レンタローに捧ぐ

熊本からの帰り、「岡城跡」の看板を見てふと気が向いて寄ってみることにした。  久住連山、阿蘇外輪山、祖母山麓に囲まれた竹田市周辺は、深々とした緑に囲まれとても美しく、ドライブコースにも最適である。

竹田市内に入るとまた別の看板があり、岡城跡へ行くのに道に迷うことはない。山道をぐるぐると登っていくと、少し開けた場所の壁には楽譜の文様が施され、そしてその前には石造りのピアノが鎮座していた。

早速ピアノの前に座り、レンタローを想う私ことp(パーマン)2
石造りのピアノの前でレンタローに思いを馳せるp2

思ったよりも長い道のりを走りながら、ちょっとだけ不安になってきた頃、 “岡城跡まで500m”という看板が目に入る。

専用の駐車場に車を乗り入れると、お盆ということもあってかたくさんの人でにぎわっている。

車を降りて奥のほうへ歩いていくと、「料金徴収所」なるものがある。 (なんだい、金とるんかい)などと思ったが、大人ひとり¥300なので、まぁいいか、と二人ぶん¥600を払う。するとオネーサンが小さな巻物を二本くれた。岡城跡の歴史やいにしえの岡城の姿が描かれている。なかなかきれいな絵で、ちょっと得した気分になる。

天気も良く、夏の日差しを肌に心地よく感じながら、岡城跡へ向かう。 眼前にはペンション、竹田の宝物が収められた博物館、竹製品の売店などが見える。それらを横目に見ながら、足を進める。

その時だった!

本編・真実の岡城跡へ[N]