家庭教師な広場
日本人、 気を利かせ 過ぎっす!
動詞とは、英語で verb と訳し、動作、状態を表す。 一方、助動詞は auxiliary verb で動詞の意味を補足する役目をする。

前者は助動詞と区別する為に「本動詞、一般動詞」と呼び、非常に多くあるので、書き切れません。
後者は下表の様に12個あり、時制変化を含めると、28個になる。

<12の助動詞とその変化>
原形 変化 主な意味
be am, is, are, was, were, been (進行形、受動態) 〜している、される
have has, had (完了形) 〜した所だ、し続けている、した事がある
do does, did, done (疑問、否定) -
can could 可能、可能性、意思 〜出来る、ひょっとして〜ですか
may might 許可、推量 〜してもよい、〜かも知れない
will would 未来、意志、推量 〜でしょう、〜するつもりだ、だろう
shall should 未来、意志 〜でしょう、してやる、させる、べきだ
must - 義務、禁止、確信 〜しなければならない、に違いない
need - 必要 〜する必要がある
dare dared 勇気 敢えて〜する
ought - 義務、責任 〜するべきである
used - 過去の習慣、状態 〜したものだった、〜だった

be、have と do は一般動詞としても存在するが、特別な場合(疑問、進行形、受動態、完了形)には、助動詞として働く。

五文型の所で説明した様に、本動詞には自動詞と他動詞がある。前者は、それ自身の働きとして述べられ、目的語を取らない。後者は、目的語を必要とする。また、完全、不完全の区別もありましたね。

助動詞の説明は長くなるので、以下の節で詳しく説明するとして、この節では動詞のみの説明をする。

1) 自動詞と他動詞 
 自動詞と他動詞の区別は、目的語を取るか、そうでないかの違いと説明したが、判り辛いので、間違い易い
 具体例を示して説明する。 [ ]内の前置詞は、自動詞でよく使われるもので、組み合わされると、他動詞の
 様な意味になるので、是非覚えて置いて下さい。

例   自動詞  他動詞 
 日本語も英語も
違う
 上がる rise  上げる  raise 
 (物事)が起きる  occur、happen (物事)を起こす  cause 
怖がる  fear  怖がせる   scare、frighten、terrify
横たわる  lie   横たえる  lay
落ちる  fall   落とす drop 
 座る  sit  (席に)座らせる seat 
   日本語が同じ  聞く listen [to]  聞く hear 
 議論する argue [about]  議論する  argue 、discuss 
着く、到着する arrive [at, in] 着く  reach 
見る、 見える look [at] 見る  see、watch 
英語が同じ 開く  open  開ける  open 
終わる  finish  終える  finish 
動く   move  動かす move 
壊れる   break 壊す  break 
散歩する  walk  散歩させる  walk 
 卒業する  graduate [from]  卒業させる graduate 
 目を覚ます wake  目を覚まさせる wake 
 日本語も英語も
同じ 
怖がる  fear  怖がる  fear 
 続ける、続く continue、
proceed [with、to]
続ける  continue 
臭う、臭いがする smell  臭う smell 

 例えば、「上がる」は「太陽が水平線から上がる(昇る)」と言う表現で、「水平線から」は
 副詞句で、目的語ではないので、自動詞ですが、「上げる」は「父は旗を揚げた」と言う表現で、
 目的語に「旗」を取るので、他動詞です。
 また、fearの様に日本語も英語も共に同じで、自動詞、他動詞両方の表現が出来るものや、共に違う
 もの、片方が同じになるものもあり、紛らわしいですね。 文脈から判断して下さい。

2) 規則変化動詞、不規則変化動詞 
 何が規則、不規則なのかと言うと、時制の違いで、動詞が変化する際、決まったパターンで変化するか、
 不規則に変化するかの違いで区別する。 前者は過去、過去分詞にする場合、ed を付けるが、後者は
 丸暗記するしかありません。 辞書や教科書の最後にまとめて書かれているので、調べて下さい。 声に
 出して暗記すると、覚え易い。

<例>    現在  主な意味 三単現  過去  過去分詞 現在分詞
規則変化    play 遊ぶ plays played played playing
study 勉強する studies studied studied studying
learn 学ぶ learns learned learned learning
不規則変化 am, are である、存在する is was, were been being
have 持つ、食べる has had had having
do する、助動詞 does did done doing
go 行く goes went gone going
take 取る takes took taken taking
make 作る makes made made making
cut 切る cuts cut cut cutting
lie 横たわる lies lay lain lying
lay 横たえる lays laid laid laying
learn 学ぶ learns learnt learnt learning

 learn には、超ややこしい事に、規則変化(米)と不規則変化(英)がある。 
 cut は無変化で、他に、put、hit、let、slit 等も同様です。 主語、助動詞、副詞、副詞句等で時制を判断
 する必要があるので注意を要する。
 lie「横たわる=自動詞」の過去形は、lay「横たえる=他動詞」の現在形と同じです。 目的語があるかどうか
 で判断する必要があるので、注意すべき動詞の1つです。

 a) 三単現: 三人称単数現在 
  三単現だけ、特別扱いをします。 何故か? 詳しくは判りませんが、三人称の場合のみ、主語に固有名詞
  が出て来る事がある為、単数か複数かを区別する必要があるからです。 ドイツ語の様に、大昔は、主語毎
  に動詞が変化していたが、英語では簡素になり、三単現のみ残ったのが本当らしい。
  実は、アメリカでは三単現の考えを止める動き(She don't とか)もあり、どんどん簡素化されて来ています
  ね。 でも、日本では、未だ、三単現の考えを知らないと、通用しません。 なので、覚えて下さい。

  @) be動詞、助動詞がある場合 

   be動詞、be助動詞  → 
is、「is + 現在分詞」(進行形)、「is + 過去分詞」(受動態)
   have、have助動詞  → 
has、「has + 過去分詞」(完了形)
   do、do助動詞     → does + 動詞の原形
   その他の助動詞    → 
無変化 + 動詞の原形

   特に、be動詞は主語で変化が激しく、短縮形が存在するので、過去形も含めて、全体を示す。

主語 現在 現在の短縮形 過去
I am I'm was
you(単複共通) are you're were
he, she, it is he's, she's, it's was
we are we're were
they are they're were

  A) be動詞、助動詞が無い場合 
   
動詞の原形の最後に、s、es を付ける。 s、es の付け方は、名詞の複数型と同じ要領です。 

 b) ed を付ける時 
  これも、s、es を付けるのに似ている。

  @) e で終わる場合 
   
d のみ付ける。

    postpone → postpone
d  

  A) 「単母恩+単子音」で終わる場合 
   子音を重ねて、ed を付ける。

    
stop → stopped 

  B) 「子音+y」で終わる場合 
   
y を i に換えて、ied となる。

    study → stud
ied    注意)studied は、テストに必ず出ます。

 c) ing を付ける時 

  
@) e で終わる場合 
   e を省いて ing を付ける。

    take → tak
ing

  A) 「単母恩+単子音」で終わり、更に、この母音にアクセントがある場合 
   
子音を重ねて、ing を付ける。

     重ねる例    cut  → cut
ting 
     重ねない例  visit → visit
ing   最初の i にアクセントがある

  B) ie で終わる場合 
   ie を y に変えて ing を付ける。

     lie  → l
ing 
     die → d
ying 

   これって、b)-B)の逆ですよね。 何故でしょう?  きっと、e で終わるので、e を省くと、ii となり、同じ
   子音が重なるのを嫌うからだと思われる。 兎に角、面白いので、対試験重要項目です。

3) 一般疑問文、答え方、否定文の作り方 
 考え方は単純で、be動詞、助動詞の有無で決まる。 疑問詞のある疑問文は別の節で説明する。

 a) 一般疑問文(疑問詞が無い)の作り方 

  @) be動詞、助動詞がある場合 
   
be動詞、助動詞を文頭に持って行く。 

  @ This
is his car.   →  Is this his car ?
    「これは彼の車です。」  「これは彼の車ですか?
  A Jim
can play tennis  →  Can Jim play tennis ?
    「ジムはテニスが出来ます。」 「ジムはテニスが出来ますか?」
  B Megumi
hasn't been to Italia.  → Hasn't Megumi been to Italia ? 否定疑問文と言う
    「恵はイタリアに行った事はない。」  「恵はイタリアに行った事はないですか?」

   文頭では最初の文字は大文字にする事、最後のクエスションマーク「?」を忘れない様に。

  A) be動詞、助動詞が無い場合 
   
do助動詞を、主語、時制に合わせて、do、does、did から選び、文頭に置く。 
   この時、動詞は原形にする。 何故、原形に戻すかって? それは、do助動詞が三単現の es
   も、時制変化も、代わりにやってくれるからです。

  @ Jim
plays tennis.  →  Does Jim play tennis ?
    「ジムはテニスをする。」  「ジムはテニスをしますか?」
  A Yuki
put a cup on the desk.  →  Did Yuki put a cup on the desk ?
    「ユキは机の上に帽子を置いた。」   「ユキは机の上に帽子を置きましたか?」

   Yuki は三人称単数で、無変化動詞の put に s が付いていないので、過去形であることは判りますよね。

 b)答え方 
  答えの文には、主語は代名詞、動詞はbe動詞、助動詞を使う。

  @) be動詞、助動詞がある場合 
    同じbe動詞、助動詞を使う。 否定の答えには、それに not を付ける。

  @
Is this his car ?                    → Yes, it is.      「はい、そうです。」 
    「これは彼車ですか?」                   No, it
isn't.     「いいえ、違います。」
  A
Can Jim play tennis ?                 → Yes, he can.    「はい、出来ます。」 
     「ジムはテニスが出来ますか?」             No, he
can't.   「いいえ、出来ません。」
  
B
Hasn't Megumi been to Italia ?           → Yes, she has.    「いいえ、行った事があります。」
     「恵はイタリアに行った事はないですか?」       No, she
hasn't.   「はい、行った事がないです。」

   @の this も代名詞ですが、代名詞 it で答える。 日本語でも、「これ(あれ)は...?」と聞かれたら、
    「それは...です。」と答える。 同じく、these、those は they で答える。

   Bの否定疑問に対する答え方に注意しましょう! 
    1.英語の世界では、「Yes の後には、肯定文」、「No の後には、否定文」が golden rule (絶対に変わら
      ない規則)。
    2.質問文が肯定疑問であろうが、否定疑問であろうが肯定文で答える場合=「行った事がある」なら、
      Yes の文で、否定文で答える場合=「行った事がない」なら、No の文
を選ぶ。 即ち、質問の形態
      には左右されない(合理的)。
    3.でも、気を利かせる日本人は、訳す時、否定疑問に対しては、Yes を「いいえ」、No を「はい」と訳す。

  A) be動詞、助動詞が無い場合 
   do助動詞を、主語、時制に合わせて、do、does、did、don't、doesn't、didn't から選び、使う。 

  @
Do you have a car ?                  → Yes, I do.     「はい、持ってます。」 
    「あなたは車を持っていますか?」             No, I
don't.    「いいえ、持ってません。」
  A
Does Jim play tennis ?                → Yes, he does.  「はい、します。」
    「ジムはテニスをしますか?」                No, he
doesn't.  「いいえ、しません。」
  B
Didn't Yuki put a cup on the desk ?       → Yes, she did.   「いいえ、置きました。」 
    「ユキは机の上に帽子を置かなかったですか?」    No, she
didn't.  「はい、置きませんでした。」

 c) 否定文の作り方 

  @) be動詞、助動詞がある場合 
   
be動詞、助動詞に not を付けて、否定文とする。 

  @ This
is his car.  →  This isn't his car ?
    「これは彼の車です。」 「これは彼の車ではありません。」
  A Jim
can play tennis   →  Jim can't play tennis ?
    「ジムはテニスが出来ます。」 「ジムはテニスが出来ない。」
  B Jim
was playing tennis then.   →   Jim wasn't playing tennis then.  * was は助動詞です
    「ジムはその時テニスをしていました。」  「ジムはその時テニスをしていませんでした。」
  C There
are some books on the desk. → There aren't any books on the desk.
     「机の上に何冊かの本があります。」     「机の上に1冊も本がありません。」

   ただ、not を付けるだけでなく、形容詞等の変化(some → any)も忘れない様に!

  A) be動詞、助動詞が無い場合 
   
do助動詞を、主語、時制に合わせて、don't、doesn't、didn't から選び、動詞の直前に置き、動詞は原形
   に戻す。 

  @ Jim
plays tennis.  →   Jim doesn't play tennis.
    「ジムはテニスをします。」  「ジムはテニスをしません。」
  A Yuki
put a cup on the desk.   Yuki didn't put a cup on the desk ?
    「ユキは机の上に帽子を置いた。」  「ユキは机の上に帽子を置きませんでした。

  「主語、時制に合わせて、don't、doesn't、didn't を選ぶ」と言われても、よう判らんと言う方に、表を作って
  みました。 文章で覚え、更に、視覚的に暗記すると、より記憶され易いですね。

     <助動詞 do の変化> 
主語 人称 主な名詞、代名詞 時制 疑問文 否定文
単数 1人称、2人称共通 I, you 現在 do don't
過去 did didn't
3人称 he, she, it, this, that, each, every〜, either, neither, who, which, what, 単数の名詞 現在 does doesn't
過去 did didn't
複数 1人称、2人称、3人称共通 we, you, they, 複数の名詞 現在 do don't
過去 did didn't

  三単現のみ、
doesdonesn't を使う。 動詞に s, es を付けるので、do + es = does になる訳です。
  人称代名詞の節でも説明した様に、who, which, what も三人称扱いです。

助動詞が あるかないかで 決まるんだ!
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第二章:品詞
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 代名詞
 動詞と助動詞
  時制
  be 助動詞
  have 助動詞
  その他の助動詞
  仮定法
 形容詞と副詞
 前置詞
 接続詞
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