2012Jリーグ ディビジョン2 第4節
大分トリニータ VS ファジアーノ岡山  
2012.3.20
前節、アウェイ山形戦のトリニータは、ほぼ90分間、やりたいサッカーの片鱗も見せられず、完敗だった。ただ終盤の2得点は、次につながる意地のようなものがかいま見えた。終盤の得点がとても多い今年のトリニータ。”終盤力”はホンモノか?
本日のスタグルは豚バラ。長いのなんの。タテには絶対食えないシロモノ。うまし。
でもなんかガラガラじゃない、とあたりを見回す。結局、公式発表は7113人。えーーー2000人も減ってる。祝日だから仕事で来られない人が2000人いるんだと信じよう。
岡山といえば、”桃太郎チャント”。おーかやまです、おかやまです、としつこく岡山覚えてねってアピールをももたろさんの歌にのせて歌う。
そして、必殺桃太郎返しが、「知ーりません、知りません、岡山なんて知りません、勝点くれたら覚えます!」
バクスタからはよく聞こえなかったけど、こういう返しだったそうな。ちょっと向こうのチャントとかぶっちゃったけどね。
さらに岡山からトリニータコール。うーん、これはちょっと違和感。いくらお楽しみのコール合戦と言っても、敵チームのコールをするのはどうなんでしょうね。しかも試合前。
ここでトリニータゴール裏からの返しは、なんと岡山のなでしこリーグ”湯郷ベル”のチャント。宮間あや選手のいるチームですね。これもバクスタからはよく聞こえず。
森島、ジョンヒョンがケガという状況下、3トップの一角には、土岐田。DFラインは、作田、阪田、チャンフン。土岐田のできが勝敗を左右するか。そして、トリニータの終盤力を支える木島の投入はいつか。このへんが見所かな。

さてキックオフ。
トリニータの攻撃は、ここんとこの蹴ってウラ狙い、あるいは、サイド攻撃偏重から一転して、中央をパス回しで崩そうという去年見たかんじのサッカー。
でも、最後の所でチャレンジとアイデアがなく、なかなかシュートまでいかない。システムもかぶるけど、岡山も同じようにシュートまで行ける気配なし。
春の午後の心地よい暖かさにまどろむゲーム展開。いやいやピッチ上の選手は、懸命に戦ってるんだけど、ボールの運びがね、まさにそういうような。

土岐田はなかなかボールが足に着かない。ん、土岐田って、こんな選手だっけ?いまいちアグレッシブさが足りないぞ。こんな選手じゃなかったはず。
そしてジョンハンも今年の4試合を見る限り、うまくコンビネーションがとれていない。からまないんだよなあ。不完全燃焼の時間がどんどん過ぎていく。
今シーズンまだPKによる1点しか取れてない岡山。
やはり得点のニオイはしない。ボール運びはいいと思うけど、フィニッシュ、あるいはラストパスの精度が悪すぎるんじゃない?岡山のミスにけっこう助けられたってとこはある。

あれ?っと思ったのは作田。
いいタイミングでするするっと前線へ上がっていくプレーが何度か。こういうのなかったよな、確か。田坂サッカーでレギュラー取るには、こういう攻め上がりが必要なんだってことだろうか?ちょっと作田のイメージが変わった。
さてスコアレスの膠着状態を打破するには、ジョーカーの投入が必要。
先手を打ったのは大分。もちろん、木島の投入だ。
期待通りに、木島はどんどん仕掛ける。ボディバランスがよく重心が低いためか、けっこうフィジカルコンタクトがあっても、抜け出すことが多い。相手が完全に止めにかかったときは、ファウル覚悟でつぶしにかかるので、いい位置でFKをもらう。
後半投入の木島は、”効く”。

岡山も動く。
チアゴの投入で、ターゲットをつくる。やられたってシーンがあって、ひやひや。
ああ、このまま引き分けるのかい。ここで点取っておかんといかんぜよ。
ってな88分。
木島のクロスがサンペーの前へ。ヒットしそこねたのが逆に幸いして、GKの頭上を越えるふわりとしたボールに。
ゴール!!!!!すごい、すごい。狙ったってこんなのできないよ。
まさにサッカーの神様の仕業。

サイドで上下動にめちゃくちゃ走らされてるさんぺーが、ここでこの位置に上がっていること、それがゴールを呼んだ。さんぺーがバイタルエリアに顔を出す回数が多ければ多いほど、トリニータの攻撃は、決定力を高める。
またまた”終盤力”を発揮したトリニータ。
それはもちろん、木島効果に他ならない。木島の熱いチャレンジが、選手にもサポーターにも熱を生む。そして得点へと結びつく。
木島本人は、先発で出たい気持ちが強いだろう。でも、チームとしては、この終盤の”ジョーカー”木島投入は、今や必勝パターンなのだ。
さんぺーのインタビューがうける。
こういう選手はいいね。盛り上がる、盛り上がる。
木島のてきとーに打ったクロスとか。逆に愛を感じるね。そして、みんな大好き〜。
さんぺーチャントも盛り上がるよ。
あんな負け方をした山形戦の後だからこそ、正直、この試合は内容なんてどうでもよかった。
ただ勝ち点3を取りさえすればよかった。
しっかりと結果を出したトリニータ。さあ、これからどんどん行くぜ!
<ニッカンスポーツより結果>
さぁ行こうぜ 俺たちの誇り 
愛しているぜ
 ラララ ラーラー ラララ ラーラー
 前を向き 突き進め
「サンバDEデート」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて