第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦

     大分トリニータ VS V・ファーレン長崎 
  2015.9.5
どうしても気になって気になって仕方ない。
ついつい目がいってしまう。
おっとそこにもざびえる。

長崎と大分にゆかりがあり、今も両地で深く親しまれている。
お届け物には、黒に裏地は赤の高級感に満ちた箱。
その名もざびえる。

ついにトネくんは、名実ともにざびえるなのね。

と、まあスタメンにトネ、岸田、神崎と大分にゆかりのある選手が3人も名を連ねたわけだ。
なぜザビエルに(横からみたらもっと完璧)
で、大分といえば、佐賀戦のメンバーでいくと思いきや、おっとびっくり。
修行GKは変わらず。
注目はDFライン。
ダニエル、鈴木のセンターバックに、サイドバックは若狭、西。
おお、久々のサイドバック西。
田坂魔改造の遺産をここで使うのか。
そしてボランチは昌也に兵働。
サイドは為田と怜。
トップにさんぺー、伊佐。

これはなんだ、その、スタメンベースの改良版、つまりうまくいけば次節これで勝負ですってやつじゃないのか。
え、いいじゃん、いいじゃん。
佐賀戦はちょっとかもって思ったダニエルも連続スタメンで慣れてきたか、本来のパフォーマンスを発揮し始めた。
西、怜の右サイドがワクワクさせる。
この2人のスピードとドリブルが絡めば、J2無双できるんじゃないか。
って思うほど。

1回戦の怜のシュートシーンのように、うしろから超スピードで走りこむ推進力はちょっとじゃそっとじゃ止められない。
そこにさらにうしろから西なんて来た日にゃ、ねえ。
3点目の西(この時点ではサイド)のえぐってマイナスのリターンにはしびれた。
後藤も冷静にきちんと決めた。

いや、この右サイド、西、怜ラインは、熊本戦でもぜひ見たいもんです。

ダニエルのとにかくでっかくクリアの姿勢が全体の意識を統一したか、やっぱこういう選手がどかっといれば、落ち着くもんです。

前半の2得点は、似たようなパターン。
前線に送られたボールに競り合うところからのこぼれを綺麗にボレーシュート。
これがほんと気持ちよく決まる。

前線に送ったボールを競り合ってゴールならずまでは、これまでよくあったパターンだけど、きちんと詰めてこぼれを狙えるのは、チームとしての推進力が勝った結果じゃないだろうか。
もちろんラッキーもあるけど、ラッキーをゴールに結びつけるには、からなず理由がある。
それがチーム力というものなら、今後に期待がもてる。
為田と伊佐のゴール、これがただのラッキーではないと信じたい。
後半に入って62分。
傷んだ怜に代わって山口投入。
ああ、右サイドバックに山口を入れて、西をサイドにあげるんだな。
たぶんみんなそう思ったでしょ。

ところがところが、なあーんと山口右サイドバック。
4バックはそのまま残り、5バックなり、の62分。

その後、福森が入り、後藤が入り、でもずっと5バック。
5?4?1システムなのだ。

それでも終盤1点を取り、3対0という完璧なスコアで長崎を撃破した。
これは熊本戦への布石なのか。
柳田コメントを読むと、ダニエルCBは固いようにも読めるし、西サイドバックはオプションのようにも読める。
あとは前線の2人の起用の仕方かな。
右サイドからかなりクロスが入るようになったので、ヘッドでとびこめる選手がいたらいいな。
うーん、いないか。
高松しか思い浮かばない。

逆に西と怜のサイドが活性化すると、荒田の出番は完璧になくなるような気がする。

変化は必ずリスクを伴う。
でもリスクを恐れずに立ち向かわなければ、成長はない。
この試合で得た「変化」のための収穫は大きい。
<トリニータオフィシャルより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて