2013Jリーグ ディビジョン1 第15節 大分トリニータ VS ベガルタ仙台 |
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2013.7.10 | |||
リーグ再開はアウェイマリノス戦ではじまった。 新布陣に新戦力を交えたフレッシュな闘いは、可能性を十分に感じさせる1−1のドローだった。 アウェイでマリノスにドローなら、次のホームこそは。 期待膨らむ仙台戦なのである。 ベガルタ仙台。 大分トリニータにとっては2003年以来の対戦。 そうあの残留決戦以来のJ1でのゲームなのだ。しかも監督の手倉森さんは、その試合をトリニータのコーチとして戦っている。 深い因縁を持った試合。 |
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さてこの日はポッポおじさんの大分からあげスペシャルデー。 入り口でいきなり塩からあげをもらう。 お、これはとひらめいた。そのままそそくさと希感舎の屋台へ行き、コロッケカレーを買う。 これで塩からコロッケスペシャルカレーが完成だ。と一人満足するおじさん。 大丈夫か。 ゴール裏には「勝利の美酒のおともは元祖塩から」の即席マクが。 さすがだね、外さない(笑) |
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「ベガルタ仙台〜行くぞ仙台〜俺たちとともに〜」このチャントを聞くと、震災のことを思い出す。 そして当時日本で起きた様々な出来事。 じわっときながら聞く。 入場時のカントリーロードもひそかにお気に入りだ。 |
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マンシャと木村のダブルボランチ。 シャドーに入った松田力、サイドの為田。新ディフェンスラインの高木、阪田、安川。 注目ポイントがたくさんある。 そして田坂監督のキーワードは「カウンター」 キックオフ。 仙台はあんまり攻め込んでこない。守備重視か、受けにまわったかんじ。 そしてポンポンと裏へ蹴ってくる。 なーんだ、ぜんぜん点取られる気がしないや。 守勢に回ると思われた大分は、よいテンポで攻める。けどここってとこのパスがなかなか通らない。 フィニッシュにまではこちらもなかなか決めきらない。 「走る」がテーマのトリニータ。 ここって時のダッシュはメリハリがついて以前よりスピード感があるような。 トレーニング成果か。 |
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期待の松田力。 今日も相変わらず存在感を示す。 仙台のバックラインでのルーズなボール回しを逃がさず猛チェイス。 そのままボールを奪い、GKと1対1に。 惜しくもGKに阻まれるが、会場は沸き立つ。 後にして思えば、ここを決めておきさえすれば・・・・。 決定的なワンチャンスは、ものしないとゲームの流れを変えてしまう。 マンシャの果敢な守備、ゴール前でのクリア、いったい何本のセットプレーをはじいたか。 前半はマンシャの守備が光った。 もちろん、阪田のワクワク感の伝わるような守備も忘れてはいけない。 ボランチ木村はしっかりとためて、ピンポイントパスを出す。 あるいはボールをテンポ良く回し、リズムをつくりながらギャップを狙う。 不意なアタックに弱いという弱点は露呈するものの、やはり要であることに間違いない。 でも、点を取れそうなときにとっとかないと、ゲームの流れはあっちいっちゃうんだよ。 まさにワンチャンス。 裏を狙って狙って狙って、とれなかった仙台が、見事に裏をとった。 これを確実に決めて先制点。 あー、たらればたらればだけど、何でこれが決められて、松田は決められなかったか。 それが勝負ってもんだね。 |
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後半、ビハインドを背負ったトリニータのリズムがだんだんとおかしくなっていく。 田坂監督としては早い決断の後半アタマから西に代えて丸谷の投入。 さらに木村に代えて宮沢の投入。 でも狂ったリズムは戻らない。 マンシャの足にボールがつかない。あたふたとルーズボールになるシーンが増える。 高木が再三前線に鋭いパスを送るも、仙台DFが必ずカットする。通ってくれと祈りたくなるような絶妙のコースなんだけどなあ。 松田が空回りし始める。自爆シーンもあったり。 極めつけは宮沢。 ボールの出しどころがなく、あたふたしたり、シュートに迷い、迷い、結局打てず。 こうなると森島投入も決定的な流れをかえる交代には至らず。 ワンチャンスを決めた仙台、ワンチャンスを逃した大分。 うーん、勝てない試合じゃなかっただけに、ぐったり感もがっくり感もはんぱなく高い。 残留するには、「1勝1敗1分」のペースを最低でも確保しなければならない。 1敗1分で2試合を終え、次には勝つしかない。 この試合で敗戦にもかかわらず田坂監督は、進化の確信をつかんだようだ。 選手はどうなのか。 そこが中2日の次節アウェイ清水戦を左右しそうだ。 監督自身をはじめ、何かと縁の深い選手が多い清水だけに、奮起も期待できるかな。 |
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いつもの選手入場時のビッグフラッグ。 あれ?何かおかしい。 さすがにこういう失敗は見たことないな。初の出来事。 これがいい縁起になるとよいなあ。 |
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<J'sGOALより結果> | |||
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reported by miyashu | |||
|風に吹かれて| |