むし歯は生活習慣病?

昔から、むし歯は甘いものをひかえて、
よく歯をみがきなさい、といわれつづけてきました。

この根拠は?

歯の質と細菌そして砂糖のあるところに
むし歯ができるという説明にもとづくものです。
ですから、予防には甘いものを食べない
歯ブラシ、フッ素
というようにしてきたといってよいでしょう。

しかし生活習慣からおこる病気に対しては
そのおおもとに切り込まなくては
むし歯をとめることは出来ませんね。

むし歯ができるには、
口の中に砂糖がくっついている(入っている)状態と
その時間の長さが問題ですが
それは食べ物の性質と飲食回数によって違ってきます。
これらは、食生活のリズムと食の好みによって決まってきます。

このような視点から子供達の世界をみてみましょう。

こどもたちは、外で元気よく遊びまわることが少なくなり
家の中でテレビやテレビゲームに夢中で
いつもスナック菓子やジュース類が身の回りにあり
おなかがすかない
チョッとおなかがすくと何か口へ…となり
ゴハンをしっかり食べない。
すると、また小腹が減って何かを口にするとなって
生活のリズムが狂っています。


外で遊びに夢中の子供には、家の中で
だらだら食べ続ける生活とは無縁になります。
テレビCMで流される甘くてやわらかそうな加工食品や
スポーツ飲料、乳酸菌飲料、ジュース等の
砂糖タップリの飲み物があふれかえり
1日3食という普通の食習慣ではなく
全く違う、第二の食習慣がつくられてきました。

来院されるむし歯の多い子供や、むし歯を定期検診のたびに
みつけられる子供達には、このような生活習慣(食習慣)を
おくっているようです。

ついつい「〜は、いけません」「〜しなさい」と、なり
子供に命令口調で管理しがちですが
それでは子供は、無理やり押し付けられてる

「イヤイヤ」な気持ちで健康を考えてしまいます。

もちろん親にもそのような気持ちになってしまいます。
むし歯予防は、育児そのものであり
子供達が、すこやかに、伸びやかに育つ環境を
作り出すことが大事なのです。

生活習慣から発生したむし歯の多発は
いままでおくってきた

生活習慣、生活環境の見直しを行なってこそ

減少させることができるのです。

歯科助手Yのコメント

簡単に生活習慣なんてかえられないけど
少しづつでいいから、お菓子の買い置きをしない
とか、ジュースを100%のものにかえていくとか
それから、お茶、お水にかえていくなど
そんな小さいことを積み重ねていったらどうかな〜
と、思います。あと、周りの人たち(祖父母等)に
お菓子をあげないようにどううまく伝えるかです
よね。お菓子をあげないなんてカワイソウとか
おばあちゃんとか言うんですよね、むし歯ができて
痛い目にあうほうがよっぽどカワイソウです。
大変かもしれないけど、カワイイ我が子の歯、
大事にしてあげてください。

ちなみに、うちの子供は小さい時に甘いものや、
お菓子をめったにたべさせたりしなかったせいか
小学生になってもお菓子を買って〜
とはねだりません。与えてもそれほど喜びません。
友達と食べるときは楽しそうですが(^^)



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