ハンセン病に学ぶ
                                     別府市内T中学校3年部
                                   2003年11月〜12月実践
1.題材 ハンセン病に学ぶ

2.一緒にわかっていきたいこと、一緒にそうなりたい姿

○ハンセン病を正しく知る
○これまでの日本のハンセン病対策を知る
○ハンセン病回復者の方のこれまでのあゆみを知り、病気と病気にかかっている人とを混同しないことについて考える
○隔離政策を支えてきた私たち(社会復帰を拒んでいる私たち)の心の中にあるものを見つめる。
○自分にできることをしようとする。まわりの大人にハンセン病について正しく教え、感想を聞いてくる。

3.学習の流れ

(1)実行委員の募集
(2)聞き取りアンケートの実施(1人の子どもが2人の大人。1人は〜49才。もう1人は50才〜)
   回収結果 1組〜5組 合計80名
(3)学年授業
  実行委員の進行で
  @はじめの言葉
  AA先生より ハンセン病そのものについて
  B実行委員より アンケート結果からみんなに確かめてほしいこと
  Cビデオ
  D実行委員より 自分たちが気づいていること
  E綴る
(4)学級授業(道徳で)
  @パンフレットの配布
  A前時のEの綴りの疑問に答えあう
  B宿題:先生活動
(5)モジュールでの取り組み
  先生活動の報告

4.学年授業での子どもたちの綴り

・私たちは、今日、ハンセン病という病気を理解した。だからもう同じことを繰り返しちゃいけないと思う。こんなことを繰り返さないために、ハンセン病と差別のことを広めていきたい。

・いっぱい感動して、何回もなきそうになりました。

・自分の家族の中にハンセン病にかかった人がいたら、私が学校でいじめられても、家族を守りたい。

・朝の会をはぶいてまで人権学習をやる理由がわかった。

5.T中学 人権・同和教育通信から

先生活動を通して(おうちの人と子どもの声)

おうちの人

・子どもがハンセン病について学校でこんなに学んでいるとは知らなかったです。
・ハンセン病というのをあまり知らなかったけど、話を聞いてちょっとだけ理解できました。
・病気について正しく理解していないと大変な差別をしてしまう。それが一番問題。こんなことを考えさせられました。子どもがよく調べています。子どもにとていい勉強になっていると思います。

子どもたち

・うちの母は、結構詳しかったので、あまり話すことはありませんでした。むしろ教えられました。私は、まだまだだねと思いました。もっと詳しく知りたいです。
・ちゃんと聞いてくれました。親もハンセン病について前より詳しく分かってくれることができたのでよかったと思います。勉強したかいがあったと思います。
・どう話せばいいか悩んだけど、親に報告することができてよかったです。
・親に授業をすることは難しいと思いました。話したいことがうまくまとまらず困りました。
・話すことは意外と難しいと思いました。たくさん勉強したはずなのに、大事なことはがあまりわかっていないような気がしました。
・やっぱりハンセン病について知識が親に少ないなと思いました。だから、こうやって話をして大人に知ってもらうことは差別をなくすひとつの方法だなと思いました。
・思っていたより詳しく知っていて、私が一番分かってほしいことに共感してくれてすごくうれしかった。

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