第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦

     大分トリニータ VS 横浜F・マリノス 
  2015.10.14
平日開催の天皇杯で、いくらマリノスが相手とはいえ入場者数2847人は立派。
行きたかったのにものすごく行きたかったのに、仕事で行けなかったというトリサポさんのことを思うと、この試合に立ち会うことができたのはシアワセだった。
ああ、ほんと、よかったよ。

予想はしてたけど、大幅なメンバー入れかえで、これはこれで大分ユースの真価が問われるスタメンじゃありませんか。
吉平、坂井、さらに岩田、姫野。
うーん、ワクワク感もいっしょに。
加えて大分ユース出身の先輩、後藤もスタメン。
さらにベンチには為田も控えとる。
キックオフ。
んー、走るねえ。
ひたむきさが良い。
メインに陣取ったけど、後ろのおばちゃんがさかんに、マリノスの胸を借りる試合だからがんがん走らんかい的なことを叱咤激励する。
こういう風景も大分らしくて良い。

幾つもチャンスが生まれた。
ただあと一歩、もうちょっとが押しきれなくて得点にならない。
ゆったりとボールを回し、パス本数が異様に多いマリノスも、なかなか得点まではいかない。
アデミウソンにがっつり対峙し、臆せずプレーする岩田が頼もしい。

吉平は、ほんと走った。
最後の最後まで前からプレスをかけまくった。
なんかじーんとくるものがあった。
稚拙でもいい、気持ちを見せてくれるプレーは、心を打つ。

大人のサッカーを繰り広げるマリノスは、大分にとってはスペースも与えてくれるので、比較的自由にパス回しができる。
縦パス、叩いて、サイドがあがりってなボール運びも心地よい。
ファーストチームよりもスムーズに連携が取れてる場面もあったりする、

エヴァの突進力は、事故を引き起こしビッグチャンスにつながるなあ。
でも、もうちょっとボールが足につかないかね。

やはり仕留めるには何かが足りない。そこがセカンドチームたる所以だろう。
あ、ファーストチームも足りなかったりはするけどね。
なんかメインアウェイ側にお客さんが多いなあ。
って思ったら、なーんだ俊輔目当てか。
マリノスのスタメンは(俊輔はベンチスタートだけど)けっこうなガチメンバー。
やっぱ試合巧者だね。

大分も懸命に走り、ボールを運び、チャンスも作るけど、マリノスの掌中にあり、の感は否めない。
後半、俊輔が投入されてからは、さらにその感が増す。
ボールが本当によく動く。
どんだけ回されてるんだって感心するくらい。

でも大分の頑張りでなんとかスコアレスで90分を終える。
延長に突入するも、足を攣る選手多数。
ジョンヒョンが痛んでピッチを離れている隙に、伊藤翔に決められる。

残念無念、この一瞬の隙さえなかったら。

残念な敗戦ながら、なんか清々しいものが残った。
ああ、いい試合だったね、と心から楽しめた。

ただやはりマリノスは試合巧者っぷりを発揮してくれた。
剣の達人のように飛び込んでくる若武者をひらっと交わして、とどめを刺す。
かなうようでかなわない。
この絶妙の受けが、やっぱJ1の磨き抜かれたクラブならではなんだろうな。
ジャイアントキリングを起こしたかったなあ。
でも、収穫は得た。
週末は千葉戦。
苦手お犬様の千葉戦。
この試合の収穫を、ファーストチームがしっかりと見せてくれ!
<トリニータオフィシャルより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて