2014 J.LEAGUE DIVISION 2 第12節

大分トリニータ VS 松本山雅F.C.
  2014.05.06
60分過ぎ、うわ、なんか松本がんがん走ってるよ、ってびっくり。
ものすごい推進力に、明らかに大分は圧されてる。
「残り15分で差が出る」という反町監督の言葉を思い出す。
なんなんだこの監督、予言者か。

そして松本はその勢いのまま、82分、85分と立て続けにゴールを奪う。
セットプレーからの2失点だけど、そこに至るまでの勢いが完全に違う。
崩されたわけじゃないなんて言葉は言い訳にもならない。

ちょっとでもスキあらば可能性があるかぎり全力でボールを奪いに来たあのスピリットが松本なんだな。
終盤の松本は、本当に怖かった。
前半は両チームとも連戦の疲労が影響してか、重い感じでなかなかゴールに迫るシーンも見られなかった。
さすがに走る松本といっても、連戦最後が遠い九州の高温多湿のドームじゃ本領発揮できんよなあ、って思ってた。
なーんのこたあない、後半、大分の走りが目に見えて落ちてくると、松本の走りが際立った。
いや、前半より明らかにアグレッシブになってる。
オフサイドになったけど完全にやられたあのきれいなゴールや、猛然と武田に突っ込んで来たあの微妙なシーンなども含め、スコア以上に差があった。
対する大分は、局面、局面ではいい形は作れても、ゴールまでの青写真が描けない。
シュートに対する意識はいつも以上に高かったと思うけど、ただ打つだけじゃね。
福岡戦のアグレッシブなプレーを買われてのスタメンだと思われる後藤くんは、やっぱ疲れからか、あのぐいぐいいっちゃう感じのプレーは見られなかったな。
風間は”個”の力の高さを見せました、ってとこで終わったようで不完全燃焼。
レイチェルはサイドなんだけど、けっこう真ん中に入っていて、ゴールを狙う意識は高かったけど、サイド本来の仕事はどうだったのか。
サイドの高速突破が見たかった。
ダブルボランチは走れているし、ゲームの中心を担ってる。ちょっと細かいミスが目立ったような。
為田、木を見て森を見ず、的な。
ディフェンスラインは大きな破綻はなかったように思うけど、いつもの如く怖いシーンはある。
高木は高さでは制覇してたかな。
武田は相変わらず前に出る広い守備範囲を見せてるけど、松本はそのへんをスカウティングしてるのか、ロングキックで直接ゴールを狙うシーンが目立った。
今はうまいこといってるけど、そのうちやらかしちゃうような気が・・・。
ハイラインハイリスクの田坂サッカーにはうってつけのGKだと思われる(笑)
インタビューで田坂さんは、組織の構築の問題としてるけど、その前にメンタルの問題じゃないかと言いたくなる部分も見られた試合だった。
高木、阪田、末吉、伊藤とチームやゲームのコントローラーになる選手たちがもっと引っ張っていかんといけんということなのか。
それとも個々のモチベーションの問題なのか。

ともあれ、これから体力的にも厳しくなり、負けられないハードなゲームが続いてくる。
連敗だけは避けよう、しちゃいかん。
そんな次節はアウェイ磐田戦、ヤマは大きいが(ここ、ヤマハとかけてんのね)乗り越えたときにはチームは更に強くなる。
かかって来いや、シャムスカ!!
<J'sGOALより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて