第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会

     大分トリニータ VS ヴェルスパ大分 
  2014.7.13
「前半のこの時間帯で2−0いうたら余裕じゃねや?
いやーまっこと、今シーズンのリーグ戦は最悪やったき、久々に気分がええぜよ。」

「今の失点は、事故みたいなもんじゃき、切り替えていこうぜよ。」

「うーん、ポゼッションはしちょるけんど、持たされちゅう感じか?
そうやねや、なんかリーグ戦のデジャヴが・・」


はーい、これは、キックオフ前にスタンドで読んでた大武ユキさんの「フットボールネーション」第6巻からのセリフです。
天皇杯4回戦、アマチーム「東京クルセイド」と戦うJ1「バコレータ高知」のサポーターのつぶやき。
な、な、な、んだ、この展開、このセリフ。
マンガのまんまじゃねえか。
まさにデジャヴ。

まあそれも、とりあえず勝ってよかった。ふう。
相変わらず攻めきらん、カウンターかっ食らって、あわやってとこまで追いつめられる、いつもの展開。
カテ違っても関係ないやん。

うーん、うーん、いかん、ここはネガってもしょうがない、せっかくの勝利だ、いいトコ探ししよう。
いいトコだけじゃないかもしれんけど(笑)
まずはトッキーの復活おめでとう。
本日はサイドバックの出場だったけど、ユーティリティプレーヤーだけに重宝しまっせ。
気づいたら上がってるし、おっとここにトッキーって感じで、攻撃にアクセントを添えてました。
いつの間にか3バックになってたってのは内緒の方向で。
相変わらずアウトサイドキックが好きなんね。

1点目は西の果敢なる突破からの高松。
ヒットしなくても入っちゃったのは、ひとえに西の突破で勝負ありだったから。
このレベルの相手だと、西のドリブルは無双。
久々に気持ちよかった。
J2でも勝負できんかな。いや、やってほしい、頼むよ、西。

そろそろ不動のダブルボランチもカードや疲れがたまってきてるので、ターンオーバーできんかなって思うんだけど。
でも今日の伊藤の運動量はすごかったね。神出鬼没やった。

ラドンチッチが入ってくると、やっぱりクロスがポイントとなる。
クロス職人がおらんと、今のままでは、ラドンの持ち腐れになりかねん。
そういう意味では、今日の安川はなんか中途半端、選択肢がはっきりしなかったような気がする。
今のトリニータでちゃんとクロスを上げられるサイドの選手は誰なんだろうね。
左だと木島ぐらいかって思うとちょっと不安。
そして今日の注目はもちろん、セカイのサカイこと、坂井大将。
ブラジルW杯日本代表トレーニングパートナーとして、ブラジルまで帯同。
世界を見てきた男なのだ。

トップ下、いつもは風間のプレーする位置での起用。
おお、これは期待せざるを得ない。
シーズン前のTM、岐阜戦でこのポジションできれっきれだったのが思い出される。

そして期待通り、見せてくれました。
もちろん、まだまだのとこも散見されたけど、期待は抱かせてくれました。
なんか、周りの選手も坂井に打たせようとボールを集めてる気も。

で、2点目はこの坂井の突破から得たPK。
お、これは坂井、蹴るのかって雰囲気だと思ったら、やっぱり坂井が蹴ることに。
落ち着いて決めました。
おお、やった、やった。
知らんかったけど、これってトリニータの公式戦最年少得点記録なんだってね。
うーん、やっぱもってるな。
ヴェルスパの試合、まったく見てないので、どんなチームかも分からなかったけど、やっぱ地元のチーム、リーグ戦を見に行こう。
トリユース出身の選手もいるし、リーグ戦も好調のようだし、楽しめそうだ。

さて3回戦は、鳥栖との対戦。
ここはひとつベアスタでって言いたいとこだけど、8月20日って水曜じゃん、平日じゃん。
やっぱ大銀ドームでお願いしたいところです。
<トリニータオフィシャルより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて