これから生まれる赤ちゃんにできること。☆キシリトール★合成洗剤

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これから生まれる赤ちゃんにできること。
▼キシリトールガムについて
今現在、妊婦である、もしく乳幼児が家族の中にいる方にご提案です。

今まで、自分自身が虫歯で困った経験はありませんか? そして、せめて今から生まれてくる赤ちゃんにはそんな思いをさせたくない・生まれてきた子には・・・と思っていませんか?

では、具体的にはどうしたらいいのでしょう?

最新の研究1) 2) 3)では、お母さん(もしくは赤ちゃんの周りの方)が100%キシリトールガムを噛むことで、その人のお口の中の虫歯菌がすくなることがわかったのです。その研究では、虫歯菌の母子伝播(お母さんから赤ちゃんへうつること)を予防するために母親が妊娠期からキシリトールガムを1日4回以上(実際には、平均2.9回)摂取することで、3カ月後には母親自身の虫歯菌が減ったのです。しかも、その後もキシリトールガムの摂取を1年間つづけると、噛むのをやめてもしばらくは虫歯菌は減ったままなのです。

とはいうものの、ガムだけでは完全な虫歯予防は難しいです。一度、歯科医院にてカリエスリスク(虫歯のなりやすさ)をお調べすることをお勧めします。

もちろん、妊婦さん以外の人でもお勧めです。
1日3粒かみかみすれば、虫歯が減るのです。

小さなお子様には、タブレット(ラムネ)タイプもあります。

あくまで補助的なものです。食生活と毎日の歯磨きが一番重要です。

このとき注意していただきたいのが市販のキシリトールガムを買うときは、キシリトール100%の物を選んでください。それ以外の物には、水あめなどが含まれており、虫歯の予防に役立たないものもあります。
余談ですが、市販されているキシリトールガムの中には、発がん性が疑われる物質(アスパルテーム)が含まれているものがあります。
もし、そういうものを避けたい場合(ぜひ避けてもらいたいです)は、かずの歯科にて対策品を取り扱っておりますので、ご気軽にご連絡ください。
こちらは歯科専用の100%キシリトールガム
歯の再石灰化を促進するフノランやリン酸カルシウムも市販のガムの1.5倍含まれています。

かずの歯科で取り扱っています。
文献
1) 仲井雪絵 他:小児歯誌 43(2):259, 2005 (抄)
2) 仲井雪絵 他:小児歯誌 44(2):218, 2006 (抄)
3) 仲井雪絵 他:小児歯誌 46(2):218, 2008 (抄)
キシリトールの漫画です。こちらをご覧ください。
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▼毎日の歯磨きで気をつけてほしいこと。
 よく噛んでご飯を食べたら、歯を磨く。これは、小さい頃から何度も耳にした言葉でしょう。そんなこと言われないでも知っていると誰もが思うはずです。しかし、それでも虫歯はできる・・・。そういう場合、実際は歯磨きができていないのです。正しい歯ブラシの当て方を知らないから、どうしても磨き残しがあり、虫歯になるのです。 
 今回注意してほしいことは、歯ブラシの当て方ではなく(もちろんそれも大切ですが、またの機会に)、歯磨きの際に使われているであろう歯磨き粉についてです。歯磨き粉を使うと、スッキリした感じがして、実際は磨き残しがあっても騙されてしまいます。まずは、歯磨き粉を使わずにきれいに磨くポイントをマスターしてから、仕上げ磨きの際にほんの少しの歯磨き粉を使うようにしましょう。この時、使う歯磨き粉についてもう少しお話を。
                          
 今まで歯磨き粉の安全性について考えた事はありますか? ほとんどの方がないはずです。近頃では、食についての安全性などはTVでも新聞でも全国各地で問題視されています。しかし、食べ物以外でも毎日使っているものがありますよね? 手を洗う石鹸・薬用石鹸、シャンプー、お父さんの髭剃りローション、お母さんの化粧品などなど。その中に歯磨き粉がありますね。

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 市販されているほとんどの歯磨き粉は合成洗剤ですが、ご存知ですか? 合成洗剤は、フッ素金属アレルギーの話にも出てくるもので、合成界面活性剤を使用した洗剤のことです。この合成界面活性剤が、実は、人体に有害なのです。アレルギーの原因であったり、アトピー等の皮膚障害の原因にもなったりします。シャンプーなどでは、直接毛根に作用し、毛髪の発育障害(いわゆるハゲ)の原因にもなります。右に一部をあげました。これらは、使用過程の副生成物としてダイオキシンを発生させるとも言われています。ダイオキシンは、言わずとも知れた有害物質ですね。これが、実際に多くの洗剤で検出されているのです。さらに、合成界面活性剤は、他の有害化学物質の人体への吸収を促進させる作用も持っているのです。
 このような合成界面活性剤が歯磨き粉にも入っているのです。今お家にある歯磨き粉の成分表をご覧ください。ラウリル酸ナトリウムと書いていませんか? これはシャンプーにも入っていて上述のように有害なものです。
               
 また、お口の中は皮膚と違い角質層というバリアーがありません。粘膜で覆われていて、薬は浸透していきやすいのです。そのおかげか、心筋梗塞などの発作が起こった時に、救急処置としてお口の中に「ニトロ」を噴霧したり、錠剤をふくませたりします。すると、発作は治まるのです。このように、お口の粘膜は、薬やその他の有害物質を簡単に吸収してしまうのです。歯磨き粉にはその他にも、有害性が疑われる香料や着色料なども含まれているものがあります。
 歯磨き粉は毎日使うものです。そのようなものに有害物質が含まれているとなると怖いものです。しかも、小さい子どもの頃から使うとなるとさらに危険性が増します。

 歯磨き粉は、無いなら無いで奇麗に磨けますし、虫歯を防ぐこともできます。どうしても使いたい方は、市販の商品を選ぶ際はしっかりと吟味してください。
 かずの歯科では、歯磨き粉を勧める際は以上のことをお話し、合成界面活性剤が入っていない石鹸歯磨き粉、または塩歯磨きを勧めています。
 詳しくはかずの歯科までご相談ください。
*合成界面活性剤
  • 直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
  • ラウリル硫酸ナトリウム
  • ポリエチレングリコール など

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参考資料
1)池上明 「女性を悩ませる経皮毒:日東書院
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