第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2回戦
大分トリニータ VS HOYO大分
2013.9.8@大分銀行ドーム
よっし、今日はメインに行こう。
久々に取り出した一眼レフ。
写真、めいっぱい撮っちゃうもんね。
トリニータのホーム初勝利を刻んじゃうもんね。

開門はキックオフ2時間前。
開門に遅れること少々、東階段下の駐車場からドームに向かう。
ひっとこひとりいない。
今日試合あるのか?まさかの市陸とか。
そんな不安にかられる天皇杯の過疎っぷり、まあ、いつものことだけど。
普段出てない選手に出場機会を、フレッシュな選手で新しい流れを。
チャンスを与えて奮起してもらおうってことで、このメンバー。
GK清水、DFは土岐田、児玉、若狭。
サイドにレイチェル、辻尾。
ボランチ、我らがキャプテン宮沢、マンシャ。
前線は森島、西、木村。

天皇杯といえども気を抜かないのはゴール裏も同じ。
いつものようにいつもの応援を繰り広げる。
入場時のビッグフラッグは3枚並べ。
JFLのHOYO大分にとってトリニータは先輩格、しっかりと応援見てもらおうじゃないのって構えか。
もうね、この試合の目的ははっきりしてんの。
勝つこと、それだけ。
リーグ戦の流れを断ち切って、勝利の味を思い出し、次節リーグ戦の仙台戦に勝ちの記憶をつなげる。
ゴール裏はいい雰囲気をつくってる。
いつもと同じだぞ、全力で闘うぞって。
DFがあぶなっかしいプレーがちらほら。
ボランチも正確性に欠けるプレーがあったり、持ちきれない場面があったり。
レイチェルはタテの突破が減ってしまった。コンディション持ち直してないのか。
このレベルならしっかりボール持てるけど、運べるけど、J1レベルじゃちょっとという選手もはっきりした。

でも、そんなことは問わず。
勝利あるのみ。
大分の2点は、クロスから森島がどーんとフリーでヘッド。
他にも惜しいチャンスはあった。
宮沢が積極果敢にシュートを打つが、いずれもバーの上。
いつか入れてくれよ。
HOYOはイキのいい選手が臆せずがんがん攻め上がる。
前線で翻弄されるトリニータの姿もあった。
0−0の時間帯、あのバーを叩いたHOYOのシュートが入ってたら、また展開も違ったろう。

HOYOのスタンドから、子どもたちの声で声援が響く。
この声はHOYOの選手もすごい後押しになってるだろうな。
2−0のまま時間は進み、アディショナルタイム。
うわ、すっかり忘れてた。
トリニータオーレ!

勝って当たり前とか、内容がイマイチとか、どうでもいい。
トリニータの今季公式戦ホーム初勝利が目の前に迫っているのだ。
2−0のスコアなら、当然、トリニータオーレを歌うのだ。
久々の、いつ以来か忘れたこの感覚。
ゴール裏に並ぶ選手たちが肩を組む。
そして勝利の歌、大分よりの使者を歌う。
スタンドが揺れる、フラッグが舞う。

本当に自分自身、この空気というか、流れをすっかり忘れ去っていたのにびっくり。
勝つことで、はっきりと思い出す感覚がある。
きっと選手たちも、この勝利で呼び覚まされた感覚があるだろう。

よし、目は覚めた。
勝利の味を再び味わうべく、次節アウェイ仙台戦へ向かうのだ。
あ、おいらは大分から牛タンでも食いながら応援しときます。

試合後のトリニータとHOYOのコール交換は、なんかとってもよかったな。
HOYOの試合にも行かなくっちゃ。
<オフィシャルより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて