2016明治安田生命J3リーグ
第3節
  大分トリニータ VS ガイナーレ鳥取
2016.4.3
さ〜んぺ〜い、さんぺ〜い、踊る君をみ〜てる〜
相手の一瞬のスキを逃さず、狡猾にかっさらう。
そして、思いっきりシュート一閃。

J3第3節3分三平のゴールが決まった。

これだよこれ!
決定力ってやつだよ。

はあ?、違うね、やっぱり。
こういうところで、さくっと決めきるのがエースってもんだ。
魅せてくれた。

決めきる力ってのは、単に技術ではない。
それは何なのか。
若いFWたちに学んで欲しい。
でも前半は鳥取の推進力に押されっぱなし。
うまくプレスがはまらないんだな。
マイボールになってもやっぱなんかもどかしい。

パスをつないでビルドアップしようとしてるけど、いまひとつ。
なんだかぎこちない。
昌也もちょっとズレてるかんじ。

こういう展開になると、千明のパスもなかなか相手を窮地に陥れることができない。
どころか、相手のカウンターの起点になる。

そして、試合展開を苦しくしたのは、チャンスを決めきれない決定力の弱さ。
大津、3点はいけたぞって思う。
うーん、今は辛抱して辛抱して、開花を待つしかないか。
でもいいかげん決めないと、辛抱も限界がくるぞ。
期待が大きいと失望も大きいのだ。

それにしても、フェルナンジーニョは恐ろしい。
きれっきれでトリニータDFを翻弄する。
バウンド処理のミスでダニエルがかわされた瞬間、失点を覚悟した。

抜け出したフェルナンジーニョおいさんは、これまたきれいに決めてくれた。
今季初失点、というショッキングな失点にもかかわらず、いいもんみせてくれたって気持ちもわいた。
いや、この決定力もすごいもんだ。

超J3クラスのこのおいさんがいれば、鳥取は個人技だけで勝ち点を拾う試合も出てくるんじゃないだろうか。
しかし、片野坂監督はぴしゃっと修正してくる。
後半は、カウンターからあわやゴールのシーンが増える。

ごっちゃん投入、坂井のボランチ起用、ドンウク投入。
そしてごっちゃんの突破から、マイナスのボール。
もうここで、決まったね。

仕留めたのは、清本。
うれしいJ初ゴールが、試合終盤の決勝ゴール。
清本のインタビューを読むと、このゴールのでかさがわかる。
結果を出すことで、チームはやるべきことを間違っていないと確信し、選手も自信をもつ。
勝ちきれるという自信は、ミラクルを起こす。
これまでトリニータにいちばん足りなかったものだ。

結果が大事というのは、そういうことだ。

これで勝ち点3を積み重ね、トータル9。
開幕3連勝で、ついに首位。
まだまだこの段階で順位をいうのは意味ないけど、このまま突っ走るイキオイがついた。

次節はとってもよいチームだと評判の琉球。
ここで琉球を叩けば、リーグを戦う上でかなりのアドバンテージになる。
いくよ、いくよ、どんどこいくよ。

あ、この試合も7532人が集ってくれました。
そして、圧巻だったのは、コレオ。
開幕でやらなかったので、お、今日やるのかと心騒いだ。

3枚のフラッグの間に青と黄のストライプ。
そしてダイハツ九州フラッグから、Jリースフラッグへ。
お見事なアイデア。
そしてもひとつチームのパワーを感じたのが、試合後のゴール裏での選手のパフォーマンス。
勝利の舞を舞うさんぺー、おっと清本も、上福元も、え、え、え、っとどんどん踊る選手が増えてくる。
なんと7人が乱舞しているではないですか。

歴代シャイな選手が多いトリニータ。
こんなのはじめて。

やっぱ、チームが盛り上がってる証拠だな。
追記:
お、なんだこのポスターは。
まさかの体験無料でパロディーポスターにするなんて。
なかなかお茶目で、嫌いじゃないよ。
<オフィシャルより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて