プライバシーがない

 個人のプライバシーは全く省みられていません。歯の治療は恐怖と痛みの経験を
積み重ねてきました。一度治療をしたところが、すぐ悪くなる。歯科治療に対する
不信の繰り返しでした。プライバシーが護られていないために歯科治療に対する不
信は増大するばかりでした。

 昭和40年を境にして日本の歯科治療は質的に向上し、現在は世界の水準を抜く
ほど高度な進歩をしています。しかし患者さんの不信を取り除く配慮、心に安らぎ
を与える治療環境は殆んど考えられていません。

 光る機械器具類が一つもない個室の歯科診療室。先生と助手と患者さんが静かに
治療できる部屋。患者さんのプライバシーを完全に護る心理学的配慮こそ、日本の
歯科医療の根本的欠陥です。

 早期発見、早期治療が空念佛で実践されていないのは、小さい時から心に刷り込ま
れた心理学的歯科恐怖症の為で、全国の歯科医は猛反省の必要があります。

 一日に50名もの診察をよぎなくされている歯科医院で話し合いができますか。

 能率をあげて、一人でも多くと患者さんを診る先生を前にして、痛みをとってもら
うだけで有難いのです。歯の修繕屋さんと言われるのは先生の収入を増すことばかり
考えているからです。歯科医学は国民の為にあるのです。患者さんの恐怖を取り除く
努力は歯科医学の出発点です。安らぎの歯科診療は国民の為に必要です。安全な個室
の診療室が必要です。質素な、静かな、小さい診療室が必要です。半分個室の治療室も
創ってみましたが、不十分でした。

 歯に悩む第二原因

 知らないことは恐ろしい事である。歯科医学が大きく変わったのに、本当の情報が
流れていません。

 歯の事を自分で考える資料を持っていません。隣の人の話、友人に相談しあれこれ
思案しています。新しい情報を歯科治療の常識として差し上げたいと思います。

 歯科医院では、どのような手順で治療が進められているか判らないから不安です。

 歯の治療は現在どの様に進歩しているか。

 心構えと考え方を説明したいと思います。また治療方法、治療の手順が、昔と今と
どんなに違っているか頭に入れて頂けば、どこの歯科医院に行っても判断の基準が持
てます。自分で考えることができます。

 昭和45年から50年にかけて差額徴収の問題が全国的に起こりました。新しい世界
水準の診療内容、技術的変化に対応した歯科医自身がとまどっていたからです。古い
治療、新しい治療の考え方の差、受け入れ状況の差で、全国の歯科医自身不安にいら
だっていた姿でした。

 最近の進歩した歯科医術を積極的に取り入れた先生、昔と少しも変わらない先生。
一日
50人も診る先生、一日に10名しか診察しない先生。患者さんの混乱は見分けが
つかないからです。この見分けがつかないと安らぎの歯科診療は手に入れることがで
きません。

  安らぎの歯科診療

 これだけは知ってください。         NEXT

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