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九州薪ストーブ日記 日記ですが不定期更新

2005年8月27日〜2006年8月25日の日記

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祝!一周年記念プレゼント

当ホームページもめでたくというか無事にというか一年持ちました。ご覧頂いた皆様、我慢強く再訪頂いた皆様に心より感謝いたします。
前回の日記でも高らかに?宣言しましたが、2年目向けて大きく飛躍するためには・・・「ここは一つ皆様のお力をお借りしよう」という他力本願な事になりました。
そこで、当ホームページについてご意見、ご感想、ご希望、激励、苦情、お叱り、その他何でも構いませんので皆様の声をメールにてお寄せください。 その声を参考にさせて頂き、少しづつでも変わってゆこうと思います。
そのお礼と言っては何ですが、メールをお寄せ頂いた方の中から抽選で5名の方に、ささやかですがヨツール社の携帯ストラップを差し上げたいと思います。 ヨツールユーザーでなくとも薪ストーブのストラップ自体珍しく、薪ストーブファン必携でしょう。
プレセントの締め切りは9月25日、当選者の発表は発送を持って代えさせて頂きます。
一言でも結構ですので、どしどしとお寄せください。お待ちしています。 (27/Aug/05)
追伸
応募は匿名でも結構です。当選された方にはこちらから返信メールにてその旨ご連絡し、改めて発送先等をお尋ねいたします。(29/Aug/05)


秋のけはい

9月に入り、朝晩は結構涼しくなってきました。夜は虫の声が聞こえる日もあり、少々の異常気象はありながらも、 ちゃんと春夏秋冬を繰り返す自然は何とも偉大だ・・・と言ったら大袈裟でしょうか。
この冬に薪ストーブ生活を送りたい、とお考えの方は早めにご連絡ください。ビールの売り上げとは反対で、最低気温が1℃下がると何とやら、 薪ストーブ屋もぼちぼち忙しくなってきますし、さらに数℃下がると、乾燥薪が売り切れる薪屋さんも出てきますから。
それから今月は地元紙である大分合同新聞の夕刊に小さいながらも広告を出しています。9月中にあと4回掲載される予定ですので、ご覧になれる方はチェックのほどを。
今日の写真はとあるキャンプ場のバーベキューコーナーにある巨大なフードです。畳2帖分はあったでしょうか。 この上に繋がる煙突がまたなかなか堂々たる物でした。その雄姿はまた今度紹介します。
前回(27/Aug/05)の日記でもお知らせしましたが、引き続き当ホームページについてご意見、ご感想、ご希望、激励、苦情、お叱り、その他をお待ちしています。 応募は匿名で結構ですので、たとえヨツール社の携帯ストラップが欲しくなくても是非メールをお願いします。(05/Sep/05)


台風シーズン到来

先日、日本列島を襲った台風14号「ナービー」は、その少し前にアメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」と似たような規模だったようで、 アメリカの気象関係者も注目していたそうです。
ここ大分では台風が近づく段階ではいわゆる雨台風で、貯水率0%にダムが一日にして100%になるほどのモーレツな降水量でした。 台風の中心が通り過ぎると一転、強い風が吹き荒れて、屋根やカーポートが飛ばされたお宅もあったようです。
台風通過後ところどころに風による倒木が目に留まりました。桜やクスやケヤキ、硬い樫の木も。 ただ、昨年は台風の置き土産の倒木を薪としてありがたく戴きましたが、全国で残念ながら多くの方が亡くなり、 ケガをし、家屋や車などの財産が被災し、更にここ大分でも依然行方不明者が居られる現在の状態では、なんとなくチェンソーを担いで出かける気にはなれずにいます。
今年はまだあと数個は台風が上陸すると思います。もし屋根の上の煙突に異常がありましたらご連絡を。 ただし、台風が吹き荒れている最中は大変危険ですので、くれぐれも屋根に上って修理しようなんて考えない様にお願いします。素敵な薪ストーブライフも 生きていればこそ ですから。
引き続き当ホームページについてご意見、ご感想、ご希望、激励、苦情、お叱り、その他をお待ちしています。 応募は匿名で結構ですので、たとえヨツール社の携帯ストラップが欲しくなくても是非メールをください。(09/Sep/05)


バーン、バーン、バーン

バーモントキャスティングス社の本国アメリカのウェブサイトに大型機種「アンコール」のノンキャタリティックモデル、非触媒機が登場しています。 燃焼方式の名前は「エバーバーン」ということですが、少し前にダッチウエスト社から発売された「リーンバーン」と似ているようないないような・・・。
触媒モデルの「アンコール」と見た目やサイズはほとんど同じ様ですし、わたしの英語読解が正しければ、操作方法も変わらないようです。 と言う事は、デザインは好きだけど、触媒方式であるが故に購入を躊躇されていた方には朗報でしょうか。
日本の代理店からはまだアナウンスがありませんが、近いうちに発売されるかもしれません。しかしそうなると気になるのは現行の触媒モデルの未来です。 本国では両モデル併売していますし、それぞれメリット、デメリットがありますから、すぐには無くならないとは思いますが、はたして・・・。 現行機種の存続、廃盤を分けるのはやはり売れ行きでしょうから、それを決めるのは市場、即ち消費者の皆さんかもしれません。
よく触媒機はその交換費用がデメリットであると言われますが、数年に一度のことですし、特に薪を購入されている方にとっては、 薪の消費量の少なさを考えれば、交換費用は十分ペイできると思うのですが。
しかし「クリーンバーン」の次は「リーンバーン」、そして今度は「エバーバーン」ですから、そのうち「ババンバ、バン、バン、バーン」なんか出たりして・・・。 ええ、私「8時だよ!全員集合」世代です。(15/Sep/05)


エンライトはいらんかえー

前回の日記にも書きましたが、ダッチウエスト社から新発売になった「エンライト」という薪ストーブは新しい燃焼方式、その名も「リーンバーン燃焼システム」だそうです。
リーンバーンとは希薄燃焼、つまり通常の燃焼時の空気と燃料の比率よりも、大幅に空気の量が多い状態で燃焼させることで燃料消費率を低く抑えるシステムのことです。 一昔前に自動車の排気ガスをきれいにして環境基準をクリアする技術として耳にしましたが、正直「久しぶりに聞いたなぁー」という感じです。
内部構造がどうなっているのか興味津々ですが、カタログなんかを見る限り、確かに普通のクリーンバーンシステムとは構造が違いますし、触媒もありません。 実物を見るまでは断定的なことは言えませんが、火室奥にセラミックス製の二次燃焼室があり、 何となくバーモントキャスティングス社の「レゾリュート アクレイム」や前回取り上げた「エバーバーンシステム」に似ているような・・・。 うーん、まあいずれも同じ企業グループ傘下の製品ですから、当然と言えば当然でしょうか。しかし気になりますねェ。
何はともあれ、薪ストーブが少しずつ進化し、地球と使う人にやさしくなることと、ユーザーの選択の幅が広がるのは大変良い事です・・・などと冷静なコメントをしてますが、 実はどーしても実物を見てみたいので、誰か当社で買ってください。お願いします。(20/Sep/05)


威風堂々

(5/Sep/05)の日記でチョコッと紹介しました巨大フードのその屋根の上、煙突部を紹介します。
あいにく逆光気味で判りずらいかも知れませんが、板金でオーダーメードされた角型で、太さは30センチ×30センチ程あったでしょうか。 トップには四角錘の傘を被っています。
バーベキュー台のフードにつながる煙突ですから、それ程高性能は要求されていないのかもしれませんが、冷静に分析させていただくと、 まず高さと長さが足りないようです。とんがり屋根の建物でしたから、棟が高くて煙突の先端がそこを越していないので、全長があと1メートルは欲しい感じです。
ただ、性能はともかくとして、その姿、形は実に堂々としていて、思わず車を止めてしばし見入ってしまいました。そして我に返ってパチパチと写真を撮ってしまいました。
そして、「この煙突を設計、施工したのはどんな方なのかな・・・。」「自分がもしこの仕事を依頼された時、この様な煙突を作り出せるのだろうか・・・。」 などなど、しばし考えさせられました。
今後、煙道のプランニングに迷ったり行き詰まったりしたときは、何かを求めてこの写真を眺める事にします。(26/Sep/05)


反比例して・・・メール御礼申し上げます

朝晩涼しくなってきましたが、皆さんいかがお過ごしですか。
先月26、27の両日はここ大分県下でもこの秋一番の最低気温を記録したとかで、各地で20℃を下回りました。 特に今月より始まるNHK朝の連続テレビ小説「風のハルカ」で観光ブーム再燃間違いなしの湯布院では何と11℃ほどだったとか。おー さむー。
最低気温の降下に反比例して、当社にはショールームにお見えになる方やお見積りの依頼がぼちぼちと・・・。 忙しいのは大歓迎ですし、出来れば一年中そうあって欲しいのですが、春から夏ののんびりさ加減からして、薪ストーブ屋というのはどうやら季節労働のようです。 薪ストーブのシーズンオフ、暖かい時期は、仕事はヒマでもそれに反比例するようにビールいや、発泡酒代はうなぎ昇るので、今から夏枯れ対策を考えなくてはいけません。 何か良い考えはありませんでしょうか?
 
8月29日の日記にて告知しました当ホームページ一周年記念プレゼントの応募を締め切らせて頂きました。 期間中たくさんの・・・ではありませんでしたが、メールをお送りいただきました方々には改めまして御礼申し上げます。 5名の方にお約束のヨツール社謹製 携帯ストラップを送らせていただきますので、お楽しみに。(01/Oct/05)


ガマン ガマン

隣の写真はもう少しすると一面のススキの海となる別府市の夜景スポット、十文字原高原のテレビ塔です。 ここからは「東洋のナポリ」と呼ばれる別府市はもちろん、お隣大分市の工業地帯、仏の里国東半島の付け根にある日出町、そして天気が良ければ、海の向うの四国も望めます。
私にとってはここが秋を真っ先に感じさせてくれる場所です。そういえば昨年もこの辺りを車で走行中に秋の気配を感じ、「薪ストーブに火を入れたいなぁ・・・」と思ったのでした。
という事で、昨年のシーズンインの日を調べてみると・・・。試しに焚いたのが10月21日でしたから、まだまだ半月以上先です。 うーん ガマン、我慢。
とは言うものの、実は既に数回焚いちゃってまーす。決して我慢できなかったからではなく、ショールームにお見えの方のためにです。まあせいぜい200℃ぐらいまでですけど。
薪の準備さえできていれば、あとは寒くなるのを待つだけですが、その前にお宅も今晩辺りどうです?試しに焚いてみては。 えっ、まだ早い? まあそう堅いこと言わずにチョコッと焚きましょうよ。あくまでも試しにですから、た、め、し。(4/Oct/05)


薪割り機と富士登山

写真の電動薪割り機は当社で取り扱っている機種で、破壊力?は5トン、原木は52センチの長さの物までOKという物です。
玉切りしたまま割らずに乾燥してしまった物、薪割り台に立てられない曲がった物や切り口が斜めの物、枝別れした股の部分の物などなど、 斧では割れない、割りにくい、おまけになんだか割る気がしない奴でも、スイッチ一つで、いやスイッチ二つでバキ バキ バキッ!
初めて使った時はその威力に軽い感動を覚え、次から次へとバキバキ割りましたが、途中から「割り易そうな物は斧で割る分として取っておくべきだよねぇ」と残しておいたりして。
薪割り作業の全てを機械に頼るのは、例えるなら富士山頂にヘリコプターで一気に上がる様な感じで、なんだか違うような気がします。 5合目までは車で上がっても、残りは自分の足で登ってこその山頂での満足感、ではないでしょうか。登ったことないですけど。
とは言っても、時間や体力的な理由で斧による薪割りが困難な方とヘリコプターが好きな方には絶対のお勧め品ですから、 私の熱い思い込みはどうぞ無視なさって、じゃんじゃんとお問い合わせを。(8/Oct/05)


ちょっと待ったー!

写真は先の台風ナビーで倒れた樫の木です。台風の後、造園業者さんが玉切りにしてワイヤーロープをグルッと回し、あとはユニックで吊って荷台に載せ産業廃棄物処理場へ・・・。 ちょっと待ったー! 「ぜひ私に下さい。」 「おお、いいよいいよ、載せてやるからもって行きな!」 てな訳で私の物になりましたが、 たまたまそこを通りかからなければ、今頃は処理場で燃やされて灰になっていたでしょう。
この頃は法律的にも厳しくなり、例え自然の樹木といえども、どこでも捨てたりは出来ません。然るべき施設で、お金を払って、 然るべき処理をしなければなりませんから、倒木などの処理をする造園屋さんも渡りに船と大喜びで、「兄ちゃん、他にもあるけど、要るか?」です。
余談ですが、これらの倒木は塩ビなどの石油製品とは違い、たとえそのまま燃やしたとしてもダイオキシンは殆ど排出されないそうですが、 以前マスコミがヒステリックに報道しっぱなしたおかげで、木や落ち葉の焚き火を見てもダイオキシン云々と言う、いまだに勘違いされている方々が居られるのが現状のようです。
皆さんも倒木を処理している場面に遭遇したときは、薪ストーブオーナーと造園屋さんの利害は完全に一致しますので、迷うこと無く「ちょっと待ったー!」ですよ。(13/Oct/05)


薪ストーブとアスベスト

最近ニュースに取り上げられる事が多い問題にアスベストがあります。いわゆる石綿、「いしわた」とか「せきめん」とか読みますが、薪ストーブの世界も無縁ではないようです。
日本の薪ストーブ輸入代理店の中で、まずファイヤーサイド社がそのホームページ上でアスベストについてアナウンスしました。 「当社取り扱いの薪ストーブ本体だけでなく、煙突部材やメンテナンス用品に至るまで、全てアスベストを使用していない」ということです。
特に各ドアなどに使われているガスケット、ファイバーロープ(写真)やセラミック製の二次燃焼室などが見た目は石綿っぽいのですが、どちらもノンアスベストだそうですが、 今回のいち早い発表は、自然や環境や健康とは切っても切れない薪ストーブ関連の企業として、大変重要な事だと思います。
その昔、ダルマストーブや鋳物製の焼却炉、灯油やガスボイラーなどの設置工事をしていた頃、ロープ状の石綿を煙突に巻き付けて熱を絶縁したりしていましたし、 仕事場のそこら辺りに無造作に転がしていましたから、知らない間に吸い込んでいて、既に私の肺の中には・・・。なんか胸が苦しくなって来たので、今日はこの辺で失礼します。ゲホ、ゲホッ!(18/Oct/05)


ヤマタノオロチ

当ホームページの当社への地図中にある、地元の神社でこの時期行われる夜神楽です。 毎年いろいろな神楽社が奉納神楽を舞うのですが、どの社中も最後の演目はお約束の大蛇退治です。 しかし同じ大蛇退治でも社中ごとに結構個性があり、それぞれ力の入り具合や、台所事情が判ったりして楽しいやら寂しいやら。
今年の神楽社は2頭の大蛇が舞台狭しとのたうち回るのですが、花火なんかもバンバン噴射させて、いやはやなかなかの迫力でした。 一番寂しかったのは数年前に来た神楽社で、なんと1メートルほどの蛇のぬいぐるみでした。とほほ・・・。
お神楽が我が町にやって来ると秋本番です。不思議なもので、それまでは夜でも半袖で過ごせていても、 この神楽を見物する夜は長袖のシャツに袖を通さなければ居られないほど、きっちり寒くなるのです。結構ちゃんと季節は巡ります。
年に一度の神楽も良かったのですが、神社の神楽殿の脇で赤々と燃える松明にも見とれたりして。ただし、ガス式でしたけど。(21/Oct/05)


マッチでエコ

以前よりガスライターでの薪ストーブ点火に「なんかお手軽すぎかなー」と感じていましたが、昨日愛用の火着男のガスが無くなったのを機に、 これからは写真の古式ゆかしき大箱マッチで点火することにしました。
このマッチ、漢字では燐寸となりますが、先端部分も石油製ではないようですし、軸はまさしく自然の材木ですから、 着火後ストーブの中にポイッと捨てれば最後に残るゴミは紙の外箱のみです。
片やガスライターは中のガスは石油ガスか天然ガスか、いずれにしても化石燃料でしょうし、 使い終わると石油製樹脂の本体が残り、不燃物としてリサイクルされずに燃やすのか埋めるのか・・・。 とっても些細なことで大変恐縮ですが、どちらが地球に優しいかは一目瞭然でしょう。
えっ、火着男って誰かって? 皆さんがもしかして?と思われているあれですあれ。固有名詞なのに超有名、 それゆえそれらガスライターの総称の様になっています。まさしくネーミングの勝利ということでしょう。
他にも点火用の道具がありますので、次回の着火ツールのこころだーっ! をお楽しみに。(25/Oct/05)


レストラン ゆうこ

皆さん、NHK連続テレビ小説「風のハルカ」をご覧になっていますか?
その中に登場する主人公ハルカの湯布院の実家、もう潰れてしまった「レストラン ゆうこ」のシーンをみて、思わず腰が浮き上がり、 おもむろにテレビに近づき、食い入る様に画面を見つめたのは私だけでしょうか。
なんとそこには心霊写・・・じゃなく、薪ストーブが! それからというもの、そのレストランのシーンがある度に食事中でも箸を止め、 ジーっとテレビを見つめています。
何せ潰れたレストランですから、その店内のシーンはいつも薄暗いのですが、間違いありません、ヨツールのF500が鎮座しています。 その煙突は真っ直ぐ上に伸びていますから、なかなか良いプランニングの様ですが、薪ストーブ本体のすぐ後に木製のフロアーや手すりが・・・。 職業柄つい突っ込みを入れてしまいましたが、受信料はちゃんと払っているので、もっといっぱい見せてね、NHKさん。
現在はドラマの展開が大阪に移ってしまい、あまり湯布院のシーンが無いのですが、今後のストーリーの展開次第でハルカが再び湯布院に帰ってくれば、 ちょくちょく拝めるかも知れません。  ハルカー 早く帰っておいでー。(28/Oct/05)


カスタムハンドル承り中

バーモント キャスティングス社製薪ストーブのフロントやサイドドア開閉用の脱着式ハンドルをカスタマイズしてみました。
純正品はセラミック製ですが、本物の鹿の角を加工してワイルドでありながらも上品なハンドルが出来上がったと自画自賛していますが、皆さん如何でしょうか?
この鹿の角、もともとが自然の物ゆえ、当然一つ一つ色や形や仕上がりが違いますが、逆にこの世にたった一つのまさにカスタム品といえます。
このハンドルを注文製作いたしますので、純正のハンドルが割れちゃった方やこんなテイストに感性が反応してしまう方はメールにてお問い合わせください。 そうそう、ダッチウエスト社の各モデルやマジェスティック社はコンコードのオーナーさんもどうぞ。
何という種類の鹿だったか、カモシカ? ヘラジカ? 奈良の鹿? 忘れましたが、嫌がる鹿を羽交い絞めにして無理やり角をちょん切った・・・訳ではありません。 鹿の角は毎年落ちて新しく生え変わるそうですが、その落ちた物をありがたく拾っています。またワシントン条約にも違反しませんのでどうぞご安心のほどを。(05/Nov/05)


続レストラン ゆうこ

前々回の日記でNHK連続テレビ小説「風のハルカ」にヨツールの薪ストーブが登場云々と記し、そのモデルはF500であると断言しましたが、 先週分の再放送をまとめて見ていると・・・ごめんなさい、どうやら違うようだということが判明しました。
サイズが小ぶりである、煙突が天板部分から伸びている、左サイドにドアが無い等々からF500じゃないことは判ったのですが、 じゃあ何かと言われても、依然レストランゆうこのシーンはあまり有りませんし、やっと登場するシーンでも相変わらず店内は薄暗く、 カメラのアングルが微妙に薪ストーブの方を向きません。テレビ画面に向かって「もうちょっと右や、右や、みぎーっ!」 うーん、もどかしい!
「こーなりゃ湯布院のオープンセットまで行って確かめちゃろーかー」とも思いましたが、残念ながらあのレストランのセットはドンガラ、 すなわち張りぼてで、内部のセットは大阪のNHKにあるのです。
果たしてF100か?F3か?はたまたF400か? もしかするとヨツールのそっくりさんだったりして。 おっと、このヨツールそっくりさんのお話はまたの機会に譲るとして、こーなったら、たとえ来年3月の最終回までかかったとしても必ず解明してみせます。 気になりだしたら、地下鉄じゃないけど、夜も眠れませんから。(09/Nov/05)


薪ストーブシーズン

最近この「九州薪ストーブ日記」が思うように更新出来ていませんが、決してネタ切れなのではありません。 だんだんと寒くなって来るこの時期、薪ストーブ屋にとってはいわゆるハイシーズンで、結構バタバタとしているからなのです。
写真も先日現地下見の道すがらにパチリと撮りました、朝霧にけむる由布山と湯布院の町並です。
忙しいという事は結構色々な出来事が起こり、日記のネタも集まりましたので、落ち着きましたら一挙に大解放いたします。 その時をお楽しみに! っていう程面白い事があったかなぁ・・・。(16/Nov/05)


ストーブトップスチーマー

とうとう買っちゃいました、ストーブトップスチーマー。確かにデザインも素晴らしいですし、 ホウロウも飴の様なこってりの艶で使うのもはばかられる仕上りですが、その分お値段も・・・ね。
当初から欲しかったのですが、水を沸かして加湿するためだけの単機能な物にしては、の価格が二の足を踏ませていましたが、今年ついに思いきりました。
ただ一つ残念なのは我が家のアクレイムとお揃いの赤いのが無い事ですが、何でなのでしょうか? 超有名なフランスの鋳物ホウロウお鍋、ル・クルーゼにも赤いのがありますし、 ル・クルーゼ製ではありませんが、私も赤いホウロウのヤカンを持っていますから、技術的に無理ではないはずです。もっともこれらのホウロウに色の変化は無いようですけど。
そういえば以前、薪ストーブメーカーの工場で赤いホウロウ色を作るためには、ちょっとアブナイ薬品が必要だとかどうだとかという話を聞いたことがありましたが、 もしかするとその辺も関係あるのでしょうか? もっとも薪ストーブとして通常の使用状態では何ら危険性は無いとの事ですから、ご安心を。
いずれにしても無い物はしょうがないので、ブラック、サンド、スエードブラウンの三色の中から「ど、れ、に、し、よ、う、か、な、天の神様の言うとおり・・・」で、 我が家の赤い薪ストーブの巡航状態の色に近いスエードブラウンに決定。
本格的にシーズン突入の折には、ハーブを浮かべたり、アロマエキスを垂らしたり、いろんなことしますので、インプレッションをお楽しみに。(21/Nov/05)


シーズンズ グリーティングス '05

早いもので昨年12月8日の日記でもお知らせしました、当ホームページ「クリスマス・スペシャル・ヘッダー」の時期が今年もやってきました。
雪の綿帽子をかぶった当社ロゴとアメリカ柊(ひいらぎ)の葉をアレンジして、「うーん、かわいい」と自己満足の極みですが、 今年も12月25日までの期間限定です。それまでの一ヶ月間何度でも訪れていただき、たっぷりとお楽しみ下さいませ。
このトゲトゲの葉に赤い実のアメリカ柊は別名西洋柊、北米原産といいますから、バーモントキャスティングスのストーブと同じ産地のモチノキ科の植物で、 葉っぱじゅうにトゲがあります。あちらではズバリ「クリスマスホーリー」と呼ばれている様です。
モチノキといえば以前薪にして燃やしたことがありますが、薪としての総合評価は「まあまあ」でしょうか。
さすがに炎をデザインした当社マークには雪はかぶっていません。 何故かって? 初めはかぶせていたのですが、すぐに解けてしまいました。(24/Nov/05)


パワーライター

写真の製品「パワーライター」をご存じでしょうか。私もとある店頭で見かけて即買いしましたが、中を開けてなるほどなるほど。
ホームセンター等で燃料を染み込ませた紙を圧縮した、板チョコかカレールーみたいな感じの着火剤が安価で売られていますが、 その先端にマッチの発火部分をくっ付けたもので、「王様のアイデア」的商品です。ひょっとしたら少年マンガ雑誌の裏表紙に載ってないですか?
ちょっと見辛いかもしれませんが、下の写真の中央あたりで炎を上げているのがそれです。燃焼時間は5分ほどありますから、薪ストーブの着火剤としては十分でしょう。 また、その燃えカスも真っ白の灰で、新聞紙を着火に使った時の様な黒くてフワフワの灰は出ません。
それになんと言ってもその摺り味がなかなかなのです。マッチのような「シュッ」ではなく「ゾリッ」という感じで手ごたえ十分、 燃え上がる炎もマッチ5,6本分はありそうです。
ただ致命的な欠点はコストが高い事でしょうか。20本入りで500円ほどしましたから、1本あたり約25円、一分間あたり約5円、マッチ棒換算で・・・。 牛乳パックとマッチ派の私はたぶんもう2度と買わないでしょう。(28/Nov/05)




