2002・4・30
○スズキワークス,ミシュランに変更(WGP)
・今シーズン,スズキワークスのタイヤはダンロップを選択していました。これは,スズキ側の意向によるものだったようです。K.ロバーツやS.ジベルナウは,これまでミシュランに乗り慣れていましたので,やはり今一歩ダンロップとのマッチングがよくなかったようです。そのため,ライダーがスズキに対してミシュランへの変更を要求しました。その結果,スズキ側もこの要求を受け入れ,今週末からのレースはミシュランを採用することになりました。今シーズン突入直前に原田哲也が長年使い慣れたダンロップに変更したように,ライダーとタイヤのマッチングは現代のレースにおいてはかなり重要な位置をしめています。これを契機に,一昨年のチャンピオンであるK.ロバーツの走りが復活するといいですね。
2002・4・29
○もうシーズンオフ?(F1)
・シーズンオフが近づいてくると,ドライバーの移籍などが話題となります。まだ,シーズンは始まったばかりなのに,BARのJ.ビルヌーブ周辺は移籍の話がずっと噂として流れています。ビルヌーブ自身はその噂をつい最近も否定していますが,BARの元オーナーで,ビルヌーブが高校生の時の恩師でもあり,マネージャーでもあったC.ポロックが離脱した後,移籍の噂が絶えません。今回のレースで少しはマシンのパフォーマンスが上がり,ドライバーも以前と比べると評価をしているようですが,あくまでもBARの以前のマシンとの比較。契約は来年までですが,元F1のチャンピオンなのですから,このままの状態が続くと,ビルヌーブのモチベーションがどんどん下がり,結局チーム離脱という方向に進むような気がしてきます。ちなみに,移籍先として噂になってるのはルノー。今回は2台ともトラブルでリタイアでしたが,レースの多くの時間ウィリアムズの次のポジションあたりを走行していました。来年はマクラーレンを押しのけてトップ3に入る気配さえ感じますので,より一層ビルヌーブにとっては魅力的かもしれません。
○ホンダだけ?(F1)
・そういえば,今回の第5戦でアローズのH.H.フレンツェンがベテランらしい粘りの走行で6位に入賞し,1ポイントをゲットしましたが,あとポイントをゲットしてないチームは,ジョーダンとBARではなかったですかね。その2チームとは,つまりホンダエンジンユーザー。ホンダの第3期は,「これまでとは違うあらたな挑戦」だったですが,まさかポイントを取らないマシン作りではないはず。A.セナを知る多くの日本人F1フリークからすると,なんとも歯がゆいホンダの現状ではないでしょうか。もっとも,やってる本人たちが一番歯がゆいのかもしれませんが・・・。
2002・4・28
○シューマッハ強し(F1)
・2位に30秒以上の差をつけ,今回も(!)M.シューマッハが圧勝しました。予選でもトップでしたから,ポールトゥーフィニッシュです。いったいシューマッハを止めることことができる人はいないのでしょうか?去年もどんどん勝利を重ね,追いかける人が誰もいなくなってしまいましたが,早くも今年も同じような状況が構成されてきています。今回の目玉は6位に入ったフレンツェン。回りが脱落していく中粘り強く走り続け,自身久々のポイント獲得です。ホンダ勢トップは,これまたビルヌーブ。7位でしたから,ポイント獲得まであと1台!佐藤琢磨は早々にマシントラブルによりリタイアしました。トヨタは,2台とも完走はしたものの,予選が物語っているように実際の走りは今一歩で,マクニッシュの8位が最高でした。
2002・4・27
○コピー&貼り付け(F1)
・F1第5戦スペインGPの予選結果が出ました。さっそくこのHPの更新作業をしたのですが,非常に作業が楽に終わりました。なぜなら,トップ5の結果は前戦と全く同じ。つまり,第4戦の結果をコピーして,第5戦の結果に貼り付ければよかったからです。作業が楽にすむのはいいのですが,また見慣れたレースを見るのかと思うと少々残念。
フェラーリ&ウィリアムズ以外のチームの奮起を期待します。なお,ホンダ&トヨタの最高はフィジケラの12位。期待の佐藤琢磨は,トヨタの二人に挟まれて19位と下位に低迷しました。
○BARがエイサーと契約(F1)
・「エイサー」と言っても,別に沖縄の伝統芸能ではありません。パソコンなどのIT製品やサービスを行っている会社です。以前,今は無き「プロストグランプリ」のスポンサーもやってましたから,記憶にある方もいらっしゃるのではないかと思います。今回の契約は,コーポレートパートナーですから,お金を出すというよりは,コンピュータなどの製品を提供するという形になります。ヨーロッパを中心にタバコ広告禁止の状態が年々強まっています。ご存知のように,BARは「ラッキーストライク」ブランドなどをもってるBATが親会社ですから,こういった動きの影響をもろに受けます。ウィリアムズが「コンパック」をメインスポンサーとしているように,BARもIT産業へ接近するいい機会になるかもしれませんね。(閑話休題 サッカーワールドカップが開かれる大分の「ビッグアイ」の近くに,「パークプレイス」という商業地帯がオープンしました。その中に一つに,全国展開をしている「K’sデンキ」があるのですが,オープンの日の目玉商品に1980円のパソコンがありました。そのパソコンというのが「エイサー」。10台限りということでしたが,購入した人は何時から並んでいたのだろう・・・。)
2002・4・26
○梁&伊藤,再びWGPへ(WGP)
・何とビックリの情報。ワイルドカードで開幕戦に参戦し,決勝で2位に入った梁明と予選3位&決勝4位に入った伊藤真一が,第3戦スペインGPにワイルドカードライダーとして参戦することが決定しました。通常ワイルドカードは開催国のライダーが中心となるだけに,日本人にとってはうれしい話題。どちらも4ストマシンの開発を担当しているだけに,鈴鹿の時と同じような活躍が期待できます。特に,伊藤は元WGPライダーですから,第3戦のヘレスサーキットは経験があります。その点では有利かもしれませんね。ところで,ホンダワークスのメインスポンサーはスペインの石油会社「レプソル」。スズキワークスの方は同じくスペインの電信会社「モビスター」。第3戦の舞台はスペイン。これらを考え合わせると,「今回のワイルドカードと何か関係があるのかなあ」と思ってしまいます。
○トップはスープラ(GT)
・4月24,25日の両日,宮城県のスポーツランドSUGOでGT合同テストが行われました。2日間の総合では,トクホントムススープラの土屋武士がコースレコードをたたき出してトップ。2番手はTAKATA童夢NSXのR.ライアン,3番手がMobil1 NSXのR.ファーマンとなっています。ただし,1秒以内に10台が入っていますので,かなりせった状態であることには変わりがありません。また,ウェイトの有無,ガソリン重量等,チームによって違いがありますので,タイムだけを見て単純に力を判断してはいけないのかもしれません。なお,GT300クラスのトップは雨宮マツモトキヨシRX7でした。市販車のRX7は,排気ガス規制の関係からもうすぐ販売が終了しますので,せめてレースにおいてその勇姿をできるだけ長く見せてほしいものです。(管理人は,あのロータリーエンジンならではの甲高いエキゾーストノートは結構気に入ってるだけに,そういった気持ちになってるのかもしれません。)
○TeamUKYO第2戦を欠場(GT)
・元F1ドライバーの片山右京とおなじみのマッチこと近藤真彦が同じチームから出走していますが,そのTeamUKYOから第2戦欠場の発表がありました。理由は,2人ともルマン24時間に出場することは既に発表済みですが,その公式テストに参加するためです。ぎりぎりまで出場を模索したみたいですが,物理的に不可能だったようです。上に記述しているGTの合同テストには参加していたのですが,ほんちゃんのレースに参加できないのは,本人たちも,そしてファンの人たちも残念なことでしょう。
2002・4・25
○またリストラ(F1)
・日本では相変わらずリストラの嵐が吹いています。この風潮はF1にもあるようです。とりわけホンダ系のチームはその傾向にあるようで,先月お伝えしたようにBARがチームの6分の1にあたる人数をリストラしています。さらに今回ジョーダンもジョイントマネージングディレクターやチーフエンジニアをはじめチームの15%の人をリストラしたようです。レースの結果は今一歩だし,スポンサーマネーも減っていますので,ある程度は仕方のないことなのかもしれませんが,ホンダ系が揃いも揃ってだけにちょっと心配になります。もっとも,ジョーダンについては,チームの規模が小さい時の方がいい結果を残していましたので,ポジティブに考えるといい傾向なのかもしれません。
2002・4・24
○スパ直入HP開設
・あまり一般には知られていませんが,2輪レースの統括団体であるMFJ公認のサーキットが大分県内には2つあります。一つの都道府県に2つあるところは他にあります?それくらいモータースポーツをするのにはいい環境にあるはずなのですが,実際には目茶苦茶マイナーなスポーツになってます。そういった愚痴はさておき,その2つのサーキットというのは,全国的にまあ有名な「オートポリス」とカワサキのテストコース的な立場で開設されていった?(関係者の方,違ったらごめんなさい)「スパ直入」です。数日前の話ではありますが,そのスパ直入が,この度公式HPを開設しました。まだできたばかりですので,見る人が見れば内容的に工夫の余地があるのかもしれませんが,アクセスが増えれば増えるほどより一層充実したものになると思います。私のHPもたくさんの人に見ていただきたいですが,同じ大分県内で発信しているレース関係のHPですから,ぜひスパのHPもご覧になっていただきたいと思います。紹介ついでに,実際にスパを利用してもらったり,地方選が開催されている時には観戦しに来て頂いたりして,少しずつでも大分県のレース熱を上げていっていただきたいと思います。
スパ直入公式HPアドレス・・・http://www.spa-naoiri.com
○ドゥカティ参戦表明(WGP)
・かねてから噂があったように,近年ワールドスーパーバイク(SBK)で実績を上げているイタリアのドゥカティが,来年からWGPのMotoGPクラスへ参戦することを会長の口から発表されました。およそ1年かけて開発を進めているマシンを,6月の第5戦イタリアGPでお披露目する予定のようです。なお,ライダーについては噂の域を出ず,現在SBKで走っているT.ベイリスなどの名前があがっていますし,さらに,今シーズンに入る前アプリリアから参戦するのではないかという噂があったホンダポンスのL.カピロッシも候補の一員となっています。
2002・4・23
○ブラザー(F1)
・40過ぎの管理人の幼少の頃の感覚で言うと,「ブラザー」と言えば「編み機」だったり「ミシン」だったりするのですが,当然それは過去のお話。今では,ここ数年F1のスポンサーをするくらいプリンターなどの先進的な製品にも取り組んでいるようです。今年はジョーダンのスポンサーとなっていますが,この度ブラザーのF1HPができました。当然佐藤琢磨をメインにジョーダンの情報が中心となっています。未だにノーポイント,スポンサーマネー減少に伴う経営危機等あまり明るい話題が聞こえてこないジョーダンチームですが,ぜひこのHPに明るい話題がジャンジャン載るような活躍をしていってほしいものです。
ブラザージョーダンF1のHPアドレス・・・http://www.brother.co.jp/jp/f1
2002・4・22
○押しがけ不可能(WGP)
・昔のGPは,シグナルが赤に変わると,ライダーがマシンを自分で押してエンジンをかけ,それからスタートしていました。今はご存知のようにエンジンをかけた状態でスタートします。昨日のレースで,ウォームアップラップの時,C.チェカのエンジンが停まってしまい,押しがけすれどエンジンがかからず,メカに押してもらってようやくスタートできました。開幕戦で宇川がリタイアしたのも,転倒後エンジンをかけようとしてもかからないためでした。990ccマシンは速さを見せているものの,意外なところで落とし穴があるもんですね。4ストのライダーは,エンストに要注意!!
○表彰台ゲット(元F1?)
・個人的な感情から,「元F1」などというものをつくってしまいました。これは,元F1ドライバーで,今年からDTMで走るようになったJ.アレジが,デビュー戦で3位表彰台をゲットしたので,情報としてお伝えします。F1は引退したとはいえ,ドライバーとしてはまだまだやれるというところを見せてくれました。
○本山トップタイム(Fポン)
・2日間にわたりCP MINEサーキットで行われたFポンの合同テストにおいて,本山哲が総合のトップタイムをマークしました。2位にはR.ファーマン,3位には松田次生がつけ,今シーズン好調な人たちが,テストでもいい結果を残しました。やはり,しばらくは同じ流れでシーズンが進んでいくんでしょうね。
2002・4・21
○祝!!宇川優勝!!!(WGP)
・125cc,250ccと「日本人は出てるの?」という感じがするくらい日本人の影が薄くなっていました。ところが,手に汗握る攻防の末,WGP第2戦MotoGPクラスの勝者の座に宇川徹がつきました。今回の勝利は,王者V.ロッシとガチンコ勝負の結果勝ち取った栄誉ですから,その価値は本当に高いものがあります。本当におめでとう!宇川徹!!
