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子どもの歯の大切な役目

   子どもの歯は確かに大人の歯が生えるまでの短い命です。
しかし子どもの歯は大きく成長していく体にも、
心にも重大な影響をおよぼします。

   まず、子どもの歯は消化器官の一部であり、
食べ物の最初の関門、入り口です。
 口のなかで食べ物は小さく噛み砕かれ
消化酵素などを含んだ唾液とよくまぜられ
 て、初めて胃に送られます。よく噛み砕かれなかったら、
胃にも腸にも余分の負担がかかります。
しまいには消化不良となることも考えられます。
胃や腸が消化器官の一部としてなくてはならないように、
子どもの歯の一本一本も大切なのです。

   歯で、よく噛むということは、消化吸収にとどまらず、
アゴの発育や、人間の一番たいせつな
頭や脳の発育などの重要な影響を与えるのです

 噛みごたえのある食べ物や、野菜類を好んで食べ、
かつよく噛む事により、咀嚼筋(そしゃくきん)は
力強く働き、噛む刺激、振動は中枢神経を刺激して、
成長ホルモンの分泌が活発になると同時に、
脳内の血流をよくし、特に記憶力や知能開発に大切な
大脳皮質の発育に大いに影響を与えると言われています。


   また、子どもの歯はその下から生えてくる
大人の歯の位置を決定する役目があります。
子どもの歯が虫歯などでよく噛めないと、
アゴの骨の成長発育が体の成長発育より少なくなり、
大人の歯は(6才頃から生えだします)どこに生えていいのかわからず、
生える場所がなくなり、いわゆる乱ぐい歯、鬼歯、
受け口等歯列不正になります。
虫歯ができると痛くて
よく噛めない。歯が溶けてしまって、噛もうとしても食べ物が噛めない。
愛情を込めて作った食事も、軟らかい所だけたべるようになります。
これが偏食の始まる原因のひとつでもあり、
 栄養のアンバランスを生じます。
いつも軟らかいものばかり食べていたり、
あまり噛まずに牛乳とかジュースで流し込んだりすると、
アゴも発育せず口元のしまりのない、顔となり、
虫歯の子とかわりがなくなります。
  
   虫歯が多い子や噛む力の弱い子は、子どもの持つ本来の活力を失います。
 行動そのものも弱く、やがて体力不足で
戸外で遊ぶことが少なくなり、友達も少なく、
社交性や、情緒の発育も遅れ、家の中ばかりいて、
内向的性格になりやすいのです。

   どうせ生えかわる歯だからと考えないでください。
生えかわると歯といえども子どもにとってはかけがえのない大事な歯です。
虫歯は治してから、「噛み噛みしなさい」「よく噛んで」
と教えてください。

   「痛みだけとってくれたらいいんです」
なんて考えないでください。よく噛める歯が必要なのです。
今痛くないから治さなくてよい
と考えないで下さい。痛くなってからの治療は大変です。
痛くない、小さいうちに虫歯を早めに治す事が重要です。
   
   しかし、ここで考えていただきたいのは、
虫歯を治すことも大事なのですが、もうこれからは、
新しい虫歯を作らないようにする事
がもっとも大切な事です。
  
   「歯を磨いてたのに」、「フッ素を塗っていたのにどうしてですか」とよく聞かれます。

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                      虫歯をもう作らないために
につづく