石炭ストーブ

ヨツール社の新しいカタログに「F3MF」がラインナップされました。いままでの「F3」をベースに薪はもちろん、 石炭やコークスなどの燃料にも対応したモデルです。
石炭は薪と違って、薪ストーブ仲間と「今度の日曜日、石炭狩り行かない?」、という訳にはいきませんから、 おのずと購入ということになるのでしょうが、私の地元では石炭もコークスも販売しているところは無いようです。 そういう意味では、薪以上に希少なエネルギーなのかもしれませんが、ラインナップされているという事は、 日本国内でも北海道やヨツールの本国などではまだ手軽な燃料なのでしょうか。
気になるのはその暖かさです。昔々、私が小学生の頃、教室にダルマストーブがありましたが、石炭をくべればくべただけ暖かくなりましたね。 調子に乗ってくべ過ぎると、煙突はおろか本体まで赤くなった様な記憶が・・・。
もう一つ気になるのは燃料代です。当然重量当たりの熱量は違うのでしょうが、乾燥薪は1kgで¥60前後、 石炭は私が調べた限りでは1kgあたり¥140程でしたから、まさに黒いダイヤですね。(3/Dec/05)


初雪降りました

ここ別府市も昨日初雪が降りました。前の夜、今夜は冷え込むなーと思いつつ寝ましたが、朝起きてビックリ、我が家の前の公園は一面の銀世界でした。「ひー さむー」
大分県内でもスキー場があり、冬に時期は東北並み、と言われる飯田高原へ設置工事に行かなくてはならないのですが、既に周辺の道路はチェーン規制や通行止めだらけで、やれやれどうしましょうか。
昨年よりもかなり早めの初雪ですが、これから来春の3月まで、いよいよ本格的な薪ストーブシーズンの到来です。 今シーズンの分の薪は「たっぷり」とまではいきませんが、残りの量を気にしながら焚くことは無さそうですから、寒い冬は大歓迎と言っておきましょう。(06/Dec/05)


ストーブトップスティーマー インプレVol.1

我が家もほぼ毎晩薪ストーブに火が入るようになりましたが、先日お約束したストーブトップスティーマーのインプレッションVol.1をレポートします。
まず加湿器としての性能ですが、水面というか蒸発面が広いというのは大正解です。ストーブトップの温度が200℃になる前から、ゆらゆらと湯気が立ち上ってきます。 同じく300℃近くになると、グツグツと別府でお馴染みの地獄めぐり状態、そしてラチス模様の蓋をはずすと、楕円形に立ち上る湯気で、まさに温泉マーク状態です。 水の減り具合もヤカンよりも早いようですから、加湿性能は間違いないでしょう。
次に「ハーブを入れてナチュラルな香りを漂わせるのもまた贅沢な楽しみです。」の真実ですが、取りあえずお風呂あがりに食べたミカンの皮をスティーマーの中にポイッと入れてみました。 2時間ほど経ちましたが特に香りはしない様な・・・。
「やっぱりハーブじゃないと駄目なんかい けちー!」 と思いつつトイレに立ち、再びストーブのあるリビングに戻ると、おおっ!柑橘系のほのかな香りが!
どうやらずっとそこに居ると気が付かないけれど、他所から薪ストーブの部屋に入ると分かる程度のやさしい香りなのです。 ミカンの皮でもまあまあでしたから、香りの強いハーブなら更に・・・。私も楽しみですから、皆さんもVol.2をお楽しみに。(10/Dec/05)


スタッドレスタイヤの威力

ここ南国九州でもやはり山間部は厳しい寒さになるところがあります。大分県では別府から阿蘇山に向かう「九州横断道路」、 通称「やまなみハイウェー」の長者原辺り、飯田高原は東北並みの寒さとか。なんたってスキー場があるぐらいですから。
その飯田高原の別荘に薪ストーブ設置工事があったのですが、周辺道路全てにチェーン規制が出ていましたから、 雪が解けるのを待って設置に伺おうかとも思ったのですが、お客様の「すぐにでも設置して欲しい」とのご要望で雪中行軍を決意しました。
そこでこの際、装着の面倒なチェーンよりもスタッドレスタイヤを4本奮発、となったのですが、これがなかなか・・・良いお値段でした。
出発前日に装着し、準備万端、当日早朝勇んで出掛けましたが、行けども行けども路面上には雪がありません。 路肩は白く雪化粧ですが、路面は雨上がり程度で、何だか肩透かしをくった感じで「タイヤ代返せー」でした。
しかし幹線道路から別荘地への下りの枝道は一変してアイスバーンの上に新雪が乗っていて、下手なアクセルワークでは滑るすべるー。
そしてとっぷりと日の暮れた帰り道も、滑りまくる登りの枝道もグリグリと登って行けましたから、やはり履いてて良かったスタッドレス、 備えあれば憂いなし、出掛ける時は忘れずに、ですね。
そんなわけで(どんなわけやー)、雪深い所の方も遠慮なくお問い合わせを。(14/Dec/05)


ヨツールF118CB登場

伝統のF118がクリーンバーンシステムを装備して新しく登場しました。
燃焼方式がCB、すなわちクリーンバーンになった他、これまでオプション扱いだったガラスドアが標準装備となり、本体のサイズも微妙に変わってややスマートになりました。 他にもトップに煙突を接続できるようになったりとか、天板にホットプレートが付いたりとか様々変更があるようです。 極め付けは本体側面にあったレリーフの山ほどいた動物たちが、たったの一頭になってしまいました。動物愛護団体からクレームが来るかも・・・。
発表されたクリーンバーン機の出力数値は多少控えめになりましたし、適正な薪の投入量も減りましたが、逆に暖房面積は少しアップしています。 まあ、何れにせよ鋳物の面積が多いことには変わりありませんから、たぶんとても暖かいのだろうと思います。そうそう、これまでのF118Nもまだまだ併売です。
どちらも見た目はそっくりですが、まんざら共通部品が無いんじゃないの、というほど変わっているようです。が、唯一、扉の上にある刻印、古いノルウェー語の言葉だそうですが、それは残されました。 その意味は、「一日が終わり、夜遅く種火に灰をかぶせる。 神よ、私の火が決して消えることのないように。」(21/Dec/05)


リンゴ薪は良い香り・・・か?

皆さんクリスマスイブはどの様に過ごされたのでしょうか。
薪ストーブオーナーの方は家族でストーブを囲んで・・・ あー、子供たちはそれぞれ自分たちの付き合いで外出していましたか。 では久しぶりにご夫婦水入らずで静かにワインを開けて・・・  えっ、ワイン買うのを忘れました? それはそれは大変残念でした。けど薪ストーブさえあれば冬の間はいつでもクリスマスみたいなもんです。その気になれば揺らぐ炎の前で、毎晩だって夫婦でワインを傾けられるのですから。
毎年我が家ではイブの夜はリンゴの薪だけを燃やします。リンゴ薪が特別に暖かいわけでもありませんし、特別な燃え方をするわけでもありませんが、雰囲気です。雰囲気。
リンゴ薪といえば、世間では燃やした時の香りが良いと言われていますが、残念ながら私のリンゴ薪はそれ程良い香りはしません。品種の違いか、産地の関係か、はたまた肥料がキツイのか、 トッププレートを開けたときに多少「丸い」香りがするだけで、「甘いリンゴの香り」などはまったく・・・。もしかするとこの「リンゴ薪は良い香り」説は、 希少なリンゴ薪に対する憧れみたいなものによって噂に尾ひれが付いた「都市伝説」ならぬ「薪ストーブ伝説」かもしれませんね。 憧れをぶち壊してごめんなさい。(26/Dec/05)
 
追記 年内いっぱいショールームを開けています。お正月休みに入った方は、ぜひこの機会にご連絡のうえ、お出掛け下さい。


一年間ありがとうございました

2005年もあと僅かですね。
今年は薪ストーブ設置工事日とお客様のショ−ルーム訪問希望日が重なったり、ショールームにお出での方がバッティングして、 ゆっくりご案内できなかったりしたほど忙しかった時期もあれば、まったく暇で暇で、薪ストーブのことを忘れそうになった時期もあったほど、 実に振幅の大きい一年でした。
けれど一年間トータルすると、今年も薪ストーブを通して実にたくさんの方々と出会うことが出来ました。
実際にお会いしてお話させていただいた方々はもちろん、実際には会えなくてもメールでのやり取りでまるで旧知の仲のように感じられる方も居られますし、 お電話でお話させていただき、不十分であったであろうアドバイスに感謝されて逆にこちらが恐縮してしまった事も。
この「九州薪ストーブ日記」も昨年以上に勝手な事を書き倒しましたが、お気に触る事が有りましたら、直接じゃなく、メールにてやさしくお叱りの程を。
今年一年、本当にありがとうございました。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。
では皆様、よいお年を。(30/Dec/05)
 
追記 新年は6日よりの業務開始です。


あけましておめでとうございます

皆様、薪ストーブを囲んでのお正月いかがお過ごしでしょうか。
我が家では年末からお正月にかけての連休中は薪の消費量がグングン伸びるのですが、今シーズン分の薪のストックは、残量を気にしなくてもよい程はありそうですから、 実に心豊かなニューイヤーホリデーを送っています。
さて、当社は今年も薪ストーブにまつわる様々なことを真面目に、そして真剣に楽しもうと思っています。 昨年と同じになりますが、皆さんにとっても良いことがたくさんあり、さらに薪ストーブにまつわることで事故やケガが無い様に、 薪ストーブを真ん中にして家族みんなで楽しく幸せな時間を送れます様に・・・と願っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。(1/Jan/06)


南の楽園暮らし

皆様お正月休みはいかがお過ごしでしたか。
当社は昨日が仕事始めでしたが、お正月中、我が家は家族そろって沖縄に行ってきました。飛行機に乗るような旅行はいつ以来なのか正確には思い出せないほど久しぶりです。
旅行期間中の沖縄は最低気温が14℃、最高気温が22℃オーバー! まるで初夏のように暖かく、日差しがあれば昼間はTシャツ一枚でOKなほどでした。 ホテルや各観光施設やレストランなどでも冷房が効いているところもありました。
現地ではレンタカーで移動しましたが、やはり車中での温度設定はダイアルの青いゾーンばかりでした。うーん、沖縄の車にはヒーターは不要なのでは?
「いつかは田舎暮らし」とか「リタイア後は南の楽園で」とかで、奄美や沖縄、宮古、八重山諸島に定住する方や、そう考える方が増えているようですが、 ポカポカ陽気に誘われて、「それも悪くないなー」という気分になりました。
一転、無事帰ってくると寒波がやって来て、ここ九州大分でも昨夜またまた雪が降りました。なんとも今年の冬は寒すぎです。沖縄が恋しいよー。引っ越したいなー。
しかし、レンタカーで移動中の車窓から見る南に楽園の景色には何か足りない物が・・・、そうです、屋根の上のシーサー、いやいや煙突です。 ここ沖縄では素晴らしき「薪ストーブのある暮らし」は望めそうにありませんから、やはり「南の楽園暮らし」はきっぱりとあきらめます。(7/Jan/06)


バック バフッ!

