字形を整えるポイント
 点画と点画の組み合わせ方
交わり方 方向 画間 接し方 長短
 部分と部分の組み立て方
その他 左右 上下
 全体
中心 外形
 筆順の原則
@  上から下へ  例) 文 空 暑
A  左から右へ  例) 樹 翔 例
B   横画から先に  例) 木 未 持
C  横画を後に  例) 田 由 座
D  中を先に  例) 小 水 承
E  外側を先に  例) 同 風 間
F  左払いを先に  例) 人 父 故
G  貫く縦画を最後に  例) 手 車 事
H  貫く横画を最後に  例) 女 母 毎
I  短い左払いを先に  例) 右 布 有
J  長い左払いを後に   例) 左 友 存
 ・筆順とは・・・
文字を書く時には、その文字の点画を順番に組み合わせながら、まとまりのある形にします。
点画を組み合わせて書いていく順序には、無理がなく、しかも速く書ける事、筆記具の動きも自然である事が必要です。
このような条件を満たす為の順序は、人々が文字を書いてきた長い歴史の中で次第に整えられてきました。
それが現在の「筆順」として定着しています。
 ・筆順の影響
筆順は、点画の書き方や字形にも影響を与えます。
例えば、「手編」の2画目や、「収」の2画目のような点画のはね・払いなどは、筆順に従って書かれるときの連続性から生じたのもです。また、「左・右」や「成」などのように、点画の長短・方向、接し方などに筆順の影響を強く受けているものもあります。

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 活字と書き文字の違い
テレビやゲーム、広告や看板、マンガ等、様々な字体が目に入りますが、書写においての「書き文字」と「活字(フォント)」の違いは沢山あります。書写をする上で基本的な正しい書き方をシッカリ覚えておくとが大切です。
 「活字」と「書き文字」の終筆の違い
終筆の比較
ゴシック体との比較 フリー流葉体との比較 その他





ゴシック体は、終筆が止めで終わっていますが、書き文字の終筆は払いで終わります。





フリー流葉体は終筆が払いで終わっていますが、書き文字の終筆は止めで終わります。




左(明朝体)の空の5画目は、はねで終わっていますが、書き文字の5画目の終筆は止めで終わります。
その他にも「長短の違い」「方向の違い」などの違いがあります。

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 筆順
字や仮名を書くときの順序を筆順(書き順)といいます。
漢字を書くときの筆順には、一定不変の規則はなく、文字によっては2通り以上の筆順で書かれているものもありますが、子供達の教育において『漢字(文字)の学習』を一定のものにする為、学校では正しい筆順の指導がなされています。
文字をきれいに書く為には、書写をする上で、筆順に従って字を書く事が大切です。
 間違いやすい書き順
ここに取り上げたのは、画数の少ない数例ですが、筆順(書き順)をシッカリ覚えていれば、気脈が乱れる事なく、自然に綺麗な字が書く事が出来るので、文字の学習をする際に筆順も一緒に覚え、制作する際には正しい書き順で書くように心掛けましょう。

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