不定詞、現在分詞、過去分詞の形容詞的用法はどれも名詞を修飾する点では同じであるが、使い方が異なる。 不定詞が「〜する(〜)」、現在分詞が「〜している(〜)」、過去分詞は「〜された(〜)」の意味になる。 
即ち、be助動詞の節で説明する様に、現在分詞には
進行形の意味、過去分詞には受動態の意味が加わる。

1)名詞を直接修飾する場合 
 a) 一般的な修飾 
  @ I have friends
to play tennis with.
    S V   O ←---- 修飾 
    「私は
一緒にテニスする友達が居る。」
  A I know that
singing girl.
    S  V     修飾 → O
    「私はあの
歌っている少女を知っている。」
  B Tom doesn't like
boiled eggs.
     S       V  修飾 → O     
    「トムは
ゆでられた)卵が好きではありません。」

 不定詞の場合、
必ず名詞の後に置かれるが、現在分詞、過去分詞は様々です。 基本的に、単独では名詞
 の前に、それ以外では後ろに
置く。 

  C I know that girl
singing loudly.
    S  V     O ←- 修飾
    「私は
大声で歌っているあの少女を知っている。」
  D The boy
swimming across the river is my brother.
        S ←----- 修飾        V     C
    「
川を泳いでを渡っている少年は私の兄弟です。」
  E My brother cried over his bike
broken yesterday.
        S    V        O ←-- 修飾
    「私の兄は
昨日壊された彼の自転車を嘆いている。」
  F Do you know
the girl seated in the front row ?
       S   V     O
 ←---- 修飾
    「
あなたは最前列に座っている
少女を知ってますか?」

 違いが判りましたか? こうやって、比較しながら、覚えると、覚え易いものです。
 Fの文で、seated は過去分詞なのに、受動態「される、られる」の意味になっていません。 動詞と助動詞
 節にある様に、seat が他動詞で、「座らせる、着席させる」の意味で、その受動態の意味は「座らせられる」
 ですが、日本語では回りくどいので、自動詞的に「座る」と訳す。 自動詞 sit の現在分詞の sitting に
 置き換えられる。

 b) 慣用的な表現 
  不定詞の形容詞的用法でよく使われる文章を少し挙げる。

  @ I have no
time to study.
    S V     O ← 修飾 
    「私は
勉強する時間が無い。」
  A Do you have any
thing (hot) to dring ?
        S   V   O ←----- 修飾 
    「あなたは
何か(温かい)飲みを持っていませんか?」

  〜thing、〜one、〜body を修飾する形容詞は後に置くので、hot anything to dring とはならない。
  また、訳し方にも注意する様に。

 c) 前置詞が必要な不定詞 
  冒頭の英文で、with は元の文が play tennis with friends なので、付けなければならない。 
  これ以外にも必要な場合があるので、幾つか紹介する。

  @ We don't have a house
to live in.  ← live in a house なので
     S      V    O ←- 修飾
    「私達は
住む家が無い。」
  A They had a lot of sublects
to talk about.  ← talk about a lot of subjects なので
     S  V         O ←--- 修飾
    「彼等は
話すべき多くの話題があった。」
  B There is no person to agree
with.  ← agree with no person なので
         V     S ←-- 修飾
    「
同意すべき人は独りも居ない。」
  C There is no idea
to agree on.  ← agree on no idea なので
         V    S ←- 修飾
    「
同意べき考えは一つも無い。」

 
 動詞+前置詞で意味を成す慣用句前置詞の目的語になっている場合には、必要です。 元の文を一度
  書いてみて、必要・不必要を判断して下さい。
    a credit card
to pay with, children to look after, a bus to get on,,,,,,

 d) 形容詞的な現在分詞と過去分詞 
  現在分詞や過去分詞を形容詞的に使う慣用句的表現があるので、幾つか紹介する。

    an
exciting match     「手に汗を握る試合」
    a
walikg dictionary    「生き字引」
    a
managing director    「常務取締役」
    a
sitting president     「現職の大統領」
    the
retired life       「隠居生活」
    a
reserved seat      「予約席」
    
preserved foods     「保存食」
    
frozen foods        「冷凍食品」
    
processed foods     「加工食品」
    
fallen trees         「木」

2) 第二文型で主格補語になる場合 
 第二文型の節でも説明したが、この不定詞が名詞的用法か形容詞的用法か諸説あると書いたが、
 多くは後者に分類されている。

  @ Anna
seems to have a lot of boyfriends.
     S   V          C
    「杏奈はボーイフレンドが沢山居る
様に見える。」

  A Takeshi
appeared to hesitate.
      S     V      C
    「猛は躊躇している
様に見えた。」
  
  B Kaori
chanced(happened) to look up at the sky.
     S    V                C
    「香里は
ふとたまたま偶然にも期せずして)空を見上げ。」

 seem と appear、happen と chance は似た様な意味になる。
 seem はこの文を書いた話し手の単なる主観で「そう見える」と言う意味だが、appear は「外見はそう見える
 が、実際にはそうでないかも知れない」と言う意味である。
 happen は一般的な表現で、chance はあまり使わない様ですが、意味はほぼ一緒です。

3) 第五文型で目的格補語になる場合 
 1)-Cをちょっと弄って(
knowhear)みる。  

  @ I
hear that girl singing loudly.      singing は現在分詞
    S V     O     C
    「私はあの少女がの
大声で歌っているのが聞こえる。」    

 随分違うでしょう。 もう少し弄ると、

  A I
hear that girl sing loudly.        sing は原形不定詞
    S V     O     C
    「私はあの少女がの
大声で歌うのが聞こえる。」 

 この場合、動詞が変わっただけで、文型(
第三文型 → 第五文型)まで違って来るのです。 
 この様に、
知覚動詞(聞く、見る、感じる)を使うと、第五文型となり、to不定詞でなく、原形不定詞を
 用いる

 hear 以外の知覚動詞には
see見る」、watch凝視する」、feel感じる」、smell臭う」、notice
 「
気付く」、find見付ける」等がある。

  B I
made him cut my hair.           cut は原形不定詞
    S  V   O     C
    「私は彼に
私の髪を切らせた。」 = 「私は彼に私の髪を切ってもらった。」 
  C I
made my hair cut by him.          cut は過去分詞
    S  V      O     C
    「私は
私の髪を彼に切らせた。」 = 「私は私の髪を彼に切ってもらった。」 

 
使役動詞makehaveletの文の場合、原形不定詞か過去分詞を用い、第五文型の目的格補語になる。
 BとCの違いが判りますか? Bの cut の意味上の主語は him = 「彼が髪を
切る」なので、不定詞だが、C
 の cut の意味上の主語は my hair = 「髪が
切られる」なので、受動態 = 過去分詞となる。 cutは無変化
 動詞なので、区別が付け難い。 要注意ですね!

  D Jones
got Ken to join the party.
      S   V  O      C
    「ジョーンズはケンに
そのパーティに参加させた。」
  E His father
helped him (towash the car.
        S    V   O       C
    「彼の父親は彼に
車を洗うのを手伝わせた。」
  F Kumi
asked me to play tennis with her.
      S   V   O       C      
    「久美は私に
彼女とテニスをする様に頼んだ
  G I'
d [I would] like you to come with me.
    S         V  O     C      
    「(私は)あなたに
私と一緒に来て欲しいのですが。」

 
get は使役動詞の様に使われるが、to不定詞を用い、Cと同様に過去分詞も置けるので、違いを覚えて
 下さい。 
help も使役動詞の様に使われ、to不定詞、原形不定詞、両方を用いる事が出来る。
 F、Gの様な一般的な
第五文型での to不定詞も形容詞的用法である。

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第三章:不定詞・動名詞・現在分詞・過去分詞
 概要
 名詞的用法
 形容的用法
 副詞的用法
 不定詞構文
 動名詞構文
 現在分詞構文