この日記をご覧いただいている奇特な薪ストーブオーナーで、バフッ!ではなくバックバフを経験したことがある方が居られますでしょうか。
バックバフ、早い話、薪ストーブの炉内で起こる爆発のことですが、「ポンッ ポンッ ・・・」ぐらいの小爆発のうちはかわいいのですが、そのままほっておくと、「バフッ!」という大きな音と共に、 一瞬間トップリッドが持ち上がり、同時にドアや鋳物の合わせ目のいたるところから炉内のガス/煙が噴出します。
原因は燃焼用の空気量不足により、薪から発生する可燃性のガスが炉内に充満し、やがて「ボンッ」となるわけですが、その薪の樹種によってガスの発生量がかなり違うようですし、 ダンパー付きの機種に起こりがちな現象のようです。
爆発を回避するには「ポンッ ポンッ ・・・」ぐらいの時点でダンパーや空気レバーを開けることでOKです。
私も薪ストーブ一年生の時に初体験しましたが、一瞬何が起こったのか判らずに、呆然としたことを覚えています。 次の瞬間我に帰ると、部屋の中は香ばしい焚き火の香りでいっぱいです。
しばらくバックバフを起こすことも無く過ごしていた昨夜、久しぶりに「バフッ!」とやっちゃいました。「さてさて寝るかー」と熾きの上に大き目の薪を2、3本重ね、何気なく手に取った割りづらい木の又部分を隙間に押し込んで「おやすみなさーい」
翌朝、奥さんの優しい声に目を覚ますと、部屋中に香ばしい臭いが・・・。オマケにガラスはまっくろけ。今考えると、最後に入れた大きめの木の又はケヤキの木だったようです。 ケヤキは盛大にガスが発生するようですから、皆さんもお気をつけて。
2、3日経てば部屋の臭いは取れるでしょうが、奥さんのその優しい声とは裏腹な眉間の険しいシワは、しばらく忘れられそうにありません。(12/JAN/06)


ポップコーンに挑戦

アルミ箔製フライパンに針金の取っ手、ガスコンロで焙ると中のコーンがパンパン弾けて、 これまたアルミのカバーがマッシュルームみたいに膨らんで「ハイ、出来上がり」のポップコーンを薪ストーブでやってみました。
まず、フロントドアを開けてたっぷりの熾きの上にかざしてしばらく揺すってみましたが・・・、手や顔が熱くてもーだめです。とても耐えられません。
仕方が無いので、次にストーブトップのグリドルに密着させて揺すること1分、2分・・・やはり温度が足りないのかなかなかパンパンとはなりません。 そろそろこめかみが引きつりそうなった頃やっと音がし始めました。
盛大に弾けて、とまではいきませんが、なかなか良い感じにモコモコ膨らんで来ました。いいんじゃないですかー。
やがてだんだんと音がしなくなり、そろそろ出来上がりのようですが、何だか膨らみが足りないような・・・。最後の最後、もう一息の温度が足りなかったようですね。
出来上がったポップコーンはとても良いお味でしたが、底の方には爆発しなかったコーンが結構な量残っていました。
うーん、悔しいけれど、ポップコーンはガスコンロで作るに限ります。(16/JAN/06)


重曹でガラスクリーン

薪ストーブのガラス面に付いた煤などは、皆さんはどの様にして掃除していますか?
1月12日の日記に書きましたケヤキをくすぶらせた時の後始末で、まっくろけのガラスの掃除をしました。 うっすらと付いている煤はちょっぴり濡らしたキッチンペーパーに炉内の灰を付けて軽く拭き取るとたちまちきれいに。
しかし運悪くケヤキの木口がガラス面を向いたのでしょうか、べったりとこびり付いた黒いタール汚れはキッチンペーパーに付けた灰ではなかなか落ちません。
次は薪ストーブアクセサリーとしてラインナップされている「ガラスクリーナー リキッド」を汚れ目掛けてスプレーし、しばらく置いて拭き取ります。 殆どの部分は落ちたのですが、タールの厚みが感じられるほどひどく汚れた部分はきれいには取れませんでした。
そこで思い出したのが、以前お客様から教えていただいた「重曹」です。
粉状の重曹をタールにパラパラとふりかけて固く絞ったスポンジでゴシゴシこすると、あーら不思議、余程こびり付いたタール以外は結構あっけなく落ちました。 K様、貴重な情報ありがとうございました。
炭酸水素ナトリウム、すなわち重曹にはダッジオーブンのお手入れや、鍋、釜、レンジなどなど、キッチンまわりのお掃除用にと売られている物もありますが、 胃薬として服用するものもあるようですので、まるでタールがべったり付いたかのように腹黒い方は、ぜひ服用をお勧めします。(19/JAN/06)


ストーブトップスティーマー爆発

先日薪ストーブの爆発、バックバフのことを書きましたが、今度はストーブトップスティーマーが爆発しました。
爆発というのはちょっと大げさですが、ポコポコと水が沸騰する音がしているなーと思ったら「ポンッ!」という大きな音と共に中のお湯が四方八方に飛び散ったのです。
原因はまったく判りませんが、「ポンッ!」となる少し前、スティーマーの底の一部分だけから沸騰を表す泡がブクブクと出ていた様な、いなかった様な・・・。
右の写真では判りづらいかもしれませんが、飛び散ったお湯がスティーマーのラチス状の蓋はもちろん、本体上面や煙突、床や後ろの耐熱壁にまで飛び散り、 白くカリカリにこびり付いてしまいました。本体が冷えるのを待って掃除しなければなりませんが、ホウロウ仕上げのストーブは固く絞った雑巾で拭くだけで結構簡単にきれいになります。 これはホウロウ仕上げの大きなメリットでしょう。ただし、なかなか落ちない白い汚れもありますが・・・おっとこれは次回のストーブトップスティーマーインプレッションVol.2にて。
この謎の爆発について何かご存知の方が居られましたらぜひメールにてお教え下さい。
爆発続きの我が家ですが、次は何が「ボンッ」といくのでしょうか。日々戦々恐々。(23/JAN/06)


新型アンコール登場

昨年9月15日の日記にて予告していましたバーモントキャスティングス社の新燃焼システムを装備した「アンコール・エヴァーバーン」がファイアーサイド社より発表されました。
アンコールと本体のサイズは変わりませんが、重量は少し増えています。ただし、ボトム、リアのヒートシールドと給気アダプターが標準装備となっていますので、 その分と新しい二次燃焼室などによる増加でしょうから、外観は基本的に同じようです。
性能は全ての面で触媒式のアンコールよりも少し控えめになっています。このことは逆に触媒方式の高効率、高性能が証明されたということでしょうか。
そして燃焼方式と同じくらい違う点はその価格です。ボトム、リアのヒートシールドと給気アダプターが標準装備されていながら本体価格45万円ですから、 触媒式アンコールより7万円安、オプションの価格も含めると、なんと13万円以上安いのです! 何だか買わなきゃ損する様な気がしてきました。
トップから薪が入れられる点やデザインに魅かれながらも、キャタリティックコンバスターのメンテナンスや交換コスト等で躊躇されていた方には朗報でしょう。ご注文お待ちしています。
ただ惜しことに、今のところクラシックブラックしかラインナップされていません。今後バンバン売れれば、ホウロウ色もラインナップされるんじゃないでしょうか。
前述の日記での表記、エバー・バーンじゃなく、正式にはエヴァー・バーン でしたが、パソコンへの入力がちょっぴり難しいんですよねー ヴァーは。(27/Jan/06)


突沸

1月23日の日記に「ストーブトップスティーマーが爆発したー なんでー 誰か教えてー」と書きましたが、日記をご覧になった方から大変参考になるリアクションをいただきました。
各地の消費生活センターなどに「いつもの鍋でいつものようにみそ汁を温め直していたら、大きな音と共に鍋がひっくり返ってしまった」という報告があるそうですが、それがタイトルの「突沸」(とっぷつ)だそうです。
本来なら100℃でブクブク沸騰するはずの水が、ある理由で沸騰が始まらずに水温だけが上昇するのだそうです。この時の水は「気体になりたくて仕方ないんだけど我慢している液体たち」、 例えるならば、噴火しようと待ちかまえているマグマの状態だそうです。そこに何かショックが加わると・・・マグマ状態の水が爆発!して瞬時に沸騰してしまうそうです。
カップに入ったコーヒーを電子レンジで温めなおし、取り出した瞬間、熱いコーヒーが「ポコンッ!」と飛び散るという実験をテレビで見た覚えがありますが、これもやはり突沸ですね。
鍋の場合、ステンレス三層鍋で起こりやすいようですが、私のスティーマーと比べると熱伝導率の悪さ、すなわち温まり難く冷め難いという特徴が一致します。 また、部分的に加熱ムラができてしまうと起こりやすいそうですが、そういえば爆発の前はスティーマーの一部分だけから泡が出て「ポコポコッ」と音がしていました。
この加熱ムラの原因は、スティーマーの底にこびり付くガビガビと、底の裏面、すなわちストーブトップと接触する面に「VERMONT CASTINGS」と文字が彫られていて、 その部分は鋳物の厚みが違うことも関係あるのでは、と睨んでいます。前者のスティーマーの底にこびり付くガビガビについては次回の日記にて。
貴重な情報を送っていただいた北海道のN様、ありがとうございました。またご教授を。
爆発防止には泡が立ちやすいように水の中に何か不純物があれば良いそうですから、ハーブを浮かべると良いのでしょうが、うーん、あいにく手元にはミカンの皮しか・・・。(31/Jan/06)


紅あづまのこころ

今シーズン初めての「焼いものこころだー」のコーナーです。
昨シーズンの終わり頃、3月12日にレポートして以来ですからほぼ1年ぶりですが、今回のお芋は「紅あづま」です。 近所の八百屋さんの話では収穫シーズンはとっくに終わっていて、今店頭にあるものは収穫後保存していたいわゆる貯蔵物で、 流通量も僅かなうえ、傷んでいる物も多いそうです。この「紅あづま」も最後の最後なのだとか。<
いつものようにアルミホイルに包んで熾きがたっぷりのアクレイムの灰上に。片側だけ焼けるのを避けるために20分ほどでアップサイドダウン、 ひっくり返してさらに20分ほどでチーン。出来上がっているかどうか串をさして確認し、はいどうぞ。
これはこれは、最後の最後の物とは思えないほど甘くて美味しいではありませんか! これでシーズン真っ盛りの頃の土が付いている物だったら、どんだけ美味しいのでしょうか!  美味しい焼いもランキングも文句なしの1位です。今年の秋は段ボール箱買いしましょうか。
何だか調子に乗ってきました。まだまだ美味しいと噂の種類もありますし、焼き方も改善の余地がありそうですので、またのレポートをお楽しみに。
お断り  我が家のアクレイムは決して「チーン」とは鳴りません。(6/Feb/06)


ストーブトップスティーマー インプレVol.2

写真はラチスデザインの蓋をはずした我が家のストーブトップスティーマーです。
新品の状態では内側のホウロウもつるつるピカピカで、ポトフでも作りたくなるほど綺麗な仕上げでしたが、シーズン半ばでご覧の状態です。
前回の日記にも書きましたが、水道水に含まれるカルキ成分なのでしょうか、白いカリカリのコガレ、ガビガビがたっぷりと付いて見るも無残です。 これまで加湿用に使っていた鍋やヤカンなどの経験からある程度は覚悟はしていましたが、それにしても悲しい図柄でしょ?  別府市水道局さん、もしかして浄水場の水槽にカルキが大量に入った箱を落としたんじゃないですか・・・などと勘ぐりたくなるほどです。
1月23日の日記で簡単に汚れが落ちるのがホウロウ仕上げの良いところなどとぬかしましたが、このガビガビ、カリカリの白い跡だけはタワシで擦っても、 さすがの重曹でも太刀打ちできませんでした。
こんなマイナスイメージのインプレッションを載せると、スティーマーが売れなくなりそうですので、このカリカリを落とす術をご存知の方が居られましたら、 カリカリでお悩みのユーザーの皆さんとスティーマーの良さを知っていただき、使って頂き、あわよくば売り上げ増を目指したい私のためにぜひ教えてください。
そうそう「ストーブに載せっぱなしではなく、こまめに洗わないと爆発、いや突沸の一因にもなるよ」とのアドバイスをいただきましたから、 爆発防止のためにも「またかよ」だなんて言わないで、何卒よろしくお願いします。
大分のU様、貴重なアドバイスに感謝いたします。(9/Feb/09)


さよならマディソン、さよならイントレピッドNC

先日バーモントキャスティングス社製ストーブの日本総代理店、ファイアーサイド社よりアンコール エヴァーバーンが新発売になりましたが、新しく仲間入りするモデルもあれば、人知れず消えてゆくモデルも。
バーモントキャスティングス社のストーブ中では少数派であるクリーンバーンモデルのマディソン、イントレピッドNCの2種が在庫限りで廃番となります。 また、小型で人気のあるアスペンもホウロウモデルが無くなり、クラシックブラックのみの販売となるそうです。さらにフラッグシップモデルのデファイアントもエヴァーバーンモデルがムニャムニャ・・・。
このエヴァーバーンモデルのストーブは、アメリカ環境保護庁、略してEPA基準の廃棄物排出量が触媒を使わない薪ストーブの中で一番少ないモデルとして公認されたそうです。
これで日本国内では小型のアスペン以外は触媒式、非触媒式を含めて全てダンパー付きモデルのみのラインナップになりました。最近では住宅地での普及が広がって、 ご近所への気使いからダンパーを持たないクリーンバーンモデルよりさらに排気のきれいなストーブを求める方々と、薪の消費量を気にする方々が多くなってきているのでしょうか。
ただ、日本全国どこでも同じ品質の燃料が調達出来る灯油ストーブと違い、薪ストーブの燃料である薪の品質はそのオーナーそれぞれで、申し分ない薪を焚いている方もいれば、乾燥が不十分な薪を焚かざるをえない方も。 排気のきれいさや薪の消費量の違いは、なかなか一目瞭然とはいかない部分が多いのですが。
サイドドアと大きな炉室サイズの割にお手ごろ価格のマディソンや、リアヒートシールドが標準装備でさらにお手ごろ価格のイントレピッドNCが欲しいなぁ、とお考えの方は「フエゴまで今すぐ電話を!」 (13/Feb/06)


みにくいアヒルの子の晴れ姿

当社の地元紙、大分合同新聞社発行の住宅情報雑誌「ワイズ」の2006年号の表紙に、当社が薪ストーブを施工させていただいたお宅が採用されました。
白くて広いお部屋のど真ん中に、黒いスキャン社のCI-1G CB「みにくいアヒルの子」がシンボリックに座っています。本文中の記事にも違うアングルの写真が掲載されています。
このお宅の躯体はRC構造、すなわち鉄筋コンクリート製ですから、木造在来工法よりも気密が良いので、暖房能力の点では有利ですし、防火の点でもぜんぜん有利ですから、 離隔距離等もあまり気にしなくても良いので、煙突はひたすらまっすぐ上に上に。オマケに屋根はフラットな陸屋根ですから、煙突掃除もチョー楽チンです。
私も設計の時から係わらせていただき、施主様、設計士様と三者で綿密に打ち合わせましたから、満足のゆく仕事ができました。 何より施主様の薪ストーブに対する強い思いが、大変素晴らしい形となりました。
新築の予定があり、ほんのチョッとでも「薪ストーブなんかいいんじゃないかなー」とお考えの方は、ぜひご相談下さい。 設計の段階から薪ストーブ設置を考慮したほうが、理想的なプランニング、安全性、施工性、予算等全ての面で有利です。
そして薪ストーブのある家の図面が完成しましたら、あとは来るべき新居にての薪ストーブライフに向けてただひたすら薪を作るのみです。 「家は完成、さあ薪ストーブを焚くぞー」で薪が無ければタダの鋳物の箱、高価な置物ですから、何は無くとも乾燥薪ですよ薪。(16/Feb/06)


人知れず・・・

前々回の日記でバーモント キャスティングス社のマディソンとイントレピッドNCが人知れず廃番とお知らせしましたが、 新宮商工から発売されているアンデルセンストーブ、モルソー社とスキャン社のストーブも2月より人知れず値上がりしました。
スキャン社の一番人気CI-1G CB、通称「みにくいアヒルの子」の輻射型22万円が23万5千円ですから1万5千円のアップ、 同様にモルソー社3140CBが2万円のアップ、最大モデル3610CBが3万5千円のアップです。全モデルの値上げ幅を平均しますと7%ほどの値上げのようです。
人知れず・・・と書きましたのは、新宮商工のホームページには価格の表示が無く、価格表を請求するか、雑誌や販売店のホームページ等で調べなければ判らないからです。
薪ストーブに限らず、全ての輸入品に言えることですが、日々変動する為替レートに合わせてその度に定価を改正するわけにもゆきませんから、 ある程度の幅をみて日本国内の定価を決定するのでしょうし、為替相場の状況次第では時々の価格改定も仕方ないのでしょうが、 せめて、せめて薪ストーブ関係の輸入代理店さんだけは、出来るだけギリギリの線での定価設定をお願いいたします。(20/Feb/06)


ストーブトップスティーマー インプレVol.3

2月9日の日記で告白したカルキ成分で白くカリカリ、ガビガビになったかわいそうな我が家のストーブトップスティーマーのその後です。
またまたホームページをご覧の方からご指導いただきました。「その白いガビガビは缶石というもので、重曹がだめならクエン酸を使いなさい」とのことで早速ドラックストアーにて買ってきました。
電気ポットを洗浄するタブレット状のものや飲用のカプセルなどがあり、スティーマーの洗浄ですから顆粒状のものをチョイスしましたが、 チョッとでいいのに山ほど入っている物しかありませんでした。これだけあればスティーマーだけでなく、家中をピカピカに出来そうですが、いったい誰がするの?
水を張ったスティーマーをストーブトップに載せたままクエン酸をパラパラと降りかけて沸騰を待ちます。するとみるみるガビガビが取れてゆき・・・ませんから、 ホウロウに傷をつけないように割り箸でガビガビを擦ると・・・おおっ、部分的にポロポロッと剥がれてきました。
一度中のお湯を捨ててすすぎ、また同じ手順で沸騰を待ち割り箸で突付くこと都合3回目、でかなりきれいになりましたが、 スティーマーの色が濃いだけに上部側面の水面だった部分はまだうっすらと白い跡が目立ちます。
あと数回頑張ってみますが、私の場合お手入れ、洗浄の時期が遅すぎたのかもしれません。カリカリの上にカリカリが付き、 やがてガビガビになってしまいましたから、賢明な皆様は新品を使い始めた時からこまめに洗浄することをお勧めします。
この缶石とやらは水の中のカルシウムとマグネシウム成分が原因で、この成分量が多い水のことを硬水と呼び、少ない物を軟水と呼ぶそうです。 水なのに硬いとか軟らかいとか何のこっちゃと思っていましたが、ガビガビのお陰で一つ賢くなりました。(23/Feb/06)


森の時計

昨年の今頃、フジテレビで放映されたテレビドラマ「優しい時間」をご覧になっていましたか?
「北の国から」でおなじみ、倉本聰氏久々のテレビドラマなんだそうですが、私たち薪ストーブ好きにとっては、 なんといっても舞台となった富良野の喫茶店「森の時計」にある丸いガラス張りの薪ストーブがキーポイントでした。
昨年末に北海道を旅行し、「珈琲 森の時計」も訪問したというお客様から色々とお話を伺いました。
富良野プリンスホテルの敷地内にその喫茶店があるそうです。ドラマのためにセットではなく、倉本聰氏自らが設計して実際に本物の喫茶店を建て、 収録終了後はそのまま喫茶店として営業しているそうです。
内部もドラマのままで、件のガラス張り薪ストーブもあるとのこと。当然薪を焚いていて、ドラマのイメージを損なわないような配慮がされているとのことでした。 ただし、その特長でもある広いガラスは煤だらけだったそうですが・・・うーん残念!
マスター役の寺尾聡さんは・・・当然居るわけありませんが、居てもおかしくない様な雰囲気で、やっぱりコーヒー豆は自分で挽くのだそうです。
写真を見つめていると、寡黙なマスターが、降り積もった雪に埋もれた薪を拾い、脇に抱えて歩く姿と自分の姿がオーバーラップして・・・ えっ、いま首をすくめました?
富良野はずいぶん遠いのですが、いつか雪の降る日にガラスクリーナーをポケットにしのばせて訪れてみたいなぁ。
Y様、貴重なお話と写真をありがとうございました。(27/Feb/06)


冬の最後っ屁

先日、今年の桜の花の開花予想第一回が発表されました。
お隣の大分市の予想日は3月22日で、昨年よりも9日早く、平年より5日早いのだとか。
桜の開花は一般的に気温が高いと早くなり、気温が低いと遅くなるそうです。昨年末の11月、12月はめちゃくちゃ寒かったので、 1月、2月はどうなる事かと思っていましたが、年が明けるとあまり寒くならずに、そういえば結構暖かい日があった様な無かった様な。
このまま春が来てしまっては困るなあ・・・と思っていたら、一昨日辺りから再び寒くなり、我が家の辺りでも昨日の朝も粉雪が、 たった今も雨まじりの雪が舞っています。雪や寒さを喜ぶ私に、寒がりの友人が「多分これが最後の寒波で、まあ何と言うか・・・最後っ屁だよ」と言いました。 「薪ストーブが焚ければ屁でも何でもいいよーん」と私。皆さんもそう思うでしょ?
桃の節句に桜のつぼみの写真で恐縮ですが、やがて花開く時を待つ近所の桜です。
そうそう、北海道には桜の開花予想は出ません。知ってました?(03/Mar/06)


いつかは・・・

我が家のリビングに新しく仲間入りした椅子は、家具メーカーとして有名なカリモクの「カリモク60 Kチェア」といいます。
遅ればせながら、昨年一年間、そこそこ頑張った自分へのご褒美として買いましたが、どこの家具屋さんでも売っているわけではなく、 全国で50数店のみのいわゆる「セレクトショップ」のみの取り扱いのようです。
濃いブラウンの木製フレームにアイボリーのプロテインレザーの張り地で、カリモク60の名の通り、1962年に発売された物の復刻版で、 決して高級ではありませんが、懐かしくもあり、モダンでもあり、シンプルでもあり、薪ストーブと同じく永く愛用してゆけそうな、そんな椅子です。
特に座り心地が良いというわけではありませんが、薪ストーブや煙突の設置工事で疲れた体をこのソファに投げ出して、ゆれる炎と好きな音楽と美味しいお酒をちょっと・・・ なんと贅沢なひとときではありませんか。
本当はバルセロナチェアやスパニッシュチェアなんかが欲しいんですが、どちらも気を失いそうな価格ですし、まだまだ今の私には似合いそうにもありませんから、しばらくはこの椅子で十分でしょうか。
けれどいつかは・・・と心に秘め、がんばれ俺!(09/Mar/06)


薪ストーブ連続運転日和

一昨日辺りから再び寒くなりましたね。日本列島の北や東の地方は真冬並の寒波がやって来ているとか。
こちら別府市の山の手 -と言っても山が近いという意味ですが- でも最高気温が5℃前後で、チラチラ雪が舞っていますし、本当の山では積雪によるチェーン規制や通行止めの道路も。
昨日はその寒さと、ショールームに2組のお客様がお見えになった事もあり、薪ストーブに一日中火を入れていましたが、薪ストーブ屋がこんなこと言っちゃあ「オイ、オイ」と言われそうですけど、 改めて連続運転の良さ、すなわち暖かさ、心地よさを再確認しました。
此処よりもっと寒い地方にお住まいの方は連続運転が当たり前でしょうが、当地の場合、朝晩は寒いけど、日中はお天気さえ良ければ暖房要らず・・・という中途半端な気温ですし、 平日の昼間は留守にする場合が多く、連続運転はめったに出来ません。
そのうえケチときていますから、暖かくなってきたこの頃では爪の垢に火を灯すがごとく、樹種や長さや形の良くない薪ばかりをチョロチョロ焚いていましたが、 ここ数日がこの冬最後の薪ストーブ連続運転日和だろうと思い、樹種も長さも形も良い薪を思う存分に焚きました。バチが当たらない事を祈ります。
夕方から就寝までの数時間の運転と比べると、やはり連続運転での暖かさが本当の薪ストーブの暖かさかもしれません。そのためにはやはり薪の在庫量が大切ですね。(13/Mar/06)


バーモント四季トリベット

バーモントキャスティングス社オリジナルの「フォーシーズンズ・トリベット」が16年ぶりに復刻生産されます。
そのデザインはデファイアントやアンコールなどの故郷、緑豊かなバーモントの四季の田園風景を浮き彫りで見事に表現しています。
トリベットは本来カレーやシチューや豆料理など、コトコトと煮て美味しくなる料理のための道具です。 部屋を暖めるためにガンガンと焚いている時は煮込み料理には火力が強すぎたりしがちですが、その火力を弱めるための必需品です。
また、テーブルなどでの鍋敷きとしても使えますし、正方形なので4枚を並べれば約30センチ四方の大きな鍋敷きとしても使えます。
さらにそのデザインから、薪ストーブの周りにディスプレイすると、お部屋の雰囲気がグンと上昇するのは間違いありません。
使ってよし、飾ってよしで、コレクターアイテムとしても人気が出そうな製品ですが、それゆえ入手困難も予想されますから、「欲しい!」と思った方はご予約を。(18/Mar/06)
 
●セット内容: 春夏秋冬の4枚セット ●材質: 鋳鉄製 クラシックブラック
●サイズ:1枚 152ミリ×152ミリ ●セット重量: 2.55kg
●セット税込み価格:¥12,600 (本体価格¥12,000)


全国1000万の薪ストーブファンのために

NHK連続テレビ小説「風のハルカ」が今月で終わります。
当ホームページのみで話題沸騰の「レストランゆうこ」にある薪ストーブ何だ? その機種解明プロジェクトの顛末です。
まずそのレストランは名前を「風のレストラン」に変えて再出発しました。それはそれで大変めでたいのですが、なんと店名だけでなく内装のレイアウト等も変わってしまいました。
私にとってはハルカの未来のお婿さんは誰か? ということよりも大切な問題である店内の薪ストーブが、こともあろうにファンキーな野菜柄の陳列台の陰に隠れて見えなくなっているではありませんか!
いやはや困りました。そのデザインからヨツール社の薪ストーブに間違いないだろう・・・、現行機種ではない様な・・・、まだパイスと呼ばれていた時期のモデルなのでは・・・、 というところまでは判別できましたが、はてさていったい何だったのでしょうか。
このままうやむやにしてはいけません。全国1000万の薪ストーブファンのためにも、ハルカのお父さんには悪いけど、あのレストランがもう一回つぶれ、 債権者に陳列台から何から一切合財持って行かれ、店内はさっぱり、薪ストーブはくっきり、めでたく機種判別完了で気分はすっきり、と行きたいところですね。
えっ、「そん時ゃあ、薪ストーブも持って行かれるやろーな」って? 冷静なご指摘、ありがとうございます。(22/Mar/06)


アクレイムの灰

この日記をご覧の方でアクレイムのオーナー様は居られますでしょうか。
その方ならお分かりでしょうが、そうでない方はそれなりに・・・ではなくて、このアクレイムの炉室の床、ロストル部分は他のストーブの様に水平ではなく、 手前から奥に向けて斜めに下がっています。
その下がりきった奥に二次燃焼室の入り口があるために、入り口が高い位置にある触媒モデル、バーモントキャスティングス社のアンコール、イントレピッドUなどや、 ダッジウエスト社のフェデラルコンベクション各モデル、二次燃焼室を持たない各社クリーンバーンモデルのようにはあまり多くの灰を貯めることが出来ません。
写真では判りにくいかもしれませんが、ロストル手前のリップ部分はすりきりまで灰を残しています。 しかし、奥の方は二次燃焼室の入り口を塞がないように、毎日スコップで灰をかき分け炉室の両隅へ除けたり、週一ほどで少し灰を捨てる事に。
灰を溜め過ぎて二次燃焼室の入り口にフワフワの灰があると、強力なドラフトによってセラミックボックスに吸い込まれ、その左右にある空間に溜まり、煙の抜けが悪くなる事も・・・。
敢えてアクレイムの炉室内の秘密をご披露しましたが、機種選定においてそれ程重要な要素ではないと思いますし、 独特なデザインでコンパクトな割にハイパワー、キャタリティックコンバスターが無いのでメンテナンスもチョッぴり楽、とてもバランスの良い薪ストーブだと思いますよ。
そうそう、シーズン終了後のメンテナンス時にはセラミックボックス左右の空間に溜まった灰を抜くことをお忘れなく。(25/Mar/06)


地震注意報

昨日大分県下で地震がありました。
県の南部で震度5弱を、ここ別府市でも震度3を記録しました。
当ホームページの日記をペラペラとめくって・・・じゃなく、スクロールしていたら、ちょうど一年前の3月20日に九州北部を襲った 福岡沖玄界地震が起きていました。 そして約一年後の27日に大分県南部に地震が起こったのですから、何か見えない大きな力の様なもの、ある種自然の恐ろしさ、人間の非力さを感じました。
地震の揺れを感じた地域の薪ストーブオーナーの方々は、薪ストーブがズレていないか、煙突がズレたり抜けたりしていないか必ず確認してください。 もし不具合が生じていましたら、すぐにご連絡を。
昨年の日記にも記しましたが、地震が少なくない地域であることを肝に銘じ、これくらいの地震ではビクともしない施工に努めたいと思います。
煙突の無事を点検、確認し、残りわずかな今シーズンを無事に終了いたしましょう。(28/Mar/06)


呪文はフラット・ツライチ・バリアフリー

写真は我が家の炉台のアップです。
ご覧のようにタイル部分とフローリング部分の段差を無くしてフラットでバリアフリーに、業界用語(何の業界?)で言うところのツライチで仕上げています。 漢字で書くと「面一」でしょうか。
薪ストーブメーカー各社のカタログや雑誌などでは、床の上に一段高くレンガなどを積んで作られた炉台をよく見かけますが、 我が家のあまり広くはないリビングに、1.5メートル×1.2メートルほどの炉台部分があると、ストーブシーズン中はもちろん、 オフシーズン中もその段差ゆえ炉台部分はまったくのデットスペースとなってしまいます。
そこで、一年中お部屋のスペースを有効に使うためには、写真のように床との段差を無くしたバリアフリーの炉台設計、施工をお勧めします。
基礎部分からコンクリートを打設して表面を仕上げれば最良ですが、床下を補強して炉台の代わりに薄い鉄板を敷いても良いでしょう。 既製品の炉台用鉄板もあるくらいですから。
もう一つ、フラットな炉台をお勧めする理由は、あなたの足の小指です。
冬の寒い夜、たとえ薪ストーブでお部屋が暖かくなっているとしても、炉台レンガの角に足の小指をぶつけたりしたら・・・イタタタタタッ、 考えただけでも酸っぱいものがこみ上げてくるでしょう?
今日がエイプリルフールだからって嘘じゃありません。あなたの足の小指を守る呪文は、フラット・ツライチ・バリアフリーですよ。(1/Apr/06)


バックセーバー?それともカンガルーログキャリー?

写真のエプロンのような物は、薪を運ぶための便利な道具です。
まさしくエプロンの様に着用し、薪をそのすその部分に包み、腕力だけでは持つことが出来ないたくさんの薪の重量を、腕と身体全体で支えて運ぶというものです。 これならば女性でもある程度の量の薪を運べそうですし、特に出産経験のある方ならそうでない方より3割以上余計に運べるんでは?
この商品、実はファイアーサイド社とヨツールのトコナメエプコス社の両方から発売されています。 名前こそカンガルーログキャリー、バックセーバーと異なりますが、どー見ても同じ物のようですし、お値段も税込み¥6,300とまったく同じです。 ただし、ファイアーサイド社カンガルーログキャリーの方は、ブラウン/カーキとブラウン/グリーンと2色のカラーバリエーションがあります。
ということでお父さん、このログキャリーで一度にたくさんの薪を運び、と同時にかわいい我が子を産んでくれた奥さんの妊娠中の苦労を、 その身を持って体験してみると、奥さんへの愛がより深まることは間違いありません。おすすめです!(6/Apr/06)


雨が降るので

ここ数日間雨が降ったり止んだりの日が続いています。
こちら九州だけでなく、全国的にも雨が多いようで、数日前には千葉県などでは大雨洪水警報が出されたり、実際に被害もでたりしたようです。
当然お日様が出ないと気温もそれ程上がりませんから、「今日は火を点けようかな・・・」となるでしょう。 我が家も昨晩そうなりまして、薪ストーブの夜でしたが、アッ!という間に室温25度とかになって、緩やかに自然鎮火・・・。
今日も終日雨で夜半に曇りとのことですから、またまたチョッピリ焚けるかも知れませんね。 まあ梅雨時期でも「雨が続いて洗濯物が乾かないから・・・」とか、秋口でも「今日は風が強くてちょっと涼しいねー・・・」とか言い訳しながら焚くのですから、 この時期でこの天気、気温ならノープロブレムでしょう。しかし、いったい誰に言い訳しているのでしょうか。
暖かくなって欲しいけど、名残惜しい、残り少ない薪ストーブシーズンを楽しみましょう。(15/Apr/06)


天狗巣病

ここ九州ではそろそろ桜も終わりです。
そんな桜、特にソメイヨシノは河川の土手や公園などにもたくさん植えられていて、春はお花見で(冬は薪として)私たちを楽しませてくれますが、 その寿命は案外と短いそうです。
40から50年ほどで枯れて倒れる事が多いそうで、台風の後には倒木をよく見かけます。 というか見かけたら即貰い受けますが、そんな桜は幹が中空、ウロになっているものが多いようです。
また、最近良く耳にするのは天狗巣病という病気です。これにかかると枝が異常に多く分岐し、鳥の巣状になり、 春になっても花をつけず、やがて枯れてしまうそうです。他の枝や近くの桜にも伝染するので、その枝を切ることが唯一の治療法だとか。
近くの神社にある桜の大木が残念ながら天狗巣病にかかってしまい、伐採される事に。 思い起こせば私の小学校入学の記念写真は満開のこの桜の下でしたし、この日記にも何度か登場しています。 何となく寂しい気持ちでしたが、せめて思い出に、と一部を戴いたので、ありがたく割って積んで次の冬、 かわいくて純真無垢な少年だったあの頃を思い出しながら焚こうと思います。 うーん、いい話やなぁ。(17/Apr/06)


遥々中国から

春霞? いえいえ違います、もう一つの春の使者、黄砂です。
お日様も霞んでまるで地球最後の日のようですが、今日の黄砂現象は今年一番の量だとか。これがやって来ると、もう薪ストーブシーズンも終わりですね。
露天駐車の黒っぽい自動車も薄っすら砂化粧してましたし、洗濯物も砂っぽいでしょうから、取り込む前にパタパタと砂を払って下さいね。そうそう、うがいもお忘れなく。
写真右手に立ち上る白い煙は我が家の薪ストーブの煙・・・じゃなくて別府名物、21世紀に残したい日本の風景第2位、鉄輪(「かんなわ」と読みます)の湯けむりです。 全国第2位の湯けむりも今日の黄砂の威力には、まさに霞んでしまっています。
因みに21世紀に残したい日本の風景第1位はどこだと思います? そう、日本人の心のふるさと、富士山でした。(24/Apr/06)


やってきましたゴールデンウィーク

新聞等では字数の都合からか、GWや、黄金週間、大型連休とか表記したりしますが、そもそもこのゴールデンウィークという言葉は和製英語で 「休みがたくさんあって素晴らしい日々」というような意味だそうです。元々は映画業界が仕掛けた言葉とか。
しかし、世の中には銀色週間(小型連休)の人、この時期こそ忙しい鉛色週間(休み無し)の人も居るわけで、世間やマスコミが浮かれれば浮かれるほどため息をついている人も。
私個人としては、この期間中に煙突掃除をする事がお約束になっていて、そろそろ二連梯子に命を預けなければなりません。 今年も無事煙突掃除が終わって再び地上に立ち、来年の今頃も「煙突掃除、怖いよー」とか言ってられたらいいんですが・・・。
皆さん、屋根に上がっての煙突掃除にはくれぐれもお気をつけて。煙突掃除や本体のメンテナンス、メンテナンスや掃除用品についてのお問い合わせもご遠慮なくどうぞ。
連休中も営業していますが、必ず前日までにご連絡の上お出掛けください。(28/Apr/06)


やっぱり南国

昨日、ゴールデンウィーク真っ最中の別府市の気温はここ3、4日は22℃オーバー、昨日の最高気温は27℃! まるで夏ですよ、夏。
夜になってもあまり気温が下がらず、2週間以上ストーブに火が入らない日が続いていますが、やはりシーズン終了ですね。
この冬前半の11月、12月はとても寒かったので、バンバン焚けてうれしい様な、薪の在庫量を気にすると心細い様な日々でしたが、 年明けからは一転、穏やかな日が多く、チョロチョロ焚きで物足りない様な、あまり減らない薪棚を見てうれしい様な、そんな冬でした。
長かった様な短かった様な冬でしたが、終わってみればやはりさみしい感じです。そんなブルーな気分を吹き飛ばす意味で、南国ムードたっぷりの写真でご機嫌をうかがいます。
ワイキキのちょっとはずれの遠くにダイアモンドヘッドを望む・・・ではなく、ご当地別府市のとあるビーチの昨日の風景です。 やっぱりここは南国なんだなあ、と気づかせてくれる風景ですね。なかなかいい感じでしょ?
やがて暑い暑い夏がやってきますが、日記のネタ的には寒い寒い冬の時期でしょうか。
たぶんこの日記も薪ストーブ以外の話題でがぜん沸騰すると思いますが、次の薪ストーブシーズンまで、どうか見捨てないでくださいね。(02/May/06)


キッチンダッジオーブン

ゴールデンウィークも終わりましたが、皆さん如何お過ごしでしたか。
私は殆ど休むこともなく何かしらゴソゴソとしていましたが、連休中の大潮の日、煙突掃除で出掛けたついでに潮干狩りに行ってきました。
昨年も同じ浜に行き、収穫はそれ程でもありませんでしたが、今年は採れるわ採れるわ、二時間ほどでバケツ半分以上も。 あまりの多さに小さいものは海に帰してあげましたが、私と奥さんの両実家にお裾分けしてもまだたっぷりと残るほどの大漁でした。
早速ひと晩砂を吐かせたアサリやハマグリと新キャベツを丸々一玉使っての酒蒸しです。足の無いキッチン用ダッジオーブンは初おろしでしたが、 この日はあいにく風が強くキッチンでの調理になりました。しかしコンロの炎は炭火などと違い安定しているので、無事び美味しく出来ました。
他にもお味噌汁とバター焼、それからちょっぴり取れたマテ貝はマヨネーズをつけてビールのおつまみに、とこの日の夕飯は貝尽くしの食卓でした。 あー美味しかった。食べ過ぎてしまいました。
ファイアーサイド社のホームページにてロッジ社のダッジオーブンが紹介されています。当社でもお世話できますので、お宅の薪ストーブに入るサイズ等々、 お問い合わせ下さい。美味しいダッジオーブン料理も時々この日記にてご紹介していきます。(08/May/06)


-眩暈- めまい

高所恐怖症の皆さんこんにちは。
本日は地上7メートルから二連梯子を見下ろす画像ですが、ジーッと見つめていると・・・
めまいがしてきませんか。
この日は一度屋根に上がりましたが、あまりに風が強く、煙突掃除を断念しました。屋根の上に立ってはいられるのですが、 角トップの天板をはずそうとすると風で吹き飛ばされそうになりました。 おぉ、こわー。
風の強さは地上ではそれほどでも無いと感じても、地上10メートル近い場所では常にビュンビュン吹いている状態でした。皆さんも風のある日の煙突掃除には要注意ですよ。
二連梯子は価格が安い物はやはりフニャフニャして、タダでさえ高くて怖いのに、さらに不安定さがプラスされて怖さ倍増です。 逆に高価な物、プロ用と謳っている物はさすがにしっかりしていて、昇っていても安心感が違います。 普通のご家庭では二連梯子なんて年に数度しか使わないものですから、あまり高価な物はもったいない様で、何とも迷うところですね。
当社では信頼の国産品で1万円代のお求めやすい物から、ガッチリした5万円以上の物まで取り扱っています。 以前この日記でご紹介した秘密兵器「やねっこ」共々お問い合わせください。(11/May/06)


チムニーボール

前の日記で煙突掃除断念をお知らせしましたが、仕切りなおしてやっつけました。
今年は新兵器「チムニーボール」を使っての掃除です。この掃除道具、金属製で板状のブラシに鎖に繋がれたおもりが付いていて、 煙突長より長めの紐を結び付けて煙突トップから垂らして掃除するという物です。 これがなかなかのスグレモノで、特に当ショールームの煙突のようにエルボーで偏芯、オフセットさせていて、ロッドでは曲がって行かないとか、 曲がっては行くけど掃除しづらいとかの煙突には打って付け、持って来い、これで決まり、です。
煙突の汚れ具合はというと、昨年と同じくらいの煤の量でしたから、薪の使用量や運転時間を考えると少なめという事になるでしょうか。 煤の質も昨年同様サラサラ、フワフワでした。今シーズン使用した薪は良く乾燥していましたし、まあ当たり前かもしれませんが、 焚き方も上手くなったという事でしょうか。
このチムニーボール、当社残り在庫僅少ですので、お早めにお問い合わせ下さい。代金引換発送もいたします。 今なら「秘伝! 当店オリジナルの虎の巻」が付いています。(15/May/06)


秘密指令で火をつけて

ここ数日梅雨の走りでしょうか、雨の日が続いていますが、如何お過ごしでしょうか。
昨夜も室温が18℃を下回り、うすーく寒い夜でしたが、うちの奥さんから「雨ばっかりで洗濯物が乾かないわ・・・」との秘密指令が出ましたので、久しぶりに薪ストーブ着火です。 我が家では「洗濯物が・・・」は今の時期「薪ストーブ着火せよ」という意味の暗号です。因みに肩をすくめて寒そうに両方の二の腕をさするのも、同じ意味のブロックサインです。 他にも「明日の朝は冷え込むみたい、起きられるかなぁー」は「朝まで燃えているよう、目一杯薪を入れること」という意味です。 まだまだありますが、あんまりバラすと叱られ・・・いや、暗号にならないのでこの辺にしておきましょう。
いくら寒いとは言ってもそこはやっぱり5月ですから、暖かいを通り過ぎてあっという間に28℃、「ちょっと熱くない?」です。湿度も60%近かったのが、3時間もすると35%ほどに。 まあ、洗濯物や室内のジメジメはパリッとなりますから、薪ストーブのありがたみ、あって良かった薪ストーブを再確認してニンマリする瞬間ですね。
本格的な梅雨になれば、我が家でもまた何度か焚くことと思いますが、皆様も各ご庭独自の暗号で湿気飛ばしの薪ストーブライフをお楽しみ下さい。(19/May/06)


回る薪ストーブ

ヨツール社より新しい薪ストーブ、F270シリーズが発売されました。
モダンラインと称されるシリーズのニューモデルですが、いかにも北欧らしいシンプルでモダンなデザインで、カラーも既存概念をあっさり外すグレーです。
基本的には本体は同じで、脚のデザインによりF271、F272、F273の3種に分けられます。 さらにソープストーン製サイドパネルやガラスパネルなどのオプションを組み合わせると、なんとなんと25通りものバリエーションになるそうです。
中でも極めつけはぺデスタルレッグのF273にオプションのターンプレートなる物をセットすると、薪ストーブ本体部分が360度回転!するのです。 今までにストーブの前後両面がガラス窓という物はありますが、回転する薪ストーブなんておそらく世界初でしょう。 お部屋の中央部に設置すれば、どこに居てもクルクル回して炎を楽しめるという事ですね。うーんすばらしい!
ウェグナー、ヤコブソン、ポールセンなんかがお好みで、黒くて薪ストーブらしい薪ストーブがイマイチしっくりとこない シンプルモダンなインテリアのお宅にはピッタリかもしれません。詳しい事はメール等にてご相談下さい。 ただし、デザイナーの名前を知ったかぶっちゃいましたけど、実は北欧デザイナーにはあまり詳しくありません。ごめんなさい。(24/May/06)


スチールのコラボTシャツ

今年もユニクロから世界企業コラボプリントTシャツが発売されました。
昨年の今頃も同様の企画で発売されたヨツール社のTシャツをご紹介しましたが、次もなんか・・・とこの企画を気にかけていましたら、 何と何と今年は私の愛用するチェンソーメーカー、ドイツのスチール社のシャツがラインナップされているではありませんか!
早速購入してマイチェンソーと一緒にパチリッ。
欲しい人はユニクロに急げ! と言いたいところですが、なんででしょう、私が買った店ではスチール社のシャツのみが山積みで、 イコール売れていないようで、いっそ私が全部買い取ろうか・・・の衝動に駆られてしまいました。
ヨツールの物と違いベースカラーが白いので、一見私のようなおぢさんにも着こなせそうですが、どっこいチェンソーが前後に渡って結構大胆にデザインされていますから、 昨年同様一度も袖を通すことなく箪笥の・・・かも。
もしも勇気を持って着用なさるお父さんが居られるならば、老婆心ながら一点だけご忠告を。
チェンソーのデザインはシャツの裾の方に描かれていますから、くれぐれもズボンに「イン」しない様にお願いいたします。 デサインが台無しな上に、子供から嫌がられますよ。(29/May/06)


モチの木の下から

写真が下手でわかり辛いでしょうが「萬年渓のモチの木」と呼ばれ、大分県臼杵市の天然記念物に指定されているデッカい木です。
樹齢は良く判っていないそうですが、とにかくこんな大きなモチの木は見たことがありません。薪にすれば数年は大丈夫・・・ いえいえ天然記念物なんですから、そんなことを考えちゃあいけません。これからもずっとずっと大切に守ってゆかなければ。
この木のすぐそばにお住まいのN様の新築ログハウスに煙突工事に伺いましたが、いやはや、大きなもちの木に負けず劣らず立派なハンドカットログで、 しかもN様ご本人が仕事の傍らセルフビルドしているとの事、脱帽でした。
材料の杉も自宅の裏山から切り出してきて組み上げているそうですから、まさに地産地消と言うんでしょうか、 それがログハウスの本来あるべき姿だと思うのですが、とにかく素晴らしいなと思いました。
このログハウスが出来ていく姿を、ご本人が「もちの木の下のささやき」というブログに綴っておられます。皆さんも一度訪れてみてください。 http://blog.goo.ne.jp/tungym
無事完成して冬が来てもログの端材が山ほどあるので、よく乾燥させれば薪には困らないかもしれませんが、やはり広葉樹の薪が欲しいですよね。 あのもちの木は切っちゃいけませんが、自然と折れて落ちた太めの枝ぐらいは焚いてもいいですよねェ・・・えっ、だめですかー?(06/Jun/06)


セラミック製二次燃焼室

ご当地も梅雨に入ったので、炉内の灰を抜き各部点検をしました。
バーモントキャスティングス社 レゾリュートアクレイムは触媒ではなく、セラミック製の箱によって二次燃焼するストーブです。 同社の最新「エヴァーバーン燃焼システム」の元祖といえるでしょうか。
触媒がありませんから点検・清掃は割と楽ですし、よく言われる「触媒の消耗による交換費用」も掛かりませんが、 このセラミックボックスにもやはり寿命があります。通常使用状態では触媒よりも長寿命のようですが、 やはり交換となると周辺のファイバーロープ等も交換となるでしょうから、それなりの費用が掛かります。
我が家のも角や端っこが結構崩れたり、欠けたりしてきました。熱によって組成が変わるのでしょうか、ボソボソの部分とカチカチの部分がありました。 また、灰を抜く時にショベルなどで突付いて壊すこともありますので、オーナーの方、ご注意を。
薪ストーブ内部の分解や整備は、機械いじりが好きな男子にとっては、なんだか探検しているみたいで結構楽しいものですね。 ただし、無事生還(元通りに)できればの話ですけど・・・。
レゾリュートアクレイム用セラミック製二次燃焼室 ¥24,000.- (13/Jun/06)


アースクエイク

スポーツドリンクじゃありません。そうです、地震です。
大分県下では3月の末にも大きな地震があり、この日記でも取り上げましたが、3ヶ月も経たない先週の12日、朝5時頃にもまたもやグラグラッときました。
特にここ大分県には別府湾から内陸部に向けて活断層が山ほどあるようですから、今回規模の地震が月いちで起きても不思議じゃないんでしょうが、それにしてもねェ、こう頻繁だと少し心配です。
幸い今回は薪ストーブのシーズン中ではありませんでしたが、次に揺れるのはシーズン真っ只中かもしれません。 地震よって火の点いた薪や熾きが飛び出したり、ストーブに可燃の家具等が倒れかかったり、万が一薪ストーブが倒れたりした時には、本体が割れてしまうことを覚悟して消火器で消火しましょう。 家が燃えずに残れば、薪ストーブはまた買うことができるのですから。ただ、重い薪ストーブが倒れるほどの地震なら、家も少なからずダメージを受けていると考えられますが・・・。
お宅では消火器を炉台周辺に常備していますか? 写真はコンパクトな消火器の一例ですが、これで十分消化できるのかどうか・・・。 薪ストーブに最も適した消火器探しも今後の課題です。
昔は「天災は忘れた頃にやってくる」でしたが、今は「天災は忘れる前にやってくる」だとか。皆さん、くれぐれもご用心のほどを。(19/Jun/06)


100万人のキャンドルナイト

夏至の日の夜8時から10時までの2時間、皆で一斉に電気を消してキャンドルを灯し、その明かりのもとで地球の事を考えよう というムーブメントです。
夏至の昨夜、我が家でもぜひ参加しようと思いましたが、せっかく薪ストーブがあるんですから薪ストーブユーザーならではの参加方法をという事で、 炉の中にキャンドルを置いてみると・・・。おーっ! いい感じじゃないですか。夏の間はただの大きな置物と化した薪ストーブが、素適なランタンに生まれ変わった瞬間です。
ローソクの炎は結構ススが出ますが、薪ストーブの中なら煙突から外へと出て行くので、臭いも無くお部屋もクリーンですね。 そういえば、夏の間、ダンパーを閉め、トップリッドを開けたイントレピッドの中で蚊取り線香を焚いているという方が居られました。灰の始末もいりませんから、結構いいかも。
お宅にも邪魔な巨大ローソクがありませんか? そう披露宴でもらった25年分の目盛りがついたやつです。それでもいいので、キャンドルナイトしませんか。 何も夏至の日だけじゃなく、毎晩がキャンドルナイトだって構いません。ロウソクの炎がゆれる薪ストーブを見つめながら、地球のこと、平和のこと、環境のことに思いを馳せ、素適なひと時を。(22/Jun/06)


明日も頑張ろう!

シーズンオフの薪ストーブ本体、煙突の掃除、点検、整備はもうお済でしょうか。
煙突掃除はどのご家庭でもほぼ同じような手順にて完了、となるでしょうが、本体はそのメーカーによって、 また同じメーカーでもモデル、燃焼方式の違いによっては点検整備の勘所やノウハウが違ってくるでしょう。
特に触媒、キャタリティックコンバスターを備えたモデルは、触媒の無い、いわゆるクリーンバーンモデルに比べると、 点検しなければならない部分が数箇所プラスされます。それを面倒と思うか、面白いと感じるかは各人それぞれのようですが、 車のボンネットの中に比べればめちゃくちゃシンプルですから、機械いじりが好きな男の子には十分楽しいひとときだと思いますが・・・。
そうそう触媒で思い出しましたが、当店のお客様でブログにてご愛用のイントレピッドUの整備日記をアップされている方が居られます。 僅か2シーズンでキャタリティックコンバスターを木端微塵(こっぱみじん)にするほどのヘビーユーザーです。とても南国九州大分県とは思えません。 写真は1シーズン後の触媒ですが、既に一部崩壊が始まっていますね。
こちらのブログは写真も豊富で記事も頻繁に更新されていますから、ぜひ訪れてみてください。ってNさん、プレッシャーになっちゃいました? 明日も頑張ってねー。  http://blog.so-net.ne.jp/nino344/ (27/Jun/06)


ファイバーロープ交換の巻

前シーズンの途中からフロントドアのファイバーロープがボソボソに崩れ始め、部分的に剥がれかかっていましたが、 騙し騙し使いながらなんとかシーズン終了したので、点検・清掃のついでに交換しました。
今回はフロントドアのファイバーロープですが、同様に交換する部分が着脱可能であれば、作業性を良くするために本体から外します。
まず古いファイバーロープを剥がします。剥がした溝に古いボンドがカチカチになって残っていたら、マイナスドライバーなどで削るようにして完全に取り除きます。 仕上げにワイヤーブラシでサビなどを落とし、出来ればアルコールなどで汚れを拭き取ります。
その溝に耐熱セメントガスケット用かサーミックシールを割とたっぷりと搾り出し、適合サイズのファイバーロープを載せていきます。 この時、ロープは引っ張らずにゆったりと置いてゆく感じです。端は良く切れるカッターナイフなどできれいに切り取り、はみ出したボンドは拭っておきます。
扉を元どおりに本体に取り付け、ロープを圧着するように扉を閉めて一日置いて完了です。これで異常燃焼、暴走を心配することもなく、温度管理もバッチリでしょう。 それ程難しい作業ではないので、ぜひDIYで交換される事をお勧めします。
あなたのストーブに適合するファイバーロープサイズのお問い合わせや、各サイズのロープ、ボンド等のメンテナンス用品のご用命もお待ちしています。(05/Jul/06)




外気導入

現在外気導入なしで薪ストーブをご使用中のお宅で
1、もう一押し暖まりたい
2、床に座るとスースーする(どこかから隙間風を感じる)
3、薪ストーブの燃焼が台所の換気扇等の影響を受ける
というお宅は、検討してみるべきかもしれません。特に新築時から薪ストーブ設置を計画されている場合は是非、というか、もう必ず外気導入をお勧めします。
我が家の場合は特に2、ですが、ストーブのすぐ横に玄関ホールに通じるドアがあり、床とドアの隙間からホールの冷たい空気がスーっと床を這って・・・。 ストーブ前の一等席にも関わらず、足元は冷たい空気の流れを感じるのです。
一般的に外気の導入先は炉台の床下か、薪ストーブ背後の壁からとなるのでしょうが、既に薪ストーブを設置している場合はどちらもなかなか簡単にはいかないかもしれませんね。 我が家もそうですが。
ということで、当自宅兼ショールームの次期のテーマは「外気導入施工の実際と暖房効果の変化」です。 なんか卒論みたいですが、明瞭簡潔をモットーにレポートしますので期待してお待ち下さい。(12/Jul/06)


出ました! 鹿角ハンドル アクレイム用

アクレイムのフロントドア、ダンパーの各ハンドルは脱着式ではありません。
せっかく鹿の角ハンドルを製作・販売しているのに自分は使えません・・・じゃ嫌なので、作ってしまいました「鹿角ハンドル アクレイム・フロントドア用」
フロントドアハンドルにねじ込まれている純正の木製ハンドルをくるくる回してはずし、加工された鹿の角をくるくるねじ込んで出来上がりです。工具は一切いりません。
当初、本体の熱が角に伝わって触れなくなるのでは・・・と心配していましたが、ほんのり暖かい程度にしかなりませんから、素手で触っても大丈夫、ご安心の程を。
お渡しする物は写真のものとは色も形も微妙もしくは大幅に異なりますが、そこはそれ、オンリーワン、世界にたった一つあなただけの物とご理解いただき、お値段等のお問い合わせお待ちしています。
追伸 調子に乗ってトップグリドルのハンドルも試作してみましたが、グリドルの温度250℃オーバーがモロに伝わり、めちゃくちゃ熱くなってとてもじゃないけど触れませんでした。残念ながらこちらはNGでございます。(19/Jul/06)


続 灰の行方

薪ストーブから出る灰はどの様に利用されていますか。
まず花壇や畑の大変良い肥料として知られていますが、他にも山菜などのアク抜きに、「お花の肥料にどうぞ」とご近所におすそ分けして、 日頃の煙やニオイのお詫びと点数稼ぎに、などなど・・・。
それから、これはどなたにでもと言うわけにはゆきませんが、陶芸、焼き物の上薬としても重宝されているそうで、 通常焚きつけ以外の薪はほぼ100%広葉樹でしょうから、その灰もある意味高級品らしいですね。 桜の灰の上薬なら淡いピンク、桜色に焼き上がるとかのお話を聞いた覚えがありますが、記憶は定かではありません。どなたかご存知でしたら教えて下さい。
ご近所の奥様の妹さんが焼き物をされていることを知り、早速点数稼ぎに差し上げたところ、しばらくしてお返しにとすばらしい器をいただいてしまいました。 私の薪ストーブの灰で焼かれた器を手にする、というのも何とも言えない感慨がありますが、余れば捨ててしまう様な灰なのにと、かえって恐縮してしまいました。
次のシーズンも良い薪を焚いて良い灰を作り、せっせと点数を稼いで、向こう三軒両隣り、仲良くいたしましょう。(25/Jul/06)


BRAVE ログスプリッター

この度、アメリカのBRAVE社製エンジン薪割り機の取り扱いを始めました。
まずその心臓部分、エンジンは信頼性No.1のホンダ製です。他にもロビン製他のエンジン搭載や三相200Vのモーター仕様もご相談を承ります。
そして最大の特徴は通常の横型としてはもちろん、縦型としても使える所でしょう。重い原木の玉切りをいちいち抱え上げなくとも、 最下部に据えるだけで上から垂直にシリンダーが降りてきて、バキバキバキッ!
もちろん横型として使えば、高い位置で作業となりますから、腰を曲げずに作業出来て、疲れたり痛めたりすることもありません。
おまけに2インチボール用のヒッチも付いていますから、車側にボールさえ付ければ、山でも森でも作業場でも、あっちこっちに牽引可能です。
さあ、電動薪割り機にパワー不足をお感じの方、エンジン薪割り機でバリバリ割りたい方、カタログのご請求、お問い合わせをお待ちしています。(29/Jul/06)


軽自動車一台分

現在薪ストーブが欲しいとお考えの方や、既にお使いの方は薪ストーブ導入に掛かる金額についてどの様に感じていますでしょうか。
薪ストーブ本体、煙突部材、施工費に炉台や耐熱壁の材料費などもろもろで、小型ストーブでも安くて60万円代から、 大型ストーブの場合や小、中型のストーブでも煙突のプランによっては100万円を超える場合も。
薪ストーブ導入の総額をざっと100万円として、身の回りの物に例えると・・・、新車の軽自動車一台分として比較検討してみましょう。
まず軽自動車は近頃高騰気味のガソリン代はもちろん、タイヤも減ればオイルも汚れますし、有無を言わさず毎年の税金や自賠責保険代に任意保険代、 2年毎の車検代、出先での駐車場代、オマケにうっかりぶつけて板金修理に数万円・・・。
片や薪ストーブの場合は肝心の薪さえタダで調達出来れば、その他の維持費はどこか悪くなった時のその修理代、薪作りのチェーンソー、 そのガソリン、オイル、チェーンの消耗代やおそらく一生物の斧、煙突掃除用具などの初期投資、細かいところでは着火用のマッチ代ぐらいで、 軽自動車のそれに比べれば何とも微々たる金額です。それから当然税金はかかりません。
また、その寿命は大切に使えばきっと軽自動車よりも長いはずですから、どうかそういう風にお考えになって、無理やりご自分やご家族を納得させて下さいませ。
えっ! 結局、薪集めのために新車の軽トラックも買ったって!  えー、当社はそこまでは関知しちょりませんので・・・。(4/Aug/06)


くそが付くほど暑い夏

連日猛暑が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ただでさえ夏に薪ストーブの話題はチョッピリはばかられるのですが、こうまで暑いと薪ス・・・と言っただけでキッ!とにらまれそうな勢いですね。
しかしながら、煙突の設置工事は季節や気温を選びません。先日も新築の現場に行って参りましたが、快晴、気温34℃の黒い瓦屋根の上は、 さながら熱いフライパンの上を爪先立ちで歩くが如くでした。小まめな水分補給をしなければ、もともと早くは無い思考回路の回転がますます遅くなり、 やがて意識が遠くなって・・・。
幸い施工の相棒はそんな条件下での仕事が当たり前の職人さんですから、彼におんぶに抱っこ、ヘロヘロの私を上手くコントロールしながら、 つつがなく施工完了!となるのでした。めでたしめでたし。
同業の皆様、同様に屋根上のお仕事の皆様、はたまたこの日記をご覧の全ての皆様、もうしばらくの間です。暑さには十分お気をつけて。
唯一、現場からフラフラになりながら帰宅し、お風呂に入った後のビール、これが死ぬほど美味しいんですよ、ほんと。 美味しくビールをいただける限りは、薪ストーブ屋はやめられません。(10/Aug/06)


スタジオジブリ風煙突

錆びたトタンを継ぎはぎしたオンボロの煙突に見えますが、実は中にピカピカのステンレス二重筒が隠されています。 丸いステンレストップにも古びたトタンを巻いて、さらにオンボロ感を醸しだしています。何となくスタジオジブリ、宮崎駿監督の作品に登場してきそうな煙突ですね。
これは大分県のとある温泉施設にそびえ立つ煙突なんですが、写真の下部あたりで90度曲がり、2メートル近く!も横に引いて室内へとつながっています。 その90度曲がり部分はT型チーズではなくL型エルボーです。
外見は建物と悔しいくらいマッチしていて大変すばらしく、「こういうのも有りなんやー」と、とても参考になったのですが、薪ストーブ屋としてはその高さや部材の使い方、 「煙突掃除はどうするんやー」などと、突っ込みを入れたくなるところ満載の煙突でもありました。
それに繋がる本体は・・・残念ながら薪ストーブではなく、「おくど」でした。薪で煮炊きをするカマドのことを、この辺りでは「おくど」とか「おくどさん」と呼びますが、 他の地方ではなんと呼ぶのでしょうか。
この煙突にインスパイアーされて、「おおッ これはっ!」という煙突を出現させるかも?しれません。かも?ですけど。(16/Aug/06)


飾りの薪

写真は竹田市直入町の水の駅「おづる」の売店前や横や中に並ぶ薪薪薪・・・。 主にクヌギの枝でしょうか、太さはせいぜい4、5センチほどで、チョッと細っちいですが、全てを集めるとゆうに我が家の2週間分はありました。
ということは、中のレストランに薪ストーブがドーンと鎮座ましましているのでは、と思いきや、いくら探しても薪ストーブどころか、薪を使うようなものはありません。 一度外に出て屋根を見渡しても、煙突もありません。
思い余って売店のスタッフさんに「この薪は何に使うんですか?」と聞きましたら、「あっ、ただの飾りでーす」 うーん、マータイさんじゃありませんが、 急にモッタイナイ気分がムクムクと・・・。
全て雨に濡れない所にありましたし、長い間ディスプレイされていた様で、見た感じでは完全に乾燥していましたから、 よく燃えるでしょうねー、もったいないなー、くれんかなー。
貰えないからって、イチャモンを付ける訳じゃありませんが、細い枝の薪はあまり大量に投入すると、温度がガンガン上昇します。 焚き付けの時はOKなんですが、巡航運転中は暴走気味になる事もありますので、要注意! (25/Aug/06)


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