2012Jリーグ ディビジョン1 第3節
 大分トリニータ VS 浦和レッズ
2013.3.16
ホーム2戦目にして、いきなりビッグゲームだ。
J屈指の強豪、そして、いつだってどこだって大挙やってきちゃうサポーターを擁する浦和なのだ。
もうガクガクブルブル無力なチワワのようにちっちゃくなって震えてしまうところ。

でもね、大分はホームで浦和にめちゃくちゃ強いんだ。
2005年〜2009年までなんと大分の4勝1分。ナビスコ入れると4勝2分。
負けてないんである。
って、ブログに書いたら、赤サポさんから、今のレッズは生まれ変わってるから、昔のデータは当てにならないよってコメントいただいた。
でも、やっぱ相性ってあるんだねえ。不思議。
浦和の応援は静動緩急の間合いが、スタジアムの空気の流れをつくる。
やっぱ一日の長があるんだな。久々にすごいもんみせられた。

さて、キックオフ。
大分のハイプレスは、開始早々機能する。
なんかしらんが、いきなり相手陣内で何本もパスをつないでるぞ、ん?ボールロストしたと思ったらまたマイボールだぞ、ん?クロス入ったぞ、ん?高松ファーで待ち受け、ヘッド、ああ、跳ね返りを誰か蹴った??え?ゴール?ん、入らなかった?あ、やっぱゴール!!!!!

なんと3試合連続先制ゴールじゃないか。
いきなり舞い上がっちゃう大分サポーター。歓喜渦巻いちゃうぜ。うずうず。

と、間をおかずGKからDFへのボールを狙いすまし、西が強奪にかかる。で、高松がかっさらい、反転してシュート。
うおおおおお、2点目、2点目、おおおお。
5分たたないうちに2点も入っちゃったよ。いいのか。

西のキレキレ具合はいいねえ。
高松も走ってるよ、体張ってるよ、かなりコンディションがいいとみた。

いきなり2得点。
あんまりの出来事に不安になる。
だって、これで浦和は目をさましちゃっただろ。
あとは怒濤の攻撃にさらされて、耐えるしかなくなるだろ。たった2点で、耐えられるのか。
いや、本気で不安になりましたね。
あまりに早すぎる、かえって自分たちをしばっちゃうんじゃないだろか。
ジャイアントキリングを巻き起こせ、とばかりに人気漫画「ジャイアントキリング」のETUのマスコットカッパのパッカくんがやってきました。マスコットチームVSトリニータレディースのPK合戦。
リッジー先輩、リーダーシップを発揮してましたぜ。
浦和は格の違いをまざまざと見せつけてくれました。
正確なパス回しから、どこでギアを入れてくるのか、間合いを取り損ねると、一気にゴール前に迫ってくる。
2失点目なんか、ほんとうにきれいな流れだ。
まああれだけのタレントをそろえて、ペトロビッチの流麗なサッカーをたたき込めば、こりゃ敵なしだわ。
3試合連続先制ゴール、浦和戦は開始5分で2ゴール。
これって単に「運がいい」だけじゃない。もちろん、運もあるけど。

前線からの労を惜しまないプレス。川崎戦でも、西のチェイスで前半2つのビッグチャンスがあった。浦和戦でも、ミスを引きだし、ゴールにつなげた。
1点目も、人数を掛けて相手陣内での攻めがあったからだし、川崎戦も同様に人数を掛けた攻めからもぎとった1点だった。

全員攻撃の人数を掛けての攻め、ハイプレスによる高い位置からの攻撃は、形になってきてるんじゃないだろうか。

でも、後半の失速ぶりはちょっといただけない。
後半、やたらミスが多くなる。バテて余裕がなくなるのか。精神的に追い込まれるのか。
マイボールを全然運べなくなるし、ミスでロストする。
でカウンターかけられ、守備に追われ、ますますバテる。

川崎戦よりは浦和戦のほうがよくなってるとは思うが、まだ小さな一歩。でもその一歩が大事。
2−0から追いつかれたって考えると悔しいけれど、ゲーム通してトータルで考えると、浦和に圧倒された試合。だから引き分け、勝ち点1は、収穫と考えよう。
こういう相手とこういうゲームを序盤で経験できたのは、チームにとって大きいんじゃないか。
このチームはまだまだよくなる。
圧倒的戦力差がこういう結果を招いたけど、選手の絶対値から考えたら、手ごたえ有り、だ。

さあ目指すは勝ち点3。
次のリーグ戦は、アウェイ柏。またまた難敵だけど、次はもっと成長したとこを見せてくれるよ。

今日の結論。
メンバーが替わろうがなんだろうが、「相性」ってあるんだね。
2005年以来、ホームで浦和に負けない記録を更新しちゃったじゃないか。
<J'sGOALより結果>
一緒に闘おうぜ
誇りと夢を抱いて
僕らは 僕たちは 大分トリニータ
必ず勝利する 
最強のチームなんだ
最高で 最愛の 大分トリニータ
「大分よりの使者」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて