お母さんの考え方が、子どもの健康を左右します。妊娠中に
ビタミン剤などを服用したお母さんから生まれた子どもには、
歯牙に着色した歯が生えてくるという報告があります。
妊娠中にお母さんが食べたものが、赤ちゃんの体質を創って
いるのです。
妊娠中のお母さんが、胎児のことを考えて、毎日の食品を選
んで食べているか否か、たとえばカルシウムの多い食べ物を
知っているかどうか、子どもの歯質はお母さんの考え一つで
どうにでもなります。
子どもの飲み物を調査した統計があります。(表1)少々古いですが
この統計は親の責任ある育児方法が、子どもの健康を左
右することを明示しています。
表1 子どもの飲み物
|
水・麦茶・牛乳 |
ジュース類 |
むし歯のない子ども |
89.6% |
10.4% |
むし歯の重症児 |
68.4% |
31.6% |
4歳児で上下20本全部むし歯の子どもが来院しました。お
母さんに次のようなお話をしてあげました。
「昔は自然の食べものがたくさんありました。いまはお店に行
くと食品という名の商品ばかりです。工場で作った食べ物を
食品といいますよ。最近は成分の分からないものがたくさん
あります。よほど注意してえらんでください。」
(20年程前の話なんで、現在の食品表示とはかなり違いま
すけど、まだまだごっそり虫歯の子はいますね)
このお母さんに話の意味がわかったでしょうか。
研究室で、ラットに普通の水道水だけを飲ましておけば
「むし歯」はできません。むし歯ができないだけではあり
ません。精神、神経も正常ですから、おとなしく育って
いきます。同じカゴに数匹いれても共食いすることもあ
りません。硬い固形食を与えて、よく噛むようにしてや
れば、全く安心して育てられます。
ところが糖分を加え、粉食にすると脱カルシウム現象が
起こります。精神状態がおかしくなって、むし歯ができ
るばかりか、顎骨全体がボロボロになってきます。
清涼飲料水を一年間飲んだラットの骨は、標本にすると
顎骨本体は孔だらけです。脱カルシウム現象(骨粗鬆症)
が一見してわかります。
砂糖は毒です。水道水だけで育ったラットは正常な顎骨
で、何の異常もみられません。
粉食の飼育と固形食の飼育では、固形食で飼育されたラ
ットは、体格も骨格も壮健に発育します。
かずの歯科・小児歯科/ TOP/サイトマップ/先生に質問 〒870−0029 大分県大分市高砂町4-1 数野歯科・小児歯科 сtリーダイヤル0120-121261 TEL097-536-5415
FAX097-533-8353
|