ホーム 薪ストーブの魅力 取扱工事/関連工事 フエゴについて お問い合わせ
九州薪ストーブ日記 日記ですが不定期更新

2004年8月28日〜2005年8月23日の日記

リストから読みたい日記を選んで「GO」を押してください


初めまして「フエゴ」です

薪ストーブ販売・施工・管理の「フエゴ」は2003年の秋に業務開始しましたが、少しづつ体制を整えて約1年後のこの時期に何とかホームページを公開することができました。営業を始めてから、まだ1年足らずですので、経験の量では「創業ウン10年」なんていう所には到底かないませんが、「火」に対する恐れを忘れずに、オーナー様と共に悩んだり、楽しんだりしながら薪ストーブを設置・施工していきたいと考えています。
 
「フエゴ」とは、スペイン語で「火」です。ひとつお願いですが、「フエゴ」を呼ぶときは、「エ」にアクセントを置いて呼んでください。(08/28/'04)


台風と薪ストーブ

今年は台風の当たり年とかで、16号・18号と立て続けに上陸しましたが、皆さんのところは如何でしたでしょうか?何事も無ければ幸いですが、特に18号は強風が吹き荒れましたので、煙突の継ぎ目の緩みやズレ、屋根材との取り合い部分の雨漏りの確認をぜひお願いします。高所等でご自分での確認が困難な場合は当店より点検に伺いますのでメール等にてご連絡ください。
私の地元別府市でもかなりの被害が在った様で、瓦、トタンのみならず、カーポートが飛ばされたところもありました。近所の雑木林の10数メートルはありそうな木(樹種が判りません)が倒れていました。(写真)他にも桜の木が2本、ハランキョウが1本被害に遭い、その内一部を薪用に持って帰りました。まだもう少し出てきそうですが、保管場所を何とかしなければ・・・。
台風の被害に遭われた方にしてみれば何とも不謹慎な話かもしれませんが、薪ストーブオーナーにとっては広葉樹の倒木はありがたい贈り物です。そのままでは産業廃棄物として焼却される運命なのですから、せいぜい感謝して薪として使える部分はありがたく持ち帰るのが良いと思うのですが、皆さん如何でしょうか?
さて今週末は、もう台風の上陸が無いことを祈りつつ、せっせと薪割りに精を出さなければ・・・。(09/14/'04)


アナログ感覚

先日発売になった「Analog」(アナログ)というオーディオの雑誌に薪ストーブの事が載っていました。CDやMD、iPodなどのデジタルオーディオが当たり前に時代に、敢えてアナログ、つまりLPに代表されるレコードにスポットを当てた雑誌です。スイッチポンで音が出てくるデジタルオーディオに比べ、アナログオーディオは盤の埃を払い針先の汚れを確認し慎重に溝に落とさなければならないし、レコードプレーヤーも回転スピードの調整、アームの調整、針圧の調整などなど、思いっきり手間がかかります。でもそんな儀式めいたことをしなければならないところが火を着けるときの薪ストーブと似ているし、ただ手間がかかるのではなく、敢えて手間を楽しむところがアナログオーディオと薪ストーブに共通の心ではないでしょうか。その上「手段が違っても結果は同じ」ではなく、出てきた音や部屋の暖かさはスイッチポンでは得られない、まさに「心地よい」のですから、多分私はどちらからも一生抜け出せないでしょう。(09/23/'04)


背中を押す薪

前々回の日記の続きです。その後もちらほらと倒木の情報が入り、モチの木が1本、欅の木が1本、クヌギと桜の腿ほどの折れた枝がそれぞれ1本などなどなど。もうストックしておく場所がありませんが、断るのも勿体無いし声を掛けてくれた方に失礼なので、桜やモチの木を将来薪ストーブをと考えている未来のオーナーの所に持って行きました。その方は既に立派な薪小屋をDIYにて建築済みで、薪もリンゴやミカンがひと月分以上はストックしてありました。将来薪ストーブを導入した時、すぐにも薪ストーブライフをスタート出来る理想的な状態でした。
いつかは薪ストーブが欲しいけれど今一歩踏み切れないでいる方は、取りあえず薪を集めることから始めてみましょう。ついに導入出来なかったとしても、乾燥している薪でしたら欲しい方はたくさんおりますし、少しずつ貯まってゆく薪を眺めていると、どうしても薪ストーブで燃やしてみたくなって、購入に踏み切れないでいる自分の背中を薪の山が「ポン」と押してくれるかも知れません。それにチェーンソーで丸太を切断したり、斧を振り下ろし薪が「パッカーン」とみごとに割れたりしたときの爽快感は、他ではなかなか味わえません。薪割りって結構楽しいんですよ。(09/28/'04)


クマと薪ストーブ

最近日本各地で人里にクマが出没し、人に危害を加えたというニュースを目にします。専門家(クマの?山の?)の話によると、今年は山に「どんぐり」が少ないため、食料不足で人里にまでクマが降りてきているのでは・・・という事でした。「どんぐり」がすくない理由は、今年が「どんぐり」の裏作・裏年に当たることや、ナラなどの木を枯らす虫が増え、それらの木が立ち枯れているため、夏の猛暑による「どんぐり」の不作、数度の台風によって「どんぐり」が落ちてしまった、などいろんな原因が重なったためらしいのです。テレビのニュースで雑木林の広範囲な部分が黄色く立ち枯れている映像が映りましたが、私の地元にはまずクマはいないので襲われる心配はありませんが、雑木林の健康状態は大丈夫かと少し気になりました。本音を言えば、あの立ち枯れた雑木が欲しいなァーという事ですが・・・。
右の写真は十文字原よりススキ越しに望む高崎山と別府湾です。ここ十文字原は海抜500メートル程でしょうか、気温は午後2時(一番高くなる頃)でも17℃ぐらいまでしか上がりませんでした。
さあ、もうすぐ薪ストーブの季節がやってきます。(10/06/'04)


ご趣味は?・・・薪ストーブです

私の愛用のチェーンソーはドイツのスチール社製です。その魅力は何と言ってもまずそのオレンジ&ホワイトのカラーリングでしょう。もちろん道具としての性能は折り紙つきですし、私の様な「週末きこり」にはもったいない様な製品です。ハッキリ言って使い手がチェーンソーに負けています。しかしもう少し安く買える国産品にしないのは、敢えて欧米製の高価な薪ストーブにこだわるのと同じで、道具としての性能はもちろんですが、外観・評価も含めた本物・本格・一流品を所有する喜びなども、機種選択の重要な要素だと思うからです。薪ストーブもただ暖かければ良いのであれば、ブリキ製の俗に言う時計型や中国・台湾製などの廉価な鋳物製でいいのですが、暖房機器という実用品でありながら、同時にかなりの趣味・嗜好の品であると思います。その良し悪しは別にして、私は薪ストーブそんなところにも魅了されているのだと思います。今はまだ道具に使い手が負けているかもしれませんが、慌てず騒がず、ゆっくり、スローに使いこなしてゆけば良いと思います。そのうちその道具がしっくりと似合ってくるのでは・・・。
さて、先の台風で倒れたケヤキを頂きに、オレンジ&ホワイトのマイチェーンソー担いで出掛けるとします。(10/11/'04)


もうすぐシーズン イン

全国的に秋本番、ここ大分でも今朝はこの秋一番の冷え込みだったようで、県内各地で最低気温が軒並み10℃を下回りました。お隣の湯布院町では盆地ゆえ6.4℃まで下がり、人三倍寒がりなうちの奥さんは「そろそろストーブ点けてもいいんじゃな〜い〜」などと言いながら火の無い薪ストーブに寄って行って手をかざしたりしてます。私はまだまだ、せめて最低気温がコンスタントに10℃以下になるまでは・・・と思っているのですが、薪ストーブオーナーの皆さんはどんな目安でシーズン インするのでしょうか。やはり気温によってという方が多いのでしょうが、その場合、何度以下になったら火入れするのでしょう。ぜひ皆さんの「きっかけ」を教えてください。
明日の朝はさらに冷え込むらしので、取りあえず昨シーズンの暖かそうなストーブの写真で温もってください。(10/14/'04)


シーズン突入・・・&申し訳ありません

昨夜、今シーズン初めて薪ストーブに火を入れました。灰の無いロストルに焚きつけの木切れを組のも何だか新鮮でしたし、やはりワクワクしました。シーズン突入のきっかけは別に何と云うわけでもありませんでしたが、リビングでTVを消して音楽を聴いていたら何となく炎が見たくなったのでおもむろに・・・。取りあえず200℃あたりまで温度が上がったところでやめましたが、今夜もまたちょっと焚こうかなと思っています。
 
それから、当ホームページの各ページ一番下にある当社の電話番号が違っていました。早速訂正しましたが、正しくは0977-66-9369です。もしお掛け間違いをされた方が居られましたら、ご迷惑をお掛けしました事をお詫びいたします。ホームページをアップしてもうすぐ2ヶ月になりますが、ある方からのお電話で指摘されるまで番号間違いに気が付きませんでした。アップ直前までチェックしたつもりでしたが、みごとに見落としていました。大分市のT様、ご指摘ありがとうございました。(10/22/'04)


メルセデスの薪ストーブ? 湯布院のある屋根の上から

先日、温泉観光地湯布院町の有名なパン屋さん、「グランマ」さんのお店にある薪ストーブの煙突掃除に行ってきました。3年間掃除していないとのことで気合を入れて屋根に上ったのですが、煙突が薪ストーブ本体からトップまでストレートに施工されていたためか、煤の量は「あれっ?」と気が抜けるほどの少量しかありませんでした。あらためて煙突の設置プランの大切さ=「出来る限りストレートに」を確認させられました。薪ストーブ本体はウォーターフォード社のニューダブリンでしたが、小柄ながら冬の湯布院(寒い!)でもパン屋さんの厨房とショップの両方を十分温めてくれるそうです。
ところでこの薪ストーブの正面の扉にメルセデス・ベンツと同じマーク、スリーポインテッドスターが付いていますが何故なんでしょうか? メルセデスとは何の関係もないと思いますが、もしご存知の方が居られましたら教えてください。
当日は晴天でしたが、屋根の上に吹く風は別府市内よりも冷たく、また遠くの方からは秋祭りの太鼓の音が聞こえてきたりして、秋を感じた一日でした。(10/27/'04)


屋根の上から 2

先日、もうすぐシーズンということで一階部分での壁抜き施工のユーザー宅に煙突掃除に行って来ました。壁を抜いたあと、外壁に沿って垂直に5mほど断熱煙突にて立ち上げています。1シーズン目なので垂直部分にはほとんど煤がありませんでしたが、室内から外に壁を抜ける70cm程の水平部分と、45度曲がり×2個による90度曲がりの部分(共に断熱煙突)にはふんわりと煤が付いていました。本体に近くて煙の温度が高そうな部分でも、やはり横引きや曲がりの部分は煤が貯まりやすいことを確認できました。
屋根に上って上部からの掃除でしたが、無事掃除を終えたあと取りあえず写真でも・・・とファインダーを覗いたら、煙突の向こうに高崎山が見えたので、妙に感動しながらシャッターを押しました。
いよいよ11月に入りました。これからはどんどん寒くなって行くと思いますので、風邪などひかない様に。(11/01/'04)


Seasoning (シーズニング)

今年の冬はダッジオーブン料理にチャレンジしようと思い、Lodge社製の10インチ・キャンプダッジオーブンを仕入れました。キャンプや庭でのガーデンキャンプ(我が家では無理からこう呼びます)での料理はもちろん、薪ストーブでの料理にも、いやむしろ薪ストーブでの料理の方がメインになるでしょうが、色々試してみたいと思っています。
ダッジオーブンといえば12インチで"決まり"なんでしょうが、我がレゾリュート・アクレイムの炉室には10インチまでしか入りません。アウトドアでの使い勝手と薪ストーブでの使い勝手を天秤に掛けると・・・当然薪ストーブの勝ち! ゆえに10インチです。ローストビーフに、ポトフに、パンに、それからローストチキン。しかしローストチキンをするとしたら、かなり小さめの若鶏になってしまうでしょうか。ローストチキンといえばお腹の中に香草などを詰めますが、ある12歳になる女の子が「なんかチキンのおしりの方からじゃなく、頭の方から詰めて欲しい」と言っていたのがとてもチャーミングだったのを思い出しました。
ビール片手にキャンプ用ガスコンロで蓋と同時にいわゆるシーズニングを始めましたが、なかなかいい時間を過ごせました。シーズニングの顛末はまたこの日記にて報告します。
辞書によると、シーズニングとは「調味、調味料、味つけ」「順化」だそうですが、薪などの木材の乾燥もシーズニングと言う様です。(11/05/'04)


薪ストーブからの温かい風

先日乾燥薪の配達に伺ったお宅で、ダッジウエスト社のセコイアの実物を初めて見ました。堂々としていてとにかく立派な佇まいで、ログハウスでもモダンなデザインでも、どんな家にでも似合いそうな感じでした。暖房能力も全メーカー中でも最大クラスで、床面積が広く天井の高いリビングを十分に暖めてくれるそうです。重量も235kgとスーパーヘビー級ですし、薪は最大58cmの長さまでOKです。私が配達した40cmほどの薪では、太平洋に丸太を浮かべる様で物足りないって感じでしたが、薪の消費量は果たしてどんな感じなのかなとか、最大燃焼時間12時間なら確実に翌朝も熾き火が残っているだろうなとか、とにかく興味が尽きませんでした。
オプションのコンベクションファン(本体の熱を強制的に前方へ吹き出すファン)も取り付けていましたが、薪ストーブからの温かい風も体験した事が無いので、そのお宅がシーズンインしたら、ぜひ火の入ったセコイアを見に伺いたいと思っています。その節にはどうぞよろしく・・・。(11/11/'04)


"一入"(ひとしお)

先日、大分は仏の里国東半島にある杵築市のお宅に、バーモント・キャスティングス社のイントレピッドNC(ノンキャタリック=クリーンバーンモデル)の取り付けに行ってきました。そのお宅は既にオーナーによって、薪ストーブ背後はべんがら(弁柄・紅殻)を混ぜた漆喰を鏝波をつけて仕上げた耐熱壁が、炉台の周囲と背後壁の一部には古材の梁を加工した框と装飾が施されていました。クラシックブラックの薪ストーブと煙突が最高に似合う炉台でした。こちらのオーナーは自給自足のまさに田舎暮らし、スローライフを実践されている方で、畑仕事はもちろん、炉台の造作をはじめ家まわりの木工や自動車整備など大抵のことはご自分でやってしまうという事で、工事前に天井を塞ぐ化粧板の製作をお願いしました。メーカーの既製品では対応出来ない、梁が露出した形状の天井でしたので、どう納めようかと困っていたので大助かりでした。それに何よりオーダーメードならではの納まりの良さと満足感は最高でしたし、完成した薪ストーブの前で飲む、オーナーの奥様が点ててくれたコーヒーの味もまた格別でした。オーナーも設置工事に関わったことで、薪ストーブに対する愛着も"ひとしお"でしょうか。
これから薪ストーブをとお考えの方も炉台、耐熱壁等のセルフビルドをぜひお勧めします。私もノウハウやアドバイスは惜しみませんので、一緒に作りませんか。(11/20/'04)


スローライフ・スローシグナル

大分県玖珠郡内にある別荘地に現場の下見に行ったときの話です。この辺りは通好みの温泉地や別荘地が点在している、空気も景色も美味しい所です。目差す別荘地への途中に、入口に信号機のついた古くて狭いトンネルがありました。赤信号で停車していましたが、1分経っても2分経っても青に変わりません。「おいおい、もしかして壊れてるんじゃ?」 とだんだんイライラしてきた頃、地元の人らしきおっちゃんが乗った軽トラックが後ろに並びました。「この信号変わるんですか?」と尋ねる私にそのおっちゃんは、「ああ、ちょっと長えーけどそのうち変わるよー」と言いながらタバコを美味そうに"ぷかっ"とふかしていました。その言葉と仕草に、私は何だか急に自分が恥ずかしくなりました。日頃「ぼちぼち」とか「スローライフ」だとかを気取りながら、たったの2〜3分間の停車にイライラするなんて…。「ここにはここの時間の流れがあるんだなぁ、あわてるなあわてるな」と自分に言い聞かせました。
やがて信号が青に変わり、別荘地での用事を済ませた帰り道、あの同じ信号機では窓を開けカーラジオも消して、鳥のさえずりや風の音を聞いてみよう、ゆっくりのんびり長い信号待ちを楽しもう、と心に決めて車を走らせていましたが、その信号まであと数メートルという所で青に変わってしまいました。チャンチャン!(11/27/'04)


汗をかいてやっと

さて、いよいよ今年も残すところ一ヶ月、何やら気忙しくなりますが、これから来年3月までの約4ヶ月間が薪ストーブシーズン本番です。薪ストーブオーナーの皆さん、薪のストックは十分でしょうか?昨冬に一生懸命薪作りに励んだ人はゆったりたっぷりシーズンを楽しみましょう。この冬が初シーズンの方と残念ながら昨冬に思うように薪が集まらなかった皆さんは・・・どうしましょうか。もし乾燥薪を購入しようと思われるならば、一日でも早く手配することをお勧めします。シーズンが進み、寒くなればなるほど「売り切れ」の薪屋さんが続出します。当フエゴにもお譲り出来る乾燥薪は無くなってしまいました。ありがとうございました、そして申し訳ありません。ですが、薪業者さんの紹介は可能ですので、お困りの方はお問い合わせを。
写真の若者は横縞のシャツを着ていますが、アコーディオンのコバではありません。我が家の長男15歳です。先日、来シーズン笑って過ごすための下準備、薪割りに連れて行きました。初めは"へっぴり腰"でしたが、体格は良い方なので次第に慣れてきて、なかなか上手く割れるようになりました。チェンソーで切って、斧で割って、トラックに積んで、家に帰ってまたトラックから降ろして、薪小屋に積んで、燃やせるようになるのは一年後。薪ストーブで温まるためには、結構汗をかかなければならないという事を体験したことで、今後の人生に、とは少しオーバーですが、何かしら感じてもらえたのではと思っています。
息子よ、また行こうぜ!(12/02/'04)


シーズンズ・グリーティングス

もうすぐクリスマスがやって来ます。当ホームページの上の部分、ヘッダー部を「シーズンズ・グリーティングス」バージョンにしてみましたがいかがでしょうか? 勿体ないみたいですが12月25日までの期間限定です。
宗教的なことはともかくとして、クリスマスということでなぜかしら優しい意気持ちになったり、家族や大切な人を思いやる気持ちになるというのはとても良い事だと思います。アメリカのマスメディアでは「クリスマス」ではなく「シーズンズ・グリーティングス」や「ハッピーホリデイ」などの表現を使うようですが、多民族・多宗教国家のアメリカならではで、キリスト教徒以外の人を思いやってのことだと思います。
もうすぐクリスマスがやって来ます。すこし自慢になってしまいますが、我が家でもあるショールームのホーローレッドのアクレイムは何ともクリスマスにぴったり、リボンを着けたいほどです。その日は特別にリンゴの薪だけを焚いたりします。火室の扉を開けたとき、ほのかに甘い香りがします。
もうすぐクリスマスがやって来ます。薪ストーブ用の煙突ではサンタクロースは入れませんが、皆さんも「ハッピーホリデイ」は大切な人と炎のゆらぐ薪ストーブの前で素敵な時間を過ごしてください。(12/08/'04)


煙は風まかせ

先日、新しく開発された住宅地に新築予定の方から「お隣の建物との距離が2〜3メートル程しかはなれていないので、煙やニオイの苦情が来るのではと心配だ、このまま薪ストーブを導入しても大丈夫だろうか」との相談を頂きました。確かに焚き付けの時は結構グレーっぽい煙がモクっと出ますし、ニオイもお隣さんの方へ漂うことも十分考えられますが、巡航運転の状態になれば、煙もニオイも微かですし、ここ大分で薪ストーブを焚く時期、即ち冬の、それも夜でしたら、窓を開け放しているお隣さんも稀でしょうから、家の中に煙やニオイが侵入することはあまり無いでしょう。ただ、夜洗濯物を干したままのお隣さんなら、風向きによっては洗濯物に焚き火のニオイが付くことは有り得ますが。
隣人は選べませんが、「またストーブの煙だ、クサイ、ゆるさん!」と怒鳴り込まれるか、「お隣さん、薪ストーブに火が入ったようね。じゃ、洗濯物を取り込むとしましょうか」となるかは、煙やニオイを出さない最善の努力はもちろん、さらに日頃のお付き合い、コミュニケーションを大切にして薪ストーブのことを理解してもらったり、多少のニオイは許す気持ちになってもらったりするしかないのかも知れません。
都会の住宅密集地では隣家のクレームによって薪ストーブを諦めなければならなくなった、使えなくなった、という話もあるようですし、訴訟沙汰にまでというのは聞いた事はありませんが、町内会に告発されたというのはあった様ですから。
ついでに煙といえば、私の様な喫煙しない者にとっては、歩きタバコの煙の被害は薪ストーブのそれ同様深刻です。心臓がバクバクする様な美人の吐いた煙ならまだしも、何処の誰とも判らないオッサンの吐いたのなんて死んでも嗅ぎたくありません。人ごみの中、平気で歩きタバコする人を、出来る事ならコクハツしたい気分です。
焚き付け時にどれくらい煙やニオイが出るのかは、当ショールームでしたら体験可能です。ご希望でしたらメール等にてご連絡を。(12/14/'04)


来たれ!寒気団

12月も下旬に差しかかったというのにこの暖かさはどうでしょうか。秋に発表される長期予報などでお天気おねーさんに「今年の冬は暖冬でしょう」などとニコニコ顔で言われたら全ての薪ストーブオーナーはブルーな気持ちになります。が、人間の予想などお構いなく、自然はいつもの冬を用意してくれるのですが、どうやら今年はおねーさんの言うとおりになりそうな気配です。薪ストーブオーナーにとって何が悲しいって、暖冬ほど悲しいものはありません。薪が減らないのは良いのですが、部屋が暑くなり過ぎない様にセーブして焚くとか、熱くなりすぎて窓を開けるなんていうのは、精神衛生上、まったくよろしくありません。
例年でしたら、ここ大分県でもクリスマス前には初雪が舞うのですが、今年はその気配すらありません。薪ストーブのそばで家族と迎えるホワイトクリスマス、今年は無理なのでしょうか。と、ここまで書いたところでちょっと外出してきましたが、夕刻の戸外は結構寒くなっていました。ぼちぼち冬らしくなるようですねェ。うーん、自然は偉大です。(12/21/'04)


今年一年 ありがとうございました

もういくつ寝るとお正月です。今年は当店にとってはホームページの開設というエポックメーキングな年でした。一から十までアナログライクな薪ストーブについて、1と0のデジタル技術のパソコンやインターネットで紹介したり、お問い合わせを頂いたり、お客様と工事や訪問の打ち合わせをしたり。アナデジ渾然一体の不思議な感じですが、まさに「21世紀らしい在りかた」によって、一歩前進出来た年でした。
ホームページ開設からまだ4ヶ月ほどですが、おかげ様で、既にたくさんの方々と出会う事ができました。来年はもっとたくさんの方々と出会い、薪ストーブのついてお話をさせて頂いたりたり、設置させて頂いたりして行きながら、見聞を広め、知識を深め、経験を重ね、技術を研いていきたいと思います。またそう考えると、新しい年が今からとても待ち遠しい気分です。
この日記も随分勝手な事を書き散らしていますが、完全に自己満足の産物ですので、万が一、お気に触る事が有りましたら、メールにてやさしくお叱りの程を。
早く来い来いお正月。ただし、薪ストーブシーズンが終わってしまうので、あまり早く春うららにはならないで欲しい様な・・・来る2005年もどうぞよろしくお願いします。(12/27/'04)


A Happy New Year

明けましておめでとうございます。さて、お正月休みの方々、いかがお過ごしでしょうか。薪ストーブオーナーの方々は家族や大切な人と炎のゆらぐ薪ストーブの前で素敵な時間を・・・ってクリスマスの時と同じセリフになってしまいましたが、ストーブトップでお餅を焼いたり、フロントドアを開けて木の枝に刺したマシュマロを焙ったり。
おせち料理に飽きたら、熾きの貯まった炉室で焼くピザなんかどうでしょうか。我が家では、アクセサリーのクッキングスタンドをセットしてロッジ社のクレープグリドルで焼き上げます。偶然ですが、このクレープグリドルはサイズもアクレイムの炉室にぴったりなんです。
さて今年一年、私たちは薪ストーブにまつわる様々な仕事をもっと楽しもう、そして充実した年にしようと思っています。皆さんにとっても良い年であるのはもちろん、薪ストーブにまつわることで事故や怪我が無い様に、薪ストーブを中心に楽しく幸せな時間を送れます様に・・・と願っています。本年もどうぞよろしくお願いします。(01/01/'05)


'05年 割り初め

皆さんお正月はどう過ごされたでしょうか。年越しにかけては各地とも寒くなったようですが、薪ストーブにとってはまさに本領発揮、我が家でも大晦日から元日の夜寝る前までの30時間以上ずっと焚き続けました。冬でもお天気さえ良ければ南に面したリビングは日中ぽかぽか、室温20℃以上になるので、ずっと焚き続けることはまず無いのですが、天気の悪さと大晦日で少し夜更かしをするので、火を落とさずに連続運転をしました。久々の連続運転で、改めて薪ストーブの良さを噛み締めました。
翌2日にはコロッとお天気も好転して晴れ、そうなるとジッとしていられなくなって早速薪の割り初め?をしました。暮れの内に集めておいたクヌギ・樫・桜の風倒木の玉切り300Kg程をパカパカと割りました。薪小屋に立てかけているグレンスフォッシュ社の薪割り鎚「Splitting Maul」が愛用の斧ですが、切れ味最高、割り味爽快、お奨めです。
10日間程このまま風とお日様にさらしておきます。多少の雨や夜露は気にしません。
とても気が早いのですが、パカパカやっている最中は来るべき次の冬、今年の暮れに思いを馳せて薪を割っています。まあ薪ストーブオーナーでしたら皆さん同じなんでしょうが。
フエゴは今日から仕事始めです。当社での購入、取付けに関わらず、また具体的な導入計画が無くても、遠い未来の予定でも、小さな疑問でもどしどしお問い合わせ下さい。(01/05/'05)


薪集めの極意は

昨年暮れからずっと寒い日々が続き、思いっきり薪ストーブライフを謳歌していますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
薪に余裕があれば、外は寒いけどお家は暖かい楽しい毎日が送れますが、薪が・・・の方には困った寒さかもしれません。 薪が・・・の方は今シーズンの分は乾燥薪を購入するしかないかもしれませんが、次のシーズンは暖かく楽しい寒い冬を送るために、今すぐ薪作りに汗を流しましょう。 くれぐれも、薪が無いからって暖冬を願ったりしない様にお願いします。
薪集めの極意はマメであること、四六時中薪のことを考えていることだと思います。倒木を見かけたら、この際クヌギだ樫だと贅沢を言わずに、葉っぱが広ければ何でも割りましょう。 道端に折れた枝があれば、太さ2〜3センチ以上の物なら最悪でも焚き付けになりますから、取りあえずゲットしておきましょう。そうする内に、1シーズンでは使い切れない程の薪が集まっていれば最高です。 残りの薪は次のシーズン用としてもう1年乾燥させることが出来ますから、ストックしておく場所がある限り、集めて集めて集め倒しましょう。
薪ストーブを使い始めて以来、山の色付き気にしたり、次の冬に備えたり、春を意識したり、以前より季節の変わり目を感じながら生活する様になりましたが、今更ながら、人間の営みも自然のサイクルの中にあるんだなァ と確認させられています。
さあ、私も次の冬のために、これから薪集めに出かけてきます。(01/12/'05)


気にしない 気にしない

最近、以前と同じ様に焚いているのに、サーモメーターの針が変に高い値を示す様になりました。 どうもおかしいので、試しにもう一つサーモメーターを引っ張り出してきてストーブトップに並べて置いてみたら・・・ 左側の大きいほう(ルトランド社製)が新たに置いた方ですが、うーん 300℃あたりで30℃程の誤差がありますね。ただし、新しい方が正しいとは限りません。 さらにもう一つ違うサーモメーターを置いてみたら・・・多分またまた違う数値を示すでしょうからやめておきますが。
薪ストーブの温度管理はサーモメーターを使うことが基本ですが、慣れてくると上に乗せたケットルの口から噴出す湯気の勢いなんかで「ちょっと薪をくべ過ぎちゃったかな」とかわかる様になるものです。 それから決して自慢しているわけではありませんが、ホーローレッドのストーブは温まると色が変わるんですが、その変わり具合いでも判るんですよ、ええ。
薪ストーブ用のサーモメーター、冷えている時に針が0℃のところに戻らなくなったら壊れたという事でしょうか。ただし、あくまで目安ですから、誤差を承知で割り引いたり割り増したりしながら使えばそれはそれでOKでしょうし、 元来薪ストーブは大雑把なものだと思うので、30℃ぐらいの違いはは気にしない 気にしない。(01/18/'05)


屁をこくなよー

ある夜のこと、薪ストーブにあぶられながらTVでNFLプレーオフを観戦中、ちょっと小腹がすいたのでキッチンを物色しているとサツマイモが・・・ 薪ストーブがゆらゆら+サツマイモ=やきいも で決まりでしょう。早速サツマイモをアルミホイルに包んで熾きの側に転がし、時々クシを刺して中の焼け具合を確かめます。 のんびり待つ事40分程でしょうか。ホクホクのやきいもが出来上がりました。美味しい物があふれている現在では、何でもない素朴な味ですが、何だか懐かしい味がして、 「屁をこくなよー」とか言いながら、兄弟で食べた子供の頃がよみがえりました。
巷では今、やきいもがブームとかで、ワイドショーや雑誌なんかでもブリキ製の物から南部鉄製の1万円近くする物まで、色々な家庭用やきいも焼き器具が紹介されている様ですが 何と言っても薪ストーブの中でゆらぐ堅木の熾き火に敵う物はありません、と思います。
いもを置く場所は、熾きの側や熾きの下の灰の中、下部の灰受け皿の中でも良さそうです。 あまり火力の強いところはマメに向きを変えないと、中に火が通る前に表面ばかり焦げちゃう様ですが。
今回はスーパーなどで売っているごくごく普通のサツマイモでしたが、とても美味しく焼けました。次回は「やきいもといえばこれで決まり!」と言われる鳴門金時なんかを手に入れて、 少しやきいもに凝ってみようかなと思います。他にもやきいもにもってこいの美味しいサツマイモをご存じの方はぜひ教えてください。リディスカバーやきいもの結果はまたこの日記にて報告します。(01/22/'05)




最終兵器

前々回の「サーモメーターの誤差」の続きです。 温度計測のリーサルウエポン、非接触の赤外線放射温度計−スピードガンの様なピストル型の、まさにウエポンという感じのやつです− でストーブトップを測ってみると・・・サーモメーターの針が310℃位の時、246℃でした。 この誤差約60℃、正直どれを信じて良いのか判らなくなる様な数値ですが、多分これが正解なんでしょう。 しかし、この赤外線放射温度計も「反射率」とかいう厄介な理屈があって、100%正確ではない様ですが。
このピストル、仕事である薪ストーブ設置時にも使っていますが、本体はもちろん煙突表面、薪ストーブ背後と左右の壁の温度も測れるので、とても重宝しています。 特に本体周辺の壁は低温炭化現象防止のためにも表面温度測定は欠かせません。
自分のサーモメーターの誤差を知りたいとか、壁の温度が気になるという方は、腰にピストルを提げて伺いますので、メールにてご連絡を。
さて、2回にわたって薪ストーブ本体用の温度計について書きましたが、このまま温度つながりということで、次回は温度計と湿度計についてのこころだー。(01/28/'05)


緊急積雪注意報

ついに今年も積雪らしい積雪になりました。日本列島を寒気団がすっぽり覆っているとかで、 ここ南国九州大分県、温泉といえば・・・の別府市でもご覧の様な雪景色です。
先日割って庭に転がしていた薪にいい感じに雪が積もって、ここは富良野か軽井沢かという感じです。
こんな日こそ、持ってて良かった薪ストーブ、貯めてて安心乾燥薪、まさに薪ストーブの本領発揮です。 しかしあまり寒い日が続くと薪の残量がちょっと気にはなりますが。
あと2日間は今日のようなこの冬一番の寒さだそうですので、ここは一つ我がアクレイムに大暴れ、いや大活躍してもらいましょう。
という事で、急遽雪の話題が割り込みましたが、本来くるべき温度計と湿度計のお話は次回のこころだー ってしつこい?(02/01/'05)


そのこころは

皆さんのお宅には温度計や湿度計がありますでしょうか。私の場合、あればいいなとは思っていましたが、なかなか気に入ったデザインの物がなく、 ズルズルと今シーズンまで買いそびれたままでした。しかし仕事柄というか薪ストーブをお勧めする時にある程度具体的な数値を示しながらお話しする方が判りやすいので、 データを集めるために湿温度計を買いました。そのためデザインにこだわった品物ではなく、取りあえず、の安い物で手を打ちました。
今まで室温や湿度なんか大して気にも留めなかったのですが、メーターが有れば有ったで何となく気になるもんで、度々覗き込んでいます。 その結果として、薪ストーブはFF式を除く石油系暖房機器、つまり灯油ストーブやファンヒーターに比べて
1 室内が乾燥しやすいこと
2 結露はしにくいこと
3 温度計の数値よりは暖かく感じること
が再確認できました。特に室内の乾燥については、お天気が良ければ通常30%台、薪ストーブトップにケットルを2ヶ載せてガンガン沸騰させてやっと40%台、雨降りの日でも50%台です。 これまであまり気にならなかった湿度も、乾燥気味だと判ると急に体が痒くなって、尿素系のスキンミルクを塗りまくっています。 とにかく普通のケットルでは加湿がぜんぜん追いつかず、今更ながら水面の広いストーブトップ・スティーマーが伊達ではない事が判りました。うーん、ちょっと高価だけど欲しいなぁ・・・。(02/05/'05)


業務連絡

本日は少し宣伝めいたお話です。
先日、煙突が軒先を越して立ち上がるかたちの施工した現場は、軒先の破風が50%の逆キャンバーが付いていて、 更に当然雨樋があり、既成のブラケットでは逆キャンバーに対応出来ない、ぜんぜん長さが足りないということで、 一点物にてブラケットを製作しました。素材は当然ビスやナットまで総ステンレスです。慎重に採寸して簡単な図面を引き製作しましたが、 出来上がって現場に持ち込み取り付けてみると・・・ドンピシャじゃあーりませんか。プロなんですからちゃんと出来て当然ですが、 結構気持ち良いというか、満足感、充実感を味わせて頂きました。
更に木製の破風に対する工夫もしているのですが、詳細は企業秘密ということで。
写真では雨樋と二重煙突の離隔距離が足りない様に見えますが、約60ミリありますし、何と言っても金属製の雨樋ですから全く問題ありません。ご安心を。
「薪ストーブが欲しいけど我が家には取り付けられなのでは・・・」なんて心配せずに、先ずはご相談ください。 ぜひ薪ストーブのある素晴らしい日々を実現して頂ける様、お手伝いしたいと思います。(02/10/'05)


マイ フェイバリット シングス 1

私の趣味は薪割りですが、別にインドアの趣味として音楽を聞くことも大好きです。 そのための部屋もあるのですが、冬になり薪ストーブに火が入る様になるとその前から離れられなくなり、当然音楽から遠ざかってしまっていました。 音楽は聴きたし薪ストーブからは離れ難しで悩ましいい季節でしたが、今シーズンついにと言うか両方の欲望を満たすべく、薪ストーブのあるリビングにオーディオセットを置きました。
根が凝り性なので音さえ出れば何でも・・・とはいかずにそこそこの出費になりましたが、ゆらゆらの炎の前で好きな音楽を聴いていられるなんて、なんて素敵な時間なんでしょうか。 普通、オーディオ機器はポンッと置いてケーブルを繋いだだけではまずまともには鳴りませんから、 あーでもないこーでもないとセッティングが必要ですが、音を追い込むのもまた難しくも楽しいんです。なんせ凝り性ですから。
右の写真は薪ストーブの側で今一番聞いているアルバム「Duets/Compay Segundo」です。コンパイ・セグンドが16組のアーチストとデュエットしています。 上手いというんではなく、味わいがあるところに魅了されています。これって薪ストーブと同じかも?
最後に一昨年、96歳を前に惜しくも天国に召された生前の彼の言葉を紹介します。「体の中を血が流れているかぎり、私は女性を愛す。人生で素敵なものは女と花とロマンスだ。」(02/16/'05)


ふたたび寒波襲来

先週はそれ程寒くは無い日々が続いていましたが、昨日からまた寒波襲来で雪が舞い、気温も低めで・・・といっても最低気温は0℃辺りで、 北の方の皆さんからは怒られるかもしれませんが、ここはここなりに薪の消費拡大中です。
一昨年からの薪の準備が良かったのでストックは大丈夫なのですが、薪棚がスカスカになるのはやはり心細くなるもんです。 まあ、減りゆく薪を目の当たりにするからこそ、薪集めにも精が出るのですが。
寒い寒いと言いながら、アッ!という間に2月も下旬になり、薪ストーブシーズンも終盤に近づきつつあります。 例年ですと当地では3月にもう一度くらい雪が舞う日があって春に向かうのですが、さて今年はどうでしょうか。 春は待ち遠しいけれど、薪ストーブの炎とは分かれ難しというところですね。
写真はどんより空と冠雪の由布山です。いかにも寒そうな写真ですみません。次回は暖かそうな画でお会いしましょう。(02/21/'05)


春の使者

昨日は関東地方で春一番が吹いたそうです。また、ここ大分ではもう一つの春の使者、黄砂が観測されました。 気温の方も4月並の16℃まで上がり、日当たりの良い我が家のリビングに至っては暖房無しで23℃オーバーです。 こうなるとテレビもラジオも「もうすぐ春が・・・」「春の便りが・・・」とかまびすしいのですが、ちょっと待ってください。 確かに私も春は待ち遠しいのですが、一方でそれは薪ストーブシーズンの終わりを意味するのですから、そうそう手放しでは喜べません。
薪もどうやら今シーズンの分は十分足りるようですし、そうと判るともう少し炎を楽しんでいたいと思うのは薪ストーブオーナーなら皆さん同じなのではないでしょうか。 もう少し寒い日が続いて欲しいなー。
どっこいそんな心配をよそに今日は一転寒い日になりました。雨が降り続いて最高気温は6℃までしか上がらず、昨日とは何と10℃も差がありました。 今週はそこそこ寒い日が続く様なので、薪ストーブを楽しめそうでやれやれです。
三寒四温といいますか、暖かかったり寒かったりですので、皆さんも体調管理には気をつけてください。
写真は湯布院から望む、春近い由布山です。(02/24/'05)


やきいもで面目躍如

先月この日記で「やきいも」について書きましたが、うちの奥さんが「美味しそうなのを見つけたよ」とサツマイモを持って帰ってくれました。
写真にパッケージが写っていますが、お隣熊本県は小国町JAの「小国紅」というやつです。 このビニール袋に入ったまま電子レンジでチンすれば美味しいやききもの出来上がり! だそうですが、いえいえ何をおっしゃる小国JAさん、 薪ストーブで焼いた味にはかなわんでしょう。ということで早速アルミホイルに包んでアクレイムの熾き中へ。時々ひっくり返しながら待つ事40分程で出来上がり。 その味はジューシー、口の中でとろける我が家好みのサツマイモでした。
実はこのパッケージにはスマートなイモが2本入っていたのですが、1本目は薪ストーブに放り込んだまま他の事に気をとられて1時間以上放置、 みごとイモの炭を作ってしまい奥さんにたいそう怒られてしまいましたが、やれやれこれでなんとか名誉挽回です。
噂では阿波の国は徳島の「鳴門金時」というのが美味しいらしいので、何とか手に入れて更なる面目躍如、父権・夫権向上を目指します。
という事で、次のやきいもbyアクレイムは「鳴門金時」のこころだー ってそーとーしつこい?(02/28/'05)


シーズニング顛末記

昨年の11月5日の日記にてダッジオーブンのシーズニングの事をつらつらと書きましたが、その顛末です。
ロッジ社の説明書にはガスオーブンでもシーズニング出来るとあり、また何かの本ではアメリカではコンロでのシーズニングよりむしろこちらの方が一般的であると書いていました。 そうです、ガスオーブンで出来て薪ストーブに出来ない訳はありません。前回はリッド(蓋)までは仕上がらなかったので、早速リッドにオリーブオイルを塗り、熾きの貯まったアクレイムの中に放り込みます。 しばらくして裏返してもうしばしすると・・・おーっ、見事に黒光りするリッドが出来上がっているではあーりませんか。思わずアデランスの電話番号を口走ってしまいました。
前回使ったキャンプ用のガスコンロではいまいち火力が弱く、とても時間が掛かりましたが、さすが薪ストーブ、あっけなく出来上がり、そのパワーに改めて感心しました。
他に何かシーズニングするものは無いかなーとキッチンを探しても有るわけが無く、ただただ薪ストーブでシーズニングをしたいが為だけに、ロッジ社のスキレットが欲しい今日この頃です。(03/04/'05)


あーもったいない

右の写真はとある場所のクヌギの風倒木です。昨年の数回に及ぶ台風で、写っている以外にもかなりの数のクヌギが倒れ、無残な姿のまま朽ちかけています。 倒れているとはいえ勝手に持ち帰る訳にはいきませんが、無関心で通り過ぎるほどの薪長者ではありません。 このクヌギ林が個人のもので、その所有者が分かればすぐに連絡して「ください!」とお願いするのですが、この場所から考えると多分、国か県か市町村のものでしょう。 そうなると「ください!」とお願いする先を探すのは中々困難です。
やがてこのまま土に帰ってしまうのでしょうが、なんとももったいない話です。薪にもってこいの風倒木が欲しい薪ストーブオーナーと、 その倒木をコストを掛けずに処理し、林の手入れもしたいクヌギ林オーナーの利害が完全に一致するのですが、何とか両者をうまく橋渡しする手立てはないものでしょうか。
この場所の風倒木だけでざっと4立方メートル分の薪になるでしょうか。我が家のほぼ1シーズン分の量です。
あーもったいない。(03/09/'05)


プロジェクトやきいも

またまたやきいものお話です。前回のお約束どおり「鳴門金時」という銘柄のサツマイモを地元の有名スーパー?で発見して即ゲット。 家に帰っていつもの様にアクレイムの十分貯まった熾きの側にポイッ。結構太ったイモだったので45分程でハイ出来上がり。 味のほうは・・・正直言って前回焼いた「小国紅」のほうがとろける感じのより黄色っぽい身で私好みでした。 こちらは栗のようにホクホクした喉越しであまり好みではありません。
以前テレビで見た「鳴門金時」はもっとまっ黄々の中身だったような記憶があるのですが、記憶違いでしょうか
こうなったら、残り少ない薪ストーブシーズンをかけて"究極の私好み"の銘柄を追い求めます。ホクホクではなくトロトロでまっ黄々、 蜜が滲み出たかのようなサツマイモを探します。なんせ凝り性ですから。
ということで次回のプロジェクトやきいもは「べにあずま」のこころだー。 いい加減にしろ! って?(03/12/'05)


オレンジの炎

右はアメリカの「パーフェクション」というメーカーの石油ストーブです。この固体もそうですが、 1975年前後は日本でもライセンス生産されていた様ですので、ご覧になったり、もしかするとお宅で使っていた方がいるかも知れませんね。
これは最近縁があって私のところに嫁いできたもので、その炎の美しさに一目惚れしました。 アミノ式ではありませんが、燃焼系とでも言いましょうか、薪ストーブを始めとしてガラス製のホヤを持つ石油ストーブやキャンピング・ランタンなどのオレンジの炎になぜか惹かれます。 したがって、有名な「アラジン・ストーブ」の歴史とポリシーは尊敬しますが、あの青い炎にはあまり魅力を感じません。
ガラスのホヤ越しに見る炎の美しさは格別ですが、暖房器具という面からはやはり30年前のものという感じです。 薪ストーブに比べると部屋の上の方、即ち顔だけが火照って足元は寒い感じですし、何と言ってもその灯油の燃える臭いにはやはり・・・。
ときどき1,2時間だけ、部屋を暗くして音楽を聴きながら、美しい炎を楽しんでいます。(03/16/'05)


オールドデファイアント オーナメント

当ショールームは自宅兼用ですので、今まで薪ストーブ屋らしい看板がありませんでした。
お越しくださるお客様が前の道を通り過ぎたり、キョロキョロ ウロウロされたりすることがしばしばありましたので思い切って、 というほどのもんではありませんが、看板代わりにバーモント キャスティングス社のオールドデファイアント オーナメントを玄関先のポストの上に載せてみました。 色は当然と言いますか赤ですね。
これで誰にでもすぐに当ショールームであることが判る・・・とはいかないかも知れませんね。
まず、思ったよりも小ぶりでした。 ポストとの大きさのバランスはぴったりですが。また後ろのレンガタイルが保護色の様な関係になり、あんまり目立ちません。うーん、残念!
当ショールームの場所を判りやすくご説明いたしますので、やはりお見えになる前にはご連絡を。 まあ今どき流行の「看板の無い隠れ家的お店」ということでよろしくお願いします。(03/21/'05)


感動の焼きマシュマロ

とうとうやりました、焼きマシュマロ。バーモント キャスティングス社のカタログ、最初のページにもありますが、いつかはやりたいなぁ・・・と思っていました。
リンゴの枝にマシュマロを刺して、フロントドアを開けた炉の中にかざします。燃えないように気をつけながら表面がうすく色付いたらパクッ。 外はこんがり、中はとろーりの絶妙なハーモニー って実は私は食べていません。我が家で仲良しのご家族とダッジオーブン パーティーをした時、子供たちが美味しそうに食べていました。 更に驚いたのは、焼けたマシュマロをマリービスケットに挟んで食べるのです!!! 感動のあまり写真を撮るのも、自分が食べるのも忘れてしまいました。
我が家は男の子二人でお招きしたご家族は女の子二人でしたが、薪ストーブの前にちょこんと座り、熾きにマシュマロをかざしている姿は、やはり女の子の方が全然絵になっていました。
たかが焼きマシュマロでしたが、よき友人がいて、そして薪ストーブがあって良かったな、と思える幸せな気分の一日でした。(03/24/'05)


なごり雪は誰のため

そろそろ桜の花も咲こうかというのに、寒波がやってきて雪が降りました。 数年前には4月に入って降ったこともあったので、特別珍しいわけではありませんが、何がそんなになごり惜しいのでしょうか。
うっすらと雪化粧した山や積雪による高速道路の通行止めを告げるニュース、「寒いねー」と交わされる挨拶など、 つい数週間前には当たり前だったのに、春が近づいて忘れかけていた光景が再びやってきました。
この頃天気の良い日は薪ストーブに火を入れない日もあったので、このままシーズンも終わりかな・・・と少し寂しい思いをしていた私にとっては、 今シーズン最後の贈り物というところでしょうか。
「何がそんなになごり惜しいのでしょうか。」と言いましたが、そうですね、やはり薪ストーブシーズンが終わるのは、なごり惜しいですね。
よーし、今週末は思いっきり焚くぞー。(03/25/'05)


地震と薪ストーブ

3月20日に九州北部地方で大規模な地震がありましたが、該当地区の皆様如何だったでしょうか。
ここ別府では震度3から4程でしたので、薪ストーブ本体が動いたり、煙突が外れることはありませんでしたが、 天井裏等の見えない部分も含めて、一度点検される事をお勧めします。
最近、薪ストーブ導入を検討されている方から地震が起こった時のことについてのご質問を頂きますが、 薪ストーブ自体の重量は100kgから200kg以上はあるので、まず倒れる事は無いようですが、揺れでズレることはあるようです。 同様に煙突もズレたり外れたりすることがある様ですので、地震の後は全体を点検することが重要でしょう。
もし煙突などの異常が無いと確認されたとすると、逆に電気やガスなどのライフラインが止まる災害時には、 焚き物さえあれば煮炊きや暖房が確保できる点で、薪ストーブは大変有用で、大活躍すると思います。
これまでもそうですが、これからも今回程度の地震では、異常が発生しないような施工に努めてまいります。(03/29/'05)


薪ストーブの神様 お願い!

さあ4月に入りました。ここ九州大分ではそろそろ年貢の納め時、薪ストーブシーズンも終わりになりますが、 寒い地方では5月のゴールデン ウィーク頃まで焚くところもあるとか。
我が家でもここ数日薪ストーブに火が入りませんでしたが、このままズルズルとシーズンが終わるのも寂しいので、昨夜は少し焚きました。 火をつける前の室温が20℃近くあったので、ちょっと焚いただけであっという間に25℃近くになり、それ以上薪を追加せずにそのまま自然に鎮火・・・。
うーん、全く物足りません。薪ストーブも私も不完全燃焼という感じでした。
さすがにもう寒波は来ないでしょうから、無事?シーズン終了となりそうですが、梅雨の時期に長雨が続いて薄寒かったり、 部屋がジメジメしたり、洗濯物が乾かないときにはちょこちょこ焚こうと今から目論んでいます。
さてさて、薪ストーブシーズンが終われば次はいよいよ一年に一度の恐怖の時間、高さ9mオーバー、8寸勾配の屋根に上がっての煙突掃除の番です。怖いよー。
薪ストーブの神様お願いします。どうか再び無事地上に戻れますように。(04/02/'05)


黒船とダッジオーブン

以前の日記にも書いた、仲良しのご家族とのダッジオーブン パーティーの時の事を。
我が家の猫額庭にはファイアープレイス、早い話焚き火の場所があります。DIYで花壇を作った時に余ったレンガで適当に作りましたが、 薪ストーブのオフシーズンに 火 が恋しくなった時、子供たちと飯盒炊飯(死語っぽいですね)したり、焚き火しながらぼんやりしたりしていました。
初めてダッジオーブンの火床にしましたが、偶然とはいえ、両家のロッジ製キャンプダッジオーブン 10インチを仲良く並べて吊り下げて、広過ぎず狭過ぎずのジャストサイズでした。
庭に植えているタイム、ローズマリーなどの香草も使って出来上がったローストチキンとローストビーフの美味しさと言ったらもう。かれこれ2週間以上経ちますが、こうし日記を書いていても・・・。
ここ数日気温20℃以上の日が続き、どうやら薪ストーブシーズンは終わりの様ですが、次の冬までの楽しみが出来ました。さあ次回のレシピは何にしましょうか。
ちなみに、1853年、浦賀沖に現れたペリー提督率いる黒船艦隊の厨房にもダッジオーブンが積まれていたとか・・・。(04/08/'05)


お幹見

ここ九州大分県ではそろそろ桜も終わりの様ですが、長い日本列島、北の皆様のお花見はこれからでしょうか。
薪ストーブに係わり始めてからは、桜の花が咲く=薪ストーブシーズンの終わりを告げられているようで、少し寂しい時期ということです。 が、そこは治癒の見込みの無い薪ストーブ症候群にかかった患者らしく、お花見では花を見ているよりもその幹を見て、「この桜の木なら一週間分はありそうだなぁ」 「この公園の桜全部で、何年分の薪になるかなぁ」 挙句の果てには「倒れかけた桜はないかな・・・」とキョロキョロする事も。差し詰め、花より団子ならぬ、花より薪でしょうか。
子供の入学式で満開の桜をパチリッ。 とても良いお天気で、青い空に咲く花に何だか誇らしい気分になりながらも、「校内の何処かに倒れかけた桜はないかな・・・」
薪ストーブオーナーなら皆さんそうですよね。(04/14/'05)


こんくらべ

先日、新しいローマ法王が決まりましたが、その秘密選挙会議「コンクラーベ」が一躍有名になりました。 この会議、過去にはなかなか決まらず、数日間缶詰めで話し合いが続いたこともあったそうで、まさに「根比べ」だったのでしょう。
私はカトリック教徒でも何でもないのですが、その会議の結果を知らせる方法が煙突から出る煙の色である、と聞いては黙っていられません。
最初はそのオールドファッションな煙突から黒い煙がモクモクと。教会の外で待つ熱心な信者の皆さんから溜息が・・・。 そして最後は白い煙がまたモクモクと昇り、歓喜の声が・・・。数百年の伝統を感じさせる光景でしたが、その煙突の形とモクモクとした煙も数百年前のままだな、と感じました。
これから薪ストーブの設置をお考えの皆さん、現代のストーブ、煙突では良い薪を使う限り、煙は決してあのようにモクモクとは出ませんからどうぞご心配なく。 また見た感じも、もう少しカッコいいと思いますので、迷わず薪ストーブオーナーへの道をまっすぐ進んで下さい。お待ちしています。(04/'22/'05)


走れ! 薪ラック

敷地の広いお宅、郊外や別荘地のお宅にとっては無縁のことでしょうが、街中の住宅地では薪の置き場所が悩みの種ではないでしょうか。
我が家も同様で、家の周りのあらゆる隙間に薪を置いていますが、思ったほど量が稼げません。おまけに家族からは「ちょっと見苦しい」とクレームが付く事も。 同様の悩みをお持ちの方から相談を受け、建物とブロック塀の約70センチほどの隙間に薪をストックできればスペースの有効利用が出来ると思い、移動式の薪ラックを製作しました。
犬走りに8メートルのレールを敷き、その上を薪が載ったラックを走らせるようにしました。 普段はブロック塀と家の隙間に収納しておき、薪を出し入れする時は手前の庭側にゴロゴロと引っ張り出します。なかなか良い物が出来たと自分でも満足しています。
写真は引き出した状態ですが、薪のデータを合成してちょっぴり増やしています。本物の薪もマウスをクリックしてチョイチョイと増やせれば良いのですが・・・
薪のストック等でお悩みの方、取りあえずご相談を。(04/28/'05)


ラジオフライヤー

写真の赤い台車、アメリカ風に言うと カート をご存知でしょうか。本来は子供の遊び道具の様ですが、これが薪作りに結構使えるんです。
10数年前、アメリカの大手玩具チェーン店が福岡に九州初出店したとき、子供用にと買い求めました。 って本当は自分が欲しかったのですが。
我が子も初めは友達やおもちゃを乗せて遊んでいましたが、大きくなるにつれて見向きもしなくなりすっかり邪魔者扱いでした。 やがて庭で薪割りをするようになり、「そう言えばラジオフライヤーがあったよなぁ」 早速引っ張り出してきて、 薪狩りから帰ったトラックの荷台から薪割り場所までとか、割った薪を家の裏の薪ラックまでとか、今ではまさに大車輪の活躍です。 見た目も所々サビてきていて、なかなかいい味が出てきてます。
薪運びには一輪車、通称「ネコ」でもOKなのですが、4輪車ゆえ安定が良いことと、それに使わない時も置いているだけでもオシャレじゃありませんか。 まったくの自己満足ですけど。(05/02/'05)


黄金週間なのに貧乏性

今年のゴールデンウィークはまずまず天候に恵まれ、皆さんもどこかに出掛けられたのではないでしょうか。
我が家も久しぶりにキャンプに行ってきましたが、その行き帰りの道すがら、高原の別荘やレストランなどの屋根に煙突が無いかなー、 庭先に薪小屋があったぞー、とキョロキョロわき見運転の連続でした。
久々のレジャーでしたが、仕事の事を100%忘れることが出来ずにその帰り道、来月に薪ストーブ設置予定の別荘にわざわざ寄り道して、 煙突貫通場所の寸法や搬入経路の確認をしてしまいました。これってやっぱり貧乏性でしょうか。
右は高原に吹く五月の薫風に泳ぐこいのぼりと見事に咲いた芝桜です。この芝桜は北アメリカ原産の多年草で、写真のように法面カバーに良く使われています。 桜とは言っても薪となる桜とは全く関係ありませんし、当然薪にもなりません。 あしからず。(05/06/'05)


やっぱり貧乏性

前回の日記で「今年のゴールデンウィークはまずまず天候に・・・」とあたかも5月5日の時点で黄金週間が終わったかの様に書きましたが、 ある方から「今年のゴールデンウィークは5月8日迄ですよ」とご指摘を受けました。そう言われてハッとしましたが、 自分の時間の流れと世間一般の時間の流れ、特に休日の感覚が少し違っていることに改めて気付かされました。
基本的に土、日、際日はショールームにお客様がいらっしゃる事がありますし、そうでない日は薪仲間と薪狩りに山に出掛けたり、薪割りをしたり。
また、薪ストーブの営業や現地の下見と打ち合わせ、煙突掃除やメンテナンスに伺うのもその家のご主人がご在宅の日、 即ち休日ということが多く、むしろ土、日、際日のほうが忙しいのです。
まるで泳ぎ続けないと死んでしまう回遊魚みたいですが、家でゴロゴロしていると何だか不安に駆られてゆっくり出来ない性分ですので、 土曜日でも日曜日でも祭日でもご遠慮なく何なりとご用命のほどを。
写真は無事掃除を終えた煙突トップです。また後日そのお話を。(05/12/'05)


四番目にやっとストーブ

先日、年に一度の煙突掃除を済ませました。今シーズンは朝までエアーを絞ってチョロチョロ焚いた日が多かったことと、 乾燥が完璧でない薪もちょっぴり焚いたためでしょうか、灰の量は昨シーズンよりも多めでした。
ただし、樫、椚、桜、欅、林檎とほぼ100%広葉樹のみの薪でしたから、サラサラ、ふわふわの煤のみで、タールなどの付着は確認できませんでした。
薪ストーブユーザーの間でよく話題になる、薪ストーブ本体が触媒モデルかクリーンバーンモデルかによる性能の違いよりも、 やっぱり一に薪、二に煙突、三に焚き方、でしょうか。四番目にやっと薪ストーブ本体かもしれません。
さあ皆さん、そういうことなら早速薪作りに精を出そうじゃありませんか。ただし、寒い時期ならほんのり汗ばむ程度の良い運動でも、 暖かくなったこの時期の薪作りは汗だくだくの重労働ですよねー。もしかすると薪ストーブが嫌いになるかも。(05/17/'05)


梯子なんか怖くない

正式名称「アルミ梯子上部補助器具」。雨どいや瓦を傷めることなく屋根に梯子を掛けられる器具、その名も「やねっこ」です。 レッドアルマイトフィニッシュのシャープなボディーにしては何ともほのぼのとしたネーミングですが、どっこいこれがなかなか凄いんです。
余程特殊な形状のもので無ければ、どのメーカーの二連梯子にも取付け可能ですので、梯子恐怖症の方は是非お問い合わせを。
さてインプレッションですが、まず梯子を樹脂製の雨どいに立て掛けた時のようなグニャグニャ感がありません。 また梯子が雨どいに沿って横に滑ってしまうことも無く、その安定感ときたら抜群です。そして古くなった雨どいを破損する心配もありません。
これさえあればどんなに高い屋根でも鼻歌まじりでスキップしながら上れます・・・とはいきませんが、かなりのリスクと恐怖心を取り除くことができます。
なんせ、たった一年に一度の煙突掃除のことを考えるだけでブルーになっていた私が、レッドのやねっこのおかげで「念のためもう一度掃除しちゃおーかなー」って気分なんですから。(05/22/'05)


炎が恋しい日には

先日の日曜日、朝から雨が降り、予定していた行動が全てキャンセルになってしまいました。さてそうなると何もする事が無くなってしまい、回遊魚としては溺れてしまいそうです。
撮り貯めの映画を見たり、当ホームページの更新をしてみたりしましたが、それでもやっと午後3時。雨はようやく止みました。 リビングの窓から庭をぼんやり見ているとファイアープレイスが。暇だなぁ、焚き火でもしたいなぁ・・・。 よし、焚き火だ!
そうと決まるとまさに水を得た回遊魚、薪のチョイスに始まり、いそいそと火床や耐火レンガのセッティングをして始まり始まりー。
最小量の焚き付けから火を起こし、自分ひとりの為の小さな火をキープし続けることに注意して、午後4時前から夜9時前までの約5時間、ビール片手にとてもいい時間を過ごしました。
夕闇がせまる頃、奥さんからナスとサツマイモの天ぷらの差し入れがあり、いよいよ焚き火もクライマックスです。うーん幸せだなぁー と思わず写真を一枚。
くやしいけれど、薪ストーブよりも数倍手が掛かる分だけ、火を扱っているという充実感は焚き火の方がずっと上です。
たまには予定の無い休日もいいもんですね-。(05/26/'05)


柿の木伝説

少し前のことですが、「柿の木を倒したので、いるんだったら持って行けば」とのお話を頂き、早速白とオレンジのチェーンソーを抱えて出動しました。
せっせと玉切りにして薪に割っていましたが、ふと以前お年寄りから「柿の木は燃やしたら・・・駄目じゃ」と言われたことを思い出しました。 その時はそれほど気にはしなかったのですが、今思い出すとその言葉には「バチが当たるぞ」とか「七代祟るぞ」とかいう意味を含んでいるような言い方だった様で、 結構鈍感な私ですが何だかだんだん気になってきました。
この恐ろしい? 柿の木の伝説についてご存知の方は是非とも教えてください。我が家の七代先の子孫共々よろしくお願いします。 今ならまだ間に合うので、もしもの時はその柿の薪を丁寧に土に帰します。
この柿の木、落葉の広葉樹ですが、昨シーズン燃やした感じではクヌギなんかに比べると、火持ちなど決してベストではなく、ベターという感じの燃え方でしたので、 なにも祟られてまで燃やす気にはなりません・・・って、あーー、とっくに燃やしていました。
妻よ、子よ、子孫たちよ、ごめんなさい。(05/30/'05)


赤錆注意報

6月に入り九州もそろそろ梅雨です。この時期、雨の日が続いて家の中がジメジメしていたり、 洗濯物がなかなか乾かなかったり、ちょっぴり寒かったりしますが、そんな時こそ薪ストーブの出番です。
真冬じゃないのでガンガンでなくても良いのでしょうから、熱くなり過ぎないぐらいの感じでゆったり焚けば、 家の中も洗濯物もカラッとさわやかコカ・コー・・・いやいや、とにかくお試しあれ。
ただ既に皆さんご存知とは思いますが、老婆心ながら一点だけアドバイスを。
冬のシーズン中の灰は梅雨前までには、そして梅雨中に焚いた後も炉内の灰を綺麗に掃除してください。 灰が残ったままだとその灰が湿気を含み、その含んだ湿気で炉内の鋳物等が錆びてしまいます。
実は私も初シーズン後の梅雨に何度か焚き、灰を残していて見事に錆らせてしまいました。 夏の間、大きなガラス窓から錆びた炉内が良く見えて、少し悲しい気分でした。
皆様、この時期は食中毒と共にご注意を。(06/04/'05)


コラボレーション

写真のTシャツをご存知でしょうか?
あのユニクロがこの夏展開している「企業コラボレーション Tシャツ」の中に、薪ストーブメーカーのヨーロッパの雄 ヨツール社が選ばれています。
おじさんにとっては「うーむ」と唸って抵抗を感じてしまうような黄色のベースに、ヨツールの故郷ノルウェー王家の紋章でもある 「ノルウェーライオン」をモチーフに炎をアレンジしてデザインされ、背中と腕の2箇所にもヨツールロゴがあしらわれています。
ユニクロの常として、このTシャツがラインナップされるのも今シーズン限りでしょうし、売り切れれば販売終了でしょう。
価格はなんと¥1,000です。安すぎてちょっと心配になりますが、製品はとてもしっかりしています。ロイヤリティ等で企業の方も協力しているのかもしれません。
さあ、薪ストーブオーナー、ヨツールオーナーの皆さん、パソコンの前に座ってこんなサイトを見ている場合ではありませんよ。今すぐ家を飛び出して、ユニクロに急げ!(06/11/'05)


梅雨突入

ここ九州北部も6月10日、無事?梅雨に入りました。昨年より12日、例年より5日遅いということです。 農家の方には待望の雨でしょうが、私たちの様に屋根の上で仕事をしなければならない者には少し厄介な季節です。
雨の時期だからこそなのですが、煙突工事において一番の心配は雨漏りです。 日本は梅雨があり台風がありますから、細心の注意を払って施工しなければなりません。
以前、新築時に煙突工事未経験の工務店に施工してもらい、残念ながら数年経った現在でも雨漏りしているお宅に伺いましたが、 薪ストーブ屋として残念な気持ちと、同じ薪ストーブ仲間として何とかしてあげたい、という気持ちになりました。
せっかく憧れの薪ストーブを手に入れたのに、雨漏りしたり思うように燃えなかったりという事が無い様に私たち専門業者がいるのだと思います。 DIYに比べると確かにコストは上がりますが、暖かくなかったり、雨漏りして家そのものにダメージを与えてしまうことを考えれば、 多少のコストアップは納得してもらえるのでは、と思うのですが・・・。
薪ストーブ屋のつぶやきでした。(06/15/'05)


灰のゆくえ

薪ストーブオーナーの皆さんは貯まった灰の処理はどうしていますか?
ポピュラーなところでは山菜などのあく抜きに使ったり、肥料として畑や花壇に撒いたりすることが知られています。
ただ、薪ストーブも1シーズン焚くと結構な量の灰が出来上がります。あく抜きに、 といってもそうそう山菜ばかり食べてはいられませんし、手に入る量や時期が限られています。
また、肥料に使うにも我が家の狭い庭では「これでもか」というほど撒いたとしても、悲しいかなほんの僅かしか要りません。
そこでご近所の方に「お花の肥料にどうぞ」と差し上げるのですが、これには日頃ご迷惑を掛けているであろう、 煙の臭いなどに対するお詫びの気持ちを込めています。もっともお渡しする時にはそんな気持ちは一ミリも口には出しませんが、伝わっていたらうれしいなぁ。
某オークションサイトで、薪ストーブから出た広葉樹の灰が1kgあたり200円ほどで売りに出されているのを見たことがありますが、 はたしてこれが高いのか安いのか・・・。ただ、灰になってもなお利用価値があるなんて、これほど地球にやさしい燃料が他にあるでしょうか。
薪ストーブオーナーはちょっぴり胸を張ってもいいと思いますよ。 (06/20/'05)


トラッドモアー

どうですかこのカラーリング、と言っても私が作ったわけではありませんが、シックでセンス良くて私の好みにジャストミートです。 抑えたグリーンと淡いゴールドに、白ではなくて「アイボリー」が決め手でしょうか。その名も「トラッドモアー」という芝刈り機です。
これまで渋々やっていた芝刈りでしたが、今ではこいつをたびたび引っ張り出したくて、「ウチの芝生、成長が遅すぎるんじゃないの・・・」と感じられるほどです。
肝心の切れ味も、それまで使っていた高価な(3倍以上!)電動の芝刈り機をあっさりお払い箱にしてしまうほどですし、 手動式ゆえエコロジーで低騒音、単純な構造ゆえ故障が少ない、というか故障するところがほとんど無い。オマケに私の体脂肪率低減と良いことずくめです。
この芝刈機のメーカー、浅香工業株式会社は創業 寛文元年、西暦1661年! と言いますから、老舗どころじゃない程の歴史があります。 また、この芝刈機自体もロングセラーなのだとか。私も薪ストーブと同様、所有する喜びに浸っています。
実はこの芝刈機も当社で取り扱っています。特殊な回転刃の研ぎや交換などのアフターサービスも万全ですので、奥さんに芝刈りを言いつけられているお父さん、すぐにお問い合わせを。(06/25/'05)


God is in the details 神は細部に宿る

こんな所にまで・・・というような細かなところにまで神経を注いで作られた物の凄さ、素晴らしさを表した言葉でしょうか。 その様にして作られた物は、いちいち細部の素晴らしさを理解しなくても、その全体から発せられる素晴らしさ、 本物だけが持つ威厳のようなものが感じられるということでしょう。
私たちが紹介している薪ストーブは、厳しく品質管理をされた工場で出来上がり、輸入代理店にて再びチェックされてからユーザーの元に届けられるので、 不良品や仕上げのひどい物はまず出回りませんが、本体の設置や組み立て、煙突工事や炉台の出来栄えは施工者の技術や思いに懸かっていると思います。
これ位で良いだろう・・・と思わないこと、細かな部分にこそ手を抜かないこと、そしてその積み重ねこそが即ち全体のクオリティを高める、と考えています。
日本には八百萬の神様が居られるそうですが、屋内の火所の神様である荒神さまが、とは申しません。 せめて薪ストーブ九州地区担当の神様ぐらいは宿って欲しいなぁ と思いながら、日々設置作業等に汗してます。(02/JUL/'05)


8月になったら・・・

今年の梅雨はどうやら空梅雨のような・・。気象庁が「梅雨に入ったとみられる」とやんわりと宣言したとたんに真夏を思わせるような暑い日々が続き、各地でダムの渇水、水不足が伝えられました。
今月に入って漸く雨が降りましたが、今度は取水制限の出ていた地方で集中豪雨になり、家屋が冠水したり、増水した川に流されて亡くなる方も。
やれやれ、自然はなかなか人間の都合のいいようには移ってくれませんが、それでも例年の雨量には程遠いようです。昨年の夏も暑かった記憶があります。やはり地球温暖化は確実に進んでいるようです。
地球環境を守るために、などという崇高なもんではありませんが、薪ストーブを使う事によって自動的に環境保護にちょっぴり貢献出来ますから、 さああなたもすぐに薪ストーブオーナーになりませんか。
6月の時点で既に30℃を超える夏日や35℃を越える真夏日が続いたので、この後7月後半や8月になったら40℃、45℃を越してしまうのではないでしょうか。
ベタなオチですみません。(12/jul/05)


チーム・マイナス6%

地球温暖化防止のための京都議定書が今年2月16日に発効しました。
日本は温室効果ガス排出量を6%削減することが目標です。これを実現するための国民的プロジェクト、 その名も「チーム・マイナス6%」という運動が広がりつつあるようです。
その一環としてオフィスなどのエアコンの設定温度を28℃にしよう、そのためにクールビズで仕事しよう、という流れの様です。
まあ、私たち薪ストーブユーザーはとっくに温室効果ガス排出量削減に貢献しています。ただし冬の間だけですが。
木は薪として燃やされた時に排出するCO2と、成長過程で吸収するCO2の量はほぼ同じだそうです。プラスマイナスゼロ、 即ち薪ストーブを使う事によっては二酸化炭素を排出しないということになります。
また、採り尽くしてしまえば ハイそれまでよー の石油等化石燃料と決定的に違うのは、 木をはじめとするいわゆるバイオマスエネルギーは、永遠にリサイクル出来るという事です。なんとも素晴らしいではありませんか。
薪ストーブが気になっているそこのあなた、さあ今すぐ「冬季限定チーム・マイナス6%」に入りましょう!(19/jul/05)


乾いた雑巾を絞るがごとく

皆さんもうお気づきかも知れませんが、最近日記の更新ペースが長くなっています。
このくそ暑い真夏の時期に薪ストーブの話題を・・・と言われましてもねぇ。
薪ストーブに火が入っていないこの時期はネタもカラカラの枯渇状態、まるで乾いた雑巾をギリギリっと絞り絞り日記を書いているような状態です。
なんせ家に居ても薪ストーブが視界に入らないというか、視界に入っていても脳が認識しない様な状態ですから、やれやれ、次の冬まで何をネタに日記を書きましょうか。
パソコンの前でウンウンとうなっているとラジオから「台風7号が接近中、ご注意ください・・・」とのアナウンスが。 そうですね、そろそろ台風のシーズンになります。皆さんも煙突掃除のついでに、来るべき台風シーズンに備えて煙突の接合部分等の点検もお忘れなく。
本日はこの辺で勘弁して下さい。(25/jul/'05)


Fuego del alma

もうかなり以前のことになりますが、当店の屋号を決めたあと、試しにネットで「fuego」と検索してみると・・・。
色々なサイトがヒットしましたが、そもそもがスペイン語ですから、フラメンコの教室が一番目に、それからホテルやジャズのCD、変わった花やフランスはルノーの車、そのうえなんとSMのサイトまで。
そんな中にモヒカーノ関というピアニストのアルバムが紹介されていました。私の感性のアンテナがビビビッと反応して、早速注文。
届いたCDのシールドを剥がすのももどかしく、早速プレイボタンを押すと・・・。おーっ、なかなか良いじゃありませんか。特に7曲目から8曲目への流れがお気に入りとなりました。
その名の由来であるモヒカン刈りのヘアースタイルには似合わない(失礼!)時に繊細な、時に大胆な演奏でタイトルとジャケットデザイン通りのアルバムでした。
SMのサイトにはちょっとガッカリしましたが、届いたCDは私好みで、屋号を「fuego」にして良かったなと自己満足の淵に浸っています。
因みに「Fuego del alma」は「魂の炎」と言う意味で、まさにメラメラと燃える炎のようなアルバムです。こりゃ是非生のライブで聴いてみたいと思いましたが、誰か大分に呼んでくれませんか。(30/jul/05)


ネイチャーストーブ

松ぼっくりや枯れ枝などのいわゆるバイオマスエネルギーを使用するアウトドアストーブです。
本来は山登りやアドベンチャーなんかに持って行く物なのでしょうが、幸いどちらも縁の無い私はもっぱら薪ストーブシーズンオフに、 火を焚けない寂しさを紛らわすオモチャにしています。
本来の使用目的の他にも地震、洪水等の災害で電気・ガス・石油などのいわゆるライフラインが止まってしまっても、 必要最低限の煮炊きが出来る非常持ち出し袋の必需品・・・らしいですが、そんなノーガキはこの際置いといて、 とにかく簡単、安全に焚き火が、いや早い話「火遊び」が出来る魅力的なグッズです。
私は燃料として薪割りのときに出るクズやクヌギの樹皮などを燃やしますが、上部が狭まっている形状の、 メーカー曰く「煙突効果」で簡単にかつ効率良く燃えます。お湯なんて呆気無く沸いて物足りないぐらいです。 火力を上手くコントロール出来ればご飯も美味しく炊けるでしょう。
他にもバイオマス系燃焼グッズを持っていますので、それはまた次回のお楽しみに・・・。
このネイチャーストーブで次回はインスタントラーメンを作ろうと思っていますが、ご存知ですか?屋外で食べるインスタントラーメンがどんだけ美味しいかを・・・ (04/Aug/05)


急告 グレンスフォシュ斧 値上げ

私の一押し、グレンスフォシュ社の斧やシャープナーが9月より値上げになります。
特にお勧めの「大型薪割り」税込み\13,125が¥14,700、
「薪割り鎚」税込み¥14,175が¥16,275ですから約12%から15%のアップです。
値上げの理由は原油高騰による輸送費の上昇等色々あるようですが、まさかオリンピックを控えて建設ラッシュに沸く中国向け鋼材の需要上昇による原料不足・・・もあるんでしょうか。
グレンスの斧は切れ味最高で絶対お勧めですが、今迄でも決して安くはありませんでしたから、値上がり後の価格を考えるとますます気軽に「これで決まりでしょう!」とは言い辛くなりそうです。
ただ、唯一痛みやすい柄のスペアも常備していますし、大切に使えば一生物の斧だと思います。残りの人生ウン十年として計算すると、一年あたりたった数百円じゃん!・・・という方程式でご自身を納得させて下さいませ。
この冬の薪作りにグレンスを とお考えの方は、お早めにご用命を。
写真は、値上げ後はさらに神々しく見えるであろう「LP」の打刻のミニハチェットです。
合掌。(08/Aug/05)


夏季休業のお知らせ

入道雲がモクモクと夏真っ盛りという感じですが、暑い毎日、皆様体調など崩しておられませんでしょうか。
さて、来る8月13,14,15日の3日間は当店も世間並みに夏季休業を,ということで、お休みさせて頂きたいと思います。
期間中は不在で、電話は留守番電話になっています。メールやファックスは常時OKですが、お返事は16日以降になります。
特に3日間ゆっくりする訳ではありませんが、充実した休日を過ごして、今年の後半に向けてたっぷり充電したいと思います。
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。
店主 (11/Aug/05)


充電完了

お盆休みはカレンダーに無い休日ですから、国民全てがお休みとは限りませんが、私共も短いお休みを頂き、近場にある日本有数の鍾乳洞に涼みに行ってきました。
その洞窟の中の気温は一年中17℃前後という事でしたが、外の気温が35℃ほどあったせいか、涼しいというよりむしろ少し寒いと感じられました。 しかし鍾乳洞を出たとたん、またうだる様な35℃の世界が待っていて、さっきまで涼しかった分余計に暑苦しく感じられ、結局クタクタに・・・。
洞内の17℃という気温ですが、冬の時期、外気温が5℃ぐらいの時に薪ストーブを焚いた部屋の17℃というのはもっともっと暖かいような気がするのですが、 人間の感覚の「慣れ」というのは恐ろしいものです。
わずか3日間のお休みでしたが、十分放電、いや充電しましたので、今年も残り4ヶ月余り、薪ストーブシーズン突入まであと3ヶ月ほど、さあ、がんばっていきまっしょい!(17/Aug/05)


もうすぐ一周年

早いもので当社のホームページを公開してからもうすぐ1年になります。
昨年の今頃は公開に向けての追い込みで、ページを飾る写真を撮影したり、キャプチャーを考えたり、 カラーリングに迷ったり、結構バタバタしていたことを思い出します。
無事公開した後も、日記のネタ探しにデジカメ片手にウロウロしたり、日記が書けずウンウンうなっていたり、 恥ずかしながらホームページ上の電話番号や年号の間違いを指摘されたり。
良い事、悪い事含めて、今までに無かった事が経験できた1年でしたが、たくさんのアクセスを頂いた方々に、 またその中から縁あって販売、施工させて頂いた方々にこの場をお借りし、あらためてお礼申し上げます。
1年目は時折「九州薪ストーブ日記」を更新したり、チョコチョコと記事や写真を追加する以外、 全体的にはあまり変わり映えしませんでしたが、「見飽きた」なんて言わないでまた来てください。 来年の今頃は「かなり変化のあった1年でした・・・」と日記に書いているはずですから。たぶん。
初めの1年に出会えた皆様へ感謝し、これからの1年に新しく良き出会いがあることを願って、怖い怖い2年目のジンクスに挑みます。(23/Aug/05)


Copyright (C) 2004-2007 fuegostove.com. All Rights Reserved.
〒874-0844 大分県別府市火売2組 電話:0977-77-1017 FAX:0977-66-8422
メールでのお問い合わせ:info@fuegostove.com サイトマップはこちら