特集・讃岐うどん巡礼の旅(初体験♥編)

ダンプ野郎御用達/大釜うどん

=*=シューのたっての希望で最後に“大釜うどん”へ=*=

大釜三日目はあまりたくさん食べるつもりではなかったのだが(二日目を終えた時点で二人ともかなり体調が悪かった≒うどんの食べすぎ?)、帰路についてからどうしても資料にあった“ゴン太で力強いうどん”を食べてみたくなって“大釜”へ向かった(予断だが、この店は我々が香川入りして最初に見つけたうどん屋である)。

大釜・釜揚げうどん 香川入りして最初に宮脇書店を見つけたのだが、その宮脇書店のすぐそばに大釜はある。店の駐車場には店名の由来となった大きな釜が置かれている。セルフでない普通店なので何の躊躇もせずに店内へ入ってびっくり。お昼前の店内は一見してそれとわかるトラック野郎でごった返している。空席がないので一人で釜揚げうどん(たぶん大)をかっくらっていたオッチャンに相席をお願いすると気持ちよく承諾してくれたので遠慮なく座らせてもらい、二人とも釜揚げうどんの小を頼む。この店にもおでんなどのサブアイテム、きつねうどんなどの一般メニューなど色々あるが基本的には釜揚げうどんで勝負の店である。

丁度お昼時なのに店内にはお客さんでイッパイでした。ここでは、席に付いて注文でした。(普通じゃん…)席が空いてなかったので相席でした。釜揚げの小を食べました。ここでも注文後大きな徳利みたいなのをテーブルの上に”デンッ”と置かれましたが、前回(長田)で勉強してるので麺が到着後注ぎました♪このお店はトラックの運転手さんが立ち寄るお店なので小を注文したのに他のお店より麺の量が多かったです。お腹にしっかり溜まるうどんでした。
 すっげぇ重たいうどん。なんちゅうか小麦粉を圧縮して作ったような感じ。最初にこれを食べたら多分何件も回れないと思うが…。ボクはこのうどん大好きです。おつゆもトラックドライバー仕様なのか、タラタラと甘くなくてビシーッ!とした辛目のもの。このぶっとい弾力のある麺で“冷やしうどん”を食べてみたいです。机の上にはもちろん生姜とおろし金が置かれていますが、誰一人生姜の皮なんぞ剥いておりませんでした。
=*=麺地巡礼の旅・終わりに=*=
 最終日、最後に大釜の力強いうどんをお腹に叩き込まれた二人は「ウゲ」とか「グフッ」とか、ため息ともうめき声ともつかぬ声をお互いに発しつつ一路別府へ向かうフェリーの発着所へと向かった。途中、どちらからともなく「コーヒー飲みたいね」ということになり、フェリー発着所近くの静かな喫茶店でゆっくりとコーヒーを飲んだ。
 チャーはちくわを買って帰り、「ちくわ天作るの」と張り切っていたがあまりうまくいかなかったようで、「讃岐のとは違う」なんて言っていた。ボクはといえば近所のスーパーで坂出市で製造されたさぬきうどんの半生麺を見つけて喜び勇んで買って帰り、茹でて食べてみたが全然違う。通信販売で讃岐から麺を取り寄せてみたがやはり全然違う。結局おいしい讃岐うどんを食べるには香川県まで行くしか方法がないんだ、と再認識をしつつこの稿を終わりといたします。

讃岐うどん巡礼の旅(初体験♥編)・終わり

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