2015明治安田生命J2リーグ第39節

大分トリニータ VS ツエーゲン金沢
2015.11.1
ラストプレー、ほぼ手中にしかけている勝利は、確信へ変わるのか。
相手CKをはじいた。
しかし、また相手へわたったボールはゴール前のごちゃごちゃの中から、思い切りよく蹴りこまれ、ネットに突き刺さる。
すべてが凍りついた瞬間。
徳島は、歓喜し、栃木はこの世の終わりのように色を失う。

あの日見た悪夢がよみがえるね。
現在の大分の状況をすっかり忘れ、分かりすぎるくらいよく分かる栃木の気持ちに肩入れしてしまう。
うん、もちろん、大分的にはラッキーなんだけど、なんかそれを越えた感情がわきあがってしまう。

だが、明日はわが身という言葉がある。
ここは、涙を呑んで栃木を突き放しておかねばならんな。
でも、ほんと大分にはラッキーな栃木の引き分け。
徳島に感謝申し上げなければなるまい。
ライバルがこんなひりひりする試合を展開しているというのに、もう大分ときたら。
ずっと勝ってない金沢。
19試合勝利なし。
だから、難しい、けど、勝たねばならぬ。

大分は、若狭、鈴木、安川、山口と前節同様CB4枚並べの4バック。
出停のサイド・為田の代わりに松本昌也を置くためにか、ダニエルをボランチに据える。
荒田をワントップに、その下に坂井を置く。

え?エヴァンドロは?
スタメンどころかベンチにも入っていない。
ケガか?
でなきゃベンチ入りもないなんてありえない。

なぜって?
苦境にあえぐ両チームは、まるでサッカーバレーかと思われるような蹴りまくり始めちゃったからだ。
こういう展開なら、トップにエヴァを置いて、ごりごり事故誘発プレーをしてもらわんといけんのじゃないの?

確かに、前半、大分は優位に試合を進めた。
でも、得点のニオイはそこまでぷんぷん匂ってこなかった。
とにかくはじき返すだけのボールの応酬に、坂井がどうからめというのだ。
度々ボランチの位置まで下がっては、なんとかしようともがくけど、坂井がそこでプレーしてちゃ、前線にはつながらんわ。
そうなると怖いのは、金沢がセットプレーかなんかでとにかく1点をものにし、逃げ切られてしまうこと。
ましてや、恩返し弾なんて・・・
はっ!ありそうなよからぬことを想像してしまった。
いかんいかん、打ち消さねば、打ち消さねば。

そして、サッカーは意外といやな予感がそのまま的中してしまうものでもある。
うううう、作田めえええええええ。
しかも、審判はいったんノーゴールを宣言しておきながら。
さらにイライラ度は増す。

点を取らなければ。
伊佐に続き西、松本怜を送り込み攻撃のメッセージを伝える。
あ、某ブログの人も書いてたけど、ワタクシも伊佐のチャント「こーへー、いさこーへー」って歌ってました。
信じて疑わなかったワタクシは、この試合でオリジナルを確認し、やっぱ「こーへー、いさこーへー」の方がいいやって勝手に改変することにしました(笑)

このメンバーになっても、相変わらずサッカーバレーは続く。
うーん、どうだろ、まったく得点の気配すらないぞ。
荒田の抜け出しはことごとくオフサイッだし。

結局、メンバー選択と戦い方がしっくりいかないまま敗戦の時を迎える。
意図が見えない。
応援しているサポーターにも意図が見えるような戦い方でないといいサッカーはできないと思う。
得点までの流れがシンプルに見えるサッカーをしてほしい。
あと3試合。
とにかく結果は出た。
次節、横浜に勝たねば自動降格が迫ってくる。
あと3試合をどう戦うかが入れ替え戦に大きく影響する。

J2残留死守。
次節、ひとつの結果が出る。
<オフィシャルより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて