2009Jリーグ ディビジョン1 開幕戦 名古屋グランパス VS 大分トリニータ |
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09.3.7 | ||||||
身も心もぴしっと引き締まって開幕戦。 どこのチームのサポーターも、期待と不安の入り交じった複雑な心境で、この時を迎えるのだ。遠足前夜の子どものように微熱に浮かされた火照った顔をしながら、なんとなく居住まいを正し、スタジアムに向かう。 それが、アウェイならなおさらだ。 うれしいことに、なんとばっちりスケジュールがはまり、アウェイ開幕戦を豊田スタジアムで迎えることになった。 初豊スタ、そして開幕、相手は因縁浅からぬ名古屋グランパス。 おじさん、もう浮き足だっちゃうからね。 |
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名鉄・豊田市駅からずんずん歩くと、恐竜の骨格のようないかつい橋が見えてくる。そしてその向こうに豊田スタジアム。 うーん、なんだかカブトガニのようだ。この超個性的なスタジアムは、建築家・黒川紀章氏の手によるもの。橋も同じく。そして、我らが九石ドームも同じく。 つまりは、兄弟スタジアムなのだ。 |
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北側10番ゲートは、通称ピクシーゲート。残念ながら、アウェイ入場のため、ゲートは撮れなかったけど、ここだ。大分にも、こういう歴史がスタジムに刻まれる時がいずれ来るといい。 さて豊スタグルメは、グラン巻。階段に無造作に置いて撮影。何かもの悲しい。 ユニの上にウィンドブレーカー着込んでスタジアム一周。ホームのゴール裏でありついた「大杉蕎麦」。冷えた体に、うまい。屋台村の雰囲気をかもしていたぞ。 グッズ売り場は大混雑。グランパスくんのストラップがほしかったのだが(え、買うのか)、時間も迫っていたし、あの混雑に飛び込む気力もなくあっけなく退散。 |
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サッカー専用スタジアムだけあって、ピッチが近く見やすい。しかも、サイドスタンド、バック、メインともに、2階より上は急傾斜。けっこうこわい。 せっかくスタジアム1周ができるので、ゴール裏、メインスタンドの最上階登頂にチャレンジ。 メインスタンド最頂点は、ピッチがはるか彼方にゲーム盤のように見えます。 |
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屋根やスタンドのラウンドフォルムが、スタジム全体の雰囲気を独特のものにしています。 でも、最頂点に行くのにけっこうしんどかったです。高所恐怖症の人は絶対無理でしょう。 |
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さて、トリニータのサポーターエリアは、アウェイゴール裏1階の半分。 あんまり人数はいないだろうから、真ん中にごちゃっと固まって応援するのかなと思ってたら、なんとなんとものすごい人数じゃないですか。新聞では700人とか出てたけど、ほんと多かったです。びっくりしました。 |
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さて、ここからが本題。 よくシャムスカがコメントで言う。「前半と後半でまったく別のチームになってしまった。」 このゲームもその通り。悔しい。 前半は、この前の福岡戦を見るかのようだった。 ウェズレイ、高松が左サイドを中心に、慎吾、夢生もからみ、ボールを支配する。全体が左に寄ってしまうので、必然的に右が大きくあき、大輔がフリーで伸び伸びと動ける。 いいほどボールを回し、ウェズレイが大きく右サイドの大輔にサイドチェンジする。大輔は夢生ともからみ、ゴール前へボールを運ぶ。 何度も何度もこういうシーンが演出された。 夢生が切れている。前後半通して4回のビッグチャンス。せめて、2回決めていれば、ゲームは違っていただろう。(「たられば」は言っても意味ないことは承知の上ですが) これが夢生の若さだろうか。いくらいいプレーをしても、決めなければゲームはつくれないことを思い知ったと思う。(次はやってくれると期待) |
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コバヒロは、パスを読み、猛然とダッシュしてボールを奪う。でも、奪ってからの攻撃にいまいち自信がないようだ。去年からもそうだったけど、あわててパスを出すようなシーンが多いような気がする。そして、全然通用しなかったのが、1対1での守備。かるーく交わされて、パスを出されてた。あの守備では厳しいぞ。ワンステップ成長が必要だ。 1−0で前半を終了。これが結果的に、後半の流れを作ってしまった。2−0なら・・・(もう、言うなってね。) 相手の守備が、ワイドに開き、それまでかかってたプレスがかからない。サイドが使えるようになると、名古屋は得意のパターン。 ダヴィ一人にやられたようにあるけど、それは最後の部分で、それまでのところで前半はマイボールにできてたところが、できなくなったのだ。 大海は、やはり1対1でダヴィにやられた。見てて、なんでかなあという感じのやられ方。 最悪は2点目の失点。 サイドから完全にやられて、お手本のような美しいゴール。あの取られ方はショックが大きい。 1−0のリードを追いつかれて、落ち着きを失ったかに見えた。 メンタルの部分の問題か。 追いつかねばならない場面で、森島、家長の同時投入を準備していた矢先、大輔の報復行為で一発レッド。大輔には昨年の故障が思い出されたのか、頭に血が上ってしまった。 これで、ゲームは壊れてしまった。 大輔個人の行為が、全員でつくっていたゲームを壊す。 「絆」と真逆のゲームを開幕戦でやってしまった。 |
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シャムスカは、開幕戦での勝ち点にこだわった。 1人少ない中で、攻撃的なゲームプランを続行した。さらに失点を食らってワンサイドになるリスクを負いながらも、点を取りに行った。 そして、慎吾のFKからウェズレイの7年連続の開幕弾。 最後の最後まで、選手は気迫を見せて、点を取りに行った。 前半1−0のリードから、後半に移るときに、シャムスカがどういうメッセージを送ったのか。 失点のリスクを冒してもいいから、点を取りに行け。そういう風に見えた。 とすれば、選手はその通りにプレーし、ゲームが悪い方に転んだだけだ。そうとも思えてくる。 チームとしての、あるいは、選手個々の能力としての、若さや甘さが出てしまったと思う。 それはこれから十分取り返しのつくことで、第三者的には、とてもおもしろいゲームだったろう。 来週は、ホーム開幕。 大輔の出場停止で、夢生・家長の同時スタメンがあり得る。 楽しみに試合を迎えたい。 |
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番外編 でらうま名古屋で見た・食った | ||||||
<ニッカンスポーツより結果> | ||||||
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reported by miyashu | ||||||
|風に吹かれて| |