2014 J.LEAGUE DIVISION 2 第24節
   大分トリニータ  VS 栃木SC
2014.7.30
うわああ、まさかこここで、うわ、やられたあああ。
はっきりとゴールに吸い込まれる軌道が見えた。
しかーし、武田のひとっ飛びでボールが弾かれる。
うおおおおおおおお、武田ああああ、すげーーー。
5分のアディショナルタイムも、もうそろそろという時間。
なんというビッグセーブ。
守護神が痛みながらも、スーパーセーブを連発。
武田洋平は、正真正銘大分の守護神だ。

総力戦、渾身の力を振り絞って守る、守る、守る。
なりふりかまわず走る、身を投げ出す、蹴り跳ばす。
ひっさしぶりに、こんなに痺れたよ。
シャムスカ時代の怒濤の守備を思い出した。

それにしても、こんな試合ができるんだねえ。
いや、こういう力を持っていたとは、ほんと恐れ入りました。
途中、心が切れかけてて、ごめんなさい。
引き分けなら御の字だろうなんて思って、申し訳ない。
ほんと、素晴らしい。
魂だ。魂の勝利だ。
試合運びがどうだとか、ジョンヒョンがどうだとか、もうなんも関係ない。
素晴らしいゲームを、勝利をありがとう。
末吉の出停を受けて、ボランチはジョンヒョン。
うーん、守備以外は、そつなくこなしてるけど、どこがストロングポイントなんだこの選手。
今ひとつ、ジョンヒョンが掴めない・・・と当初から印象が変わらない。
でもやっぱ守備は、ラフだなあ。1枚目のカードからひやひやだったけど、やっぱやっちまったか。

一人少なくなってからは、ボランチに為田が入り、林がサイドに開く。
前線にぽつんとラドンチッチ。
もうこの時点で、とにかく前線にボールを送って頼むよラドンってパターンしかないじゃん。
セットプレーがあわよくばって想像しかできないじゃん。

そして先制点を奪われる。
どよーん。
も、も、もうあわよくば引き分けしかうかばない。
でも、田坂さんは、あきらめなかった。
前線を2枚に戻し、点を獲りに行く。
そう、あのアウェイ栃木戦0?4の屈辱は忘れないのだ。
目下6試合勝ち星なしのウサは晴らさないといけないのだ。

そして前線の新戦力が応えてくれた。
ラドンの粘りから、為田が狙い澄まして前線へ。
そこに走り込んだ林のライダーキック。
GKの前の前でコースを変えてゴールへ。
うお、うお、なんだこのゴール。
一気にテンションアゲアゲ。
試合開始から林とランドンチッチの距離感がよかった。
コンビネーションがだんだんできていると感じた。
アクロバティックな後ろ蹴りで林が落とし、走り込んだラドンチッチがシュートとか、いつも2人がお互いを意識しているように見えた。
ま、もっともっとコンビネーションが練れてくれば、ゴール量産は間違いない。

ラドンチッチの逆転ゴールも、テンションマックス。
前線へのフィードに、相手DFがミス。
これをぐわっと捕えたラドンチッチが、素早い振りでシュート。
なんという決定力。
見事な逆転弾を決めた。
ウェズレイ以来の強さだなあ。

もうね、言う事ない。
ジョンヒョンに対してさえ、退場のおかげでこんな感動が生まれたんだよって言ってやる優しさがもてる。
(いや、本当はぜーんぜん、ないけどね。もうラフプレーはやめてくれ。)

ただ言えるのは、トリニータがこんな試合をしてくれるから、こんな感動を与えてくれるから、いくらつらい思いをしても、僕たちは大銀ドームに通うのだよ。
<J'sGOALより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて