2014 J.LEAGUE DIVISION 2 第34節

   大分トリニータ  VS V・ファーレン長崎
2014.9.28
名古屋までインタビューに伺わせてくださいって言ったら、いいよいいよ、オレが大分に行くよ、ってかっこよく言ってくれたらしい。
オレたちの三木隆司が大分に帰って来た。
トリニータの歴代センターバックの中でも、歴代キャプテンの中でも、ひときわ愛され、信頼を寄せられた選手だ。
ドーム東口階段のステージはもうびっしり人だかり。
「おかえり三木隆司」のダンマクもミッキーのワンポイントを添えてある。

スカパーピッチレポの成尾佳代さんの進行で大分時代の思い出を語る三木さん。
思い出の試合は、2003年の最終戦、J1残留をかけた仙台戦らしい。
将来何らかのかたちで大分に帰って来てくれますかというサポーターの質問に、オファーがあればというような意味の事を言ってました。
いや、そりゃ絶対帰ってきてくれますよね。

J1時代のホーム広島戦。
サイドバックに入っていた三木選手が、いつのまにかするすると前線に上がり、ボールをもらうとあれあれって感じでシュートまでもっていきお見事ゴール。
これが今でも焼き付いてますね。
そんな試合前の興奮が果たしてゲームに投入されるのか。
日陰だったバックスタンドも、隠れようもない日照エリアに入り、あちあちと焼かれる午後1時。
キックオフの笛。

と、いきなり為田がゴール前でGKと1対1。
うわ、うわ、ああああああ。
これは決めてくれよ、いきなり1点損した気分。

んー、んー、落ち着かん。
ぽんぽん蹴ってるんだけど、セカンドボールがぜんぜん落ち着かんのよ。
長崎もミスが多いけど、大分よりしっかりボールに寄せてる、ルーズボールへの反応が早い。
とにかくためられんし、だからといって速攻が決まってるわけでもない。
カタチにならない。
面白くないかんじ。

前半はスコアレスかって思ったら、1点決められ、ますます落胆。
これで昇格とか、ちゃんちゃらおかしいわい、なんて思わせる前半のていたらく。
後半は、いくぶん大分ペースの様相を呈するけど、ミスの数と精度のブレはますます大きくなる。
暑さと不甲斐ない試合展開にどんよりしてた後半11分。
目覚めの一発はだにえーーーる。
為田の右サイドからのくずしから、中央に走り込むダニエルにマイナスのパス。
これを決めちゃうんだな。
ゴールへのパスのように、正確にきっちりと。
移籍後、早くも2得点目、すばらしい。

だけど、すばらしいダニエルもその後うかつなボールの奪われ方をしたり、縦パスどんどん入れるけど、雑な感じだったり、なかなかクオリティを維持できない。
前線木島投入も、効果的な攻めを構築できず。
木島にヘディング競らせちゃいけんよね。

トップ下に新境地を見いだそうとしている末吉だけど、どうもミスが多い気がする。
そういうイメージで見ちゃってるからなんだろうか?
ヘッドの競り合いはまるで勝負にならんし、前線の起用にはそろそろ疑問符がつきそうだ。
疲労って言葉がインタビューでたくさん聞かれるけど、そろそろ選手を回していっちゃどうなんだろう。
システムも4?1?4?1とダブルボランチを併用してるけど、それなら風間のスタメンもできそうだし、西のサイドバックも土岐田がいるし、阪田の起用も考えられる。
コマはけっこうバリエーションも含めてあると思うんだけど、どうなんだろ。

そして最大のナゾ。
ラドンチッチと高松はどうしちゃってるのか。
ケガならケガでちゃんとアナウンスしてほしいし、何か他の理由ならもっと困る。
ダニエルとラドンチッチが同時にピッチに立ったとき、何が起こるのか。
もしかしたらものすごい破壊力をもったチームに変貌するかもしれない、いや、まったくって場合も考えられるけど・・・。
とにかくせっかくのJ2破格補強を、この大事なときに使えない(使わない?)ってのは、なんともはやだ。

まったく面白くない勝ち点1。
でも、この勝ち点が最後に響くって考えて信じていくしかないよね。
内容がよくても悪くても勝ち点1は1に変わりない。
進もう!
<J'sGOALより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて