2013Jリーグ ディビジョン1
ヤマザキナビスコカップ 第5節
 大分トリニータ VS FC東京
2013.4.24
定時で職場からダッシュする。
こういうときは、あれこれ後ろ髪引かれてはならぬ。きっぱりと行くのだ。
大分駅まで信号待ち。
大分の未来を託した駅ビルの工事中、目隠し壁には、トリニータが格好良くおさまる。

平日のナビスコ杯とあって、駐車場はがらがら。
行きたくても行けない人が多いのだなあ。
本日のスタグルは、なんとなく衝動的にうまそうなあつあつジューシーから揚げと、揚げたてカレーパン。アゲアゲな油したたるメニューをはふはふと食う。
手にべっとりな油は、神聖なるタオマフでぬぐう。
トリサポの風上にもおけぬ行為は、内緒の方向で、さらに口元もぬぐってしまったのは極秘の方向で。
カロリー高いけど、満足度も高かった。
宮沢選手の誕生日。
バースデー初勝利なるか、バースデーゴールなるか。

さてメンバー。
ナビスコ杯とあって、メンバーを大幅入れ替え。中2日ですぐリーグ戦だもんね、フレッシュな選手を使わなきゃ。
若狭、阪田、安川の3バックに、アンカー宮沢、サイドがジョンハン、マツケン。
2シャドーに村井、マンシャ、トップがタケ、ルイ・コマツ。
前線は4人がバランス取りながら出たり入ったりって感じかな。
あ、GKはおーたんのー!
マンシャがいい。
最初にみたかんじと違う。いよいよコンディションも整い、まわりとの連携も取れてきたか。
まず、キックの精度がはんぱなくいい。サイドチェンジの大きなボールも、意表を突くゴール前へのクロスも、ずばっと通す。
優しいボールも強いボールも、多彩な質をもつ。
ゴール前の密集にもかかわらず、コマツにピンポイントで通したパスなんか、完全に裏をかいてた。
「ラテンの潰し屋」の本領も遺憾なく発揮。ちょっとカードが心配なプレーもあるけど、フィジカルの強さは太鼓判だ。
そして、周りの選手との距離感。常にパスを出しやすい所、受けやすい所にいて、攻撃の起点となる。サイドを駆け上がってクロスも入れれば、ゴール前に入り込んでフィニッシュも狙う。
前線からのプレスも怠らない。

タケも特徴を生かして、存在感のあるプレー。
運動量はんぱないし、常に裏を狙って動いている。
ジョンハンからのタテパスに抜けだしたようなプレーをしつこく続けると、相手も嫌だろうね。
そういえばビッグチャンスにつながるようなタテパスがいつもより多かったなあ。
小松塁にとってこの試合の先発は、必ずモノにしなければならない数少ないチャンスだったはず。
期するものも大きかったはずなのに。
前線でボールをおさめられない。トラップミスが多すぎる。
前線からのディフェンスも効かないし、ポジショニングも中途半端じゃないだろうか。
絶好のパスを、ことごとく相手に渡してしまう。

小松と交代してわずか10分ほどのプレーしかしなかった森島が、得点のニオイをプンプンさせて、相手有利なボールまでももぎとってチャンスをつくったのを見ると、この歴然とした差は埋めようもない。
プレシーズンの練習試合で見た小松は、こんな選手じゃなかったのになあ。
もっとガンガン行けるプレーをしてたのになあ。

うーん・・・
守備陣ははっきりと数字で結果を残した。
変則的な4バック陣形をベースに、集中して守りきった。
FC東京の攻撃がフィニッシュの精度を欠いたことも、ラッキーな面があったこともあるが、初の無失点という結果は、自信になる。
勝利という結果は得られなかった。
でも、一歩前進はした。
勝たなきゃ意味ないという人もいるだろう。
それはそれで正論だ。
でも、やはり、カメの一歩は大切にしたい。

J1残留は、数字のうえでは厳しいところにきている。
でも、まだまだ。
ひとつ勝てば、何かがはまれば、勝ち星を重ねられる可能性だってあるのだ。
ワンツーニータンのスピリットで行くぜ!
<J'sGOALより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて