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 仮定法
そうだよね! 丁寧語が 無かったら、 困るよ。
完了形と言う のに、4つもあ るんだ!?
仮定法と言う表現がある。 簡単に言えば、「仮定の表現」なので、想像はつきますね。

まず、日本語で説明すると、
 <例文>  
  @) 「明日が雨なら、私は家で映画観よう。」
  A) 「もし私が鳥なら、空を飛べるのになぁ。」
  B) 「宝くじで1億円当たったら、フェラーリを買うのに。」
  C) 「若い頃もっと英語を勉強していれば、もうアメリカに行っていたのになぁ。」

こう言う表現しょっちゅうしますよね。 超希望的観測や後悔先に立たずの表現。 でも、何か気付きませんか? 文が下に進むにつれて、時制が古くなっている。

日本語では、時制って何?となるが、英語では無視する事は出来ない。 はっきり言って、ややこしいですよ。 ちょっとだけ、覚悟して下さい。

1) ifを使う仮定法 
 
 a) 仮定法現在 
  @)の例文は未来の事を言っているが、
if節は現在形で表現する。 

    If it
rain(s) tomorrow, I will watch a movie at home.

  tomorrow.って明日の事なのに、何で will rain になってないのかと。 でもよーっく考えて下さい。 
  「明日雨だろうか」と仮定しているのは、「現在」なのです。 こう言う風に、
if節(従属節)は主節より一つ
  時制が古くなる
。 
  従って、
仮定法未来と言うのは有りません。 主節は will を使って、表現通りの未来形になる。
  この用法の場合、
if 以外の接続詞でも時や条件を表す場合は、仮定法扱いになる。

 b) 仮定法過去 
  A)の例文は現在の事を言っているが、
1つ古い時制を使うので、if節は過去形で表現する。 

    If I
were a bird, I could fly in the sky.

  主語が I なのに、何で was になってないのかと。 これは古い表現の名残です。
 大昔は仮定法の動詞は
  別にあったのですよ。 生き残りはbe動詞だけなので、覚えて下さい。 そして主節には、can の過去形
  couldを使っているが、過去を表しているのではなく、
未来の可能性 can の過去形「のになぁー」で現在
  の事を言っている。 

  B)の例文も同様です。 

    If I
won 100 million yen in a lottery, I would buy a Ferrari car.

  if節は
1つ時制が古い過去形で、主節は未来の助動詞 will の過去で、差し引き現在になると現在と覚え
  ましょう! 

    
未来 + 過去 + 現在形動詞 → 現在

 c) 仮定法過去完了 
  C)の例文は過去の事を言っているが、1つ古い時制を使うので、if節は過去完了形で表現する。  

    If I had studied English harder in my youth, I would have gone to the USA.

  
主節は、未来の助動詞 will の過去と
現在完了の組み合わせなので、結局現在完了。 

    
未来 + 過去 + 現在完了 → 現在完了

  このまでで、if節は主節より一つ古くなる事は理解出来ましたね。 

2) if節の無い仮定法 
 これまでは、「もし〜ならば、、、」と如何にも仮定法の表現でしたが、if節が無くでも、仮定法だと判る表現
 が有る。

 a) But for、without 「
もし〜が無ければ」 

  @
But for [without] your advice, I wouldn't do my homework.
    「
もし、あなたの助言が無かったら、宿題を終わらせられない。」
     =
If it were not for your advice. I wouldn't do my homework.
  A
But for [without] your advice, I wouldn't have done my homework.
    「
もし、あなたの助言が無かったら、宿題を終わらせらなかった。」
     =
If it had not been for your advice. I wouldn't have done my homework.

  @、Aの違い判りますか? 
  上の文: 主節が 
would未来の助動詞willの過去形で、結局現在」なので、従属節が一つ時制が古い
        
過去形になる。
  下の文: その would に
現在完了が続いているので、従属節の時制は一つ時制が古い過去完了になる。

  まるで、算数みたいに、足し算、引き算していけばいいのです。

 b) wish 

  @ I
hope (that) I will be a doctor.
  A I
wish I am a doctor.

