2014 J.LEAGUE DIVISION 2 第19節 大分トリニータ VS 愛媛FC 20周年記念試合 |
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2014.06.21 | ||||
J2第19節ホーム愛媛戦は、ただのリーグ戦の1試合ではない。 なんつってもトリニータ20周年記念メモリアルゲームなのだから。 1万人以上を動員し、イベントもメモリアルグッスも準備して、さあ、あとは勝つだけなんだよ。 うーん、こういう節目の大事な試合に限ってトリニータって・・・・いやいや今日に限ってそんなことは・・・。 これまであたたか?く見守ってきたおおかたのトリサポの胸中にはこんな逡巡が駆け巡っていた事だろう。 まずは西口。 歴代ユニフォームの展示。 ほう、ほう、あったね、あれや、これや。 初めて買ったレプユニはペンタくんだった。 胸にペンタくん・・・勘弁してくれよ、せめてペイントハウスにしてくれよって思ったなあ。 (あれ?ペンタくんユニ展示されてないや) でもやっぱ胸スポなしのユニフォームは寂しい。 ユニを見ながら、トリニータの紆余曲折の歴史を振り返る。 |
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そしてトリニータ歴代ベストイレブンの発表。 GK周作はやっぱ誰もが納得の、いや周作しかないってとこでしょう。 意外だったのはさんぺーとウェズレイかな。 よく「記録より記憶」っていうけど、このベストイレブン見てるとまさにそんなかんじ。 深谷の強烈なインパクト。 ウェズレイのナビスコ決勝ゴール。 さんぺーのピンポイントヘッドに抱腹絶倒お笑いキャラ。 W杯代表選手周作、森重、清武はさすがに全員選出されてますね。 三木、エジ、吉田、マグノ、高松はやっぱり大分の象徴。 ベストイレブンにはもれたけど、梅田とか鈴木慎吾も大分を象徴する選手だったなあ。 やっぱ2008年組が多いですね。 |
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ECOさん拝借 | ||||
さて記念イベントでおなかいっぱいになりそうだけど、やっぱメインは試合。 試合に勝たなきゃ、意味ないんだよ。 メモリアル試合のスタメンは後藤をトップ、左サイドハーフに木島。 右は松本昌也。 あとはだんだん固定されてきているいつものメンバー。 愛媛はボールも人もよく動く。 もちろんトリニータはメモリアルゲームだし、前節の屈辱もあるのでモチベーションは高いはず。 ボールはめまぐるしく行ったり来たりする。 なーんか似てるな、愛媛と大分、ってのが印象。 しっかりボールを保持して前線へ向かい、攻撃シフトの縦パスで連動してゴールを奪いに行く。 ただ愛媛は縦パスからサイドに開き、スペースをがんがん突いてクロスを上げて来た。 大分は、縦パスを受けてからの展開に今ひとつ。 あんな狭いところをぎゅうぎゅうこじ開けようってのは難しいんじゃないかい。 メモリアルなゲームだけに、愛媛の河原に恩返しゴールを決められるって、なんかなあ。 さらに愛媛は出足も速い。 前に向かう気持ちは愛媛の方が勝ってるんじゃないのって感じ。 大分は、明らかにプレスがはまっていないって時間帯もあったし、愛媛のパス回しに翻弄されてるってシーンもあった。 でもでもでも、愛媛のボーズに決められたからにゃ、大分のボーズも黙ってない。 セットプレーからの阪田のど渾身ヘッドは、愛媛のゴールを突き刺した。 ビジョンに大写しになった阪田の気迫あふれる表情は、ちっちゃなコドモなら泣いてるはずだ(笑) 前半、1?1は妥当な結果じゃないかな。 ゴール前のシーンもたくさんあったので、きっとワンコイン作戦で初めての方々にも楽しんでもらえたはずだ。 サッカーって興奮するね、テレビ越しの超絶上手いワールドカップより、ヘタでもライブなJ2がいいねって(願望) |
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後半アタマからは、いきなり高松投入。 え、45分プレーさせんの?ってのが正直な印象。 まあ、きっとコンディションがいいんでしょうね、頼むよ高松。 こういうゲームには必ずゴールを決める男、ミスターメモリアル、ミスター大分。 って思ったら、やってくれるじゃない。 コウヤがしっかりキープして、ためて、もっかいためて、それっとばかりに出したパスに、ずばっと決めた高松。 うーん絵になるぜ。 もちろん、スタジアムはタオルを振り回し高松チャント。 この日、ドーム最高の幸せな瞬間。 後半はミスが多くなりました。 お互いに、ミスで取られて、ミスで取り返すみたいな、うわっJ2ってシーンも散見されました。 ただ前半同様、ゴール前に迫る迫力シーンが多く、試合そのものとしては盛り上がる面白いものになったんじゃないかと。 内容から言っても、まあ、2?2の引き分けは順当でしょう。 でも、でも、勝つチャンスはあったんだから、こういうときこそ勝たなきゃいかん。 強いチームは、こういう試合でかならず勝ちをもぎとるのだ。 高松のメモリアルゴールの時点で、サッカーの神様が微笑むもんなんだ。 そこがトリニータの現時点の足りないとこなんでしょうね。 |
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さて気になった選手のプレーについて。 まずはGK武田洋平、この試合もビッグセーブを連発してくれました。出場経験がなくキックの精度など不安視されてたのもどこへやら、今や安定の守護神。 武田様々で御座います。 風間宏矢、今やトリニータの司令塔ならぬピッチの王様。完全に風間のチームになってます。高松に出したあのスルーパスをはじめ、ゲームを作るのは俺様だと。これにぴたっとはまるペアがほしいところ。 後藤優介、うーん不完全燃焼っぷりに一番悔しいのは本人でしょう。サイドはまったくだめなかんじですね。 西、サイドバックでいつまでスタメン続けるんでしょう。1対1は気合で守備しても、ラインコントロール、スペースのケアなどなかなか難しいところもあるんじゃないかと。 |
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そして試合終了後は、突然の退団発表がなされたチェ・ジョンハンのあいさつ。 大学を中退して、見知らぬ国のプロリーグに飛び込んで来たジョンハン。 トップでもサイドでも、そしてサイドバックでも、いつも気迫のプレーでゴールを狙った。 サイドを上がってカットインからの強烈なシュートは忘れられんよ。 ひとなつこい笑顔も。 せっかくFWに戻って、ケガも治ってこれからって期待してただけに残念。 サッカー人生まだまだこれから、またいつか会おう。 |
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<J'sGOALより結果> | ||||
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reported by miyashu | ||||
|風に吹かれて| |