2011Jリーグ ディビジョン2 第34節
大分トリニータ VS ジェフユナイテッド千葉
2011.11.6
マッチデーはマエシュン。
今が旬だぜマエシュン。
きっと何かやってくれるぜ。
でも、何かやらかすのだけは、やめてくれ。

どうだいこの引き締まった顔。
獲物を狙う眼だぜ。

ってことで、このときすでにマエシュンには
何かが宿っていたのです。
大分サポにとって千葉はとくべつ。
お犬様の怨念、なのかとにかく千葉には勝てない。
しかも、割にひどい負け方をする試合が多い。
さらに、2−0といったんはリードしても、最後には絶対負けちゃうという、もう呪いとしか思えない試合が2回もあった。
4−0とか5−0とか、さらに6−0とか、ふつうのメンタルなら二度と立ち上がれないような屈辱的な負け方もしちゃうのである。
そんな相手が、千葉なのである。
大分は、怪我人、怪我人、ひとり飛ばして怪我人というふうに、もはや野戦病院状態。3トップの前線を組むにも、非常事態。
そして、今日のチョイスは、前田のワントップに幸野・為田というティーンエイジコンビの2シャドー。
サイドにはドンミョン、ハセヒロを起用。
キックオフ。
ああ、おお、ひえええええ。
おいおい、これこれ、うあああああ。

もう、のっけから冷えますわ。
最終ラインもボランチも、なんだかばたばた。そして、連携がなってない。
おい、ここにきて、そういうミスをするのかい。

千葉はやはり圧倒的にうまい。
ケガ明けのオーロイはサブだけど、久保も高さがある。つないでくると思ったら、どんどん蹴ってくる。
で、あたふた。

なんか点取られるの時間の問題って雰囲気が漂う。
攻撃もなかなかフィニッシュまで到達しない。
結果、シュート3本はあんまりだろう。

千葉の選手の読みと動き出しの速さで、パスはカットされるわ、プレスに出しどころなく奪われるわ、もうなんだかかんだか。
ボランチの宮沢、永芳のとこで、ボールが止まる。えらい前線との距離感がある。
選手間の意思疎通が、どんどんずれていく。

ああ。
見ちゃおれんな。
そして、やっぱり。
千葉の先制点が決まる。
えぐられ、折り返し、叩き込まれ。

ここ最近、先制点を取られても、まだこれから、いけるぜって思えたんだけど、今日ばかりは・・・。
2点目を取られなきゃいいけど、って心配が先に立つ。

スタンドの応援が止まり、静かになったほんのわずかな時間、ベンチの方から怒鳴り声が響いた。田坂監督が声をからして叫んでいる。バクスタまで聞こえるとは、なんという・・・・。
選手も喝が入っただろう。
ところが、ところが、サッカーの神様は、ときとして思わぬことをする。
まあ、ほんとは神様の仕業なんかじゃなくて、審判の仕業なんだけども。
よく見えないごちゃごちゃの中、大分がPKを獲得。逆はよくあったけど、今日は大分が獲得。

キッカーは前俊。
じつは心配したのだよ。信じてる前俊、なんだけど、なんだかね。
しかーし、そんなおじさんの心配もどこ吹く風、前田さんは余裕しゃくしゃくで、クールに、そしてセクシーに決めてくれました。
さっすが。

ということで、1−1。
ゲームは、振り出しに戻った。
後半。
大分の運動量は増えた。前半ほどのひどさはないものの、やはり千葉との「差」は埋めがたい。
そんな中、目を惹いたのが幸野志有人。
名前の通り、志の高さを感じた。
運動量は落ちない、どこまでも全力でチェイスする。気持ちの見えるプレー。
そして気持ちは通じ、ビッグチャンスを得た。
ああ、あそこは入らなくてもいいから、シュートを打ってほしかった。
ちょっと気持ちの弱さが見えたかな。

そしてなんと言ってもコテ。
小手川宏基。
1年半ぶりの公式戦のピッチ。やっとスタートラインに立てた。
これから出場時間を伸ばして、コンディションをあげていってくれ。来シーズンはレギュラーだ。
まあ、こんな試合内容だから、負けなくて御の字。
シュート3本じゃ、何も言えません。
逆に千葉の悔しさは、並大抵じゃないだろ。
試合終了の笛が鳴り、千葉の選手は次々とピッチに倒れ込んだ。

やはり、千葉は簡単には勝たせてくれない。
<ニッカンスポーツより結果>
さぁ行こうぜ 俺たちの誇り 
愛しているぜ
 ラララ ラーラー ラララ ラーラー
 前を向き 突き進め
「サンバDEデート」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて