特集・讃岐うどん巡礼の旅(初体験♥編)

麺地へ侵入・さぬきうどんを初体験

 あれは忘れもしない、4〜5年も前のいつのことだったか(忘れとるやないけ!©麺通団団長)、さぬきうどんをネットに広めたかの有名なさとなお.comの「さぬきうどんをCHAIN EATING !」の書籍版を編集した古い友人から「さぬきうどん凄いでぇ!」という言葉と共にもらった、出版されたばかりの「うまひゃひゃさぬきうどん」を読んでから、ボクの心の片隅に居座り続けた“讃岐うどん”。

 今回、ゴールデンウィークも終わり(シューは商売柄連休とか忙しい)、事前に前述のさとなお.comや、麺聖のうどんグルメの旅といったサイトを見せて讃岐うどんフリークと化したチャーさんと共に麺地巡礼の旅に出かけることとなったのでレポートしたいと思います。

=*=讃岐うどんを初体験・宮武=*=

宮武・外観 前夜フェリーにて四国入りし、温泉に浸かって万全の体調を整えたチャー&シューは、愛媛県は松山市より一路、帝都香川県に侵入した。初体験の相手は、讃岐うどん界のバイブル“恐るべきさぬきうどん”第3巻の中で「プロの客」が選んだ「S級指定店」10店の中に、自らはもとより、弟子にあたる店が他に2店も含まれるという“讃岐うどんの勇・宮武”と決めていたので、サイトやうまひゃひゃさぬきうどんの本を読んだ記憶と道路の案内表示を照らし合わせて琴平町方面へ向かう。途中、この時には知らなかった“ダンプ御用達の店・大釜”を横目に、恐るべきさぬきうどんにやたらと出てくる宮脇書店に立ち寄り、「完全攻略さぬきうどん2002」「恐るべきさぬきうどん・第5巻」「るるぶ」といった資料を購入し、地図を頼りに宮武を探した。…がしかし、方向音痴のシューと地図がほとんど読めないチャーというW役立たずな一行であるからして、あぁでもないこうでもないと「こんなところにうどん屋があるんかいな」というような場所に入り込み、迷いに迷う。粉一時間、いや小一時間ほども迷った挙句にたどりついた「宮武」。「こんなところにうどん屋があるんかいな?」というような場所にありました。

 人気が出て通り沿いに新しく作られたという駐車場に車を停めて、腰のバッグにデジカメを詰め込んでいる間にも宮武からは続々と爪楊枝をくわえたシーシー軍団が出てくる。ちょっと焦りながらも宮武のロケーションに感動を覚えつつ店内へ入る。感動のさぬきうどん初体験。チャーさんは「ひやひやの小」ボクは「あつあつの小+ゲソ天」を頼んで、空いていた席に座り、割り箸を割って喜色満面「いただきまぁす!」。

point:宮武ファミリーの特長、“あつあつ(温めた麺に暖かいダシ)、ひやひや(冷たい麺に冷たいダシ)、ひやあつ(冷たいままの麺に温めたダシ)にそれぞれ大・中・小がある

宮武・あつあつ+ゲソ天 今思えばこの時点では激しい緊張と嬉しさのあまりよく味わえなかったのか、「うーん美味しいねえ。」「確かにうまいねえ。」といったありきたりな感動しか覚えることができなかったボク達(実はこの後数店を回っているうちに宮武の凄さを段々と感じて、もう一度行こう行こうと言いながらも結局それは叶わず、次回への大きな課題を残したボク達でありました)。得てして初体験♥とは「まぁこんなものか。」と感じるものである。軽くウェーブがかかっていてモチモチとした麺でした。
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さぁここでいつもの行ってみよう!

チャー:麺がつるっとしてなくてよじれてる?麺でした。本場の讃岐うどんを初めて食べたのですが、はっきり言って「こんなんなんだぁ・・・」ってゆう印象でした。麺の腰も普通でした。
シュー:大感動!になるはずだった讃岐うどん初体験ですが、緊張のあまりか…。どうも資料その他で讃えられているほどのおいしさではありませんでした。(ははぁ、これが“行く時間が悪い”っちゅうやつかぁ)と思いました。決して宮武が悪いワケではなく、作りおきに当たってしまったボク達の運が悪いのです。この店は再訪を決意。

Noodle!
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