2012Jリーグ ディビジョン1
ヤマザキナビスコカップ 第2節
 大分トリニータ VS セレッソ大阪
2013.3.23
リーグ戦、ナビスコ杯、計4試合を闘って3分1敗。
もう何が何でもJ1での勝利が欲しい。勝たなきゃ、先へ進めないのだ。
ナビスコ杯予選Bグループ第2節、ホームで迎え撃つ相手は、セレッソ大阪。
J2降格の10年、大海、清武、大輔がセレッソへ移籍した。キムボギョンが大分へやってきた。以降、なにかと両チーム間での移籍交流があった。セレッソ大分なんて囁かれたこともあったなあ。
田坂監督を迎えてからは、セレッソコーチ時代の流れで、多くの元セレッソプレーヤーが大分でプレーすることになった。今年はなんだか大阪トリニータみたいだ(笑)
試合前、セレッソサポーターから横断幕が掲げられた。
”田坂トリニータ、J1で闘える日を待ってたで!!”
そしてなんとトリニータコール。
トリニータサポーターもセレッソ大阪コールでエールに応える。
試合後には、”田坂さん、デカモリシ、塁、丹野、阪田、新、がんばってね!”と元セレッソ組へのダンマクモ出された。
こんなあったかい交流がスタジアムのスタンドでできるなんてびっくりした。と同時に、やっぱり選手あってのチームだと感じた。一度わがチームに在籍した選手は、どこへ行ってもやっぱり気になるし、応援するんだな。キックオフ前からじーんときてしまった。
この試合の注目はなんと言ってもロドリゴ・マンシャ。
来日、チーム合流から間もないんだけど、いきなり先発。周囲の連携は当然まだだけど、いったいどんなプレーを見せてくれるプレーヤーなんだ?
選手紹介のビジョンでは「ラテンの潰し屋」なんてキャッチフレーズが。ウワサ通り、1対1でめっぽう強いフィジカルに優れた守備的な選手なんだろうか。
キックオフ直前、ピッチにひざまづき両手を挙げ祈りを捧げるマンシャ。ブラジル人選手によく見られる光景だけど、トリニータのブラジル人選手ってほんっと久々だなと、改めて思う。
マンシャが入ったのはアンカーのポジション。

なんかめちゃくちゃ球離れがよい。
ポンポンワンタッチでボールをはたき、リズムをつくる。ここってときにはタテパス、ロングボールも織り交ぜ、攻撃の起点となる。
あんまり攻撃参加はしないけど、シュートまでいった攻撃参加もみせた。
ポジショニングがよいのか、おっとここにもロドリゴマンシャって具合に、相手のパスコースにいる。そんなにガンガン走ってるわけでもないのにね。
これで60%って言ってるので、どんどんコンディションが上がり、周りとの連携が取れてくると楽しみ。

DFラインの高木、アンカーのマンシャ、シャドーの木村というセンターラインが、ボールもおさまり、パスのリズムもよく、周囲の状況を見て攻撃のスイッチを入れられる。トリニータの生命線がようやく見えた感じだ。もちろん、まだまだプレーの質を上げていかないといけないんだけど、大いなる可能性を感じることができる。
開始45秒。
いきなり先制点を許す・・・・。トリニータがポゼッションして、攻撃に時間をかけたあとの攻守の切り替え。ロングボール一発で高木のミスもあってやられてしまった。
でもその後は、攻守ともに、セレッソと組み合って試合ができたんじゃないでしょうか。トリニータの課題だった、後半の一歩的なサンドバッグ状態もなく、最後まで試合が作れたと思います。
J1、5試合目で初めて最後までたどりつけた試合と言ってもいいでしょう。
シュート数も大分11ー13大阪と遜色ない数字。
でもやっぱ、ミスは相変わらず多すぎ、精度も悪すぎなんだけど、まあ、ニータンのように一歩一歩ね。(もちろん、残留前提だけど)
浦和戦に続いてのゴールを決めた丸谷。
どちらもゴール前に詰めていたからこそのゴール。シャドーの位置に慣れてきたと言う本人の言葉のように、運動量でしっかり勝負してくれ。詰めていれば、ボールは転がってくるものなんだよ。

途中出場の辻尾。
新潟戦では時間がなさすぎたけど、今節は初めて辻尾らしいプレーって何か見せてくれました。
あのサイドを駆け上るスピードとアーリークロスは、後半途中からの投入に効く。
スタメンだとどうもワンパターンになってしまって読まれるかもしれないかな。
マツケンのクロスに似た弾道。
負けた。
交代枠を使い切ったあとのジョンハンの負傷退場というのも痛かったけど、まあしょうがない。
次だ、次だ。そう次につながる試合ができたじゃないか。
毎試合得点ってなにげに、すごいね。
失点多すぎなんで、次こそは0失点を目指そうね。

サクラチーム相手に、勝利の花は咲かせられなかったけど、大分もそろそろ桜満開の季節。
アウェイ柏の地で、次こそ、サクラサケ!
<J'sGOALより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて