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動詞・助動詞
 時制
 be 助動詞
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 その他の助動詞
 仮定法
have動詞を助動詞として使う文は、完了形である

  完了形 = have動詞 + 過去分詞

時制の説明で述べた様に、
ある時点とある時点の継続した間に起きた事象に対して、新しい方の時点から見た状況を述べる。 よく判りませんよねー! まず、日本語で説明すると、
 <例文>  
    「彼は、(ずっとしていた)宿題が、やっと、今丁度、終わった。」
    「私たちは、10年前にこの町に引っ越して来て以来、ずっとこの家に住んでいる。」
    「彼女は、過去に3回、そのお寺に行った事がある。」

何となく、判りますか? 
1番目の文は、「やっと、宿題が終わった」ので、「遊んでもいいし、寝てもいい」と言う
その時の状況を伝えている。
2番目の文は、引っ越してきた10年前から現在の間、「ずっとこの家に住んでいて」、 「今も住んでいる」と言う
状況を表する。 
3番目の文は、
その時点から見て、「過去に行った事がある」と言う事実を言っている。

完了形には、
表現の違いで、完了、結果、継続、経験の4通りがある。 そして、夫々に特徴的な副詞、前置詞がある。

1) 完了 
 「
〜してしまった」、「〜し終えた」の意味で、例文の最初に当たる。 英文に訳せば、

  @ I
have just finished my homework.          

 この
just 丁度」 が、4通りの意味を区別する大事な副詞で、この他に (not〜)yet 未だ〜ないもう」、
 
already 既に がある場合、完了の意味となる。 前者は否定文、疑問文で後者は肯定文で使われる。

  A He
hasn't written a letter yet.            
    「彼は
未だ手紙を書き終えていない。」
  B
Has Yuki cooked (for) dinner yet ?             
    「ユキは
もう夕食を料理してしまいましたか?」
     答え方: Yes, she
has. 「はい、しました。」 No, she hasn't. 「いいえ、していません。」
  C We
had already left when she arrived there. 
    「彼女がそこに到着した時には、私達が
既に出発していた。」
  D She
will have finished it in ten minutes.     
    「彼女は10分
後にはそれを済ませているだろう。」

 Aは
三人称単数の現在完了なので、has を使う。 更に、否定文なので、「助動詞 has + not」とする。
 Bは
三人称単数の現在完了の疑問文has を文頭に持って来る。 
 Cは
過去完了で、過去の事象の「彼女が到着した」時点より前の時間帯に起きていた「私達は既に出発して
 いた」事を
その時点から見ているので、更に過去の「大過去」と呼ばれるものである。
 Dは
未来完了で、「will → have → 過去分詞」 の順となる。 10分後の未来から見た事象を述べている
 ので、未来完了形で表す。

2) 結果 
 「
〜してしまったこういう結果となった)」の意味で、完了に近く、同じものと分類される場合が多い。 

  @ She
has now gone to France.           
    「彼女は
フランスに行ってしまった(もう、ここに居ない)。」

 この
now が結果としての意味を持たせる副詞である。 この他に already 既に」 がある。 
 それよりも
gone そのものが、結果の完了形の動詞として使われる。

  A Tom
has now left here.                 
    「トムは
ここを去ってしまった。」
    <比較> Tom
has just left here.            完了です。
           「トムは
丁度ここを去ったばかりです。」

 後者は
完了である。 結果は完了より若干古いと言える。

3) 継続 
 「
ずっと〜しているいた)」の意味で、例文の2番目に当たる。 進行形「〜している(ところです)。」との違い
 は、現在進行形が単に進行中の事象であるのに対して、現在完了の継続は
過去からずっと継続していて
 今も続いている
事を表現する。
 英文に訳せば、

  @ We
have lived in this house since we moved to this town ten years ago. 

 この
since 〜以来」 が、継続を意味させる大事な接続詞で、この他に for 〜の間」 がある場合、継続の
 意味となる。 その他、
until 〜までに」 や before 〜より前に」 も使われる。

  A Taro
had lived in Fukuoka for three years until he moved to Tokyo. 
    「太郎は、東京に引っ越す
までは3年福岡にずっと住んでいた。」
  B It
will have been raining for 1 week if it rains tommorow.  
    「明日が雨なら、1週
ずっと雨が降り続いたことになる。」
  C Hana
had been playing the piano until her mother came home.
    「ハナはお母さんが帰宅する
までずっとピアノを弾き続けていた。」
  D
How long have you been here ?
    「あなたは
どの位の間ずっとここにいますか?」

 Aは
過去完了=大過去である。 太郎が「東京に引っ越した」過去形の事象と比べ、継続的に行われた「福岡
 に住んでいた」と言う事象の方が
もっと古いので、過去の過去=大過去として表す。
 B、Cは
完了進行形で、継続と進行形は結び付き(ず〜と、〜している)が大きいので、ここでも敢えて紹介
 する。 
 Bは
未来完了進行形で、「明日、雨が降る」と言う未来の事象から前の1週間を見た場合の表現であり、
 もしそうなら、
寸断無くずっと継続していることになるので、未来完了形+進行形となる。 ここで、if節は明日=
 tommorow の未来文の筈だが、動詞に will が付いてない。 何故でしょう!? 理由は仮定法だから。 詳しくは
 仮定法の節で確認して下さい。
 Cは
過去完了進行形で、「母親が帰宅した」過去より前に寸断無くずっと継続されていた大過去の進行形
 ある。 
 Dの
how long は時間の長さを聞く副詞句です。

4) 経験 
 「(
過去に〜したことがある」の意味で、例文の3番目に当たる。 英文に訳せば、

  @ She
has been to that temple three times.                    

 この
〜 times 〜度」 が経験としての意味を持たせる副詞句である。 この他に、twice 2度」、before 以前
 に
〜より前に、ever かつて」、never 決して〜ない」 がある。

 
ここでよく聞く表現の違いとして、結果の文には have gone to を使い、 経験には have been to を使う。
 これは間違い無く、試験によく出る。 

  A He
has ever visited Todaiji.               
    「彼は
かつて東大寺に訪れた事がある。」
  B Jim
had never seen a lion before he went to the zoo.
    「ジムはその動物園に行く
までは一度もライオンを見た事なかった。」
  C
How often have you been to Kyoto ?
    「あなたは
何回京都に行った事がありますか?」
    答え方: 
Once. 「1度です。」 Twice. 「2度です。」 Three times. 「3度です。」

 Bは過去完了=大過去である。 ジムが「動物園に行った」過去形から見て、それより前に「ライオンを見た
 事が無い」と言う事象の方が
もっと古いので、大過去として表す。
 Cの
How often 回数を聞く副詞句ですが、経験の完了形でよく使われる。

これらの例文の様に、完了を意味させる副詞、副詞句があれば、完了形だと気付くが、無い場合も多い。
例えば、日本語で「和也は東京に行った。」は、「(単に)行った」=過去形:went to、「行ったばかりだ」=完了:has left for、「行って今ここに居ない」=結果:has gone to、「行ったことがある」=経験:has been to なのかの区別が出来ない。 こういう場合は、前後の意味や会話で、判断しなければならない。 そう、日本語は曖昧なのです。 逆に、英語の表現では区別されている。

以上、4パターンあるが、未来、過去、大過去、進行形を組み合わせると、かなりの数になり、意味、訳し方も多種多様なので、難しい。 その分、深い表現が出来るので、必要です。

have gone to have been to の違い覚えて!
幅がある 時間の中 の出来事
完了形と 言っても、 4種類ある のですか?