2012Jリーグ ディビジョン2 第18節 大分トリニータ VS 松本山雅FC |
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2012.6.9 | |||
2連敗。しかも完膚無きまでに。 J1昇格とかプレーオフとか、このままじゃ絵に描いた餅ですぜ。 昇格支援金とか言ってる場合じゃなくなりますぜ。 そんなもやもやする気持ちのトリニータサポーターの胸を打ったのがひぐらしひなつさんの記事。 サッカー専門新聞”エルゴラッソ”のweb版。 「自分たちは他のチームとは違う。みなさんにお金を“いただいて”いるんです。それは支援してくれた人たちが運命を共に背負ってくれるということ。その責任を自覚できずピッチで戦えない選手は、どうぞこの7月に移籍してください。移籍金を支援に回します」 この強い言葉には、監督自身の相当な覚悟がうかがえる。 そして、森島選手のブログ。 メンタル面でのコントロールという課題を克服しようと言う気持ちが最近のブログからひしひしと感じられる。 さらに、サッカーマガジンで10ページに渡るトリニータの特集。 これを読んで興味深かったのは、田坂監督のインタビュー。選手をやたらコンバートするのはなぜ?攻撃的な選手をDFにコンバートしての3−4−3は何が狙い?といった田坂サッカーの真意が語られている。 と、まあ、試合前からココロは熱くたぎってくるのでした。 |
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本日は南九州コカ・コーラ創立50周年記念のサンクスマッチ。イベント盛りだくさんで試合前は和やかな雰囲気。 そしてマッチデーグッズは、スマホもデジカメも入っちゃうよー〜んのモバイルクッションケース。毎回出てくるオリジナル商品、ちらっと興味を惹かれつつも買ったことはなかった。 で、今回もビジョンで紹介されてもふーんって感じだったのに、売店で手にとって見てたら、いつのまにか買ってた(笑)さて、何入れよう。 |
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松本山雅FC、今年J2に昇格したチームだけど、なんと驚くことに、目下ホームゲームの平均入場者数が9840人でJ21位(ちなみに大分は4位で8858人、6/2現在)。 昇格したばかりでこの動員力は何なんだと思っていたら、はるばる長野県からこんなにアウェイ動員力を見せつけられた。 ビジョン裏のコンコースで”集会”、ひとしきりコールした後、1列で階段をぞろぞろ下りていき、写真のように臨戦態勢をとる松本サポーター。 あの応援の様子を見ていたら、何か他チームとは違う”熱”を感じた。あなどれん。 |
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西、森島、村井の3トップ、ハーフはドンミョン、さんぺー。 ボランチにケガから復帰のジョンヒョン&宮沢。 DFは石神、阪田、土岐田の超攻撃的3バック。そして最後に我らがエスペランサ! あまりうまくからめてないらしいジョンヒョンが気になるが、為田タイプよりジョンヒョンタイプが松本戦にはいいという田坂監督の判断。 |
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試合の焦点はただ一つ。 どれだけ気持ちを見せて戦うことができるのか。そして勝ち点3という結果が絶対。 序盤から球際での攻防も激しく、気持ちが見えるプレーが多い。 んー、これはかなり気合い入ってるぞ、と期待がふくらむ。 そして前半8分の先制点は、まさに球際で競り勝った末の得点。 サイドからさんぺーがクロスを上げるが、相手に当たるもあきらめず競り、ドンミョンを経由して森島が強引にボールを奪いシュート。 それぞれの選手が、泥臭くあきらめずボールに食らいついた結果のゴール。 これだ、こういう気持ちの見えるゴールがチームを奮い立たせる。 よし、このままっと思ったけど、なかなかそうはいかない。 追加点が取れないまま、松本の時間帯も多くなったり、ひやっとさせられたり。 最後は、松本の決定力不足に助けられた格好だが、うーん、なかなかうまくいかんもんだ。 |
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さてこの試合の”肝”は森島。 めちゃくちゃいい森島だった。プレーの質、判断、2ゴールという結果、何をとってもエースらしさが漂う。 もっとも良かったのがメンタル面だろう。どっしり落ち着いて、いつもの不満げなアピールもまったくない。まさに森島ブログにあったように”心は熱く頭はクールに”を実現した。 右サイドでごちゃごちゃ密集する中、左サイドのドンミョンにピンポイントのサイドチェンジパスを連発。しびれるね。 最後は、アウェイ湘南戦の何やってんだ森島をしっかりリベンジしてくれた2点目。 バックパスをあきらめず追いかけ、相手GKのミスをきっちりかっさらいゴール。最後の最後まであきらめちゃいかんのだ。すばらしい。 |
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土岐田は、守備から攻撃へのシフト、上がりのタイミングなど以前のプレーが戻ってきたように感じた。これからもっと良くなっていくかな。守備はまあ、あれだけど、それは織り込み済みのDF起用。 ドンミョンのタフさには恐れ入った。最後はトップに上がり、抜けだして決定的チャンス。この時間帯にこれだけ走れるか。まあゴールできなかったのは、ドンミョンだから(笑) クロス上げるまでが、ドンミョンです。(帰り着くまでが遠足です、に同じ・笑) あ、さんぺーのクロスも、宇宙に向かってあがるのは、さんぺーだから。 頭で飛び込むまでが、さんぺーです。 あ、ガミさんも・・・・ 終盤の選手交代。 安川、作田投入で、バックラインがやっと本来のDF的DFに。 田坂サッカーの狙い通りの展開なのだろうか。 ジョンヒョンは予想通り、なかなかもってる力を生かしきれなかった。プレシーズンのTMで見たときは、もっといいプレーしてた印象。 田坂さんのこの言葉をどう解釈するか。 「ジョンヒョンを使ったのは、まず為田とタイプが違う。為田はボールをキープしながら動かし、ドリブルで運べる。ジョンヒョンは球際に強く、縦にボールを入れることができる。後ろからの飛び出しはふたりともできるが、今日は相手を考え、ジョンヒョンを選択した。開幕以来の先発で緊張して上手くいかないことも分かっていたが、前向きに、チームの戦術を把握して、しっかりやってくれた。評価はできる」 |
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トリニータオーレの響くスタジアム。 うーん、勝利という結果が一番大事な試合で2−0なんだから、これでよし。 勝利の喜びを味わおう! |
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勝利の喜びを分かち合うべく、韓国居酒屋”シュリ”に集った面々は、気持ちのよい時間を過ごせました。予定通り祝勝会になってよかったよかった。 | |||
<ニッカンスポーツより結果> | |||
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reported by miyashu | |||
|風に吹かれて| |