2011Jリーグ ディビジョン2 第25節
大分トリニータ VS ファジアーノ岡山
2011.8.21
「急募!DF求む」
阪田全治3ヶ月、作田、全治6週間。
大分サポに激震が走ったこの1週間。
おいおい、いったどうなっちまうんだ。やっとチームが形になりつつあるってのによ。
いやいや、ピンチをチャンスに変えるんだ。そうだろ、池田よ、安川よ。ここでポジション取らなきゃいかんぜよ。
ところがところが、練習見学のブログなんかで漏れ聞くところによると、なんとDFにはFW登録のイ・ドンミョンが入るらしい。いくらなんでも、田坂さんだいじょぶかい。
岡山サポさんといえば、桃太郎チャント。去年、大分サポからの桃太郎チャント返しがいたくお気に召したようで、岡山方面では、今年もチャント返しを期待する声がけっこうあったそうな。
ところがね、タイミングが悪い。キックオフが迫るあわただしい時間、場内アナウンスが入る時間がほんと多い。キックオフ前の、ザワザワした待ち時間のようなものがないのだ。たぶん、岡山サポさんがももたろさんを歌い出したころ、場内には大きくアナウンスが入っていた。
そして、大分合同新聞サンクスデーで合同新聞・長野副社長のごあいさつ。あー、こりゃチャント返しのタイミングがないじゃないか。
と思ったら、なんと長野副社長「お腰に付けた勝ち点3、全部大分がいただいちゃいます」とまさにチャント返し的あいさつ。さっすが。
さて、新加入の永芳卓磨選手。
このいっぺん見たら忘れない独特の風貌。いやー、なんかもってるオーラを放ってますよ。残念ながらまだ出場機会は得られてないけれども、早くピッチで見たいもんです。ウワサのFKでぜひ得点を!
DFにドンミョンが入って、なんとスタメン11人のうち、FW登録、FW経験者はなんと7人。逆にDF登録の選手は0。おおー、すごいことになってきたぞ。でも、不安だ不安だといいながらけっこう楽しみな気持ちでいるぞ、自分。
さて岡山は3バックの真ん中にストヤノフ。前線はチアゴの1トップというセンターラインが異様にがちっと屈強な骨太チーム。こりゃ、うかうかしてたらふっとばされっぞ。
で、岡山はストヤノフがもったら、どんどん前に出て行く、そしてチアゴにボールを当てる。チアゴがいるもんだから、けっこうロングボールが多くなる。でも、大分はこういうのに弱いんだな。前に向かってディフェンスするのはけっこういけると思うけど、頭越しのボールとか、相手と競り合うとか妙にひやひや肝をつぶしてしまう守備が多い。
でもチアゴは孤立してまわりとあんまりからまないので怖くない。
大分も攻めてはいるけど、なかなか決定打が出ない。あまりうまくつなげてない印象。
数少ない決定的チャンスも、これこれさんぺー、何を力んでるんだって始末。たぶん岡山サポさんも、大分ってそう怖くないなって思ったでしょう。
ドンミョンのDFは前に前に意識が向いている。ボールを持ったら、必ず前に走っている。バックパスはない。かならず勝負に行く。高い位置だといいけど、低い位置でもやっちゃうのでちょっと怖い。低い値ではセーフティ、ちょっと上がったら勝負って使い分けよう。でも、どんどん前線に出ていくのは楽しい。サイドの時より、前線への上がりは多かったような気がする。
シーズン当初のドンミョンはあまり足もとうまくない選手って印象だったけど、強さもうまさももった選手ってイメージに変わりつつある。ドンミョン自身も大分で新境地を開けるかも知れない。
前田さんとモリシのコンビネーションがよい。西が残念ながら孤軍奮闘すってころりんってかんじだったけど、前田・森島はもってるもんがやっと自在に出せるようになって、コンビネーションも余裕が出てきたように思う。
前田がためてためてスペースと時間をつくり、ひょいっと出したパスに森島が猛然と反応する。
得点のパスもシュートも素晴らしかったし、その前にも似たような決定機を作り出している。
監督も絶賛の前俊だけど、もうなんか人が変わっちゃったように、チームのためのプレーをし、こんな発言までしちゃうといういい子っぷりなのだなあ。
「アイツ(森島)が点を取りたそうだったのでパスを出した。よく決めてくれた。これからもチームの決まりごとを守り、良さを出したい(J'sGOALより)」
「決まりごとを守り」・・・こんなの前俊じゃない、などと身勝手なことを思う自分がいたり(笑)
やっと勝ちきった。これまで最後の最後に試合を壊したり、どうしても勝ち切れなかったチームは、どう試合を終わらせるか、徹底してのぞんだ。途中出場の幸野が、前線から全力で追い回し追い回し走りつづけたのが、それを象徴している。
よけいなことだけど、ちょっと気になること。
気合いが入りすぎるために、ラフプレーが多くなるジョンハン。カードやケガが心配だ。
ファールのたびに大きく手を広げて何かとアクションする森島。あんまりイメージ良くないし、異議をとられるんじゃないかとひやひや。プレーはみんな認めてるんだから、こういうとこで損をしないようにね。
これで7勝7分7敗。
こっからが振り出しだ。1敗1敗が大きな力になり、1勝1勝が大きな自信になる。
田坂サッカーを信じて、ひとつひとつの試合をしらしんけんに楽しもう。
その先には、必ず勝利がある。
(ふふ、かっこよく終わるぜい。)
<ニッカンスポーツより結果>
さぁ行こうぜ 俺たちの誇り 
愛しているぜ
 ラララ ラーラー ラララ ラーラー
 前を向き 突き進め
「サンバDEデート」

トリニータ応援blog
reported by miyashu
風に吹かれて