  似た様な内容ですが、これら2つの文の違い判りますか? 筆者は、今迄に、お勉強が出来そうな人に
  hope と wish の違いを聞いて来ましたが、ちゃんと答えられる方は殆ど居ませんでしたね。 皆さん、曖昧
  に覚えているのです。
  hope は
実現可能な未来を表現するのに対してwish は可能性が低い内容の場合に使う。 即ち、後者は
  仮定法です。 従って、この場合、従属節が
現在形ですが、未来の事を言っている。 結果、2文の時制は同じ
  と言う事になる。

    「私は医者に
なる事を希望します。」
    「私は(
叶うならば)医者なりたいなぁー。」

  後者は仮定法なので、訳し方が若干違う。
  お分かりでしょうが、
仮定法未来は存在しないので、
    
I wish you will be happy.   ← 間違い: どこかのグループの歌詞にあったですね!
  と言う表現は存在しない。

  B He
wished he had passed that exam.
    「彼はその試験
合格したらなぁーと思った。」

  ここで、時制の登場です。主節の「願った」が過去形(wished)で、従属節の「合格してしまった」が過去完了
  (had passed)なので、「合格」の方が1つ時制が古い為、結果、仮定法では、同じ時制となり、「しまった」
  と訳さず、「した」と
過去形で訳す。 
  
  同じ時制にするには、従属節は、主節を起点に、一つ時制を古くする
。 ややこしいですが、そうなります。

  これまでの説明と同様に、
主節の時制 と 従属節の時制 −1時制 を比べて判断する。  

 c) 謙譲、丁寧表現 
  英語には、謙譲語、丁寧な表現が無いと言われますが、それは嘘です。 そうですよね、無かったら、無礼な
  言語になってしまう。 結論を言えば、
仮定法を使って謙譲、丁寧を表現する。
  I want と I'd like、Can you と Could you、Will you と Would you が同じ意味だと、中学校では教わる
  が、正確には同じではない。 賢い生徒達はもう気付いたでしょう。 その他の助動詞の節で説明した様に、
  後者は全て仮定法で、「
たらなぁー、ですが、くれませんか」と柔らかい希望の意味が含まれる。

  @ 普通の表現: I want to be an astronaut.
             「私は宇宙飛行士になりたい。」
    婉曲な表現: I'
d [I would] like to be a an astronaut.
             「私は宇宙飛行士になれ
たらなぁー。」
  A 普通の表現: I want you to help me.
             「私はあなたに手伝って欲しい。」
    婉曲な表現: I'
d [I would] like you to help me.
             「私はあなたに手伝って
欲しいのですが。」
  B 普通の表現: Do you want to have some coffee ?
             「少しコーヒー飲みたいですか?」
    婉曲な表現: 
Would you like to have some coffee ?
             「(
もし良かったら)少しコーヒー如何ですか?」
  C 普通の表現: Can [Will] you help me ?
             「手伝う事出来ますか?」
    婉曲な表現: 
Could [Would] you help me ?
             「(
もし良ければ)手伝って頂けませんか?」   

  want は直説的で、would、could は婉曲に表現する。 
  Could you pleaseCould youWould youCan youWill youの順でより丁寧な表現である。 

 d) 慣用句 
  仮定法を使った慣用的表現がある。

  @ He is,
as it were, a swindler,
    「彼は、
所謂、詐欺師だ。」
  A I
would rather stay home alone than go with you.
    「あなたと行く位なら寧ろ独りで家に居た方がいい。」
  B You
had better study harder.
    「あなたはもっと一生懸命勉強した
方がいい。」
  C
It is time that you woke up.
    「起きる
時間ですよ。」
     = It is time to wake up.

  全て、過去形で書かれているのに、現在形の表現なので、仮定法だと言う事が判りますよね。

以上、仮定法という表現は重要である事を十分理解出来たでしょう!

    
へぇー、 そうだったの。