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赤ちゃんにキスすると虫歯菌がうつる?


歯みがきを徹底させれば、我が子の
虫歯を予防できると思ったら
大間違い
家族がスキンシップでキスしたり、スプーン
やお箸を使いまわしてご飯を食べさせるの
も、虫歯の原因となるのです。歯周病対策
と合わせ、従来の 『常識』をくつがえす
「歯を守るヒント」をお届けします。

カリエスリスクを低くする(かわいい我が子に虫歯をつくらない)対策

    1、妊娠中に栄養をとる 

   妊娠中の栄養摂取はもっとも重要で、バランスのとれた食事を
   規則正しくとることによって、胎児の健康な強い歯が
    できるように努力することです。これは、歯の形が
   できてくる妊娠三ヶ月ぐらいから気をつけましょう。 

 2、家族の口の中の菌を少なくする

   出産後の19〜36ヶ月の間は、赤ちゃんと接する機会の多い方から、
   歯科医院で口の中の菌の数を少なくしてもらうといいでしょう。

   具体的には従来の虫歯や歯周病の治療、歯の磨き方の再チェック。

   最近では専門家による徹底的な歯の掃除(PMTC)を行ったり、
   患者さんの歯列に合った専用トレーを作製し、薬剤を一定時間作用させ
   口の中の虫歯菌をある程度殺菌することもできます。さらに
   虫歯菌を除去する方法も開発されています。 

    3、育児の中で注意する 

   虫歯菌の母子感染を防ぐために、育児の中で気をつけたいことは
   次のような点です。
 むやみにキスをしない
 母親(家族)のスプーンや箸などでたべさせない
 硬いものを口で噛み砕いて与えない
 熱い食べ物や、飲み物をフーフーしてから与えない 
 
   しかし、赤ちゃんにとっても、母親や家族にとってもスキンシップは
   心の成長において大切で、必要なことです。
   またおじいちゃん、おばあちゃんにとっても孫とのスキンシップは
   楽しみのひとつでしょう。あまり厳密に規制することは難しいと
   いえます。そこらへんのさじ加減がポイントになってきます。 
    


   子どもが生まれたとき、この子は虫歯が無い子に育てたい。
 親ならだれしもがそう思うのですが、実際にはその
親本人が、
 子どもに虫歯を感染させてしまっている
ことがあるのです。

   口の中の細菌はどのような環境で、増えたり伝染したりする
 のでしょう。

  いわゆる虫歯菌を含む口腔内常在菌は、口の中の環境や、薬
 物の投与によってその種類や数も変化しています。たとえば
 風邪などをこじらせて長い間抗生物質を飲み続けたりすると
 『舌が白っぽく』なったりすることがあります。これは『菌交代現象』
 といって口の中の常在菌のうち、その抗生物質が効かない菌が
 増殖して起こってしまうのです。


  しかし、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌は
 存在していません。虫歯菌が赤ちゃんの口の中に定着するのは
 生後19〜36ヶ月の間です。そして、その原因のひとつは、
 母親との接触にあります。

  つまり、母親が赤ちゃんにしてあげる愛情表現、スキンシップや
 味見などのすべてが虫歯感染の原因となってしまうわけです。
 しかし、逆に考えると、注意さえすれば、虫歯は未然に防ぐことが
 できるということにもなるのです。

 よく患者さんから『私が歯が悪いからこの子も遺伝で悪くなるので
 しょうか?』『兄弟なのに、なんでこんなに歯の状態が違うのでしょ
 うか?』などの質問をいただきます。
 
   もちろん、妊娠中の母体の栄養状態や歯質(特にエナメル質の
 耐酸性)にも個人差がありますから、いちがいには言えませんが、
 少なくとも虫歯を作ってしまう環境を生み出す菌数のコントロールを
 すれば、虫歯ができやすい環境になる危険性(カリエスリスク)を
 低くすることができます。

                   

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