムが総合で3番手タイムとなっています。
2021/03/23(火)
☆参戦体制(SGT)
○SGTやSFで数々の栄冠を勝ち取ってきたレジェンドドライバーの1人が,最近までニッサンのエースドライバーとして活躍してきた本山哲です。既にお伝えしているように,その本山はかつて自身が所属していたTeam LeMansと新たなタッグを組んでGT300クラスにフル参戦します。その新たなチームが,今シーズン使用するマシンのカラーリングと参戦体制について発表を行いました。まずその新たなチームですが,チーム名は『Team LeMans with MOTOYAMA Racing』です。使用するマシンはニッサンではなく,同じくGT300クラスにフル参戦してきている『Audi Team Hitotsuyama』と同じく『アウディR8 LMS』です。今回発表されたマシンのカラーリングは,ブルーとシルバーが基調となったもので,メインのAudy Sportsをはじめ,大阪に本拠を置く石油関連会社であるzahren等のロゴが飾られています。そのマシンを駆るドライバーは,もちろん本山はその一人ですが,そのチームメイトにはSGTにおけるルーキードライバーである片山義章となっています。カーナンバーは6で,使用するタイヤはヨコハマとなっています。
2021/03/22(月)
☆僅差&ワンツー(MotoGP)
○開幕を来週に控えて行われた中・軽量級クラスのオフィシャルテスト最終日の走行が,開幕戦の地ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われました。
Moto2クラスは,エルフ・マークVDSレーシング・チームのS.ロウズがトップタイムをマークし,昨シーズンランク3位に終わって今年こそタイトル獲得に向けて期待が持てる形でテストを終えました。そのロウズからわずか1000分の13秒差で,スカイ・レーシング・チームVR46のM.ベツェッキが総合2番手でした。さらに,トップから1000分の49秒差で,レッドブルKTMアジョのR.ガードナーが総合3番手をマークし,最終日はトップ3が僅差となりました。唯一のフル参戦日本人ライダーであるイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,トップからコンマ679秒遅れの12位でテストを終了しています。
Moto3クラスは,このクラスにおけるKTMのワークスチームであるレッドブルKTMアジョ勢が速さを見せ,総合トップはJ.マシアが,総合2番手をP.アコスタがマークし,最終日は同チームのワンツーとなっています。総合3番手タイムは,レオパード・レーシングのD.フォッジアでした。フル参戦日本人ライダー勢ですが,今シーズンからCIPグリーン・パワーに移籍している鳥羽海渡の総合14番手が最高位でした。レッドブルKTMテック3の佐々木歩夢が16番手,カーエキスパート・プルエステルGPの山中琉聖が19番手,ホンダ・チーム・アジアの國井勇輝が25番手で今回のテストを終了しています。
2021/03/21(日)
☆2日目も(MotoGP)
○開幕戦カタールGPの開催地であるロサイル・インターナショナル・サーキットで行われている中・軽量級クラスのオフィシャルテスト2日目の走行が,強風の中行われました。
Moto2クラスは,初日は総合6番手タイムで終えていたペトロナス・スプリンタ・レーシングのX.ビエルゲが2日目の走行トップに立ちました。そのトップからわずか1000分の26秒差のタイムをインデ・アスパー・チームのA.カネトがマークし,2日連続での総合2番手となっています。MBコンベアーズ・スピード・アップのJ.ナバーロが3番手タイムをマークし,今シーズンから創業者の名前をとって『ボスコスクーロ』という車名でエントリーしているスピード・アップ勢が2,3番手タイムとなっています。このクラス唯一のフル参戦日本人ライダーであるイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,総合13番手となり,初日より順位を上げています。
Moto3クラスは,年齢制限にかかるため,このクラス参戦は今シーズン限りとなるペトロナス・スプリンタ・レーシングのJ.マクフィーが総合トップタイムをマークし,クラスこそ違うものの,チームメイト同士がこの日の総合トップを制しています。総合2,3番手タイムは,それぞれレオパード・レーシングのD.フォッジア,リバコールド・スナイパーズ・チームのA.ミーニョがマークしています。フル参戦日本人ライダー勢では,レッドブルKTMテック3の佐々木歩夢の12番手が最高位でした。CIPグリーン・パワーの鳥羽海渡が18番手,カーエキスパート・プルエステルGPの山中琉聖が20番手,ホンダ・チーム・アジアの國井勇輝が23番手と,この日も上位に顔を出すことができないまま走行を終了しています。
2021/03/20(土)
☆開幕を前に(MotoGP)
○いよいよ来週に開幕するMotoGPですが,それを前にして開幕戦カタールGPの開催地であるロサイル・インターナショナル・サーキットにおいて,3日間にわたる中・軽量級クラスのオフィシャルテストが昨日から始まりました。
Moto2クラスで初日総合トップタイムをマークしたのは,今シーズンからレッドブルKTMアジョに移籍しているR.ガードナーでした。このクラスにおけるKTMのワークス的立場にある同チームですが,以前と違って現在はMoto2クラスにおいてカレックスを採用していて,そのカレックスマシンで昨シーズンまでレースしてきたガードナーにとっては,比較的早くマシンに慣れやすかったのかもしれません。総合2,3番手タイムは,それぞれインデ・アスパー・チームのA.カネト,イタルトランス・レーシング・チームのJ.ロバーツでした。今シーズンからMoto2クラスにステップアップし,このクラス唯一のフル参戦日本人ライダーとなったイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍は,総合18番手タイムで初日を終えています。
Moto3クラスでは,テスト前に行ったPCR検査で陽性が判明しているSIC58スクアドラ・コルセの鈴木竜生は,残念ながら今回のテストをキャンセルしています。全部で27名が走行した初日の走行ですが,そこで速さを見せたのはホンダ製マシンで,その中でもペトロナス・スプリンタ・レーシング勢でした。総合トップタイムをD.ビンダー,総合2番手タイムをJ.マクフィーと同チームのライダーがワンツー発進を決めています。リバコールド・スナイパーズ・チームのF.サラッチが総合3番手タイムをマークすると共に,トップ5までをホンダ勢が占めています。フル参戦日本人ライダー勢ですが,今年から昨年と同じKTM陣営の1つであるCIPグリーン・パワーに移籍した鳥羽海渡が15番手で,これがこの日の日本人最速でした。ホンダ・チーム・アジアの國井勇輝は,走行開始直後にオイル漏れが発生して赤旗の原因になるというトラブルに見舞われてしまいましたが,修復後に走行を開始して総合17番手でした。レッドブルKTMテック3の佐々木歩夢が24番手,新たにカーエキスパート・プルエステルGPに移籍している山中琉聖が25番手と,全体的にやや後方でのスタートとなっています。
2021/03/19(金)
☆テスト走行(MotoGP)
○アプリリアのワークスチームであるアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニから発表があり,4月12日(月)から3日間にわたって第4戦スペインGPの会場であるヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行う予定のプライベートテストに,昨シーズンドゥカティ・チームからフル参戦していたA.ドビツィオーゾを起用することになりました。コンセッションの適応対象であるアプリリアは,他のメーカーと違ってテストの実施が優遇されています。そのため,シーズン中ではあるものの,GPの開催地でのプライベートテストが可能となっています。今回起用することになったドビツィオーゾは,ホンダ,ヤマハ,そしてドゥカティと移籍していき,特にドゥカティではエースライダーとして活躍してきました。惜しくもチャンピオンに輝くことはなかったものの,ランク2位を続けてきていました。しかし,ドゥカティとの関係性に変化が現われるようになってきていて,ついに昨シーズンをもってドゥカティを離れることになりました。彼の実績を持ってすれば,他メーカーのシートを得ることは不可能ではなかったのですが,日本メーカーとKTMは早い段階でシートが埋まっていて,後はアプリリアのワークスのシートしか空いていない状況でした。そのアプリリアは彼に対してオファーを出していたようなのですが,戦闘力不足はいかんともしがたく,ドビツィオーゾとしても戦闘力のないチームとの契約には二の足を踏んでいて,結局今季のシートを得られないままになっていました。今回のテスト参加は,どうやら今シーズン中のアプリリアとの契約につながるものではないようで,今回のテストのみの走行となっているようです。ただ,戦闘力を感じさせるものであれば来季以降のドビツィオーゾとの契約に何らかの変化が現われる可能性もあります。実際,来季のシートもさほど期待できるほど空きはないでしょうから,両者にとって貴重な場になることは十分考えられます。
2021/03/18(木)
☆延期(EWC)
○昨日,株式会社モビリティランドから発表があり,7月18日(日)に決勝レースが行われる予定だった『2021 FIM世界耐久選手権(EWC) 第3戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』の開催を,11月7日(日)に延期することになりました。これは,新型コロナウイルス感染拡大及びそれに伴う出入国規制等による決定です。1978年から開催されている鈴鹿8耐は,台風が原因でレース短縮はあったものの,2019年までずっと真夏の祭典として開催されてきました。しかし,昨シーズンは今回と同じく感染拡大により当初夏に予定されていたものが秋に延期となり,感染が収まらないため最終的に史上初となる開催中止となりました。延期して開催となる11月7日は,元々『2021 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 最終戦 第53回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿』が開催されることになっていました。しかし,鈴鹿8耐が延期となったのに伴い,それと入れ替わる形で7月18日にMFJグランプリが開催されることになりました。EWC(FIM世界耐久選手権)シリーズの中の1戦である鈴鹿8耐ですので,今回の延期決定によりシリーズ自体のレースカレンダーにも変更が加わっています。今回の発表と合わせて新たなレースカレンダーも発表されていますので,具体的なレースカレンダーを以下の表でお伝えしておきます。
2021年 EWCレースカレンダー(暫定)
決勝日 大会 開催国
第1戦 4月17日(土)〜18日(日) ル・マン24時間 フランス
第2戦 5月23日(日) オッシャースレーベン8時間 ドイツ
第3戦 7月17日(土) エストリル12時間 ポルトガル
第4戦 9月18日(土)〜19日(日) ボルドール24時間 フランス
第5戦 11月7日(日) 鈴鹿8耐 日本
2021/03/17(水)
☆2日連続(SBK)
○ミサノ・ワールド・サーキットーマルコ・シモンチェリにおいて,SBKのテストが行われていて,2日目の走行まで終了しています。2日目のトップタイムをマークしたのは,今シーズンもPATA Yamaha WorldSBK Teamからフル参戦しているトルコ人ライダーであるT.ラズガットリオグルでした。初日も彼が最速タイムでしたが,この時にマークした最速タイムは,2015年に同サーキットでチャンピオンであるKawasaki Racing Team WorldSBKのJ.レイがマークした最速タイムを更新する速さでした。2番手タイムをAruba.It Racing-DucatiのS.レディングがマークしていますが,こちらも初日に続く2番手タイムでした。3番手タイムをマークしたのは,レディングのチームメイトであるM.ルーベン.リナルディで,これもまた初日に続く3番手タイムとなっています。今シーズンからSBKにフル参戦を開始した昨年JRRでJSB1000クラスチャンピオンに輝いた野左根航汰は,先日ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われたMotoGPのオフィシャルテストに引き続いて今回のテストに参加しています。その野左根のタイムは,参加11台中9番手タイムで,これまた2日連続同じ順位となっています。なお,今回のテストには,ディフェンディングチャンピオンのレイをはじめ,ホンダやBMW勢等は参加しておらず,全部で11台での走行となっています。
2021/03/16(火)
☆青から赤へ(JRR&SGT)
○JRRでのSIレーシングと,SGTでのREAL RACINGのタイトルスポンサーは共に同じで,昨シーズンまではKEIHINがこれを務めていました。しかし,今年に入って『日立オートモティブシステムズ』と『KEIHIN』,そして『SHOWA』,さらに『日信工業』の4社が経営統合し,新たに『日立Astemo』としてスタートを切りました。これに伴い,両チームのタイトルスポンサーが日立Astemoのブランドである『Astemo』に変更となっています。3月14日(日)に両チームが一緒にローンチイベントを開催し,既にテスト等で明らかになってはいましたが,改めてマシンのお披露目がされました。昨シーズンまではKEIHINのコーポレートカラーである青が主体のカラーリングでしたが,今回のブランド変更に伴い,Astemoのイメージカラーである赤が主体となり,見た目で大きく変化をしています。変更となったのはカラーリングだけでなく,今季から新たに『Astemo Honda Dream SI Racing』としてスタートを切った同チームは,昨シーズンJSB1000クラスには2台体制で臨んでいましたが,ライダーの顔ぶれには変化がないものの,清成龍一は昨シーズンと同様にJSB1000クラスにフル参戦しますが,昨シーズン同クラスにフル参戦した渡辺一馬は,参戦するクラスが変更となり,昨シーズンからJ-GP2クラスに替わって新たに始まったST1000クラスにフル参戦することになりました。もう一人の作本輝介については,昨シーズンと同様ST1000クラスにフル参戦します。JSB1000クラスについては,ヤマハの壁がかなり高いものの,昨シーズンから新たに投入されたCBR1000RR-Rの熟成が少し進んでいますので,ヤマハとのチャンピオン争いが期待されます。ST1000クラスについては,昨年のチャンピオンである『日本郵便 Honda Dream TP』の高橋裕紀が今季もフル参戦しますので,同じCBR同士のチャンピオン争いとなりそうです。SGTについては,ドライバーは昨シーズンからの残留ですので,さらなる成績アップが期待できそうです。
2021/03/15(月)
☆2度目&ワンツー(F1)
○3日間にわたって行われた今季最初のプレシーズンテスト最終日(今季通算5日目)の走行が,バーレーンGPの会場であるバーレーン・インターナショナルで行われました。この日の走行は,ほとんどのチームが午前と午後それぞれ別のドライバーが走行を担当し,タイムアタックは午後のドライバーが担当するような結果となっています。日本人レースファンはもちろん,世界からも注目を集めている7年ぶりのフル参戦日本人F1ドライバーであるアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は,午後の走行を担当し,一番柔らかいタイヤでタイムアタックをしました。そして,その段階で総合トップタイムをマークするという驚きの速さを見せました。しかし,その後レッドブル・ホンダのステアリングを午後に託されたM.フェルスタッペンが角田のタイムを更新し,これがこの日の,そして今回のテスト総合でトップタイムとなりました。フェルスタッペンのトップタイムは,今回のテスト初日でもマークしていますので,2度目のトップとなります。惜しくも総合トップの座を奪われた角田ですが,わずか1000分の93秒差の総合2番手タイムと好結果を残しました。ちなみに,角田のタイムは,3日間を通算しても総合2番手です。これにより,ホンダ製パワーユニット勢がワンツーフィニッシュを果たし,ホンダにとってF1最終年に好結果が期待される今回のテストとなりました。総合3番手は,今季からフェラーリに加わったC.サインツJrがマークしています。他のホンダ製パワーユニット勢ですが,レッドブル・ホンダで午前を担当したS.ペレスは9番手,アルファタウリ・ホンダで午前を担当したP.ガスリーは12番手タイムで今回のテストを終えています。今月末に開幕を迎えるF1ですが,今回のテストをもって次回の走行はその開幕戦バーレーンGPとなります。
2021/03/14(日)
☆トラブル解消(F1)
○今季最初のプレシーズンテスト2日目の走行が,開幕戦バーレーンGPの開催地であるバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われました。この日の総合トップタイムをマークしたのは,午前担当のL.ハミルトンに代わって午後の走行を担当したメルセデスAMGのV.ボッタスでした。前日は午前を担当したボッタスでしたが,走行開始早々にギアボックストラブルが発生してしまい,初日はわずか6周しか走行できませんでした。この日の走行は,前日の鬱憤を晴らすものになったのかもしれませんし,チームとしては前日のトラブルを解消できたといえるのかもしれません。総合2番手タイムは,トップからコンマ124秒遅れでアルファタウリ・ホンダのP.ガスリーでした。午前を担当した角田裕毅は,総合11番手タイムでこの日の走行を終えています。総合3番手タイムは,こちらもトップとは僅差のコンマ171秒遅れで明日とマーティンF1のL.ストロールでした。午前を担当したS.ベッテルは,ギアボックストラブルが発生してしまって10周しか走行できませんでした。午後が3番手ですから,早い段階でトラブルを解消できたといえるのかもしれません。前日トップタイムだったレッドブル・ホンダでしたが,この日担当したS.ペレスが走行しているとき,ホームストレートでDRSを開いている際にエンジンカバーの一部が吹き飛ぶというトラブルが発生してしまい,赤旗の原因となってしまいました。総合タイムでは,8番手タイムでレッドブルでの初走行を終えています。ちなみに,この日の午後の走行は,ほとんどのチームが予選を想定したものだったようで,午後の方がタイムが上がっています。
2021/03/13(土)
☆好発進(F1)
○開幕戦場0レーンGPを2週間後に控える中,今季最初のプレシーズンテストが,その開幕戦の地であるバーレーン・インターナショナル・サーキットで始まりました。今回のテストは,3日間にわたって行われる予定です。この日のバーレーンは,午後になると強風のため砂埃が舞い,霧がかかっているような状況の中での走行となりました。初日は,10チーム17名のドライバーがステアリングを握りチームによっては午前・午後共に1人のドライバーが走行したり,それぞれのセッションごとにドライバーが入れ替わったりして走行しました。その初日に総合トップタイムをマークして好発進を決めたのは,今季限りでF1から撤退するホンダ陣営で最も期待されているレッドブル・ホンダのM.フェルスタッペンでした。そのフェルスタッペンは,両セッション共に走行したドライバーの1人です。同じく1人でこの日の走行を担当したアルピーヌ(旧ルノー)のE.オコンが,トップからおよそコンマ5秒遅れで総合3番手タイムをマークしています。総合2番手タイムは,チームメイトのD.リカルドが午前中を担当し,午後の走行を担当したL.ノリスでした。今季から7年ぶりのフル参戦F1ドライバーとなったアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は午後の走行を担当し,総合9番手タイムで初日を終えています。なお,午前を担当したチームメイトのP.ガスリーは,角田の1つ前の総合8番手タイムでした。

☆天候不順(MotoGP&SF)
○昨日は,MotoGPにとってオフィシャルテスト最終日,SFにとって合同テスト2日目の走行となる日でした。しかし,残念ながらカタール,鈴鹿共に天候が不順で,MotoGPは強風のため砂埃がコースに散乱し,ほとんどのライダーが走行することなくテストを終了しました。SFについては,雨によりウェットコンディションでの走行となったため,初日に比べると,当然タイム的にはかなり遅いものとなっています。
2021/03/12(金)
☆独占(MotoGP)
○今季2回目となるオフィシャルテスト2日目(通算で4日目)の走行が,開幕戦の地ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われました。この日の総合トップタイムをマークしたのは,今季もヤマハのワークスチームであるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPからフル参戦するM.ビニャーレスでした。今季からワークスに移籍してビニャーレスのチームメイトとなったF.クアルタラロが総合3番手につけています。その2人の間に入ったのが,昨シーズン型落ちのマシンを駆りながらヤマハ勢ランクトップで終えたペトロナス・ヤマハSRTのF.モルビデリでした。この結果,トップ3をヤマハが独占するという結果となっています。今季から最新のRC213Vを駆っているLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,総合12番手タイムでこの日の走行を終えています。最高速で他メーカーを圧倒しているドゥカティ勢ですが,この日の走行でプラマック・ドゥカティのJ.ザルコが非公式ながら時速357.6qをマークして同サーキットでの記録を更新しています。

☆今季初走行(SF)
○昨年末にルーキーテストが行われたSFですが,昨日から2日間にわたる今季初走行となる合同テストが,三重県にある鈴鹿サーキットで始まりました。今回の走行には,レギュラードライバーの内,WECにフル参戦している昨年のWECチャンピオンである小林可夢偉(KCMG)と,一昨年のWECチャンピオンである中嶋一貴(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)は,そのWECのテストから帰国しているものの,今回のテストはその隔離期間に当たっているため,代役としてそれぞれ小高一斗,ジュリアーノ.アレジ(今季SFLにフル参戦することになっている元F1ドライバーのジャン.アレジと女優の後藤久美子の息子)がステアリングを握っています。また,入国制限により来日できていないS.フェネストラズ(KONDO RACING)の代役として中山雄一が参加しています。午前と午後に走行が行われた結果,DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの笹原右京が午前中にマークしたタイムが,この日の総合トップタイムとなりました。総合の2,3番手タイムは午後の走行のトップ2がそれに該当し,それぞれTEAM IMPULの関口雄飛,DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの福住仁嶺でした。
2021/03/11(木)
☆2度目(MotoGP)
○今季2度目となるオフィシャルテストが,前回と同じ開幕戦の地であるロサイル・インターナショナル・サーキットで始まりました。今回も,前回と同様に3日間にわたって行われる予定になっています。前回は初日をシェイクダウンテストとし,コンセッションの適応対象であるアプリリアを除いてルーキーとテストライダーのみの走行と制限がかかっていました。しかし,今回は初日から通常通りの走行となっています。初日に総合トップタイムをマークしたのは,今シーズンからドゥカティワークスに昇格したドゥカティ・チームのJ.ミラーでした。この日彼がマークしたタイムは,自身が2019年にマークしたレコードを非公式ながら更新するものでした。総合2番手タイムをモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのF.クアルタラロがマークし,彼もレコードを更新しています。総合3番手タイムは,クアルタラロのチームメイトであるM.ビニャーレスがマークしています。今季からプラマック・ドゥカティに移籍しているJ.ザルコは,タイムこそ総合4番手でしたが,2019年にレプソル・ホンダ・チームのM.マルケスがマークした最高速を非公式ながら更新しています。最高速で見ると,前回のテストでトップ5を全てドゥカティ勢がマークしていますので,今季もやはり最高速ではドゥカティに分がありそうです。LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,総合10番手タイムで初日を終えています。

☆公開(F1)
○次々に各チームが今季型マシンの公開を行っていますが,昨日スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウが今季型マシンである『SF21』を公開しました。昨シーズンはS.ベッテル&C.ルクレールのコンビでシーズンに臨みましたが,マシンの信頼性や戦闘力が不足していたため,コンストラクターズタイトルで6位という,フェラーリとしては惨敗に終わりました。そうした事態を受け,ドライバーについては,若手優良株であるルクレールは残留となったものの,チャンピオン経験者のベッテルとの契約が解除となりました。そして,ベッテルに替わってC.サインツJrが加わり,新たな展開に向けて取り組みを開始していました。今回発表されたSF21は,新型コロナウイルス感染拡大によりマシン開発に制限が加わっていて,大幅なアップデートができません。そのため,以下にその制限下でパフォーマンスを高めていくかが大きな課題となっています。今回発表された画像を見ると,カラーリングについては当然赤を基調としたものとなっています。多くの部分が赤なのですが,マシンのリア部分は黒っぽい赤となっていて,ここが特徴の1つになっています。チーム名に入っているミッション・ウィノウについては,そのロゴのカラーがグリーンになっていて,マシン中央上部にあるシャークフィンのところに彩られています。
2021/03/10(水)
☆契約延長(F1)
○2011年以来F1におけるタイヤサプライヤーはピレリのワンメイクとなっていて,以前の契約は2023年までとなっていました。その点に関して先週発表があり,F1とピレリとの間で新たな契約が結ばれ,これまでの契約を1年延長した2024年末までとなりました。2018年に結ばれた契約では,昨シーズンまで13インチタイヤを供給し,今シーズンから18インチタイヤを供給することになっていました。しかし,新型コロナウイルス感染拡大によりこの契約に変更が加わり,新たなレギュレーションの下で投入される予定だった18インチタイヤの供給を1年延長し,来シーズンから投入されることになりました。今回の契約成立により,少なくともピレリは18インチタイヤを3年間は供給することになります。
2021/03/09(火)
☆感謝の形(SF)
○SFにフル参戦しているTEAM MUGENの内,16号車を駆る野尻智紀のマシンのカラーリングが発表されました。今シーズンのTEAM MUGENは,当然これまで通り2台体制で臨みますが,これまでと違う面があります。野尻の16号車についてはこれまで通りですが,今季からSFにフル参戦する大津弘樹が駆る15号車については,ル・マン24時間で優勝経験を持つチーム・ゴウとコラボし,『Red Bull MUGEN Team Goh』として参戦することになっています。となると,基本的に同じチームとはいえ,カラーリングに違いが出てくるのかもしれません。今回発表されたカラーリングですが,とても大きな特徴があります。TEAM MUGENといえば,無限カラーともいえるブラック,ゴールド,レッドの3色が基本となっていました。ところが今回発表されたカラーリングは,フロントカウル部分にこれまでの面影はあるものの,基本色が赤で,白の各種ロゴとなっています。そして,その白のロゴの中で一際目立っているのが「『医療従事者の皆様ありがとうございます! Thank you very much Medical Staff!』の文字です。これはもちろん新型コロナウイルス感染拡大により逼迫した医療事情の中,連日取り組まれておられる医療従事者の方々への感謝を形として表したものです。もちろん,これにスポンサーが就いているわけではなく,純粋にチームとして感謝の意を表したもののようです。こうした動きに対して,SNS上では(いつものように?)批判的なコメントが散見されていますが,やはり私も純粋にこうした形は支持していきたいと思います。ただ,テレビ等の画面に映ると映らないとでは効果が大きく違います。今回の思いをより広く伝えるためには,トップ争いをしていかなければなりません。そうした意味では,チームとドライバーにはさらなる活躍を期待したいと思います。
2021/03/08(月)
☆開幕戦ウィナーが(MotoGP)
○3日間にわたって行われた今季最初のテスト最終日の走行が,開幕戦の会場であるロサイル・インターナショナル・サーキットで行われました。マシン開発に向けて様々なパーツをテストしながらの走行をしていった今回のテストですが,最終日に速さを見せたのは,昨年の開幕戦ウィナーであるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPのF.クアルタラロでした。今季からヤマハワークスに所属しているクアルタラロですが,その最初の走行となる6日(土)の走行は15番手だったものの,最終日は唯一1分53秒台のタイムを出してトップとなりました。2番手タイムを刻んだのは,こちらも今季からワークスであるドゥカティ・チームに移籍してきているJ.ミラーで,クアルタラロとはわずか1000分の77秒差でした。3番手タイムは,前日に自身初となるトップタイムをマークしているアプリリアのエースライダーであるアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニのA.エスパルガロでした。今季から最新型のマシンを駆っているLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,1度転倒を喫していて,13番手タイムでテストを終了しています。

☆ロングラン(SGT)
○2日間にわたって行われた今季最初の公式テスト最終日の走行が,開幕戦の会場である岡山国際サーキットで行われました。この日の走行は,午前中はタイムアップしながらの走行で,午後はレースに向けたロングランでの走行となりました。そのため,前日と違ってタイムは午前の走行の方が速いタイムを刻んでいます。GT500クラスにおいてその午前の走行でトップタイムをマークしたのは,今季も同じペアでの走行となっているH.コバライネン&中山雄一組のDENSO KOBELCO SARD GR Supraでした。2番手タイムは,昨年のチャンピオンチームである山本尚貴&武藤英紀組のSTANLEY NSX-GTでした。3番手タイムを平川亮&阪口晴南組のKeePer TOM’S GR Supraがマークし,前日の2,3番手タイムのマシンが入れ替わる形となっています。ちなみにロングランとなった午後の走行では,平川亮&阪口晴南組がトップタイムでした。
GT300クラスも同じく午前の走行の方がタイムが出ていて,その中のトップタイムは松浦孝亮&坂口夏月組のグランシード ランボルギーニ GT3でした。2,3番手タイムは,それぞれ井口卓人&山内英輝組のSUBARU BRZ R&D SPORT,蒲生尚弥&菅波冬悟組のLEON PYRAMID AMGでした。ちなみに,ロングランとなった午後の走行では,吉本大樹&河野駿佑組のSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTがトップタイムでした。なお,次の公式テストは,3月27日(土)から2日間にわたって,第2戦の会場である富士スピードウェイで行われる予定になっています。
2021/03/07(日)
☆体制発表&いきなり(MotoGP)
○3日間にわたって行われる予定になっているプレシーズンテスト2日目の走行が,開幕戦の舞台であるロサイル・インターナショナル・サーキットで行われました。初日はテストライダーやルーキーライダーのみが走行できるシェイクダウンテストでしたが,2日目からは全てのライダーが走行できるオフィシャルテストとなっています。この日は,昨年20年ぶりにチャンピオンを獲得したスズキワークスであるチーム・スズキ・エクスターが,テスト前に同地で体制発表を行いました。ライダーに関しては,昨シーズンからの継続で,チャンピオンを獲得したJ.ミルとA.リンスのコンビとなります。昨シーズンとの違いはマシンのカラーリングで,今シーズンからスポンサーとしてアメリカのエナジードリンクブランドであるモンスター・エナジーとの契約が成立していますので,そのロゴがフロントカウルの上部とアンダーカウル下部に飾られています。チームスタッフにも大きな違いがあり,既に報道されていたように昨シーズン限りでチームマネージャーであるD.ブリビオが退任しました。そして,それに替わる人材は投入されず,今季は複数の人物による体制となっています。
さて,オフィシャルテストに関してですが,この日の総合トップタイムをマークしたのは,今季もアプリリアワークスのエースライダーを務めるA.エスパルガロでした。アプリリアはコンセッションが適応されるため,前日のシェイクダウンテストでも走行できる立場にあったのですが,アレイシは初日の走行をキャンセルしていました。当然2日目が今回のテストで初走行となるのですが,そこでいきなりのトップタイムとなったわけです。総合2番手タイムは,初日でトップタイムだったホンダのテストライダーであるS.ブラドルでした。総合3番手タイムは,昨年のチャンピオンであるミルでした。チームには残留と変化はないものの,供給されるマシンが最新型のRC213Vと大きく変化したLCRホンダ・イデミツの中上貴晶は,総合10番手タイムでこの日の走行を終えています。

☆今季初公式テスト(SGT)
○開幕をおよそ1ヶ月後に迎えるSGTが,昨日今季初となる公式テストをその開幕戦の会場である岡山国際サーキットで行いました。今回のテストには,15台のGT500クラスマシンと28台のGT300クラスのマシンが集結しています。午前の走行では,大きなトラブルやアクシデントがなく,順調にテスト走行が続けられました。ペースが上がった午後になると,アクシデントやトラブルが原因で2回赤旗が提示されてセッションが一時的に中断することがありました。そのような中,GT500クラスで総合トップタイムをマークしたのは,笹原右京&大湯都史樹組のRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GTでした。今季がGT500クラスデビューとなる大湯ですが,その最初の走行でいきなりそのポテンシャルの高さを見せつけました。2,3番手タイムは,それぞれ平川亮&阪口晴南組のKeePer TOM’S GR Supra,山本尚貴&武藤英紀組のSTANLEY NSX-GTでした。なお,3番手タイムをマークした昨年のチャンピオンチームのドライバーは,本来今回走行している山本と牧野任祐のペアなのですが,その牧野はまだ体調が万全ではないため,今回は武藤がピンチヒッターでステアリングを握っています。
GT300クラスのトップタイムをマークしたのは吉田広樹&川合孝汰組の埼玉トヨペットGB GR Supra GTでした。その埼玉トヨペットGB GR Supra GTは,午前,午後のセッションどちらもトップタイムでしたから,この日の走行を完全に制覇した形となりました。2,3番手タイムは,それぞれ嵯峨宏紀&中山友貴組のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT,谷口信輝&片岡龍也組のグッドスマイル 初音ミク AMGでした。
2021/03/06(土)
☆走行開始(MotoGP)
○ついにMotoGPマシンの咆吼がサーキットに帰ってきました。今年に入ってプライベートでのテストはありましたが,ついに今年最初の公式なテストとなるプレシーズンテストが開幕戦の会場であるロサイル・インターナショナル・サーキットで始まりました。今回のテストは3日間にわたって行われる予定で,3月5日(金)がシェイクダウンテスト,6日(土)と7日(日)が今季最初のオフィシャルテストとなっています。
昨日行われたシェイクダウンテストは走行できるライダーに制限があり,今季も現段階でコンセッションの優遇を受けているアプリリアはその対象外ですが,他のメーカー及びチームは,テストライダーとルーキーライダーのみが走行できることになっています。その制限下で走行を行ったのは,アプリリアがレギュラーライダーのアレイシ・エスパルガロとロレンツォ・サバドーリの2名が対象だったものの,ベテランライダーのアレイシは走行を見合わせています。ドゥカティは,ルーキーライダーであるL.マリーニ,E.バスティアニーニ,J.マルティンの3名が,そしてテストライダーのM.ピロが走行しました。他メーカーはルーキーライダーがいないためテストライダーが走行し,その内訳はホンダのS.ブラドル,ヤマハのC.クラッチロー,中須賀克行,野左根航汰,スズキのS.ギュントーリ,津田拓也,KTMはM.カリオが左脚の脛骨を骨折しているため,D.ペドロサという顔ぶれでした。その中で既に12月以降毎月テスト走行を行ってきたブラドルが速さを見せ,初日総合トップに立っています。
2021/03/05(金)
☆ロシアンカラー(F1)
○今月開幕するF1は,各チームが次々に今季の体制発表などを行っています。そのような中,昨シーズンもコンストラクターランキングで9位に終わったハースF1が,今季型マシンである『VF-21』のカラーリングの発表を行いました。さらに,新たに就いたタイトルスポンサーについても発表がありました。同チームは,今シーズンからレギュラードライバーになったロシア人ドライバーのN.マゼピンの父親であるD.マゼピンが経営しているロシアの化学企業である『ウラルカリ』がタイトルスポンサーとなりました。これに伴い,正式なチーム名はウラルカリ・ハースF1チーム』となりました。今回公開されたカラーリングをみると,白・赤・青の3色が彩られていて,これはロシア国旗と同じ配色となっていますので,まさにロシアの影響が色濃くなっているといえます。ただ,マゼピンと同じく今季からレギュラードライバーとなったM.シューマッハの母国ドイツの通信系企業である『1&1』がエクスクルーシブ・テレコミュニケーション・パートナーに就任していて,同社のロゴも同マシンに彩られています。今回公開されたVF-21に関しては,既に同チームが発表していることによると,マシン開発を凍結し,新たなレギュレーションが適用される2022年型マシンの開発に専念することになっています。今季のレギュラードライバーの2人は,揃ってFIA-F3から昇格したルーキードライバーの組み合わせになっています。少なくともルーキーシーズンに駆るマシンは既に開発が止まっているものですので,ポイント獲得さえも難しい状況になることは間違いないといえます。2人にとっては,プレッシャーに晒されない状況でシーズンを送ることになりますので,ある意味やりやすいのかもしれません。ただ,マゼピンについてはいろいろ物議を醸すしているドライバーですし,チーム自体がその父親の影響が大きくなっていますので,シューマッハにとっては,その面でのプレッシャーが強いかもしれませんね。
2021/03/04(木)
☆冷却(MotoGP)
○エネルジカ・モーターカンパニー製の電動バイクである『エネルジカ・エゴ・コルセ』とミシュランタイヤのワンメイクで行われているのがMotoEで,今季で3シーズン目を迎えます。そのMotoEの今季最初となるテストが,スペインのヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで始まりました。このシーズン前のテストは,昨日から3日間にわたって行われる予定になっています。初日の走行,つまり今季最初の走行でトップタイムをマークしたのは,日本では鈴鹿8耐ですっかりお馴染みになっているD.エガーターでした。ちなみに今季のエガーターは,昨シーズンと同様ダイナボルト・インタクトGPからフル参戦することになっています。昨シーズンまでSBKと併催で行われているWSSにフル参戦してきた大久保光は,今シーズンは戦いの場を変え,アジョ・モータースポーツに所属してこのMotoEにフル参戦することになっています。今季初めて参戦するわけですので,彼にとっては初日の走行がMotoE初走行となります。その初走行は,11番手タイムと初めてとしてはまずまずの結果を残しています。今回の注目はもちろん走行自体がそうですが,もう1つ注目となったのが,マシンの冷却方法で,走行後各チームは何とドライアイスを使用した冷却システムを試したようです。近未来のバイクが,システムの詳細は分からないのですが,ドライアイスという方法で冷却するというのは何とも不思議な感覚です。
2021/03/03(水)
☆カラーリング(F1)
○既にチームの体制発表は終えていた昨シーズンもチャンピオンチームに輝いたメルセデスAMGペトロナスF1チームですが,昨日今年使用するマシンのお披露目をしました。近年の同チームは,これまでのフェラーリが持っていた連続コンストラクタータイトル6連覇の記録を抜き去り,昨シーズンで7連覇を達成しました。昨シーズンは,17戦中13勝を飾り,その内の11勝は今季も同チームに所属するL.ハミルトンがマークしています。今年はさらなる記録更新が予想される同チームですが,その記録を打ち立てる可能性があるのが今回公開された今季型マシン『W11』です。昨シーズンのカラーリングは,反人種差別運動に呼応してブラックとなっていました。今シーズンもやはり黒が主体となっていますが,昨シーズンからの変化が見られています。マシン後方を見ると,メルセデス伝統のシルバーのカラーリングが施されています。また,チームの株式の内およそ3分の1を所有しているイギリスの化学関連会社であるINEOSのロゴの部分が赤になっています。もちろん,タイトルスポンサーであるペトロナスのコーポレートカラーである『ペトロナス・グリーン』も随所に見られています。今回のカラーリングの変化は,来季以降再びシルバー・アローに戻ることを暗示しているのかもしれませんし,もしかしたらINEOSのカラーである赤の部分が増えていく可能性も否定できません。
2021/03/02(火)
☆師弟コンビ(MotoGP)
○ヤマハのインディペンデントチームであるペトロナス・ヤマハSRTが,今季の体制発表会をオンラインで開きました。昨年の同チームは,F.モルビデリ&F.クアルタラロのコンビでシーズンに臨みました。その内,モルビデリについては,3勝を挙げると共に,2度のポールポジションと5度の表彰台を獲得して,ヤマハ勢としては最高位となるランキング2位でシーズンを終えています。そのモルビデリはチームに残留となりましたが,クアルタラロについては,ついにヤマハのワークスチームであるモンスター・エナジー・ヤマハMotoGPに移籍しました。クアルタラロがワークスライダーに昇格したことに伴い,長年ヤマハのエースライダーとして君臨してきたV.ロッシがワークスを去ることになり,今季はクアルタラロと入れ替わる形でペトロナス・ヤマハSRTに移籍してきました。モルビデリはロッシが主宰する若手育成プログラムであるVR46アカデミーの出身者ですから,今季の同チームは師弟コンビで臨むことになります。ワークスチームから去ることになったロッシではありますが,彼に供給されるのはワークスと同じ仕様のYZR-M1で,彼がワークスマシン開発に携わることにはこれまでと変わりありません。それに対して,モルビデリに供給されるのはAスペックのYZR-M1で,チーム内でマシンの使用が違うことになります。ただ,モルビデリが昨シーズン使用したマシンもAスペックのものでしたし,ワークスマシンの性能があまりよくなかったこともあって,使用違いのものを使用したことがかえってモルビデリにとっては功を奏した形となっています。それだけに,スペックが落ちるとはいえ,それがハンディとなる訳ではないとも考えられます。マシンのカラーリングについてはこれまでとほとんど変わりなく,タイトルスポンサーであるペトロナスカラーに彩られています。
2021/03/01(月)
☆雪辱(WRC)
○今季第2戦となるアークティック・ラリー・フィンランド最終日の走行が行われました。今大会は,当初予定されていたラリー・フィンランドが新型コロナウイルス感染拡大により開催中止となり,急遽開催が決まったものでした。今回は北極圏がコースに入っていて,ところによって雪の壁に囲まれたシーズン唯一のフルスノーレースとなっています。初日から速さを見せたのは,ヒュンダイi20クーペWRCを駆る一昨年のチャンピオンのO.タナクでした。開幕戦をリタイアで終わっていますから,今後チャンピオン奪還のためには好結果を残していい流れをつくる必要があるタナクは,2日目以降も速さを見せて最終日をトップで迎えていました。2位で最終日を迎えていたトヨタ・ヤリスWRCを駆るK.ロバンペラにおよそ24秒差をつけてスタートを切ったタナクは,その余裕からややペースを落として確実な走りを展開していき,およそ17秒差をつけて今大会を制し,開幕戦の雪辱を果たしています。ロバンペラに次ぐ3位には,ヒュンダイi20クーペWRCを駆るT.ヌービルが入っています。開幕戦を制している昨年のチャンピオンであるS.オジエは,前日にデイリタイアを喫していて,最終日に再出走してパワーステージで5番手タイムを記録したことにより獲得したボーナスの1ポイント獲得にとどまっています。開幕戦で自己最高位タイとなる6位に入った勝田貴元は,6位争いをしていたO.ソルベルグがミスで後退したため,今回も自己最高位タイの6位に入っています。
 

トップ > 3月の最新ニュース