2011Jリーグ ディビジョン2 第36節 大分トリニータ VS FC岐阜 |
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2011.11.20 | |||
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大銀ドーム東階段下に集結する人々、ん、ん、なんと餅まきなんぞしてるではないか。あちこちに掲げるのぼりには”必勝祈願”。そして奥に鎮座ましましていらしゃるのは、なんとトリニータ御輿。 本日は大分商工会議所サンクスデー。そしてスタジアムでぐるっとピッチを取り囲むのは、必勝祈願ウォーキングに参加されたみなさん。 そう、大分トリニータは勝利に飢えているのだ。ここ4試合勝利なし。今シーズンもあと3試合となってのホームゲーム。ここはぜひとも勝利の凱歌を歌わねばならぬのだ。 |
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ニータンと並んで写るキャラは、そうイナズマイレブン。超攻撃的宇宙サッカーでおなじみのあのアニメ。どうやら12月に公開される映画のプロモーションらしい。 そして、毎試合毎試合忘れないように”ちゃらん”とチェックを受けてきたワンタッチパスのポイント。100ポイント以上のサポーターにはトリニータ手袋がプレゼントされる。 ふふ、と微笑みつつ、意気揚々ともらいに行ったのだが・・・うん、デザイン的には悪くないと思うよ。いやいや、決して一束なんぼの軍手みたいとか・・・そんなこと・・・。 |
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さて前節札幌戦で、身も心もずたずたにされたばかりの我らがトリニータ。 まあ、あんだけ怪我人が続出すれば、もう試合するだけで精一杯だわな。まあ、仕方ないわな・・・なんて言ってられんのだ。選手個々人も、来期の契約、あるいは他チームからのオファーがかかっている。シビアな現実と向かい合うと、いいかげんなプレーはできない。生活と今後のキャリアがかかっているのだ。 |
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ピッチ内アップのために選手入場。おおお、と思わず声をあげる。これまでケガで戦列を離れていたヤツらが帰ってきた。ジョンハン、西、阪田。ゴール裏から3人のチャント、コールが起きる。 しかもなんとなんと、3トップの一角に西先発。ジョンハンもサイドで先発。 一挙にテンションが上がる。これで、大分の本当の実力発揮だ。 しかし、バックラインは池田がどうもリタイアらしく安川が入る。でもこれも実は期待のピースなのだ。 |
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キックオフ。 目下最下位の岐阜に対し、しっかりポゼッションし、優位にゲームをすすめていく・・・はずだろ、おい。ぽんぽん蹴ってくる岐阜に対し、なんかばたばた。で、サイドを使われて、あれれ? あれあれ言ってる間に、ゲームは進み、なんとなんとの先制点を許す。え、あのシーンはなんだ。簡単にボールを入れられ、いいように持ち込まれ、シュートを許す。まったく守備が機能してないじゃないか。 先制点を入れられた以上に、まったくつながらない機能しないトリニータの攻撃に、スタンドは不満爆発寸前、びゅーびゅー風吹く寒さ以上に寒い折り返しとなった。 |
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後半、なんか前俊がおかしい。 足を気にしてるみたいだし、走らない。というかそのうち明らかに走れなくなってる。故障?田坂さん早く代えてあげようよ、って思ってたんだけど、やはり63分で交代。 その後の大分は、足はつるわ、痛むわ、テーピング族は痛々しいわ、もう交代枠3枚じゃ明らかに足りない模様。ストレッチする西に、おいおい、なんとか持ちこたえてくれ、と祈る。 |
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徐々に守備も機能してくる。前線のチェック、プレスが効いてくる。 土岐田、永芳の運動量がとにかくハンパない。体を張ってディフェンスしながらも、ちょいちょい最前線まで上がりきる土岐田。永芳は運動量もなることながら、おお、よくここにいたな、というポジショニングのよさが光る。 |
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宮沢のパスからオフサイドぎりぎり(たぶん?)で抜けだした森島がきっちり決めた。同点だ。 一挙に盛り上がるスタジアム。がぜん、いけいけムードに。 そして逆転弾はハセヒロの勝負から。右サイドで勝負し、抜けだしたハセヒロ。なんでここでシュート打たんのとか、シュートは宇宙開発専門かよ、とか、守備でもやられてるとか、イマイチ感が充満してたのを思い切りよく勝負に出た。 そしてそのクロスを受けくるっと回ってずば、っとシュートの西。異様にくるくると回り、敵も味方も振り切ってしまうドリドリドリブラーの本領発揮だ。 逆転。 おおー、信じてたぞ、よしこのまま突っ走るぞ。 決定的なチャンスはその後もいくつかあった。これを外したら、あとでひどい目にあうぞって外し方もあった。やっぱ課題だな。 |
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前述のように、持ちこたえてくれと祈るばかりの、痛痛しい大分。ついに松原がケガで運び出された。そのまま担架はスタジアムの奥へ消えた。交代枠は使い切っている。退場者を出したわけでもないのに10人で戦う羽目になった。 そんな瀕死の状態のまま、ついに5分のアディショナルタイムも使い切りタイムアップ。 ふう、逆転勝利だ。やった! でも、松原は大丈夫だろうか。他にも痛んだ選手は大丈夫か。 あと2試合。 プロなら、なんとか戦い抜け。今シーズンの田坂サッカーらしいサッカーを見せてくれ。 |
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気になるコメントがある。 J'sGOALの選手コメントを読むと、森島「前半は相手に合わせすぎてしまったし、天皇杯で川崎Fと戦ったあとで、J2をナメてかかっていたのかもしれない。」長谷川「試合前に『この試合を楽しめ』と言われ、前半は変に余裕を持ってしまったのだと思う」とある。 つまり、気持ちの入ってない試合、気持ちの見えない試合ということになるだろう。この時期に、ホームでそんなコメントの出る試合をしちゃいかん。だからスロースターターなんて言われるんだ。 と、次節へ向けてしっかりつくりなおしてくれると期待しよう。 |
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<ニッカンスポーツより結果> | |||
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reported by miyashu | |||
|風に吹かれて| |