2015明治安田生命J2リーグ第8節
大分トリニータ  VS  大宮アルディージャ
2015.04.19
何か変えんといかん、どげんかせんといかん。
そんな田坂さんがこの1週間準備したのが、メンバーの入れ替えと4?1?4?1システムだった。
もちろん、「温度差」があるとした前節のコメントからしても、メンタル面の改革も相当な決意でのぞんだと思われる。

で、4バックDFラインの両サイドバックを怪我あけの若狭の復帰と福森の起用にかけた。
ワンボランチをダニエルで、2列目真ん中にはジョンヒョン、西を起用。
サイドにはさんぺー、怜。

キックオフ。
運動量が豊富で、コンパクトにしっかり攻撃も組み立てられてる。
うーん、こりゃ勝っちゃうんじゃないの?
エヴァンドロのスピードが速すぎる。
なんなんだ、こんな武器を持ってたんだ。

シュートがしっかり枠に行ってる。
おお、おお、って決定機をつくるも、大宮GK加藤のファインセーブに阻まれる。
ってか、こりゃ、ちょっと嫌な予感がしてきたぞ。
攻めても攻めても攻めきれず、後半まったく別のチームと化して、ずどんとやられ、ばたばた地に足がつかなくなって、さらにずどん。
これまで何度も見てきたデジャヴのようなシーンがかすめる。

じゃじゃーん。
うー、最悪。

悪い予感ははるかに想像を超えていた。
ダニエルの一発レッド。

いや、こういう逆境こそが、チームのまとまりを生むんだ。
こういう試合に勝ってこそ、本当にチームが強くなるんだ。

そんな思いを推し量ったように、エヴァンドロのPKゲット。
よし、これだ。
これで虎の子1点を得たら、あとはひたすら貝のようにゴールマウスを閉じるんだ。

PKゲットで色めき立つスタンドをよそに、得点を決めてから喜ぼうと無反応を決め込むおじさん。
いや、不安だったのよ。なんかね。

神がかる、とはこのことだろうか。
あんまりにも当たりすぎじゃない?
大宮GK加藤が、神セーブをみせて、エヴァンドロのPKを阻止。
力なく笑うしかない。
後半、うそのように足が止まる。
先制点を取られたら、ばたばた落ち着かなくなり、何をしてるのかわからなくなる。
追加点。
今回は、さらに息の根を止めるだめ押し点。

ダニエルの退場がすべてだったようにあるけど、試合の流れとしては、これまでの試合となんら変わってない

つまり、システムが変わっても、選手が変わっても、本質は変わってないじゃん。
そういうこと。

はあ、もうなんの気力も残らんよ。
09年がリアルに重なってきた。
あのときも、まだ、まだ、まだ、ってシャムスカを引っ張りすぎて取り返しがつかなくなった。
まだ8節、だけど、出口の見えない迷宮に入るには十分な試合数だ。

とにかく勝ち試合が見たい。
だから長崎も行くよ、熊本も行くよ。
J2優勝は、もう遅いけど、J2残留は、まだこれからだ。
<オフィシャルより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて