2012Jリーグ ディビジョン2 第30節
 大分トリニータ VS 東京ヴェルディ
2012.8.22
J1昇格支援金がついに締め切りを待たずして1億円を超えた。
うーん、なんてすごいことなんだろ。
大分を支える人たちの想像に及ばない大きな思いが、1億円という形になった。
(結局、ヴェルディ戦が終わって、120,047,880円という金額、正直、すごすぎる。)

そして、”大分トリニータを支える県民会議”から行政、経済界で残りの2億円を支援しようと言う方針が発表された。
さあこれで”舞台は整った”(by田坂監督)、あとは勝つのみ。
目下2連敗中、この試合の結果次第では優勝戦線、昇格争い戦線から大きく離脱してまう。

ふーっと深く息をつきつつ、緊張感は高まるのだ。
さあ、試合前の緊張をほぐそうっ、とばかりイベントもりだくさん。
まずはぽっぽおじさんの大分からあげスペシャルデー。
先着5000名様に、からあげ無料配布だよって、なんとも太っ腹企画。どうも行列がおっくうになってる今日この頃のおじさんは、最初っから行列回避してしまった・・・けど、どうやらあまり並ばずにすんだらしいね。しまった。
そしてスペシャルライブ。
大野タカシのライブって前々から興味あったので、耳を澄まして拝聴・・・・でも、やっぱドームの音響ってライブ向きじゃないな。普通に話さえ聞き取れないんだから。
”大分県出身でイタリアを中心に活躍しているオペラ歌手・渡邊弘樹さんが、ブオノコーレ・ファビオ氏と共にJ1昇格の願いを込めて「Con te partiro'(君と一緒に旅立とう)」を熱唱します。”(オフィシャルより)
これは痺れました。鳥肌ぞくぞく立ちました。キックオフ直前のスタジアムにいい刺激を与えてくれました。
本日のスタグルは、ホルモン焼きと吉野のとりめし。
見た目はちょっと、だけどこれはいけます。もうちょっと安いとうれしいね。ホルモン焼き500円なり。

ヴェルディサポーターさんは、こちらに陣取っておられました。”昇格”のマクと、”俺達は今年のチームにかけている。このメンバーでJ1行こう”というマクに熱い思いを感じる。
”共に信じ共に闘う俺たち大分トリニータ”のダンマクがゴール裏中央に掲げられる。
”共に”という言葉が、今の大分の原動力となる。
チーム、サポーター、大分県民、出身者、大分に関わるすべての人々の思いを、選手はピッチで表現してくれると信じる。

ホーム初登場の丸谷選手。
前節、アウェイ水戸戦に続き、スタメン。為田とのコンビは、豊富な運動量で攻守にわたり、アグレッシブさを見せてくれた。
ガツガツいくような強さは感じないけど、要所要所をしっかりケアして、攻めに転じれば、前線までパス交換しながらすっとあがっていく。シュート意識も高いなあと感じる。この2試合でけっこうシュート打ってるよね。
負けられん気持ちは、絶対。
それがどう転ぶかは、神のみぞ知る。ここ最近味わったことのないどきどき感で迎えるキックオフ。

ん、いいじゃん。
圧倒的に攻められて攻められて、力の差を感じ、屈辱を味わったアウェイ東京ヴェルディ戦。けど、今回はそんな力の差は感じない。
西、森島、村井の前線からのチェイスがはまっている。球際での攻防、あきらめない走り、東京よりもボールの執着では勝る。

森島と西のコンビネーションが冴える。
ペナルティエリア付近で、ゴールに迫るパス交換からシュートへって場面が何度か見られたけど、ここんとこそういうシーンなかったよなあと思う。

DFラインは今季初の松原、阪田、安川。
安川、松原の攻撃参加が攻めに厚みをもたらす。マツケンのクロスは、いいなあ。
DFの攻撃参加ってことで、土岐田やドンミョンなんかがコンバートされてDFラインに入ってたけど、この3バックなら、そういう田坂さんの狙いのDFラインがつくれるんじゃないだろうか。
がんばれ、マツケン!
マンオブザマッチは石神にあげたい。
1点目のCK、相変わらず素晴らしいボールが、さんぺーのきれいなゴールを生み出した。
2点目の為田のクロスをスルー、ジョンハンにボールをつないだ。あれ、さわってたらジョンハンのゴールは生まれなかった。
そして、窮地を救ったあわやゴールのボールを掻き出す守備。ほとんど入ってたもんね。ゴールって判定されてもおかしくないもんね。副審が認めなかったってことは、ほんのわずかでもラインを割ってなかったってことなんだろうけど。
(ま、相手の立場なら絶対ゴールだ、誤審だって言うでしょう)

為田のボールを最後まであきらめない走りが2点目の起点となった。
いやほんと、ああいうプレーが大事なんだよなあ。ぎりぎりライン際で残したボールをすかさず前線に放り込む。石神スルーのボールは待ちかまえたジョンハンへ。
ジョンハンの落ち着きも見事だった。
はじかれたこぼれ球を冷静にゴールへ押し込んだ。シャツ脱いでイエローもらったのは、ご愛敬ってことで。
2年連続ぽっぽおじさんからあげ食べ放題、マッチデーの表紙という奇なる縁も、フラグ立ってたってことか。これを気に、がんがん行ってくれジョンハン!
連戦で試合が込んでくると、固定メンバーではなかなかうまくいかなくなる。
ジョンハンのゴール、マツケンのフル出場、為田・丸谷のダブルボランチ、木島の久々の出場はそういう意味では、今後生きてくる起用だったのではないかな。

んー、もうこういう勝ち方出来るなんてサイコー!
こういう試合を獲ったチームは、必ず上昇気流にのるはず。岡山戦、そして9.2決戦甲府戦で、昇格をより現実に引き寄せるのだ。

やっぱ、注目度が高まっている今こそが、大事だよ。
職場でも、ふだんトリニータの話をしない人から、ヴェルディ戦のこと聞かれたりしたもんね。
田坂監督のコメント(オフィシャルより)
試合内容は、時間帯によっては比較的長いボールを蹴って、相手陣内に入ったらつないでいこうと話していたが、選手がボールを回し始めたり、蹴るなと指示したら逆に蹴り始めたりして、それも選手のかわいい部分だが修正していきたい
最近目が離せないタサカコトバ。
今節はJ'sGOALには載ってないオフィシャルだけに載ってるコメント。
ココロくすぐられますね。
<ニッカンスポーツより結果>
さぁ行こうぜ 俺たちの誇り 
愛しているぜ
 ラララ ラーラー ラララ ラーラー
 前を向き 突き進め
「サンバDEデート」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて