歯は抜かないこと
 昭和40年代に歯内療法とゆう最も進歩した治療法がアメリカから入ってきました。
指で大きく動く歯は保存できませんが、歯は絶対に抜かないのが原則になりました。
 総入れ歯を必要とする場合でも、歯の根を抜かず、義歯の下に保存します。根の生
えた義歯ができます。義歯の調子も上々です。噛み締める感覚は歯の根があればこそ
味わうことのできるものです。
 昔は根が腫れて、次々と抜かれてしまったのです。レントゲン写真をとって根の先
端、骨の中に黒い影として写っている病気があっても一回か二回の治療で完全に回復
します。昔のように、一本の歯の神経の治療に一週間も十日も通うなんてことはあり
えません。しかも二度と悪くなりません。すばらしいことです。
 治療に通う回数が予測できます。
 昔の神経の治療は毎日毎日通院して、薬をつめかえ、よく消毒ができてから、なん
て言われて、一週間も十日も、三時間待って三分治療を受けに通ったものです。
 歯科の治療は綿花に薬をまぶして入れるような、手抜き治療でも、3年や5年でも
もつ場合があります。現在は完全な治療ですと、二度と根は悪くなりません。
  術前術後の二枚のレントゲン写真
 人間の体で、歯だけは自然治癒能力がありません。精密な処置が必要なのです。
 術前にX線フイルムをとり、治療後再びとると両者の比較ができます。素人でも完
全にできたかどうか見れば判ります。
 歯科医の信頼性が非常に高くなったのも、X線フイルムで根の先まできっちりと薬
がはいっているのを確かめ患者さんにも確認してもらえるからです。
 精密検査とは 

 全部の歯のレントゲン写真、上顎と下顎の石膏模型を作ります。石膏模型は上下の
歯の噛み合せを調べるため。歯並びの状態も患者さんと先生が一緒になって詳しく調
査して、精密な記録をとります。

 歯科医師の仕事は一本一本の歯の治療も大切ですが、口の中全体の噛み合せを改善
したり、新しい噛み合せを作るために、レントゲン撮影による調査が必要です。顎の
骨の状態、歯根の治療の良否、歯石の付着状態、不良金冠の発見、新しい虫歯や歯周
病の進行状態、等の基礎資料を参考にしながら口腔内の精密な診察をし、治療計画を
立てます。

 口を大きく開けて、眺めただけでは、口の中の見える所は限られています。ごく
一部しか見えません。科学の目が必要なのです。

 開かれた歯科医学

 歯の中も、骨の中もX線フイルムで確認できます。治療の成績が90点か10点か
判ります。全く閉鎖された歯科医療という汚名は、今や一つもありません。治療し
た歯を自分で確認できます。先生も治療した直後のフイルムを調べて確実性を確認
し、安心ができます。

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