2015明治安田生命J2リーグ第19節
大分トリニータ VS ジェフ千葉.
2015.6.21
怒号と懇願。
点取らんと勝てんのじゃー。
頼むから点取ってくれよ。
あー、またか、じゃ次。
勝てないことにすっかり慣れきった熟練のサポーターもいる。
いろんな表情が交錯する試合後のスタンド。

困難を極めている様子が報道された新監督との交渉に弾幕も出た。
「代行からの昇格は認めない 新監督を連れてこい!」
この弾幕に激昂する声も。

試合前、サポーターの願いはただひとつだった。
「泥くさくてもいい 勝ち点3を奪え」

最後の劇薬だった田坂監督の解任。
しかし、新監督も決まらぬまま、2試合が過ぎて0勝2分。
このまま柳田監督代行が、監督になるのではという声もささやかれている。
そんな局面で迎えた因縁の千葉戦。
大分サポは、千葉戦となると独特のいや?なムードになっちゃうのだ。
いくら昇格プレーオフで勝ってても、それまでの暗黒の歴史は簡単には塗り替えられない。
しかもいくら最近勝ててないとはいえプレーオフ圏内にいる上位チームなのだ。

田坂体制から変わったとはいえ、なんでか、相変わらずスタメン固定できない猫の目メンバー。
だんだんと怪我から復帰の選手が増えつつあるのはいいことなんだけどね。

今節の注目はやはり兵働。
古巣相手に気合入りまくりだろうと思われる。
FW起用の岡本も、ここまで出られなかった分、決めてやるって気持ちに満ち満ちているはずだ。
うん、悪くない。
ゲームの入りは、千葉を上回って攻勢に出ている。
サイドも使えてるし、パスとロングボールも使い分けて、いいかんじだ。

でも、でも、でも、決めきらんのだなあ。
岡本、いいんだよ、とっても
岡本に出たパスを、落としたり、ワンタッチでつなげたり、はたまた自分で抜け出したり。
とってもポジショニングがいいのだろう、決定的な場面を作り出す。

でも、でも、でも、でも。
決定的にゴールに向かう迫力がない。
シュートも精度もまったく足りない。
気持ちだよ、気持ち。
泥くさくてもいい、1点だよ。

なんだろうね、自信をなくしてるのか、周りとの信頼関係がないのか。
迷える岡本ってかんじだ。

いい時間帯を決めきれずに過ごす。
ほんと、千葉にほとんど形らしい形を作らせず、大分の時間だったのに。
こういう試合はやばいよ、これまでうーんと繰り返してきたからね。
危ないよ。

そう思った矢先。
なんだろ、あのエアポケットのような瞬間は。
サイドを簡単にゆるめ、プレスもなくクロスをあげさせる。
なんなん?なんでプレー止めてるの?
って思ったら、ゴールじゃん。

これも見慣れた風景。
まったく、何回繰り返せば気がすむんだい。

兵働のパスがまったくさえない。
からまわり。
まわりもばたばたしている。

そして笛。

この敗戦は、次につながるのか?
それさえも疑問の宿敵千葉戦はあっけなく終わった。
もはや千葉は宿敵とさえ思ってないだろうけどね。

21位徳島とは勝ち点3の差をつけられた。
20位水戸とは、勝ち点差4。
降格が本格的に迫ってくる。
このままじわじわと差が広がって、取り返しがつかなくなる。

ここから劇的に勝てるようになる要素もない。
あるとすれば、新監督の就任だけだ。

クラブの本気が問われる。
<オフィシャルより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて