くちぽかん〈口呼吸〉は万病のもと☆鼻呼吸の習慣を

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”口”ポカンは万病のもと
 最近、口呼吸についての問題点が指摘されるようになってきました。
歯科領域の疾患にとどまらず、さまざまの疾患に影響しているのです。


鼻の役割は何でしょう?
 本来、人間を含め哺乳類は『鼻』で息をする生き物です。しかし、哺乳類でも人間だけはなぜか『口』で息ができるようになってしまったのです。では、口で息をすると、どうして病気になるのでしょう??

 まずは、鼻の機能についてお話します。鼻は、臭いをかぐだけが仕事ではありません。息をした時に少なからず周囲を飛んでいるホコリやカビの菌、その他体にとって侵入されることが好ましくない物をせき止める「空気清浄機能」が備わっています。口呼吸をしている人は、それらの有害な浮遊物を直接体の中に取り込んでいるのです。これだけでも口呼吸の怖さがわかっていただけたことと思います。

 しかし、鼻の機能はそれだけではありません。口で空気を吸い込むとすぐに口の中が乾燥してくることでしょう。しかし、鼻で息をするとどうですか? 鼻で息をしていてのどがカラカラなんてことは、あまり経験したことがないのではないでしょうか? また、濡れたタオルが数秒で凍るような・バナナで釘が打てるような、極寒の中でものどが凍ってしまうことはないですよね? このように鼻には「加湿・加温機能」が備わっています。生き物が生きてく上で『鼻』の大切さ・鼻呼吸の大切さがお解かりいただけたでしょうか?

 日本免疫病治療研究会会長 西原克成 先生は、2008年6月2日 読売新聞で「鼻呼吸の習慣を」のタイトルで「口呼吸する子供が最近増えている」「鼻は、空気浄化装置である。加湿器の役割もあり、適度に加湿された空気は肺で酸素を吸収しやすくなり、脳も活性化される。」と言っています。また、鼻呼吸の習慣を乳幼児のころから習慣づけることが大切であり、おしゃぶりを上手に活用することを勧めています。


鼻詰まりの原因は?
 次に、どうしても鼻が詰まり口呼吸せざるをえない場合の原因を考えます。アレルギー性鼻炎などの他にも、原因がお口の中にある場合もあるのです。上アゴは、口の天井でもあり、鼻の底でもあります。口の構造の異常は、鼻の異常を呼んで、鼻炎や花粉症の原因になる。この場合、いくら鼻の治療をしてもなりません。口の治療が必要になるのです。


そのほかの原因は?
 口呼吸せざるをえない理由は、ただ単に鼻が詰まっているだけなのでしょうか? どうもそれだけではなさそうです。
 最近の食生活に問題があるのです。最近のお子さんの好きな食べ物ランキング上位にランクするものは何でしょう? こたえはコチラ!!
 この中に、アゴが疲れそうな、よく噛んで食べなきゃならない食べ物はありましたか? これだけが原因とはいえないかもしれませんが、昔に比べよく噛んで食べるものが少なくなってきていると思います。その為、お口の周りの筋肉がうまく発達できずに「口がポカン」となっているのではないでしょうか??
 

口呼吸の影響は?
 口呼吸では口の中が乾燥し、唾液による自浄作用も働かなくなるので、口臭が発生しやすく、口の中の細菌も増えて虫歯や歯肉炎になりやすくなります。


 かずの歯科でも、お口の治療〈矯正治療を行い、顎を拡げることや、お口の周りの筋肉のトレーニング〉を行うことで、これらの鼻炎・鼻詰まりが解消されたという症例がいくつもあります。その他にも、いろいろな治療法がありますので、ご気軽にご相談ください。
口呼吸が影響を与えている疾患の例
  • むし歯・歯肉炎・歯周病
  • 出っ歯等の歯列不正
  • 風邪
  • アトピー
  • 気管支喘息
  • 自律神経への悪影響 etc...
アゴが狭くて鼻が押しやられてしまいます。
お口の周りの筋肉のトレーニングに

パタカラと言います。画像をクリックすると詳細が見れます。

T4Kトレーナーといい、口の周りの筋肉のゆるみや、舌で歯を押したりする癖などを改善し、鼻呼吸を促進します。その結果、歯列不正が少しずつよくなっていくという治療法です。
お勧め図書

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お口を鍛え
免疫力を高めて
病気を克服しよう
という内容です。
関連HP:他サイトもあります。
西東京市の歯科 みずた歯科医院 「口ポカンについて」
栃木県佐野市 横塚歯科医院 「口呼吸?鼻呼吸?」

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