2002・4・20
○宇川フロントロー獲得(WGP)
・WGP第2戦の予選2日目が行われ,MotoGPクラスは,やはりV.ロッシがポールポジションを獲得しました。予選初日にトップだったR.カピロッシは2位。そして,2日間とも3位に入ったのは宇川徹。開幕戦であまりいいところがなかっただけに,今回は期するものがあったのではないかと思います。ただ,今回宇川以外の日本人はどのクラスも低調です。残りの全員は,すべて10番以上の予選結果となっています。
○一生跳ね馬(F1)
・フェラーリのL.モンテゾモロ社長が,このほどM.シューマッハに対して終身契約を打診された模様です。だからと言ってこの先どうなるのかは不透明ですが,少なくともこれから先フェラーリから他チームへの移籍はなくなったことは確かです。
2002・4・19
○2スト勢強し(WGP)
・南アフリカウェルコムサーキットでのWGP第2戦が始まりました。予選1日目のMotoGPクラスの結果は,暫定ポールがホンダポンスのR.カピロッシ。2位がグレシーニホンダの加藤大治郎となっています。今シーズンは4スト有利と言われていますが,このサーキットはコース幅が狭く,小回りの利く2スト勢にとって,4ストとそれほど差が出ないであろうと思われていました。そのことを証明した一日目といえるでしょう。なお,4ストのトップは宇川徹で第3位です。緒戦をものにしたV.ロッシは4位につけています。ただし,この日は決勝を見据えてのセッティングに時間を費やしたのではないかと思われるコメントをロッシは発していますので,2日目にトップに浮上することは十分に予想されます。
○鬱憤を晴らせ(R2−1)
・今年は全戦エントリーしないのが,唯一のホンダワークスライダー玉田誠。第1戦の場はMINEでしたが,四国で生まれ,九州ロードに参加していた玉田にとっては,半ば地元のような場所と言えるでしょう。それに参加できなかったわけですから,やはり寂しさがあったのではないかと思います。そうした思いを晴らすつもりもあったのか,今日から開催のSUGOでのワールドスーパーバイク(WSB)ですが,予選一日目に玉田が暫定ポールをゲットしています。昨年のこのレースでは,第1ヒート,第2ヒートともに勝利しただけに,今年も大きな結果を出してくれそうな気配です。頑張れ玉田!!ところで,カワサキファンには残念なお知らせですが,今年WSBにフル参戦の井筒仁康が,予選で転倒し,手首を骨折する重傷を負い,明日から欠場します。
2002・4・18
○突然の通告(WGP)
・今週末,南アフリカのウェルコムサーキットでWGP第2戦が行われますが,直前になって南アフリカ政府から,タバコ広告禁止の通達がなされました。実は,第2戦の冠スポンサーは,フランスのタバコであるゴロワーズ。当然開催に向けほとんどの準備が整っていたわけですが,今回の措置で大混乱状態になっているようです。大会はもちろん,それに参加するチームの中のメインスポンサーにタバコがついているチーム(ワークスヤマハ,加藤大治郎,中野真也等)も当然スポンサー入りのものが使えないわけですから,混乱していることだと思います。私は嫌煙者ですからタバコは全くいらないものですが,かといって,突然の今回のような措置は,やはりおかしなことだと思います。
2002・4・17
○アレジ2回目の参加(F1)
・フェラーリとウィリアムズに大きく差をつけられた感のあるマクラーレンですが,昨日から始まったイタリアのムジェロサーキットでの合同テストに,元F1ドライバーJ.アレジがマクラーレンのマシンを駆って参加しています。彼としては,今シーズン2回目のテストとなります。アレジの豊かな経験が,マクラーレンのマシンに反映され,「3強」の時代になるとますます面白くなるんですけどね。
○正美が見られない(Fポン)
・N.カーティケヤンの代役としてLeMansのマシンを2戦にわたって駆った影山正美でしたが,チームリリースによると,第3戦からはD.シュワガーが代役を務めるようになりました。3戦以降も正美の走りを見られると期待していただけに残念な結果となりました。なお,カーティケヤンがフォーミュラニッサンのテストを受けたという情報がありますので,「病気」を理由に欠場していましたが,どうやら本当の理由は他にありそうです。それから,5ZIGENとDANDELIONもドライバーチェンジがあるようです。5ZIGENについては,道上龍が復帰するまでの間,光貞秀俊がドライブすることが既に発表されています。
2002・4・16
○新地君続報(R2−1)
・先日お伝えしたように,沖縄出身の新地雄太が,先日のMINEで久々に登場しました。しばらくレースから離れていたせいか,自分のグリッドにつく時,オフィシャルに場所を聞いていました。そして,何よりもジャンプスタートをしてしまい,黒旗を提示されてしまったことがいかにも久しぶりという感じ。ところが,最下位近くまで落ちたのに,そこからどんどん追い抜いていってました。やはり,ポテンシャルの高さを感じさせるシーンでした。さて,2戦以降は参戦するのかなあ・・・。
2002・4・15
○やはり妙な気持ち(R2−1)
・チェッカーを受け,3位までに入った人は表彰台に立たず,6位以降にゴールした人が表彰台に立っている。わかっていたことだとはいえ,やはりスーパーバイククラスの状態というのは「妙」の一言。「過渡期だからしょうがない」と言えばそうですが,たくさんの人に興味を持ってもらうためには,単純でわかりやすいものでないとなかなか裾野が広がらないと思います。今年は仕方ないにしても,来年のレギュレーションはよく考えてもらいたいものです。
2002・4・14
○カワサキのMotoGPマシン走る(R2−1)
・来年からMotoGPに参加することを表明しているカワサキが,実践による開発のため,R2−1において初のお披露目をしました。レースでは,柳川の手によって,3位に入ることができました。スズキのマシンと比べると,まだ立ち上がり等で差をつけられるところがありますし,外観を見ると,まだ製作途上的な出来でしかありません。表彰台下にスズキのマシンと並べておいてありましたが,「きれいさ」では到底及びつかない状態です。この点からもまだ開発が不十分と言えるでしょう。管理人は,MINEに行ってカワサキのマシンを撮影してきましたので,このページで大公開いたします!
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※3月に発表されたスケッチと見比べてみてはいかがでしょう?
2002・4・13
○予選でも好調維持(R2−1,GT)
・いよいよ開幕した2輪全日本選手権と4輪のGT選手権ですが,今日は予選が行われました。まず,R2−1のスーパーバイクでは,先週行われたWGPで見事2位に入った梁明が,その好調な走りを今回も発揮し,ポールをゲットしました。また,今年はカワサキのWGPのための新しい4ストマシンを開発している柳川明が,3位に入っています。GTでは,NAKAJIMAレーシングのR.ファーマンが,Fポンでの好調な走りを維持し,ポールをゲットしました。どちらも本命がそのまま力を発揮しました。さて,明日の決勝の結果やいかに!
○新たなスポンサー(F1,WGP)
・F1のジョーダンとWGPのウエストホンダポンスが,それぞれ新しいスポンサーを発表しました。ジョーダンはイギリスのネットワーク会社バージンモバイル,ポンスはスペインの郵便会社コレオスです。イギリスにしろスペインにしろ,モータースポーツの大変盛んな国。それだけに,スポンサーになる企業も他国に比べて出やすいのかもしれませんね。特に,バブル華やかなりし頃だけ,やたらスポンサーとして名乗りを上げる企業が多かったどこかの国とは大違いです。
2002・4・12
○レースの日
・あさって14日は,まさにレースデー。2輪の全日本選手権(R2−1)と4輪のGT選手権が共に開幕戦。海外では,F1がいよいよヨーロッパラウンドに突入。レース好きにとっては,一日で2度も3度もおいしい日となります。更新する管理者としては大変な日になりそうです。特に,日曜は天気がよければR2−1の観戦に行こうと思ってますので,その分更新の時間がないため,ますます多忙を極めます。更新が少々遅くなってもご勘弁ください。
○好調(GT)
・いよいよ開幕したGT選手権では,今日練習走行が午前と午後の2回行われました。その2回共にNAKAJIMAレーシングのMobil1 NSXがトップタイムをマークしました。このチームは,Fポンと同じメンバー,つまりR.ファーマンと松田次生がドライバーを務めています。Fポンでは,昨年末から好調を維持していますが,GTにもその勢いを持続しているようです。果たして,明日の予選でもトップタイムをマークできるのでしょうか。
2002・4・11
○道上の代役決定(GT)
・先日のFポン予選で大けがを負った道上龍の代役として,今週末に行われるGT選手権では,D.シュワガーが選ばれました。チームメイトの伊藤大輔とは,一昨年度Mobil 1 NSXで一年間一緒にペアを組んでいますので,マシンへの順応性及びセッティングにもさほど困難が伴わないのではないかと思います。ただし,この人選はあくまでも道上が復帰するまでの間のことです。今のところ,復帰は8月過ぎになるのではないかという見通しのようです。
○ホンダの本音は(R2−1)
・今週末にMINEで行われるR2−1開幕戦では,ホンダワークスのエースである玉田誠がエントリーしていません。もともと,今シーズンはスーパーバイククラスとプロトタイプクラスの2つにエントリーするということでしたから,はっきり言って彼はチャンピオン狙いから外れることではあったと思います。だとしても,エントリー自体しないことについては,「興行」という面で疑問に感じざるを得ません。噂では,「ホンダはワークス撤退を狙ってるのでは」という声も出ているようです。ただでさえ斜陽になっている2輪の全日本選手権が,より一層その傾向に拍車がかかるのではないかという懸念が起きてきます。岡田新監督さん,いったい何を考えているの?
2002・4・10
○がんばれ新地(R2−1)
・「新地雄太」というライダーを覚えてる方はほとんどいないと思います。沖縄出身の彼は,九州ロードで優秀な成績を収め,全日本にエンデュランスから出場したライダーです。これは,ふるさとを離れてお父さんと2人でトランポに乗り,九州はもちろん,鈴鹿などにも武者修行に出るというような苦労をした結果です。ところが,残念ながら足に大きな怪我をし,そのまま全日本から姿を消した形になってました。彼と顔見知りである管理者個人としては,彼の才能がほとんど花開かないまま表舞台から姿を消したことが大変残念だったのです。ところが,今週末にMINEサーキットである全日本のST600のエントリーリストを見ると,何と彼の名前があるではないですか!九州では名の知れた「カストロール&チーム能塚」からエントリーしています。ぜひ皆さんも応援してあげてください!!
2002・4・9
○頑張れ道上!(Fポン)
・第2戦の予選で大クラッシュし,ヘリコプターで病院まで運ばれた道上龍ですが,検査の結果顔の怪我と腰椎の骨折があったようです。そのため,リハビリなどが必要となり,復帰が夏頃になる見込みだそうです。チャンピオンを狙えるチームに移籍し,周囲はもちろん本人も大変やる気を見せていただけにとても残念です。一日も早い復帰を願っています。
○キルヒ破産(F1)
・以前から予想されていたことではありましたが,サッカーのワールドカップやF1の様々な権利を有していたドイツのキルヒが破産しました。負債額が約7600億円!あと50日ちょっとでワールドカップが始まるだけに,開催県である大分もその動向に注目しています。何より,レースファンにとってはF1がこの先どうなるのかも不安です。ただ,バーニーエクレストンやメーカー連合がこのまま指をくわえてみているだけではないはずですから,水面下の動きが激しくなりそうな気配が・・・。
2002・4・8
○やはりロッシはすごい(WGP)
・鈴鹿から帰ってきました。見たことをすべて書くととんでもない文の長さになりますので,あえて書かないことにします。ここでは,それぞれのクラスで気がついたことを簡単にお知らせします。
125cc | 日本GPに限っては,表彰台は日本人のためにあるような感じでしたが,今回初めて誰も上がれませんでした。上田がもう少しステディーにいけば表彰台をゲットできたんですけどね。あの状況では,逆転は不可能な感じがしたんですけど・・・。全体的な印象は,外国勢は若手の台頭が見られるようになったことです。日本人も活きのいい若手が出てほしいのですけど・・・。 |
250cc | 治親惜しい!!でも上田と同じように,あの状況ではかなり逆転は難しい。ウェットレースの難しさでしょうね。それにしても,250に関して言えば,R2−1をやってるような感じがするほどワイルドカードの人たちがすごかった! |
500cc | 梁はよく頑張った!でもね,やはりロッシは別格。あんな路面状況なのに,ファイナルラップでファーステストをたたき出すとは!!残念ながら,ああいったところの違いが,世界と日本の差なんでしょうね。それから,伊藤真一はよくやった!!その伊藤を出したホンダもえらい!今回に限って言えば,宇川より伊藤の方がGPライダーらしい感じがしました。 |
ところで,雨の中観戦された方々大変お疲れ様でした。観客の数は残念ながら少なかったですが,来ていた人たちは本当にレース好きな人ばかりなんでしょうね。それから,気象庁さん!午後から晴れるなんて嘘言っちゃだめですよ!宿泊した名古屋は雨が上がったのに,四日市あたりで降り始め,鈴鹿はかなりの雨。まったくも〜,ドライのレースを期待したのに!!
2002・4・5
○ホンダの巻き返し?(F1)
・新興チームであるトヨタは,すでにポイントを2回獲得しているのにもかかわらず,2チームにエンジンを供給しても,未だにポイント0のホンダ。日本はもちろん,世界中のホンダファンをがっかりさせているのが現状です。しかし,ここにきて光明が差し込んできたようです。スペインのバレンシアサーキットで行われている合同テストに,ホンダは改良バージョンのエンジンを持ち込んでいるのですが,トップタイムとまではいかないものの,トップ3に入るタイムを連日たたき出しています。BARのO.パニスやジョーダンの佐藤琢磨から好感触のコメントも出ていますので,今後のホンダエンジンには要注目といったところのようです。
2002・4・4
○いよいよ明日開幕(WGP)
・2輪レースファンが待ちに待ったWGPの開幕が明日になりました。何と言っても今年から始まったMotoGPクラスに注目が集まります。果たして第1戦を制するのは,2ストなのか4ストなのか。また,例年日本人が活躍する日本GPですが,果たして日本人の中から勝者が生まれるのか。注目点はたくさんありますね。なお,管理人は明日の夜から鈴鹿に向けて旅立ちます。生の迫力を体験してきます。ややお天気が心配ですが,何とか雨が落ちず,迫力のあるバトルが楽しめるといいのですが・・・。
2002・4・3
○G+(WGP)
・ネタとしては新しくありませんが,今月からCSでG+というのが始まりましたね。管理人はCSを視聴してないのですが,幸いなことにCATVでやっていますので観ることができます。何気なく放送予定を見ると,何とWGPを全戦にわたって生放送するそうではありませんか!NHKの衛星第1が,日本国内である2戦を除いて録画放送になりましたので,レースファンにとって朗報!もちろんテレビを持ってる人全員が観られるわけではありませんが,可能な方はぜひご覧になってください。
2002・4・2
○正美2戦目も出走決定(Fポン)
・チームルマンより正式に第2戦での影山正美出走の発表がありました。N.カーティケヤンの代理で1戦目を走ったわけですが,ウィルス性の発熱により,まだカーティケヤンの出走が不可能なため,代理続投となりました。チームリリースでは,「3戦以降は調整中」となっていますので,さらに続投の可能性も残されています。
○ドゥカティーのニューマシン発表(WGP)
・今年なのか来年のなのかまだはっきりとはしていませんが,MotoGPクラスに参戦することが既に発表されているドゥカティーのマシンの写真が公開されました。詳細についてははっきりしていませんが,その特徴的なサイレンサー部分についてはよく分かりますね。
2002・4・1
○やはりぶつかる(F1)
・F1のブラジルGPが行われ,M.シューマッハが,弟のR.シューマッハの追撃を振り切って今期2勝目をゲットしました。予想通りではありましたが,スタート早々に予選トップのJ.P.モントーヤが追突するという激しいバトルが演じられました。モントーヤは結局5位に入賞しましたので,アクシデントがなければ3台入り乱れてのバトルを見ることができたかもしれません。闘牛の牛のように,モントーヤはどうも赤いマシンを見ると闘志が湧きすぎるような気がします。なお,トヨタのM.サロが6位に入賞しポイントをゲット。ホンダ勢のトップは,我らが佐藤琢磨の9位。今回もトヨタの後塵を拝する結果となりましたが,琢磨のジャガーなどとのバトルは,観る者を楽しませてくれました。
○ロッシ強し(WGP)
・鈴鹿サーキットで2日間にわたって行われたIRTAテストの結果ですが,やはり大本命V.ロッシがトップタイムをマークしました。RC211Vを駆る宇川徹が,ロッシと同じ2分4秒台をマークして2番手。3番手には2ストマシンを駆るライダーとしての大本命加藤大治郎が入りました。なお,初日に激しい転倒を演じた中野真矢は,2日目の走行をキャンセルしました。でも,第1戦の参加については支障がないとのことです。また,テストで転倒をし,足を激しくいためていたG.マッコイが,タイム的には当然やや劣りますが,今回のテストに参加しました。やはり,一流のライダーは,肉体も並外れたものがあるものですね。